注意事項
現在内容の乏しい記事を新規で作成するユーザーが確認されています。(内容がない記事に該当する。)
見切り発車で記事を立てず、情報を調査してまとめてから記事を作成するようにしましょう。
また、シナリオやキャラに関するネタバレにおいても日を空けてから編集を行ったり、注意喚起を添えるようにしましょう。
概要
実況パワフルプロ野球(パワプロ)のスマホ版ソーシャルゲーム。サービス開始日は2014年の12月18日。
スマホゲームのパワプロTOUCHシリーズやパワプロ2012より展開されていたソシャゲ作品のパワスタ、パワプロ2013とパワプロ2014の流れを汲んだ作品。
正式名称も全く同じなので、区別も兼ねて一般的には当記事のタイトルの通り「パワプロアプリ」の名称で呼ばれている。
名前の短さもあり公式における略称は今のところ特にないがユーザーからはそのままパワプロと呼ばれたりパワプリと略して呼ばれることもある。(この略称はpixivでは別の意味合いのタグとして使われている。)
pixivのタグとしてはパワプロアプリに登場するキャラのイラストに使われることが主だが、当タグではなく単にパワプロのタグのみ付けられているパターンもある。
PS4、PS5の据え置き向けに移植作として実況パワフルプロ野球 サクセススペシャル(サクスぺ)が配信されていた。システムなどはアプリ版とほぼ同じだが、配信されているイベキャラが一部アプリ版と異なる、パワプロシリーズ最新作との連動が可能など、細かな違いがある。開催されるイベント等を除きどちらもほぼ同じだがサクスペでは本家キャラが新規キャラとしてサプライズで登場することが多かった。
システム
このゲームではイベントデッキシステムを採用しており、ガチャから排出されるイベントキャラクター(イベキャラ)をデッキにセットしてプレイすることで選手を育てていく(この辺りは過去作およびパワプロアプリが登場した当時の最新作と準新作であるパワプロ2013、パワプロ2014のサクセスのデッキシステムと共通)。イベキャラのレアリティはNからPSRの6段階で、レアリティが高いほど強い選手が育成しやすい。SR以上のイベキャラであれば超特殊能力(通称金特)のコツをもらえたり、(選手によってはオリジナル変化球の場合もある)。またキャラによっては能力を強化できる覚醒、基礎能力上限をアップできたり練習改革、アイテムを追加で持ち込みという新たな要素を得ることができるようになる。さらに新たな金特となる友情特殊能力を持つキャラも登場した。
ソシャゲという形態でもあるためインフレが少しずつ起こり、ある時期からオールSに特殊能力を大量に持った選手が当たり前となったが、その行き詰まりの打開として貰える経験点は増える代わりに能力を上げるのと特殊能力の習得に必要な経験点が倍以上となるオリジンサクセスというシステムが登場した。
ちなみに最高レアリティのPSRはパワフルスーパーレアと読む。
モード一覧
パワプロおなじみの選手を育成するモード。本作の舞台は高校野球で甲子園を目指すことになる。登場するキャラと高校、世界観はパワプロ2013をある程度ベースにしつつ異なる部分もある。
シナリオやイベキャラのイベントの一部テキストはレプトンという会社が制作している。
登場するキャラクターはパワプロアプリイベントキャラクター一覧を参照。
パワクエ
2021年より登場したモードで正式名称はパワクエスト。
据え置きシリーズのサクサクセスのようにマップを散策しながらチームを強化していくのだがパワフェスのお祭りのような要素、名将甲子園のキャラを育てるといった要素を混ぜたゲームとなっている。イベキャラの契約書を集めて選手を育て、チームを強化して試合を行うのが大まかな流れとなっている。
シナリオに関してはサクセスよりも様々なキャラが出しやすい関係もあってかはっちゃけた展開が重視されている。
パワクエでは名将甲子園のようにパワプロくんが部の監督となっており、キャラと接しつつ選手として鍛えていくことになる。
他のユーザーと試合をしてスコアを競うモード。
春の甲子園や夏の甲子園といったイベントや様々なイベントが開催される。
告知から実装まで時間がかかったがリアルタイム対戦も実装された。
正式名称はパワプロアプリチャンピオンシップス。
選手育成と競技を行いハイスコアを競う。
トップランカーになると実際に開催されるイベントのパワプロアプリチャンピオンシップに参加することが可能になる。
テーマソング
ハウリングダイバー
歌/BLUE ENCOUNT
作詞・作曲/田邊駿一
少年
歌/KEYTALK
作詞・作曲/首藤義勝
サンライズ
歌/KEYTALK
作詞・作曲/寺中友将
