かわりものだが ナイスガイ
いがいな とくぎも あるよ
※ネーミング時の紹介文から引用
◆れんしゅうだけは やってきたけど
ほんばんは はじめてだ・・・。
◆うまくいけばいいが・・・。
◆オレは あしが
すこしばかり ふじゆうだが
がんばって ついていく。
◆いっしょに つれてってくれ。
曖昧さ回避
- 『duster』。掃除人または雑巾・はたきなど埃を掃除する道具の総称。
- ダスターコートの略称。
- アメリカが開発した対空戦車。名前は1に由来。⇒M42
- ルーマニアの自動車メーカーが開発・生産した車。→ダチア・ダスター/ルノー・ダスター
- 『MOTHER3』に登場するキャラクター。※本項にて解説
- 『僕のヒーローアカデミア』に登場するキャラクター。→ナックルダスター
概要
『MOTHER3』に登場するキャラクターで、何も盗まないドロボー親子の息子。師でもある父・ウエスと共にクマトラの家臣でもあるが、当の本人は本編まで彼女との面識は無かった。
第2章「泥棒アドベンチャー」ではプレイヤーとして操作が出来るようになる。
足が臭くて口臭も少しキツく、更に夜にしか活動しない為、元々は『タツマイリ村』でも目立たない存在だった。しかし、外見は悪く無い為か地味にモテているらしい。
また、幼少期に『ドロボー術』の訓練中での事故が原因で左足が不自由になっている(実際に、ドット絵では走る際に足を引きずるようなモーションがある)。その為、その怪我をウエスが気にしているのではないかと感じる事もあり、彼のトラウマの1つにもなっている。
作中での活躍
第1章〜第2章
第1章『とむらいの夜』では、家でグッスリ寝ていた所をウエスから頼まれたボニーによって起こされ、現場へ直行する。その後、『ドロボー術』を活かして『テリの森』の火事で行方不明になった家族を探していたフリントをサポートした。
また、翌朝に再び彼と会った際には自分なりの言葉で慰め「 ◆また ちからになることがあれば いつでも こえをかけてくれ。 」と言った(なお、この章では見られないが第2章のプロローグでフリントから「ありがとう」と伝えられた)。
第2章『泥棒アドベンチャー』では、ウエスから『オソヘ城』に安置された"ある重要な物"を盗む使命を与えられる。城の探索やパッションさんとの戦いを経て『けだかいタンつぼ』を手に入れるが、探していた物ではなかった為ウエスに壊されてしまった。
彼によると、"ある重要な物"とはツボが置かれた所から更に奥の部屋にある『ハミングバードのタマゴ』の事で、世界を滅ぼす力と生み出す力を秘めている秘宝だった。しかし、父と共に再び『オソヘ城』に向かった際にブタマスク達も同じ物を探している事を知り、捜索を急ぐ事になる。
また、道中ではクマトラとの出会いも果たし、3人でオソヘビとの戦いなど紆余曲折の末に『ハミングバードのタマゴ』をゲットする事が出来た。しかし、オソヘビの撃破後に下流に流された時に2人とはぐれ、タマゴと共に行方不明になってしまった。
第4章〜第8章
第4章『チチブーの劇場』では、3年前に記憶喪失となって以来『D.C.M.C』のベース担当・タメキチとして活動していた。そんなある日、彼の経緯と秘宝の行方を探る為ヨシコシに扮装していたクマトラと再会する。
そして、メンバーとの話し合いやジャンケスの末にリュカの仲間になり、旅に同行する事になった。
第5章『イカヅチの塔』ではネンドじんの下に隠した秘宝の元に辿り着くが、直後に落ちた雷でネンドじんが『ハミングバードのタマゴ』を持ったまま暴走し何処かへ行ってしまった為、慌てて後を追う事になる。その後、かなしきよせあつめから無事にタマゴを取り返した事で3年前の記憶を思い出す事が出来た。
