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概要編集

ゲッサン」(小学館)にて2012年6月号から連載されている。

ただし「ゲッサン」2020年6月号から同年10月号までは発表(連載)を見送っていた。いわゆる新型コロナウイルスの影響で野球そのものが世の中から無くなってしまった中で、作者のあだち充がどうすればいいのか悩んだ結果の、苦渋の決断であった。

単行本は2023年10月時点で21巻リリースされている。


明青学園の野球部に在籍、低迷続く野球部に新風を巻き起こそうとする義兄弟・立花投馬と走一郎の姿を中心に描く。あだちのお家芸である野球青春物語のひとつ。

時系列としては人気・知名度とも高い「タッチ」の時代から約30年後にあたるが続編ではなく、あくまでかつて甲子園優勝を果たした明青学園を舞台とした別作品であるのだが、「タッチ」の人物は全く登場させないという意図でもない。その一方で、実は「タッチ」と同じ世界観の作品である「みゆき」からは複数のキャラクターが登場してはいる。


登場人物・キャラクター編集

立花投馬(CV:梶裕貴

本作の主人公。


立花走一郎(CV:内田雄馬

もう1人の主人公。


立花音美(CV:内田真礼

本作のヒロイン。


大山春夏(CV:花澤香菜

もう1人のヒロイン。

明青学園高等部新体操部員、のはずなのだが、野球部のマネージャーも兼任している。

そもそも新体操部に入部したのは、父・吾郎から、「野球から距離を置け」と命じられたため。それでも相手チームの見物程度は許されていたのだが、あるチームの見物をしていた際に怪我をしてしまい、野球部のマネージャー兼任となる。

その後新体操部が自分だけになったのをいいことに新入部員の勧誘をサボった結果、事実上の廃部に追い込んでしまい、まんまと野球部マネージャー専任となってしまった。

実は兄がいたのだが、自分が生まれる前に亡くなっていた。

幼少期に投馬の母の葬儀で投馬にサイダーをぶちまけたことがある。明石家さんまの態度にブチ切れてシャンパンをぶちまけた梓みちよじゃないんだから。


二階堂大輔(CV:安元洋貴

物語開始当初の明青学園中等部野球部員でエースピッチャー。

野球選手として問題のある行動が目立ち、部員からの評価が低かったものの、走一郎のリードに従い、最後まで投げ込んだ。

実は重い心臓病を抱えており、監督の協力でそれを周囲に隠して部活動に取り組んだ。

手術に成功した後、立花兄弟に事情を説明し「お互い謝らない」という条件で折り合いをつけ、今川正ともよりを戻している。

医師から激しい運動を禁止され、高等部では野球部員として活動できない。その一方で、半ば自分のせいで野球を捨て、チンピラに成り下がってしまった錦研二に対し、“罪滅ぼし”とばかりに救いの手をさしのべている。

高3進級直後に父・耕三(CV:松本大)が死去。


今川正(CV:金光宣明

二階堂同様物語開始当初の明青学園中等部野球部員でキャプテン。後に同校高等部の野球部でもキャプテンを務める。

中等部・高等部いずれもキャプテンを任されるほど穏やかで人徳・人望がある。もっとも、上級生からデブと罵倒された時は激怒した。また、野球をやめてしまったいきさつ故に、錦の復帰も最初は頑として断っていたが、周囲の説得と二階堂の尽力により最終的には折れた。