シナリオ
サクセス
実装順に記載。
学校名 | 備考 |
---|---|
パワフル高校 | パワプロアプリ配信開始と同時に実装。パワプロおなじみの高校だがシナリオとキャラはパワプロアプリオリジナル。小説、アニメにもなった。限定ルートが存在し、実況パワフルサッカーとのコラボシナリオも存在する。 |
瞬鋭高校 | シリーズでは定番の実力主義の高校。定期試験が行われ成績によって1軍、2軍、3軍と分けられる。エリート組を引き戻すのがシナリオ中の目的の一つ。限定ルートも存在する。 |
北雪高校 | 田中将大プロデュースによるシナリオ。これもシリーズ定番の「女性選手のありかた」をテーマにした高校。数年後に女子高になるということもあり男子は主人公1人。4人娘との親交が重要となっている。サクセススペシャルではキャラが先行で登場しシナリオは後に配信された。 |
SG高校 | 民間の警備会社が運営する高校。ミニゲームをこなしながら練習をする。限定ルートも存在する。 |
覇堂高校 | パワフル高校の星井スバルがかつて在籍していた高校で転校するまでの展開が語られる。限定ルートも存在する。 |
太平楽高校 | ゆるい校風に染まった野球部に新たな監督がやってきて波乱が巻き起こり監督派と反監督派に分かれることに。 |
海堂学園高校 | MAJORとのコラボシナリオ。原作において茂野吾郎が転校してしばらくしたところから始まる。デッキに吾郎を入れないと原作に沿ったシナリオとなるが吾郎をデッキに入れると海堂にそのまま在学するという展開が用意されている。また、どちらの展開でも海堂編序盤で登場した夢島に行くことになる。 |
ブレインマッスル高校 | マッドサイエンティストの比良女木美々が野球部に関わることになり野球部に騒動と変化が巻き起こる。ブレインミックスという選手の得意練習を一時的に入れ替えるシステムが特徴。 |
くろがね商業高校 | パワプロ2013のシナリオのリメイクでアプリではパワフル高校を除けば初のコンシューマ作品で選べた高校の実装。新たなメンバーとして祝井幸吉と百屋縁が登場した。限定ルート…というか「グラゼニ」コラボの別ルートが存在する。 |
ダン&ジョン高校 | 旧校舎で部費に充てる資金にできるものはないかと捜索するが、なぜかモンスターと戦うことになる。光野聖良はこのシナリオでのみ入手することができる。ザコモンスターの外見は大半が「パワポケシリーズ」裏サクセスのものを再起用しており、実質的にあちらのリメイクの色もある。 |
あかつき大附属高校 | パワプロ9のシナリオがベースだがシナリオは新規。あかつき十傑と呼ばれる固有メンバー達と競いレギュラーになるために奮闘する。パワプロアプリでは(猪狩進と四条澄香以外の)固有メンバー全員が同学年という設定になっており、猪狩守が数字先輩軍団と同格扱いになっている。 |
ヴァンプ高校 | 主人公はある理由から吸血鬼になる。転校生としてやってくる史門泰司は同じくコナミの作品である悪魔城ドラキュラのシモン・ベルモンドをセルフパロディしたキャラとなっており、この手法は「ボンバーガール」などでも行われた。限定ルートも存在し、内藤明瑠の素顔が明かされ御厨真歩が初登場した。 |
天空中央高校 | パワプロアプリでは配信開始から登場している甲子園常連の強豪校。主力選手達がスランプに陥り、打開策を考えた結果エンジェルナインという計画が始動することに。のちにパワサカにも登場した。限定ルートも存在し、ミス・レイリーとミスター・ファウルが登場。 |
支良州水産高校 | 今までは甲子園の地区予選の1回戦でおなじみだった弱小校。校長の話に感銘を受けた主人公は強くなることを望み、なんと妄想の力でチームメイトたちは強くなっていく。 |
メカニクス産業高校 | 少子化で部員が足りないということで実験を兼ねてロボット達と練習することになる。 |
鳴響高校 | 主人公が10年前の甲子園準決勝で見た鳴響高校の野球部に憧れ、鳴響高校に入学したがかつての面影はなく弱小校となってしまっていた。そして主人公と同じく10年前の甲子園準決勝での鳴響高校の吹奏楽部の演奏に憧れた音吹奏は甲子園で演奏をすることを夢に奮闘し、主人公と音吹、そして野球部と吹奏楽の2つの部のメンバーによる甲子園優勝へ向けた挑戦が始まる。吹奏楽部と一緒に練習することになり固有システムの楽譜を使うことで様々なBGMを流すことができる。 |
円卓高校 | その名の通りアーサー王伝説がモチーフになっており聖杯を捜索することが目的でエンディングは2種類用意されている。限定ルートも存在し、こちらでは各高校の様々なキャラが登場する。 |