なお、タメキチだった時の影響もあるのか記憶を取り戻して以降は性格が昔と比べて明るくなり、パーティの頼れる兄貴分的な存在となる。
第7章『7本の針』では『どせいだに』に住むどせいさんにヒモヘビと共に助けられる。しかし、その直後に襲撃したブタマスク達に人質にされるという災難に遭うもののどせいさんの手紙を読んで駆け付けたリュカ達に救われ、再び旅の仲間として同行する事を決意した。
ステータス
『PSI』は使えないが、戦闘では後述の『ドロボーグッズ』を生かした補助技と不自由さを感じさせない蹴り技による高い攻撃力を誇っており、前衛にもサポートにも適している。また、敵に背後を取られても咄嗟に後ろ蹴りを繰り出す事で反撃したり、逆に素早く背後に回り込む事もある。
ドロボーグッズ
彼専用の『とくぎ』で、ウエスから学んだ術やアイテムを活かして手助けをしてくれる。
- カベホチ
巨大なホチキスの針で敵を張り付け、拘束する。作中では、戦闘以外でも特定の場所で使用するとハシゴ代わりにする事も出来る。
- サイレンクワガタ
けたたましい音を出すクワガタで敵に後ろを振り向かせる。『たたかいのきおく』では背後も記録する事が出来る為、コンプリートする際には必須。
- けむりだま
敵に煙をまき散らし、敵を『なみだ』状態にする。
- さいみんふりこ
- こわいおめん
恐ろしいお面を被って敵を怯えさせ、オフェンスをダウンさせる。
- くすぐりぼう
敵をくすぐってディフェンスをダウンさせる。
なお、厳密には『ドロボーグッズ』ではないがヒモヘビも作中で度々活躍している。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』ではスピリットとして登場。ランクは★1(NOVICE)でアタッカータイプ。
スキルは「足攻撃強化」。アドベンチャーモードの『灯火の星』やスピリッツボードでは、これに憑依されたルイージと『パックンランド』で戦う事になる。
トッテン・ドリ・くるりと言った泥棒キャラを呼び出すのに使うが、どっちもサポーターなので注意。
関連イラスト
関連タグ
同シリーズでの仲間1
※この先は、本編に関する重大なネタバレが含まれております。閲覧の際には充分ご注意下さい。
素性と真実 (ネタバレ注意)
第8章『なにもかも なにもかも』では、実はウエスとは本当の親子でもオソヘの家臣でもない事がリダから明らかになった。これは『タツマイリ村』の人々がかつての『世界』の滅亡から唯一生き延びた人達であり、『白い船』に乗って唯一滅びから逃れられる『ノーウェア島』に辿り着いた為であった。
当時、ダスターやウエス、リュカの両親達も船の乗客の1人であり、別の名前を名乗っていた。
『白い船』の人々は、再び滅亡の引き金を引かないように全ての過去の記憶を忘れ、昔からの島の住民として新たに与えられた記憶と名前と役割を持って生活を営むという意図的な記憶の改竄を行い、彼もその際に本来の記憶を封印し現在の名前と"クマトラの家臣であるドロボー親子の息子"という役を与えられた。
一方、元々の記憶は万が一のバックアップとして『ハミングバードのタマゴ』に移し、『オソヘ城』に安置されていた。ダスターとウエスの役割は物語に危機が迫った時に『ハミングバードのタマゴ』を回収する事で、本当の真実を知るのは改竄された記憶を維持させる為に唯一過去の事を覚える人物に選ばれたリダと『ノーウェア島』の先住民であるマジプシー達だけだった。
なお、ウエスとの更に深い関係性や一時的に記憶喪失となった際のタメキチがダスターの本当の性格だったのかは不明のままとなっている。しかし、没データに残されている台詞には「母親が随分前に他界してからウエスが男手1つで育てており、たとえ子供の頃の記憶が偽りでも彼が自分の本当の父親で尊敬しているのは間違いないと信じている」という事が語られている。