曖昧さ回避
※pixivでは2.に関連する作品がほとんどである。
「ルノー」の発音
フランス語は基本的につづりと発音が完全に一致する言葉であるが、Rで表す音は英語の巻き舌の音ではない。具体的には英語のRの音が日本人にはLの音に聞こえるのに対し、この音はLの音には聞こえず、多くの場合、日本人の耳には不明瞭なHの音に聞こえるが、喉の奥から息を吐き出すところが同じであるものの、摩擦音が入っているところが異なる。
ちなみに摩擦音を伴わないいわゆるHの音は一般的にフランス人には聞き取れない。また、Rに続くeの音はきわめてあいまいな弱音を表し、日本語ではう音に近いが[う]や[お]のように唇が狭まらないあいまい音となる。
従ってフランス語圏での発音に一番近いカタカナ表記は「フノー」、あるいは(auが表す音は日本語のお音より唇が狭まらない[お]であって長さにはよらない)場合により「フノ」である。
しかしながら正確にはHの音でもくちびるを閉じて強く息を吐き出すFの音でもないため、[フ]を当てるとすると、逆に日本語のふ音により近いfeでつづる音との区別がつかない。また、表記のRは一般的にラ行に当てるので、「ルノー」と表記されている。
関連タグ
「ルノー」という名の人物
実在の人物
- ルイ・ルノー … フランスの自動車製造会社「ルノー」の創業者の一人。
架空の人物
- ゲーム『アンジェリーク魔恋の六騎士』の登場人物 → ルノー(アンジェリーク)
- ゲーム『ユニコーンオーバーロード』の登場人物 → ルノー(ユニコーンオーバーロード)
- 漫画『原獣文書』の登場人物 → ルノー(原獣文書)
- the_wonderful_101の登場人物 → ジャン・セバスチャン=ルノー
自動車メーカーの「ルノー」
1898年、フランスのルノー兄弟により創立され、現在もパリに本社を置く自動車製造会社。
事実上の子会社である日産・三菱自動車と『ルノー・日産・三菱アライアンス』を形成しており、傘下のダチア(ルーマニアの自動車メーカー)なども含めると、フォルクスワーゲングループ・トヨタグループと覇権を競うレベルの巨大グループである。
またPSA・プジョーシトロエン(プジョーやシトロエンなどを所有する持ち株会社)と並ぶフランスの二大自動車企業の一方である。
ルノー公団として国営企業であった時代が長く、現在もフランス政府はルノーの株を約19%保有している。実際問題経営幹部にはフランス政府の関係者が多く天下っており、現在も事実上の国有企業としてしばしば批判の対象とされている。
日本では、フランス本国では商用車として知られるカングーが、お洒落なワゴンとして人気を集めている。またAセグメントのトゥインゴ、Bセグメントのルーテシアやキャプチャー、ホットハッチのメガーヌRSなどコンパクトな二輪駆動車もルノーらしいデザインで人気のモデルである。
日産自動車とはプラットフォームを含め多くの部品を共有するものの、日産ディーラーでのルノー車の扱いは一部例外を除いてなく、ナビゲーションシステムやインパネ周りのデザインも全く別なため、「フランスのお洒落な車」としての販売戦略をハッキリと分けているようだ。
モータースポーツ
子会社のアルピーヌも含め、積極的にモータースポーツへ参加しており、公道レース、ラリー、耐久、グランプリなどで活躍してきた。
しかし1977年のF1グランプリ初参戦以来、F1以外のカテゴリはカスタマー向け供給が多く、ほぼF1に注力しているといっても過言ではない。ルノーはF1におけるターボエンジンの先駆者として知られており、第一期マクラーレン・ホンダとのガチンコバトルがオールドファンにはたまらないだろう。近年では2005・2006年の皇帝シューマッハを破っての選手権連覇や、レッドブル・ルノーの怒涛の4連覇などが印象深い。現在もコンストラクター・エンジンサプライヤーとしての参戦を続けている。
通算ではコンストラクターとしては35勝、エンジンサプライヤーとして168勝を挙げている。
2014年初開催のフォーミュラEにもいち早く参戦し、ワンメイクシャシーの開発にも加わったため、同シャシーには『スパーク・ルノー』の名が付けられている。開幕シーズンからいきなりチームチャンピオンを3連覇する活躍を見せたが、不振のF1に集中するために5シーズン目にして日産に後を譲って撤退している。
販売された車種
クリオ/ルーテシア(クリオGT、クリオR.S.)
メガーヌ(メガーヌエステートメガーヌR.S.メガーヌ E-TCEHエレクトリック)
ルノートラックスの車種
関連タグ
カモさんチーム(ガールズ&パンツァー・大洗女子学園) - ルノーB1bis戦車を使用。