全力学園高校 | 逆境ナインとのコラボシナリオ。原作通り逆境を乗り越えながら野球部を存続させるために甲子園を目指す。同じくコラボシナリオのダイヤのAとMAJORより顔ありのキャラが少ないがランダムイベントやイベキャラとしてのイベントにおいてモブ顔ながら登場するキャラもいる。 |
恵比留高校 | 円卓高校などで登場していた謎の高校がシナリオに。自分たちが強くなるために他校の選手の魂を集めるという手段を用いており、甲子園決勝前に主人公はある選択を迫られる。限定ルートも存在する。 |
マントル辺境高校 | 学校の敷地にある鉱脈から不思議な力を持った石が発掘されたことにより、石を手にするために採掘をすることになる。 |
フリート高校 | パワプロ2018のパワフェスに登場したQOF号(クイーン・オブ・フェスティバル号)が舞台となり各地を航海しながら練習、そして泡瀬満里南をめぐる物語が繰り広げられる。限定ルートも存在する。 |
新・青道高校 | ダイヤのA ActIIとのコラボシナリオ。パワプロくんが青道高校の一員となり甲子園を目指す。沢村栄純と栄純の同級生は主人公の後輩となるがデッキに奥村光舟および由井薫をセットすると都合上沢村たちと同級生となる。 |
アンドロメダ学園 | パワプロ2011のシナリオがベースだがシナリオは新規。新たなメンバーとしてガジェット落合、ジャベリン五十嵐(この2人は厳密には「名前だけ設定されていた固有選手に肉付け」)、DJB-Kが登場した。 |
十門寺東高校 | 島本和彦原案によるシナリオ。サブタイトルは「逆境転生クロスナイン」。設定とキャラは新規のものとなっている。廃校を免れるべく野球部とアイドル研究会は奮闘するがある伝説により2つの部のメンバーは体が入れ替わることになってしまう。 |
アスレテース高校 | 20種の競技を活かして練習するマルチトレーニングストリームがカギを握る。パワサカにも登場した。 |
戦国高校 | パワプロ2011の戦国時代編、パワプロ2013の戦国工業高校のキャラが登場するが、シナリオ自体は新規。郡司知将、浮見葉勘、千代姫が初登場。 |
花丸高校 | パワポケコラボ第二弾で実装。第一弾はキャラのみであったが第二弾はコラボシナリオとなった。花丸高校の本来の所属キャラである東のみならず雨崎優輝と天本玲泉に加えて選手キャラとなった白瀬芙喜子が固有キャラとして登場する、パワポケ13の混黒高校本校のストーリーが展開に絡むなど、ポケレンジャー関連以外はほぼ新規シナリオ。 |
討総学園高校 | アスレテース高校で登場した高校がシナリオに。独自のシステムにより選手同士が競い成績が悪いと退学することになってしまう。 |
エジプト高校 | パワプロ2020のエジプト大学がベースにシナリオになった。ベースのシナリオと同じくホールスアン4世たちが過去のエジプトに帰るべくピラミッドを建造することに。建石十斗と日向ららが新たに登場した。 |
桃太郎電鉄高校 | 桃太郎電鉄とのコラボシナリオ。練習と連動した鉄道シミュレーターを使って練習する。 |
金剛連合 | 源塊原高校、双流滝高校、築石岬高校、片寄峠高校の4校が集まって結成された連合チーム。独自の練習メソッドを生かしてお互いに切磋琢磨していく。 |
天盟高校 | 主人公の前に現れた自らを神と称する子供の天宮コノハと個性豊かな神々の加護を受けつつ練習し成長していく。 |
彩菊花高校 | 学校の方針で運動部に力が入れられておらず伸び悩んでいる野球部に特殊選抜学科の担当が監督として、生徒がチームメイトとして加わることになる。 |
大筒高校 | 打撃力は全国ではトップクラスだが細かいプレーな苦手とされている高校で、ここも天空中央と同じくシナリオ実装までは対戦高校としてのみ登場していた。1年生の冴木創がキャプテンとなったことで物語は動き出す。 |
ゲノム大学附属高校 | パワプロ2014より登場しているゲノム大学の附属高校。突如監督が交代した事により不可解な出来事が起こる。 |
ほかほかホリデー高校 | 山の奥にある高校ながらマリンスポーツに力を入れている高校。海の近くに高校が引っ越すことになる。 |
帝王実業高校 | シリーズおなじみの強豪校。ストーリーは主にパワプロ11の帝王大学編をベースにしていると思われる。楠糸律と峰本遊児、石張理が初登場。既存メンバーは一通り登場。投手の育成がシステム上不可(選べない)という特徴も持つ。 |
たくさんの高校が登場するが現時点ではこのような地区に分かれている。明確になっているのは北雪高校と全力学園高校・これらのシナリオの地区大会で必ず登場する高校が北海道にあること、「ダイヤのA」の設定による西東京地区に所在する高校のみである。また、フリート高校と十門寺東高校と戦国高校はどの地区に存在しているのかは不明となっている。(戦国高校は少なくともC地区とD地区には該当しない。)さらには一部の地区同士が同じ区という可能性も所々残っている。
