『好選手、魔多し』
概要
優しい人でいつもニコニコしており野球部のムードメーカーであり、チームメイトからの評判もよく、野球技術も一流の頼もしい先輩である。
練習に対して厳しい一面を見せ、スカウトからの評判も良い。帝王実業高校卒業後はシナリオの進め方次第ではたんぽぽカイザーズ(後の猪狩カイザーズ)に入団か、ドラフトに選ばれず大学進学する。
能力
パワプロ第2世代と言われる二塁手キャラの中でも屈指の実力者。
特に二塁手として高くあって欲しい守備はA、捕球能力はBに到達し、更に「守備職人」を備えており彼が二塁手に付くと非常にチームの守備力が安定する。この守備能力が大きく活きる「積極守備」も備えている。
打撃面での青能力はローボールヒッターのみだが、素のミート・パワーはB以上と高く「ムード○」持ちと、チームの地力を上げながら打撃・守備の両面で活躍してくれる。
パワフェスでは条件次第では1・2試合目から帝王実業が登場する事もあり勧誘のチャンスが早く、彼が所属する帝王実業高校はキャプテンとして友沢亮も所属する。友沢と共に彼も同時に勧誘出来れば、攻守を高い水準で両立した黄金の二遊間でチームを支えてくれる。
関連人物
- 友沢亮、猛田慶次、久遠ヒカル、犬河和音、猫神優、丸太刀矢、守木独斎、月備十三、門楼マリ:パワプロ13の帝王実業高校のメンバー。
- 矢部部和雄、友沢亮、渋谷秀喜、鶴屋勝、少豪月剛、大塔俊二:パワプロ2013の激闘第一高校のメンバー。
- 友沢亮、楠糸律、峰本遊児、石張理、山口賢、犬河和音、猫神優、久遠ヒカル、猛田慶次、弐土乃:パワプロアプリの帝王実業高校の野球部のメンバー。:パワプロアプリの帝王実業高校のメンバー。
関連タグ
蛇島の本性
以下、ネタバレ注意
パワプロサクセスキャラの中でも屈指の外道。
非常に狡猾な性格であり、目的や手段を選ばない。「良い先輩」もスカウトやチームメイトなどにいい印象を与える為の演技であり、気に入らない選手はたとえチームメイトであってもあらゆる策を講じて潰そうとする計算高く卑劣な人物。
その手法も周囲には自身の印象を落とさない様なもののため余計にタチが悪い。画像のイベントはゲーム上にはないが大体合っている。
なお主人公とそのキャラに友情が芽生えて友情タッグができるのを彼は「後輩(主人公)を利用していい人に見せる」ためであり、純粋に友情が芽生えないまま友情タッグを解放したのは彼が初めて。
友沢亮との帝王の座をかけた勝負に負けた事で初めて挫折と屈辱を味わうと同時に彼への憎悪が激しくなり、蛇島の毒牙により友沢は投手の道を断念せざるを得なくなった。肝心の友沢はこの指示が嘘であると見抜いていた…が、後輩の久遠と勝負の約束をしており、彼に最高のスライダーを見せるという目標があったために敢えて従っていた。
また、主人公を潰そうとする事もある。ドラフトに選ばれず大学に進学するルートに関しても選ばれなかった理由が「これまでの悪事がバレて」という事から、彼の外道ぶりが良く分かるだろう。
ちなみに本性がバレず蛇島がドラフト入りすれば、二刀流で注目されてた友沢が遊撃手へ転向した後逆に友沢の方がドラフトに指名されず、久遠との因縁も修復できないまま監督の勧めで帝王大学へ進学し、更なる苦難の道を歩むこととなる(これについては11を参照されたし)。
そして後に10と13に続く14では友沢が高卒ルーキーとして猪狩カイザーズに入団したので蛇島も大卒辺りで再びドラフトに注目されてかプロ入りしてるが、あろうことか友沢もいる猪狩カイサーズに入団し、因縁がある二人が二遊間を形成することに…。
14のサクセス内では条件によって友沢が主人公が所属してるバルカンズへトレード入団するが、友沢などは蛇島のことは一切語らない為14での彼はどうなのかは不明。
エンディングムービー内で後日談としてレ・リーグのファン感謝デーで同じく立ち絵と台詞がなかったやんきーズの半田と鷹野がいて蛇島の姿はなかったが、作中のオールスター戦のレ・リーグ側に蛇島がいたためきちんと活躍はしており人気もあるのだろう。
これ以降はもうさすがに友沢とは関わりがないと思いきや友沢の肘を壊れ遊撃手へ転向させることに関わる人物であるためかパワプロと矢部の二人並みに友沢と蛇島の二人はもはや切っても切れない関係になってしまっており、世界線が一新された2013では帝王実業とは違う別の学校でも二人はおり、2014とパワプロアプリ・サクスペでは13と同じようなことを起きたことが解釈でき、そしてまた違う世界線のパワフェスでは友沢と同級生になっていると思われるが同じように肘を壊したのに関わってると思われる。こっちでは同じチームにいるのと下記の行動を懲りずにやっているからして13と違い特にお咎めは受けてないと思われる。まさに外道。
パワフェスに於いても、有能なチームメイトを潰そうとする一面も。
2016版では小山雅・浦賀有也を陥れようとはするが前者はパワプロ達の助けが入り、後者は逆に浦賀に切り返され失敗に終わる(ちなみに暮羽とのイベントでも殺気を見抜かれる)。2018版では冴木創にその本性を見抜かれた為に指導中の事故を装い彼女を潰そうとするのだが、主人公と矢部明雄によりその目論見が失敗(また、山口賢が居る場合は彼に「帝王実業の顔に泥を塗るな」と一喝される)。
更にこういった行為は2022版では我間摩夕に見抜かれており、「心にやましさがあれば一流にはなり得ない」と諭される。
このような行動を悪びれずに行っていたりイラスト顔の目があくどい目付きをしてる為か包み隠さず喋る実況アナウンサーの熱盛からは実況の際に残当な言われ方をしている。
栄冠クロスでもその悪辣さは健在。
固有イベントの効果自体は選択肢によって全員の練習効率アップor投手のスタミナ経験値アップと決して他選手にマイナスが及ぶ内容では無いのだが、堂々と監督の目の前で選手を潰そうとする。
裏の裏の姿?
