「やはり君は、打って倒さなきゃならない好敵手(ライバル)だ!」
プロフィール
名前 | 佐藤寿也 |
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性別 | 男性 |
身長 | 175cm(高校一年生時) |
体重 | 64kg(高校一年生時) |
ポジション | 捕手 |
投打 | 右投右打 |
背番号 | 12(横浜リトル四年時) |
2(横浜リトル五年時~、友ノ浦中、海堂高校、ヤングジャパン) | |
13(東京シャイアンズ)※アニメでは東京ウォリアーズ | |
24(W杯日本代表) | |
14(インディアナ・ホーネッツ) | |
生年月日 | 1987年 9月9日 |
血液型 | AB型 |
CV | 大浦冬華(~小学生)、森田成一(中学生~) |
概要
茂野吾郎の初めての野球友達で、終生のライバルかつ親友。5歳の頃に知り合い、当時母親の影響で勉強漬けだった彼は、吾郎の影響で大きく変わった。
強肩強打の天才捕手。ここ一番で本塁打を打てる一流のパワーヒッター。冷静沈着で頭脳明晰、緻密なリードで相手を翻弄するが、それゆえ策に溺れることもある。
努力家であり、バッティングセンターで捕球を軍手で行う練習を重ねており、中学時代に吾郎が投げた球を素手で捕球したこともある。
出場経験のない吾郎とは違い、海堂で甲子園を春夏で連覇している。(ただし夏の大会は事情により優勝旗を返還)
人物
基本的に真面目かつ穏やかで礼儀正しく、吾郎とは性格も環境も正反対であり何かと反発することがある。
しかし、納得のいないことであれば上の人間に対しても遠慮なく意見する吾郎と同じような一面も持っている。
野球を教えてくれた吾郎に対し強い憧れと尊敬の念を抱いており、野球に対する気持ちが同じ事もあって、そのおかげで強く結びついている。下記のトラウマのせいで野球に関しては冷酷ともとれる駆け引きをみせる。
その行動が吾郎の感情を逆撫でしてしまい、結果そういった挑発的な言動が吾郎の闘志を引き出しピンチに陥ることもある。
吾郎の最大の理解者であり、いざバッテリーを組むと暴走しがちな吾郎の良きストッパーとなり、冷酷な言動も吾郎に感化されて薄れていった。
家族構成は、妹・美穂や母方の祖父母を含めて6人。その祖父母は寿也達から離れて暮らしており、そこで自営業の弁当屋を営んでいた。
言葉づかいは丁寧で、一人称が「僕」。しかし中学時代では何故か「俺」も使っていた。
友達からは「寿君(としくん)」「寿」「寿也」と呼ばれており、主に吾郎(小学生時代までは「としくん」、中学生以降では「寿」)や「寿也」(大学生以降から「としくん」と呼ぶ)が使う。幼少期には母親からは「寿ちゃん」と呼ばれた。
吾郎と比べれば野球の経験は浅く小学校受験のため、母親から学業を強要されていた。そんなある日、部屋の窓から壁当てをする吾郎を見ていると、目が会い、キャッチボールに誘われ、野球の熱意を手に入れる。しかし母に「勉強をサボった」と罰として吾郎からもらったグローブを無断で捨てられてしまう。このことがきっかけで一度は吾郎とも溝が生まれてしまうが、父・茂治からの叱咤と助言で誤解してしまったと後悔した吾郎の協力で取り戻すことができた。その後母親から許しを得て本格的に野球を始め、横浜リトルで吾郎擁する三船ドルフィンズと互角の勝負を展開する。
小学6年生の時に修学旅行から帰宅した際、自分だけを残して家族が夜逃げした事がトラウマとなっており、そのことを思い出す度に呼吸困難の発作が起きるため記憶を封印していた。その結果、養祖父母の負担にならないように地元神奈川の名門・海堂学園高校の野球部特待生になることに執念を燃やし、性格に歪みが生じていたが茂野に感化されて負の側面は薄れていった。
W杯の為に渡米した際にたまたま妹と出会ってしまい、「僕には妹にも親にもいない」と気絶してしまったが、吾郎達の助けもあり後に和解している。
『MAJOR2nd』では、良き大人として自分の息子や親友の息子を陰ながら応援している。
経緯は不明だが、群馬出身である「坂口」という名字の女性と結婚してからは一人息子の佐藤光を設けるも、何らかの理由で妻と離婚したとされている。
吾郎がホーネッツを退団したあともホーネッツに残っており、首位打者など記録を残した後「2nd」の時点では現役引退しており、向こうで指導者資格を取った後日本に帰国して現在は野球解説者をしている。