北海道を除く地区に関してはここでは便宜上の名称を使用する。(記事へのリンクはシナリオの高校のみにしている。)
地区 | 高校名 | 備考 |
---|---|---|
A地区 | パワフル高校 瞬鋭高校 覇堂高校 SG高校 太平楽高校 海堂学園高校 聖秀学院高校 ブレインマッスル高校 支良州水産高校 メカニクス産業高校 鳴響高校 世紀末北斗高校 南斗高校 アスレテース高校 花丸高校 金剛連合 大筒高校 ラズベリー工業高校 拳法館高校 | 激戦区。コラボの高校があることを踏まえると東京の地区と考えることもできる。 |
B地区 | あかつき大附属高校 バス停前高校 そよ風高校 天空中央高校 ゲノム大学附属高校 スパルタ高校 | パワプロ9の高校が多い地区。 |
C地区 | くろがね商業高校 激闘第一高校 聖ジャスミン学園 ダン&ジョン高校 ヴァンプ高校 エジプト高校 天盟高校 | パワプロ2013の高校が多い地区。 |
D地区 | 円卓高校 マントル辺境高校 帝王実業高校 ラズベリー工業クローバー分校 | |
E地区 | 恵比留高校 アンドロメダ学園 討総学園高校 彩菊花高校 支良州水産内陸分校 | |
F地区 | 十門寺東高校 十門寺北高校 十門寺西高校 十門寺南高校 | 十門寺東高校のシナリオに登場する高校のみで独立している。 |
G地区 | 桃太郎電鉄高校 古代高校 | |
H地区 | ほかほかホリデー高校 北雪トロピカル分校 さわやかなみのり高校 | |
西東京地区 | 青道高校 白轟高校 薬師高校 稲城実業高校 市川大学第三高等学校 | ダイヤのAに登場する高校のみで他の高校は登場せず独立している。 |
北海道 | 北雪高校 北轟高校 支良州水産北海分校 ラズベリー工業ハスカップ分校 全力学園高校 日の出商業高校 巨摩大藤巻高校 | 逆境ナインの2校は漫画版の設定のため北海道に存在する。 |
不明 | フリート高校 戦国高校 赤壁高校 マチェット高校 駈杜高校 文武高校 四神黄龍高校 SGKGK+附属塾高校 ワールド高校 強力学園高校 拳王高校 暗黒洞高校 黒船高校 混黒高校 鬼ヶ島電鉄高校 | フリート高校は設定上そもそも学校自体が移動できてしまうということもあってか、シナリオ上ではA地区の予選大会に参加している。 |
パワクエ
球炎島 | 読み方はきゅうえんとう。球炎島で開催される大会に主人公率いるチームにパーちゃんとワーちゃんが加わるが事あるごとにループしてしまうのでループの真相を探ることに。 |
---|---|
月姫伝 | 読み方はかぐやでん。月からやってきたカグヤが主人公と周囲を巻き込んでいく。 |
冥界トライアル | NDE(臨死体験)の状態で冥界に来てしまった主人公は冥界トライアルという儀式を乗り越えて現世に帰るべく試練に挑む。 |
幻想野球冒険伝 | パワポケ4の裏サクセスであるRPG風ファンタジー編のキングダム王国が舞台のシナリオ。パワプロくんはキングダム野球団の監督となる。 |
特徴
ソシャゲという敷居の低さもあり新規ユーザー等幅広いファンを獲得している。
また現時点で30を越えるサクセスが無料でいつでも遊べるという点は大きな特徴であり様々な物語を楽しめる。ちなみにスタッフ曰く3か月に1つ新しいゲーム(シナリオ)を作っているのと同じとのこと。
アプリ初登場のキャラも非常に多いため様々なキャラやシナリオの中から自分の好きなキャラや高校およびシナリオを探す楽しみもある。
癖の強いシナリオも多いが無論全く野球をしないというわけではなく初期のシナリオではかなり王道で硬派な野球のシナリオもある。中でも鳴響高校はパワプロでほとんど描かれなかった野球部と吹奏楽部の関係を描きながら熱いドラマを繰り広げている。
ソシャゲということもあり今まで据え置きシリーズではほとんど行われていなかった野球漫画や野球選手、姉妹作品の実況パワフルサッカーや他メディア作品のコラボが開催されている。
また、3周年以降は年末年始にファンアート選手権というオリジナルキャラやイラストを投稿するイベントがTwitter/X上で開催されており毎年人気を博している。
主にパワポケに関わっていたメンバーが中心で制作しているアプリであり、その理由からか本作オリジナルのシナリオは本家とは雰囲気が変わったシナリオが多い。本作よりも以前から据え置きシリーズでもドラフ島や戦国時代編等の変わったシナリオはあったがそこまで多かったわけでもない。
