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天本玲泉

あまもとれいせん

天本玲泉とは、ゲームボーイアドバンス用ソフト「パワプロクンポケット4」で初登場した彼女候補である。
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概要編集

本項では裏サクセスに出演した場合の彼女についても触れる。


表サクセス編集

パワプロクンポケット4編集

4主人公の同級生で、いつも笑顔の物静かな女の子として登場。誕生日は10月25日。同級生に彼女候補の神木唯がいる。

父親は彼女が生まれる前に蒸発し、母親も自殺してしまったため、神主の祖母と二人暮しをしており、時折神社で巫女として手伝いをしている。

実はこの蒸発した父親はメガネ一族の父親でもあるため、彼女もメガネ一族の一人であるが、この時点ではまだそのことを知らない状態である。


主人公との関係は、主人公にかけられた「野球に勝たないと人が消えるという『呪い』」を信じてくれるのが彼女だけであったため、度々主人公の相談相手になったことが始まり。ここから二人の交流は始まる。


彼女はいつも笑顔で過ごしており、笑顔以外の表情を見ることが少ないという特徴がある。この理由は「表情が不器用だから」、「笑っていれば幸せがくるかもしれない」と本人が語っている。だが、主人公は「あの笑顔は他人から自分を守る為の盾だった」と後に回想している。


性格は飄々とした部分のせいで謎めいた雰囲気を感じさせている。だが、沈没船の残骸がある海を見ながら、船上のファンタジーに想いを馳せるなど、時折年相応の少女としての側面も見ることができる。

また、両親がおらず祖母も浮世離れした人物であったという特殊な家庭環境の影響で、彼女も少々世間からはズレた部分があり、誕生日にプレゼントを贈るという習慣を知らなかったり、バレンタインデーで本命と義理の区別がなかったりしたこともあった。


趣味は、前述の沈没船の一件や、山本常朝『葉隠』の記述を援用して主人公に助言を与えていること、誕生日プレゼントの選択肢の中で一番喜んでいた(=好感度上昇が高かった)のが詩集であることから考えると、読書が趣味の様子。


「呪い」と彼女の関係、事件の真相編集

実は、パワポケ4の表サクセス全体の中核である「呪い」の真相を知っている唯一の人物であり、彼女の独白がなければ真相にはたどり着けない。彼女がこれを話してくれるかどうかは主人公の行動如何である。



この呪いは元々、彼女の祖母が太平洋戦争直後に死亡した「想い人の球児」の代わりに、現在の野球部を甲子園で優勝させようと、想い人と容姿の似た主人公を追い詰めて甲子園に向かわせるための「呪い」であった。

しかし、その呪いを維持するのに体力を消耗し、文字通り寿命を削り取っているのを見た彼女は、それをさせない「祖母への妨害工作」として、野球部が甲子園に出場できなくなるような妨害を仕掛けていた。


主人公から見れば彼女の行動まで含めて一つの「呪い」であったが、「実際の呪い」は人が消えた事例のみに過ぎず、残りの大部分は彼女による人為的な妨害であった。

彼女がこの真相を告白した後、主人公は「全部『呪い』のせい」として、彼女を全く追及する事無く全てを赦し、その後も二人で歩んでいくことになる。


正史での「その後」(パワポケ6,10)編集

パワポケ6(4の結末から作中時間で約4年後)で、彼女の親友(4・6彼女候補:島岡希美)が本土で経営する飲み屋に顔を出すという形で出演。その時の近況報告によると、今度自身が遂に結婚するとのことで、この報告のために店に訪れた。

この時点では自分がメガネ一族のうちの一人であると知っており、異母兄だった同級生(山田平吉)に対して、二人だけのときは「兄さん」と呼んでいた。


この「結婚相手」の詳細は作中で語られることはないのだが、パワポケ10(4の結末から作中時間10-12年後)の「リセット座談会」(裏設定や裏話、楽屋ネタなどを披露するコーナー)において「過去のキャラの再出演はないのか」という話が出たときに「再出演は苗字も変わっているし、子育ても忙しいし難しい」と彼女自身のコメントが伝えられる。

しかし、他の彼女候補の例を見てみると、後年の作品で結婚し、子供共々出演したパワポケ11:槌田愛(2彼女候補)・壮太親子とパワポケ14:天月五十鈴(10彼女候補)・紗矢香親子の例があり、「育児」という理由は再出演できない理由とするには薄いと考えられる。

以上のことから、別の理由を推測することができるが、おそらく「プレイヤーが自分で名前(苗字)を設定するため、確定した名前を出せない4主人公が結婚相手であるため」ではないかという推測が後述の理由から成り立つ。


その理由は、6の時点で彼女が「日の出島(4の舞台となった島)に残っている」ということに触れられるのだが、4のシナリオで彼女が島に残るパターンは「甲子園に優勝しない」か「優勝した上で彼女を攻略し、真相を聞きだす」しか残っていない。

加えて、彼女を攻略せず優勝すると島を出て行くことになるが、この時条件次第で島を出る時の彼女の心情が語られるイベントが発生する。そのイベントで彼女は「父親への(合法的)復讐の為に島を出て行く」という事情が明らかになる。さらにこの時「島に未練はない」、「全てが終わった後では、あの島は居心地が良すぎる」と島に戻らないことを示唆。「一度島を出た後戻っている」という"if"の可能性も極めて低い