中学生編では光が大吾に暴言吐いたと知って大吾を利用する形になるとはいえアメリカでコーチとしての指導者資格を取ってたのもありかつてバッテリーを組んだ男の娘と親友の息子の風林大尾連合の監督となり後進の育成にも取り組んでいる。寿也は吾郎に大河からチームに魚住が入ってきたことで大吾のメンタルについて相談をされた際、吾郎に「監督が選手の育成をする際に選手を育てる際に大事にしてることは?」と問い吾郎は「練習メニューの管理やコーチング」と答えたが寿也は「それも大事だが選手のモチベーション維持をどれだけ挙げられるか」と答えた。かつて自分たちが受けた夢島でのトレーニングメニューのようにはたから見たらパワハラに見えるかもしれないと寿也は監督を引き受ける際これを危惧していた。しかも過半数が女子となると尚更であったが実際にしてみたらそんな不安はなく「風林は大吾を中心としたチームだからこそ自分が作った練習メニューについて来てくれる。そういった面を含めて大吾は一見地味に見えるけどいいキャッチャーでありいいキャプテン」と評価している。
監督としての実力は最初に面談と実力を見てからその選手にあったポジションを選定するなど選手の個性を生かしたチームを作ることを信条とする。練習では最新の球速測定器やフォームからデータを測定して選手の弱点を潰して長所を伸ばしている。選手のこともよく見ており 千葉拓巳が盲腸(アニメ版では虫垂炎)の手術明けを言い訳に練習をサボろうとした際には「自分の腕に驕ってチームの一員として歩調を合わせる気も強くなろうとする気もないなら、辞めてもらったほうがいい」と退部勧告をしたり(ただし彼の本職であるショートが本当に求められていることを教え、態度を改めるまでの猶予も与えている)、吾郎扮するパンダエースからホームランを打たれた際佐倉睦子が挫折して泣き崩れたときも「自分以上を見せようとして、自分以下になるほど愚かなことはない」と励ました(この時本来の役割を無視した吾郎にも普段からは想像もつかない言葉遣いと圧力で黙らせている)。
海堂時代に戦った藤井の娘藤井千代の投球を見てピッチャーとしての才能を見出したり連合チームになってから野球初心者の郷田がスポーツビジョンと呼ばれる目の機能が1番優れていて伸び代があることを見抜くなど選手を見る目は確かである。実際郷田と千代の実力はまだ初心者に毛が生えた程度しかないがどんどん才能を開花させており、千代の投球フォームも見定まっていないが、腕のふりがしなやかであることからプロと同等レベルの回転数があると薬師寺や阿久津と言った海堂OBから高い評価を得ている。郷田の場合スポーツを1度もしたことが無いいわゆるスポーツ音痴だったが上述のスポーツビジョンでボールの落ちる軌道や落下地点などを見て即座に反応して取るなど少しずつだが寿也の個人練習も相まって伸び代を見せている。
魚住もメジャー流のキャッチングをしてきた自分では出来ない投手にたいしてとても堅実なキャッチングを評価するも股関節が弱いとして外野にコンバートさせている。
入部当初制球やスタミナに難があり変化球もそこまで芸が多くなった仁科も下半身のトレーニングを行ったことで
新体制最初の練習試合の海堂戦では、新体制のチームとしての初の試合でもあるため、今のチームがどこまでやれるか試してみるために全選手を交代をしていき、大吾達が3年になった夏の地区大会直前の練習試合では強豪相手に8対0で圧倒するなど脅威的な成長を見せている。
また、かつての因縁から風林の校長である江頭による嫌がらせと元メジャーリーガーが学生野球の指導者というビックなネタにマスコミが執拗に追い回して来ることに大河と共に苦悩をしておりついには江頭の策略で光率いる辻堂を倒せる県大会出場という子供達の目標まで叶えられなくなりそうになったため自分達大人の勝手に振り回されて子供達がかつての大吾の二の舞にならないために監督を辞退しかけたが吾郎を通じて江頭と自分達の因縁を聞いた大吾達の説得を受け立ち直っている。
余談
幼稚園時代では坊っちゃんカットに眼鏡という出で立ちだが、小学生時代を境に変化が付き、中学生以降では薫と殆ど変わらないような髪型をしている。
そのせいで、本来吾郎が薫にプロポーズするシーンで、顔周りなどは薫のままだが顔つきだけ寿也というコラが流行っていたとか。
2020年には現実のプロ野球にて佐藤都志也選手という字は違うものの同名の選手が千葉ロッテマリーンズに入団している。(偶然にもこちらも捕手をメインとして活躍している)
関連タグ
鬼道有人…ポジションと性格が似ているスポーツ選手。幼少時のトラウマで歪な性格だったが最後は更生した点、家族構成に妹がいる点が共通している。
海馬瀬人…ライバル仲間。親(養父)から優等生であることを強要される等の虐待を受けたせいでおかしくなり、主人公どころか兄弟にも冷酷だったが挫折や主人公との交流により改心した点が似ている。
蒼沼キリハ…主人公のライバルで親から優等生であることを強要されて、身内に見放されたせい(ただし父親のみで両親の死亡後に厳密には親戚から)で人間性が歪んでいたが、主人公と勝負していくうちに負の側面が浄化されたところが共通。ただし家族構成や改心後の性格に関してはトーマに近い。