またこれによりパワポケシリーズのキャラもサプライズで登場しているのも特徴の一つ。パワポケ7のサクセスをベースにした花丸高校も登場した。
BGMに関しては初出のシナリオを除くと過去作の流用のものが多く、イベキャラに関してはパワプロ2013およびパワプロ2014でイベントキャラ(イベキャラ)として登場していたキャラはほぼイベントの内容が流用されており、サクセスの試合BGMに関しては練習試合のBGMがパワプロ12のBGM、地区予選以降の試合BGMはパワプロ8のBGMが使われていたがアンドロメダ学園の実装と同時に練習試合のBGMはパワプロ2018の試合BGMに変更され、地区予選以降の試合BGMは新規のBGMに変更された。(このBGMはパワフェスにてダン&ジョン高校と鳴響高校を除くアプリ発の高校との試合の際に流れるようになった。)
全体的にパワプロシリーズとして見るとアプリ独自の色は強い。ユーザーを惹きつける新要素や新しい試みは多く、ユーザーに支持され長寿のアプリとなっている。
関連メディア
ニコニコ生放送にて公式の生放送番組として闘会議高校パワプロ部(2015年の9月9日から2016年の1月27日まで)、月2(ゲッツー)学園パワプロ部(2016年の2月22日から2016年の10月10日まで)が放送された。
出演者は声優の松嵜麗、湯浅かえで、遠藤ゆりか、雑誌編集者のめたる村田、月2学園パワプロ部からは声優の高田憂希が出演していた。
月2学園パワプロ部は現在でもニコニコ生放送でタイムシフトとして公開されているためプレミアム会員であれば視聴可能。(リンク)
2016年の11月25日からはYoutubeにてパワプロTVとして不定期に生放送を行っている。
関連書籍として2017年の12月29日に実況パワフルプロ野球 イベキャラ名鑑という円卓高校までのイベキャラのイラストや紹介が載った書籍が発売されている。
また、2019年の8月1日にアプリスタイルから2分ではじめるシリーズ 実況パワフルプロ野球が発売された。パワプロアプリでの攻略本のような本が発売されるのは初である。
フリート高校の基本データや攻略方法、固有キャラ5人の設定資料が収録されている。
2018年の5月15日には角川つばさ文庫より実況パワフルプロ野球 めざせ最強バッテリー! というパワフル高校のシナリオを題材にした小説が発売された。
2021年3月には「パワフルプロ野球 パワフル高校編」としてパワプロ初のアニメ化がされた。製作はCloverWorks。
主に上記の小説版がベースになっている。webアニメとして公開されており、内容はスバルとの再会、スバルが合宿でスタードライブ習得、地区予選にて瞬鋭高校戦、地区予選決勝にて覇堂高校戦と全4話構成でまとめられている。
詳しくはパワプロWebアニメを参照。
コラボ
コラボシナリオ
コラボシナリオ第1弾。パワプロくんは御幸一也たちの世代と同学年で主人公である沢村栄純や沢村と同学年のメンバーは主人公の1つ下の学年ということになっている。沢村は矢部明雄のような相棒ポジションとなっている。(青道高校では矢部はデッキに入れないと登場せず、このシナリオでのみ自己紹介イベントを見ることができた。)
結城哲也たち3年生のキャラも実装されたが青道高校シナリオ及び新・青道高校ではシナリオ途中で卒業してしまうためデッキに入れることができない。
成宮鳴など原作では他校のライバルとして立ちふさがるキャラもデッキに入れると都合上ユニフォームはそのままになってしまうが青道高校の選手として登場するif展開を楽しむことができる。
実装された時点で原作では栄純からして2年目の春までしか描かれておらず、主人公や御幸たちからして3年目のシナリオはパワプロオリジナルの展開となっている。
限定ルートではコーチの落合博光との絡みが多いシナリオとなっていた。
2024年の2月に配信終了した。
その後ActIIの展開がある程度進んだ頃に新・青道高校が実装された。青道高校が実装された際の原作では進行していなかった部分がActIIの基準となり、因縁があるものの原作では描かれなかった巨摩大藤巻高校および本郷正宗と甲子園決勝で戦うことができる。
原作では第1部(無印)で登場していた奥村光舟(当時中学3年)やActII(第2部及びアニメ第3期)で初登場した由井薫は青道高校ではデッキにセットできない。また、ActIIで髪を切った小湊春市の開眼バージョンや沢村たちの別バージョンは青道高校で使用することができない。シニア時代の御幸が主役の御幸の成長物語!が開催され、シニア時代の御幸のパワターも期間限定で販売された。