そして、パワポケ13において高校の野球部メンバーが再登場し、日の出高校が優勝したということが語られ、「真相を聞きだす」ルートのみが可能性として残された。

つまり、真相を聞きだして4主人公と一緒にいる可能性が極めて高いと言える。



以上の点から、彼女の結婚相手は4主人公の可能性が極めて高いものとプレイヤー間では推測されている。


裏サクセス編集

パワポケの「裏サクセス」はスターシステムを採用しており、表の世界とは全く異なる人物として登場するようになっている。その中で、彼女はパワポケ4,5,12で登場している。

4,5と12で性格が大きく異なっているが、性格の根底部分やバックグラウンドは全て共通した傾向がある。


なお、4,5の彼女は世界は違うが「同一人物」である。


イル(4裏)編集

4裏では魔術師兄妹の妹「イル」として出演。

こちらでは関西弁の明るいキャラとして描かれており、表の彼女とはかなり異なる姿を見せる。

4裏主人公たちの任務の妨害をしようと何度も立ちふさがるが、そのたびに失敗するという役回りを演じている。道中主人公の仲間に魔女のユイがいると、ライバルポジションとなり、度々ユイと対決することになる。


妨害行為を繰り返すうちに4裏主人公に好意を持ってしまった様子で、自分と同じ「悪の道」に4裏主人公を誘うが失敗、その後落ち込んでいる姿が見られた。


天本威流(いる)(5裏)編集

4裏のイルと同一人物。4裏世界から5裏世界に飛ばされており、世界観にあわせ、忍者「天本威流(いる)」と名乗り登場する。


4裏主人公と「見た目が似ている」5裏主人公にもやはり好意を持っているかのような描写があり、「『正義』の名の下に自身の両親が殺された」という辛い過去について話すシーンもあった。

5裏の騒動が終わると、彼女はまた別の世界へと旅立つことになる。


イルのその後(7裏,10裏)編集

直接の出演こそ無いが、パワポケ7裏の世界=大正時代(1923年)に、5裏で一緒に旅立った人物の一人「黒羽根綾華」が出演しており、彼女がこの世界に飛んできた可能性がある。


また、「4裏の話が昔話として残っている」10裏の世界では、ある少女の師匠として、彼女の特徴に一致する人物の話が出てくる。



アマルダ・レーセン(パワポケ12裏)編集

18歳の魔術師「アマルダ・レーセン」として登場。


こちらの性格はイルのような性格ではなく、表の玲泉の性格に近く、飄々とした部分がありながらも年相応の少女としての側面を持っている。

また、怒らせると怖く、悪戯をした主人公に対して部屋ごと魔法で吹き飛ばして御仕置きをかけたりする一面も持つ。


こちらでも笑顔でいることが多いのだが、「感情を読み取られないようにするための演技」と表の玲泉とは理由が異なっている上に、実は感情が隠し切れず表情に出てしまっていると12裏主人公は語っている。


魔術師としての腕前は相当なもので、年齢に似合わぬ膨大な魔力を持っている。このことから「伝説の魔女『無敵のアルマダ』」と伝えられるほど。

しかし、同時に「100年は活動している魔女」とも言われており、明らかに彼女本人と事情が異なる伝えられ方もされている。

これには、彼女の過去が大きく関わり、彼女が抱える問題とも関係している。


アマルダの過去と問題編集

実は、伝説の魔女であった祖母「アルマダ」(異名である「無敵のアルマダ」で伝えられているのは本来祖母)から、膨大な魔力を直接儀式魔法によって受け継いでいる。

本来であれば彼女の親が受け継ぐはずであったが、受け継ぐ前に死亡してしまった為に、当時5歳の彼女が受け継ぐ事態となってしまったのである。

そして、この受け継いだ魔力がもうすぐピークを迎えてしまうことから、早急に後継者を探す必要があるという問題を抱えている。


そんな折に、12裏主人公が担当する事件が大掛かりなものになったため、増援の戦力として彼女が派遣されて彼と出会う。

任務で共に行動するうちに、段々と異性として惹かれていき、ついに彼女は自分の過去と秘密全てを主人公に告白し、彼の子供を生むことを望む。

望みを受け入れるかどうかはプレイヤー次第であるが、受け入れた場合主人公の子供を身篭り、育てていくことになる。


アルバムでは彼女の子孫が現代になってもなお魔物と戦っている模様。


なお、祖母の「アルマダ」の姿は本編中で映ることはないのだが、「表での関係や4裏で魔女役として登場している以上アマルダの祖母役といえば一人しかいないだろう」と大多数のプレイヤーに予想されているのは、表での「祖母」天本セツである。



パワプロアプリ編集

花丸高校高校の実装と同時に実装された。

実家は変わらず離島で親戚に部屋を借りている設定である。


花丸高校(アプリ版)編集

花丸高校の生徒として登場。

黒野鉄斎を紹介してくれる。

ポケレンジャーに洗脳される役を霧島玲奈から受け継いでいる(本作では記憶を消されるのみ、芹沢真央をデッキに入れると回避可能)。

黒野鉄斎と出身地が同じである点を生かしたストーリー展開になっていることがエピローグで明かされる。


関連イラスト編集

天本玲泉(4)編集

天本さん
天本さん!!
天本さん


天本玲泉(パワプロアプリ)編集

天本さん花丸高校ver


イル(4裏)編集

ムダムダムダー!骨折り損のくたびれもうけ~!

イルやで〜 
天本&イル

アマルダ・レーセン(12裏)編集

パワポケ12裏


関連タグ編集

パワポケ 神木唯

大江和那


参考リンク(外部サイト)編集

『パワポケ考察wiki -天本玲泉』

http://wikiwiki.jp/pawapoke/?%C5%B7%CB%DC%CE%E8%C0%F4

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