「才気あふれる攻守の要」
概要
誕生日は2月14日。CV:市川太一。好守と巧打に優れる捕手で、走力も捕手としては高く設定されている。
初登場はパワプロ5。守の弟を出したいとスタッフの提案により登場したキャラクター。多くの作品で1学年上の兄、猪狩守とバッテリーを組み、主人公(=プレイヤー)の前に立ちはだかってきた。
どの作品でもキャッチャー◎などの投手の(つまり兄の)能力を強化する特殊能力を習得している他、高い守備と捕球を兼ね備え、パワプロのキャッチャーとしてはかなり上位の能力を有している。
肩力の評価は初期シリーズではC程度だったが、パワプロ7以降はBで安定した。
打撃面でもアベレージヒッターと高めな走力があるが、パワーがDの前半と低いのが欠点。一応広角打法を持っているので、そこである程度カバーは出来なくはない。
仲間として登場する作品では、レアな特殊能力(広角打法など)をくれるイベントがあるが、故障するリスクが大きいため、プレイヤーによってはクラッシャー(育成キャラを怪我させる人)扱いして嫌う者もいる。
経歴としてはあかつき大附属高校からオリックス・ブルーウェーブ(現オリックス・バファローズ)に入団、猪狩カイザースを経て、渡米する。オリックスに入団したのは、高校の先輩である神童の存在が大きい。
性格
キャラクターが定まっていなかった初期作品を除けば、基本的には兄とは対照的に温厚かつ礼儀正しい好青年。大半の作品で周りの人物たち(=主人公の世代)より年下であるため、登場時はだいたい敬語を使っているが、常日頃からこの口調という訳ではなく、同年代や後輩、家族相手には敬語を外して会話している。
作品によっては一人暮らしをしておりしっかりしているように見えるが、神童曰く気丈に見えて寂しがり屋らしい。
緑や青の落ち着いた色の服を好んで着ている(兄は逆に赤やオレンジの派手な色が好き)。
パワプロ2013では猫カフェやスイーツ好きであることが確認できる。
高校生時代は2年生でありながらも、ひとつ上の兄である猪狩守の正捕手につける程の実力者。しかしその事に驕らず、ひたむきに努力する。
自分を超える天才である兄の事を尊敬している(その尊敬の姿勢は本物で、「兄さんを悪く言うのはたとえ兄さんでも許さない」という内容の発言をするほど)。しかし、投打で華々しい活躍をする兄と比較される事が多く、進が守より穏やかで悪目立ちしない事も災いして、「猪狩守の弟」という立ち位置で周りから見られている。進はこの事でコンプレックスを拗らせており、兄を超える為に無茶をしたり、主人公や神童達を面倒事に巻き込んでしまう事がたまにある。
キャッチャーとしての能力を鍛えることに余念が無いが、その内容が色々と凄い。
・通行人を観察し、左右どちらの方向に行くかをぴたりと言い当てる
・スケジュールを確認し、使用禁止の予定だった教室を練習に使えるよう説得する
・説得した先生を話術で操り人形の如く変えてしまう
・上記の状況を見ていた主人公の心の声が聞こえていたかのように応答する
・野球の理論を突き詰める為に徹夜して主人公と語り合う
など、最早人間をやめてしまっていると思える程の能力の数々を披露している。
買うケーキを迷っている際に主人公が「進くんの人間らしいところが見れた」と感想を(心の中で)漏らしている程であり、職業病にしても行き過ぎな気がする……。
野球以外にも料理がプロ並みに得意。母や主人公からもお墨付きであり、母からは「お婿さんになる人が羨ましい」とまで言われている(進からも訂正が入っているが、彼は男なのでお婿さんではなくお嫁さんが正しい。キャッチャーが女房役と言われる事からそう言った可能性もあるが、それだけ料理が上手いということなのだろう)。
なお、パワポケスタッフのインタビューによりお世辞である事が判明した。
パワプロアプリ
初期より実装。その後あかつき大附属高校のシナリオの実装後にあかつきVerが実装。ワールドVerの実装後にさらにパワプロ2013同様に野球マスクとしても実装された。
パワプロアプリ(サクセススペシャル)ではあかつき大附属高校の文化祭にて野球部の伝統ということで兄弟揃ってメイド服を着ることがある。