据え置きシリーズのパワフェスシリーズにもDLCとして登場した。
コラボシナリオ第2弾。
主人公の茂野吾郎が一度在籍していたもの後に聖秀学院に転校し、敵として立ちふさがる海堂学園高校がシナリオとして実装された。ジョー・ギブソンJr.が原作よりも早く登場することになりパワプロシリーズに登場するワールド高校に在籍しているという設定に。原作の高校編では出番の少ない川瀬涼子も実装。
後にMAJOR2ndともコラボし、どちらも据え置きシリーズのパワフェスシリーズにもDLCとして登場した。
コラボシナリオ第3弾。
主人公の不屈や監督のサカキバラ、マネージャーの月田に校長など登場人物の半分ほどしか登場しないが一部キャラはモブ顔で登場している。大まかなシナリオを再現しつつ各キャラのイベントでシナリオの様々なエピソードを再現している。原作のシナリオに加えてドラマCDのエピソードもランダムイベントで登場する。
不屈からオリジナル変化球の男球を伝授してもらうことも可能で全力学園では条件を満たすと全力スペクトルを習得することができる。
コラボシナリオ第4弾。
野球漫画以外では初のコラボシナリオ。原作をなぞりつつギャグも挟みながら展開する完全オリジナルのシナリオの世紀末北斗高校が実装。プレイヤーを驚かせた。
シナリオでは他の部活に占領されたグラウンドを取り戻すために戦うことになり、ギャグ寄りの展開が多くイチゴ味のようだと言われることも。
プロローグとエピローグのナレーションを北斗の拳の次回予告のナレーションでおなじみの千葉繁氏が担当している。(もちろん新録である。)
2024年の4月に配信終了。
コラボシナリオ第5弾。
コナミがハドソンおよび桃鉄を買収したこともあり実質的な社内コラボ。
Switch版のキャラデザをパワ体に落とし込んでいる。犬山堅太郎、猿川捻二、雉田直実はそれぞれ桃太郎のお供の動物をモチーフにしたオリジナルキャラである。
登場するキャラは多くないもののスリの銀次などランダムイベントで存在が触れられるキャラもいる。
鉄道シミュレーターでは桃鉄でのお助けキャラのような形で他シナリオのキャラも登場する。
野球関連のコラボ
- MAJOR2nd:MAJOR同様にコラボ。高校生の茂野いずみを除く主人公の茂野大吾や他のキャラがまだ高校生ではないため相棒という新たなカテゴリを引っ提げて登場。大吾が主役の大吾の成長物語!は2度開催された。
- グラゼニ:主人公の凡田夏之介が実装。ただしプロ野球を題材にした作品のためイベキャラでは凡田の高校生時代(主人公の1つ後輩)という形になっている。
- 阪神タイガース:いまのところ唯一パワプロアプリとコラボしているプロ野球球団。トラッキーが相棒キャラとして登場。
- タッチ、H2、MIX:あだち充の作品とのコラボ。MIX→タッチ→H2の順にコラボした。H2のコラボではH2名場面!、MIXとの2度目のコラボではMIX名場面!が開催された。イベントでは一部キャラがモブ顔ながらネームドで体系は再現されたりした。イベキャラになっていないもののH2の広田勝利がイベントでパワター付きで登場した。
実在する人物とのコラボ
- 田中将大:シナリオの北雪高校とイベキャラのルーカス・ジョンソンをプロデュースした。本人もイベキャラとして実装された。
- 吉岡里帆:マネージャーキャラとして実装。彼女候補キャラであり付き合うこともできる。
- 大谷翔平:3度にわたってコラボが開催。二刀流バージョンがコラボ第2弾として実装された。第3弾では侍ジャパンバージョンが実装。
- 前田健太:「理想のマエケン」が実装された。モーションキャプチャーを使ってマエケン体操も収録されている。
- ヒカル:イベキャラとして実装。彼の提案がアップデートで実現した。
- イチロー:野手バージョンと投手バージョンが実装。実装と同時にシアトル・マリナーズのユニフォームを模したデザインのユニフォームも登場した。
- BLUEENCOUNT:テーマソングのハウリングダイバーを提供。
- KEYTALK:テーマソングの少年とサンライズ、流線ノスタルジックを提供。
- 吉田正尚、松井秀喜:2024年のプレミア12の開催に合わせてコラボ。
コナミ関連のコラボ
- 実況パワフルサッカー:同じくスマホアプリとして配信されていたパワプロのサッカー版。略してパワサカ。エイプリルフールも兼ねたコラボで期間中は野球ボールがサッカーボールに差し替わるというジョークもあった。それぞれのキャラが共演する期間限定のシナリオが用意されたり、パワサカにパワプロアプリが発の天空中央高校が実装。アスレテース高校は同時期のタイミングでの実装となった。パワプロ側でのコラボは少ないがパワサカ側では何度もパワプロのキャラが実装されていた。