もともとは彼が正捕手だったが、走一郎にその座を奪われ、一塁へのコンバートを余儀なくされてしまった。だがその一方で不動の4番打者。


夏野一番(CV:小林大紀

投馬と走一郎の1学年下の野球部員。

明青学園中等部入学後野球部に入部。

投手志望だったがチーム事情により外野に回されてしまう。監督更迭を機にやっと投手にコンバートしてもらえたのだが、投馬の厚すぎる壁に阻まれてしまう。

投馬(と走一郎)の内部進学のおかげでエースピッチャーとして活躍出来たのはよかったが、彼もまたうっかり内部進学したばっかりに、またしても投馬の壁に遭遇してしまう。

野球に取り組む姿勢が真面目なだけになかなか不憫な奴、なのだが、実は結構お調子者。


駒耕作(CV:金野潤

立花兄弟の同級生。小学生の頃から親しい仲。

馬鹿正直な物言いをしてしまう事がしばしばある。

元々はライトを守っていたが、フライを捕るのが苦手という、外野手としては致命傷的なハンデを抱えていたため、ファーストにコンバートされた。


南郷四郎(CV:最上嗣生

立花兄弟の同級生。大山監督を慕い、九州から転校。

春夏に好意を持っており、近づく者には睨み付ける。立花家に訪問した際はコップを握り潰して割ったことも。

練習試合にて、投馬がデッドボールに遭ってしまい激怒、相手選手に飛び掛かったこともある。

また、強面である反面、虫嫌いという意外な一面もある。

ポジションはサード。


立花英介(CV:高木渉

投馬の父。


立花真弓(CV:井上喜久子

走一郎と音美の母。


澤井圭一(CV:内田夕夜

走一郎と音美の実父。真弓の前の夫。故人。

彼もまた明青学園高等部卒業生で野球部OB。1年生の頃にはエースとして期待されていたものの、西東京大会準決勝での大怪我が元で野球選手生命を絶たれてしまう。

マネージャーとして野球部に関わるも、高校卒業を機に野球とは一切縁を切り、その時代のことは真弓や子供達に一切語らず、墓場まで持って逝ってしまった。


立花尚子

投馬の実母。英介の前の妻。故人。

高校時代はソフトボール選手で、しかも投手を務めていたそうな。


大山吾郎(CV:楠大典

春夏の父。明青学園野球部監督。明青学園OBで英介と圭一の野球部仲間。

投馬と走一郎が中等部から高等部に進学し、野球部に入部すると同時に明青学園高等部の野球部の監督に就任した。

高校野球の世界では名コーチとして名が知られてはいたが、監督としては名青の監督にしか就く気がなく、監督要請を断ったという。

英介の突然死の反動故か酒浸りになってしまい、「解ってくれよ、飲まずにはいられねえんだ」と泣き崩れてしまう。その後、春夏に飲酒を止められ禁酒を宣言する。


月影渚(CV:篠原恵美

小説家。春夏の母。吾郎の妻。本名・大山みどり

高校野球のことなど知ったこっちゃないと言う態度を取っているため、夫の仕事ぶりを評価していない。

執筆活動のため春夏や吾郎とは別居しており、春夏に吾郎のことをほぼ丸投げしている。

結構豪快な性格のおばさん。


三田浩樹(CV:遠藤大智

亜里沙の兄。東秀高校の学生で野球部員。さらにはエースピッチャーであった。後に大学に進学し、野球を続けている。

野球そのものが大好き。しかももの凄く心の広い善人で、投馬が自分の投球フォームをパk・・・ゲフンゲフン、もとい、参考にしたという話を聞いた際には「やるじゃないかあいつ」とばかりに喜んだほど。

ただその一方でかなりのシスコンであり、妹を侮辱した夏野にブチ切れた事がある。


三田亜里沙(CV:伊瀬茉莉也

浩樹の妹。投馬と走一郎の高校の後輩(つまり、音美とは同学年)。

音美の事を毛嫌いしているフシがある。


赤井智仁(CV:鈴木達央

遼の義兄。健丈高校の学生で野球部員。

他の野球部員に対してはきちんとした仲間意識を持っている一方、親しくも何ともない人間にはかなり冷たい。

過去のトラウマからが苦手だが、犬からは好かれている、ある意味気の毒な人。


赤井遼(CV:西山宏太朗

智仁の義弟。投馬と走一郎の高校の後輩。文武両道にして善人。

とある理由から、好きだったはずの野球から距離を置いてサッカーをしていた。しかし、クラスメイトとなった夏野の影響や、ある人物から頼まれた投馬の説得もあり、野球部員となった。

入部して早々に1番打者・センターの守備を任されている。

立花家と同じく、智仁とは互いに親の再婚による連れ子同士であるため血の繋がりのない義兄弟にあたる。


小宮山新平(CV:武虎

健丈高校野球部監督。

四国のとある高校の野球部のコーチをしていたが、指導のやり方をめぐって監督と対立、後ろ脚で砂をかけるかの如く去ってしまう。

その後健丈から声をかけられ、監督補佐という格好でそこの野球部に参加、「これはいける」と目星を付けた中学生5人を勧誘、健丈に入学・入部させることに成功している。

勝ちに行くことにこだわっているが、そんな感情をあまり表には出さず、常に人を喰ったかのような表情をしている。


錦研二(CV:福西勝也

投馬と走一郎の同級生。寡黙で辛気臭いムードを醸し出している人。当初は顔に傷があったが、回復。

明青学園中等部時代、投馬が監督のせいで冷や飯を喰わされている事に耐えきれず、監督をどついてしまう。それが元で野球をやめてしまい、チンピラに成り下がるも、高等部への内部進学後、投馬がようやくマウンドに立つ事が出来た事を知り、紆余曲折あったものの、再び野球ができるようになった。