イベントではタイムノックアウト 猪狩進のパワフルマスクにて主役を務めたり進の成長物語!というイベントにて神童裕二朗らと対決を行うイベントが行われた。
パワポケシリーズでの扱い
なお、パワポケシリーズにおいてはパワポケ1(=パワプロ5の3年目)で登場し神社で出会った主人公と意気投合し共に野球の練習をする。高校2年生の夏に交通事故に遭遇した後「野球マスク」に改造され、のちの作品を通しても屈指の実力を持つ聖皇学園のエースピッチャーとして極亜久高校の前に立ちふさがっている(パワプロ9でも交通事故イベントにより離脱するイベントがあるが、後の作品のストーリーには影響していない)。
その後加藤理香の手により普通の人間に戻るが、無茶な改造手術の後遺症が視力等に残っておりメガネを掛けてトレーナーとして再登場する(パワポケ7)など、パワプロシリーズとはまったく異なる扱いを受けている。
パワポケRではパワポケでの立ち絵に合わせたパワターが用意された。
性格についても同様で、パワプロでは兄とは違って温厚だが、パワポケでは「甘ったれるな!」と発言したりするなどやや熱い性格。
プロで活躍している兄の話題になると歯ぎしりをしてどこかに行ってしまうが、その理由は明かされていない。
ちなみに7では体を壊した際のBADENDで主人公に上述の言葉を言い引導を渡す役割。
ちなみにパワポケ7はパワプロ5、パワポケ1からみて約15年後の話であるため、7での彼の年齢は30代前半と思われる。
パワポケ14のライバル「デリック・マクダニエル」のコーチ「ススム」を彼と解釈すれば、外藤侠二との代理戦が発生していると解釈できる。
実況パワフルサッカーコラボ
実況パワフルサッカーコラボではコラボ第3弾にて冴木創と戸内聖華と共にコラボキャラに選ばれた。
ポジションはGK。
関連人物
- 猪狩茂、猪狩静、猪狩守:進の家族。
- 猪狩カオル:進の大甥(守の孫)。
- 神童裕二郎:パワプロ7にて同じくオリックス・ブルーウェーブに所属。先輩であり憧れである。
- ミッキー・バーミリオン:パワプロ8にて友情タッグの相手となる。
- 猪狩守、友沢亮、オリバー・ドリトン、神下怜斗、竜神小五郎、西条慎太郎、江良零、万事快調、猪狩茂:パワプロ10の猪狩カイザースのメンバー。
- 加藤理香:医者。パワプロ2013にてコンボイベントの相手となる。
- 風薙豹:パワプロ2014の壱琉大学の選手。友沢亮との3人でのコンボイベントが用意されている。
- 滝本太郎:パワプロ'98より登場している選手。パワプロアプリにてコンボイベントの相手となる。
- ジャギ:北斗の拳のキャラ。パワプロアプリにてコンボイベントの相手となる。同じく兄弟関係を抱えるキャラということもあり内容は兄弟に関するもの。
- 立花走一郎:MIXの明星学園の選手。立花兄弟は義理の関係ながら同じく兄弟でバッテリーを組んでいるという共通点を持ち、パワプロアプリにてコンボイベントの相手となる。
- 早川あおい:パワプロ9の恋恋高校の選手。パワプロ2016のパワフェスにてコンボイベントの相手となる。
- 外藤侠二:パワポケ1の極亜久高校の選手。パワポケシリーズでは進の運命を変えた人物。パワプロ2016のパワフェスにてコンボイベントの相手となる。
- 二宮瑞穂:パワプロ9のあかつき大附属高校の選手。パワプロ2016のパワフェスにてコンボイベントの相手となる。なお、サクセススペシャルとの連動をする必要があったため現在は新たなデータや連動をしていないデータでは見ることはできない。
- パピヨン:パワプロ8のドラフ島連合の選手。パワプロ2018のパワフェスにてコンボイベントの相手となる。
- 佐藤寿也:MAJORの海堂学園の選手。パワプロ2018以降のパワフェスでDLCを購入するとコンボイベントの相手となる。
- 柴田軍平:パワプロ'99のたんぽぽ製作所の選手。パワプロ2020のパワフェスにてコンボイベントの相手となる。
- 三森右京:パワプロ2011のときめき青春高校の選手。パワプロ2022のパワフェスにてコンボイベントの相手となる。
関連タグ
上杉和也…交通事故で野球を断念せざるを得なくなった紳士的な性格の弟キャラクター。進のモデルの一人と思われる。
古代進…宇宙戦艦ヤマトの主人公。兄の古代守と合わせて、猪狩兄弟の名前の元ネタとなっている。