- パワプロクンポケット:キャラ自体は鋼などデッキシステムの元祖であるパワプロ2013等過去作から出ているキャラはいるがそれとは別でコラボ扱いで実装されることもある。
- プロ野球スピリッツ:プロ野球スピリッツ2015を購入すると早期購入特典でSRの調子くんを入手することができた。2024年の夏にはプロ野球スピリッツA(プロスピA)とのコラボが開催。プロスピA側でもコラボが実施された。
- ラブプラス:姉ヶ崎寧々、小早川凛子、高嶺愛花がそれぞれ彼女候補キャラとして登場。どの高校でも十羽野高校の制服姿で登場する。恋愛が題材なゲームのためか二股以上をしてしまうとデメリットがある。
- 遊戯王:エジプト繋がりということでエジプト高校が最新シナリオの際にコラボ第1弾が開催。遊戯王のキャラが高校野球選手になれるVRゲームで遊んでいるという設定。キャラではなく召喚したモンスターが野球をやっている。既存のイベントの矢部くんの闇鍋を城之内克也に置き換えた城之内くんの闇鍋が開催された。
- 悪魔城ドラキュラ、がんばれゴエモン、ボンバーマン、ときめきメモリアル、メタルギア、サイレントヒル、ツインビー:KONAMIドリームコラボという形で各作品の主要キャラが実装。白ボンとピラミッドヘッドはパワターのみの実装となる。
野球関連以外のコラボ
- アンドロイド:おなじみのグリーンドロイドに加えてオリジナルキャラとしてパワプロくんカラーで帽子をかぶっているパワプロイド、緑色(外野手)と黄色(内野手)と青色(捕手)でカラフルで投手以外こなせるユーティリティプレイヤーなマルチドロイド、オリジナル変化球を持つブラックドロイドが実装。
- DEATHNOTE:京野小筆が弥海砂のコスプレをしたデスノートバージョンが実装。リュークがイベキャラとして実装されていないもののイベントでシナリオの最中に登場することもあった。デスノートECOというオリジナルのノートが登場するが本当のデスノートに比べて名前を書かれた相手がお腹を壊す程度の能力になっている。
- ビックリマン:スーパーゼウス、スーパーデビルがイベキャラとして実装されていないもののイベントでシナリオの最中に登場することもあった。
- モンスターストライク:ダン&ジョン高校とコラボ。ガブリエルは彼女候補キャラとなっており付き合うことができる。モンスト側でもクィーンバタフライが「パワプロ女帝 クィーンバタフライ」というパワ体バージョンで実装された。
- にゃんこ大戦争:タワーディフェンスゲームであるにゃんこ大戦争と守備力に重きを置くSG高校とコラボ。氷上聡里が猫耳を生やしたにゃんこバージョンと虎の被り物を被った大空美代子の猫かぶりバージョン、オリジナルキャラとしてパワにゃんが実装。にゃんこ大戦争側では戦うユニットとしてキャラが実装された。
- パズル&ドラゴンズ:コラボイベントが開催。パズドラ側でもコラボが実施された。
- LINEポコパン:ポコタの着ぐるみを着たポコタバージョンの灰塚朔夜とバニー衣装を着たバニーバージョンの虹谷彩理が実装。ポコパン側でもコラボが実施された。
- UUUM:コラボイベントが開催。
- ジョージア:コラボイベントが開催。イベントでの抽選に当たると実際の自販機で引き換えできるドリンクチケットが貰えた。
- ぷよぷよ!!クエスト:アルル・ナジャとサタンはオリジナル変化球持ち。パワプロアプリに先駆けてドラコがサクスぺにて実装。ぷよクエ側でもコラボが実施された。
- ミッキー&フレンズ:北雪高校の3人娘がディズニーキャラの衣装を身にまとい実装。ディズニーヴィランズとのコラボも第2弾として登場。
- にじさんじ:イベキャラとして実装された他本家シリーズを使った企画が行われている。
- 鬼滅の刃:炭治郎達はある理由から大正時代からタイムスリップしたという形で登場する。イベントでオリジナルシナリオの無限地下牢(むげんだんじょん)が2度開催された。無限列車編のテレビ初放送の際に煉獄杏寿郎が命を落とした直後に初公開されたCMでは煉獄杏寿郎をメインに務めて野球をするCMが流れてしまいある意味話題になってしまい、なんとその日にセールスランキング1位を記録した。コラボ第2弾では新たな隊士達に加えて鬼達のパワターも登場した。
- 呪術廻戦:作中で野球をする回があるのもあってかコラボ。その際のユニフォームもパワプロ内で登場する。主要メンバー4人に加えて藤堂葵も実装。SR,PSRのイラストでは高田ちゃんもパワ体で描かれている。さらには伏黒恵の式神である玉犬・渾も登場する。パワクエでは期間限定のシナリオも公開され、毎年開催されている並木野球大会に呪霊が現れるということで主人公たち3人はそれぞれチームに在籍して呪霊を祓うことになるという内容だった。矢部くんの闇鍋を虎杖悠仁に置き換えた虎杖くんの闇鍋も開催された。