ポジションはショート。


パンチ(CV:日髙のり子→金光宣明)

立花家の飼い犬。容姿は『タッチ』や『H2』に登場したパンチに似ている。音美の夢の中の人物(あだち充)により命名。


西村拓味 (CV:奈良徹

水神中学校→勢南高校の学生。彼もまた野球部員である。

走一郎と投馬の実力を認めている。

中学時代は優秀なキャッチャーがいなかったことから高校進学の際に走一郎を引き抜こうとしたが失敗した。


西村勇(CV:中尾隆聖

拓味の父。勢南高校野球部の監督。若い頃の姿は拓味に酷似。愛車はルノールーテシア(クリオ) スポールV6。


謎の男(CV:???

明青学園の野球部の練習や甲子園の試合を眺める謎の男。

不審者と疑われたが、交通事故から音美を助けた事がきっかけで立花家のやっかいになる。庭でテント生活をしたことも。本人曰く記憶喪失だという。

僅かながらも記憶を取り戻し、投馬を強引に実家に連れ出して父の死の真実を告げる。



原田の母(CV:鈴木れい子

正平に連れられた投馬を自宅に出迎えた。


原田の姉(CV:平松晶子

結婚したものの、離婚してしまい、娘のカンナ(CV:藤田咲)と共に実家に出戻った。


間崎竜一(CV:中村大樹

ラーメン店『ドラゴン』の店主。その後、なぜか喫茶店『ドラゴン』に転身。

実は結構な金持ちらしく、これらの飲食店の経営はいわば道楽でやっているらしい。


千本木豊(CV:水島裕

明青学園教員。吹奏楽部→美術部顧問(代行)。ロクに部活の指導をせずに寝てばかりだが、たまに指導をすると、これがまた的を得てたりする。

実は澤井圭一の選手生命を奪ってしまった張本人。その事を圭一の息子である走一郎に語り、詫びた。


ナレーター(CV:日髙のり子)


テレビアニメ編集

OLMによってテレビアニメ化されている。

2019年4月から同年9月にかけて、日本テレビ系列局ほかにて放送された。製作ホスト局は読売テレビ。また、約2ヶ月遅れながらアニマックスでも放送されている。


2022年8月6日、Season2の構想が存在することが明らかになった。同年12月12日には具体的な放送開始時期の発表もなされている。

なお、これに伴い最初の2クール分は、Season1と銘打たれるようになった。

2023年4月から9月にかけて、引き続き読売テレビホスト日本テレビ系列局ほかで放送されている。


ネタ編集

  • ナレーションはかつて浅倉南を担当した日髙のり子が務めた。アニメ化が発表されると同時に「日髙が出演する」とアナウンスされ、ファンの間で話題になった。本人は「明青学園OGとして頼れる先輩になれるよう頑張ります」とコメントしている。また、仔犬時代のパンチ役も務めている。
  • モブキャラとして、女性タレントのいとうあさこ様々なキャラクターで登場している。

主題歌編集

オープニングテーマ編集

1期

「イコール」

歌:sumika 作詞・作曲:片岡健太



「VS」

歌:ポルノグラフィティ 作詞・作曲 新藤晴一 編曲 近藤隆史田中ユウスケ



2期

「Starting Over」

歌:sumika 作詞・作曲:片岡健太 編曲:トオミヨウ、sumika



「アマリリス」

歌:BLUE ENCOUNT 作詞・作曲は田邊駿一



エンディングテーマ編集

1期

「君に届くまで」

歌:Little_Glee_Monster 作詞:いしわたり淳治 作曲:水野良樹 編曲:島田昌典



「君に伝えたストーリー」

歌:Qyoto 作詞:中園勇樹 作曲:Qyoto、宮崎諒 編曲:Qyoto、鶴澤夢人



2期

「ハルノオト」

歌:miwa 作詞・作曲:miwa 編曲:NAOKI-T



「今この瞬間を」

歌:Little Glee Monster 作詞:コヤマヒデカズ 作曲:Raizo.W 編曲:KOHD



外部リンク編集

ゲッサン公式サイト内作品紹介ページ

読売テレビ公式サイト内アニメ公式サイト

アニメ公式X(旧ツイッター)

Wikipedia

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