上記の通り屈指の外道キャラでありパワプロ13において友沢の肘を壊す原因になったのだが、友沢の投手能力自体もコントロールが並み程度である事やポーカーフェイスにより打ち込まれたり疲労が溜まってもそれを表に出さない為に余計に打ち込まれる事も多く、更に当時の仕様は打高投低であった為オート操作では炎上三兄弟長男と呼ばれる事もままあった。
一方で野手転向後のステータスは「アベレージヒッター」「パワーヒッター」を備え他の基礎能力も非常に高い水準に纏まっており、全盛期の松井稼頭央を彷彿させる選手に。これだけ打撃能力に優れた遊撃手は他のサクセスキャラを見ても中々おらず、結果論ではあるが友沢を優秀な選手にさせた人間の鑑と一部から呼ばれている。
また育成面でも優秀な一面を持ち、パワプロ13の開幕版では蛇島留年バグと言うバグが存在し、そのバグが発生したら主人公の一つ上の先輩なのに蛇島が引退しない。これによって蛇島と効率の良いタッグ練習でより経験点を稼ぐ事も可能であり、前述通り戦力としても頼もしい為、一部から後輩のためにわざと留年する人間の鑑とも呼ばれている。
パワフェスでも上記の卑劣さでチームメイトを陥れようとするが、守備職人のコツや基礎能力のコツ等有用なモノが手に入り、特に2018版では冴木創・山口賢との3人コンボを発生させると「ハイスピンジャイロ」「ドクターK」「トリックスター」のコツを、2022版では「ヒートアップ」のコツが入手出来る為、育成面でも有能。
以上のことから一部から人気があり、パワプロの蛇島桐人様を崇め讃えるスレというのが存在する。
悪い事は続かない?
第二世代のキャラだけあり知名度も高く、パワプロアプリでも初期の頃から登場。
…までは良いのだが、こちらでは上記の様に育成面で有能かと言われるとそうでも無く、金特殊能力は不確定・イベントでの体力低下が痛い・ステータスや監督評価のダウン等かなり扱いが悪く、そして蛇島の外道ぶりは相変わらずと、(ネタや育成面での)裏の裏の顔云々の話は見る影も無くなりプレイヤーからの評価は散々と言ったところで、やがて排出停止キャラとなってしまう事に。
後に追加された史門(彼のセルフパロディキャラ)とタッグを追加されたが、『滅せよ!滅せよ!滅せよ!』とムチを振り回されたり杭を打ち込まれかけたりと完全に人ではなく邪悪なもの扱いをされた。
栄冠クロスでもPRキャラとして実装され、蛇島自身のステータスや超固有戦術の習得難易度の低さと見所もあるのだが、如何せんSR以上の選手が持って来る上位の機材練習や金特練習、ボーナス補正等を踏まえると、特待生が揃ってくると立ち位置が厳しくなってくるのが辛い所。
そして名将甲子園。帝王実業高校シナリオ追加に伴い追加され、こちらでは友沢亮に加え山口賢をも潰そうと企てる。この目論見は選手達のケアに徹底的に配慮する主人公に阻まれ悉く失敗。
その度に本性が露わになりそうになり口八丁で誤魔化すも、そういった誤魔化しをも疑わず、その上で蛇島自身の実力をも認め信頼を寄せる主人公のぐう聖ぶりと熱意に触れるうちに次第に毒気を抜かれ、ついには卑劣な事をやめ真っ当に野球に取り組む事に。パワプロシリーズでも屈指の悪人として有名だった為に、その蛇島が更生するというまさかの展開に多くのファンも驚く事となった。
余談
ポジションこそ違うが糸目で普段は好青年だが自分のためなら他人を潰すことを躊躇わないといった共通点から広田勝利が蛇島のモデルと思われる。ちなみに広田は自身が故障してしまう結末を迎えるといった蛇島との相違点がある。
容姿等に関しては蛇神尊がモデルかと思われる。とはいえポジションは遊撃手で性格も正反対ではある。