- HUNTER×HUNTER:グリードアイランド編を題材にクラピカとレオリオも実装。カードの一つであるもしもテレビを使ってゴンたちが野球をすることに。イベキャラとしては実装されていないがレイザーもパワター付きでイベントに登場。イベントではゴレイヌも登場。ちなみに作者は阪神ファンでパワプロにはまっていたことも。
- チェンソーマン:設定は第一部をベースにコラボ。原作の都合上悲惨な展開に進む前の時間軸となっておりイベントでは早川家の仲の良さが描写されている。
- 進撃の巨人:パワサカとコラボしてから4年後にコラボ。パワサカでは物語前半としてのコラボとなったがパワプロアプリでは物語後半としてコラボとなっている。イベントのリヴァイにプレゼントではリヴァイに甘ぁ~いキャンディなどのリヴァイにまつわるものをプレゼントすることができ、報酬キャラは綺麗好きな3人となった。ジークはコラボイベントでは敵として登場したがサクセスではエレンによるとプロ選手として海外の強豪チームで活躍しているという設定になっている。ちなみに作風の違う作品ではあるが原作の作中においては野球(キャッチボール)が重要な要素として登場している。
- 星のドラゴンクエスト(星ドラ):コラボではパワプロキャラが歴代ドラクエキャラの衣装を着たバージョンが登場。星ドラ側でもコラボが開催。
余談
パワプロアプリ公式Twitter/Xはパワプロアプリのナビゲーターである安内なみきがツイートを投稿しているという設定である。ちなみにパワプロアプリ配信開始から数年はパワプロ・プロスピ公式Twitterにて(こちらのアカウントでは矢部くんによる投稿という設定で)情報発信が行われていたが、2017年の4月よりパワプロアプリの公式Twitter/Xアカウントが新規作成されて据え置きシリーズと投稿が分けられるようになった。
栄冠ナインクロスロードの公式アカウントが設立してどういうわけか数時間後にパワプロアプリの公式アカウントが栄冠ナインクロスロードのアカウントと同一のユーザー名およびプロフィールとなってしまったためユーザーの間で混乱が起こった。(現在は修正済み。)
公式Twitter/Xやパワプロアプリ内で最新シナリオや強化シナリオを題材に4コマ漫画が不定期に公開されている。パワプロがスポーツゲームというジャンルであることやユーザー層を考慮してか他のコナミの作品のように人を選ぶ内容ではなく、シナリオ中における学校生活や部活動中におけるワンシーンを描いた内容が多い。
いつからいつまで存在したのか明確な期間は不明だがアプリをインストールした際の初回起動時にいきなりパワフル高校対覇堂高校の試合が始まり、9回裏に0-3で負けている状況でパワプロくんが2アウト満塁からプレイヤーの操作で必ずサヨナラホームランを打つという展開から始まるが、夢というオチでなみきに起こされてからゲームが始まるという仕様になっていた。
現在は初回ダウンロードのタイミングにパワフル高校のプロローグが流れる仕様となっている。
前述のように過去作の作品がベースということもあり、作中の2年目までは現実同様に女子選手が公式戦に出られない設定があるが、本作では主に北雪高校に関わる人物たちの活動のおかげで女子選手も試合に出れるようになったという扱いになっている。なおこれに対して普通に女子選手でも規約が変わる2年目前から試合に出ている描写がある。そのため試合に出られない設定が思い出したかのように登場するかのような不自然さになることもある。シリーズにおける女子選手が現在では北雪高校実装時の倍以上に増え、さらには練習に励むも力量に悩む選手がいるのに対し、高校生活をエンジョイしつつもその選手達よりも強い選手がいるという資質と才能が垣間見える部分もある。
モブに関してはシリーズおなじみの名称であるそこのお前も登場するのだが、「お前」が不適切なフレーズとして時事的な話題になってしまったためか「そこのヒト」と呼ばれるようになった。
エイプリルフールではその年のシナリオやコラボを示唆するネタが公開される。
実況♥パラレルプロ野球等といったリア体ネタを公式で行うなどフットワークの軽さがうかがえる。
また、パワプロアプリ5周年の際に公式で初めてパワプロくんがリア体で公開された。
「実況パワフルプロ野球 BALL☆SPARK」というアーケードゲームが制作され、ロケテストの段階まで行われたのだがお蔵入りとなってしまった。パワプロアプリとの連動機能も搭載する予定だったようだ。