概要
M42ダスター対空自走砲は、1950年代初期にアメリカ合衆国で開発された。主武装にはボフォース40mm機関砲を連装で2門搭載し、車体にはM41軽戦車のものを利用している。
アメリカ陸軍に配備され、1960年代初頭に勃発したベトナム戦争に投入されたが、この戦争では拠点防衛やコンボイ・エスコートなどの対地任務に多用されたため、40mm機関砲による地上目標への水平射撃に威力を発揮した。
1967年より後継のM163対空自走砲の生産が開始されたため、1973年のベトナム撤退後、アメリカ陸軍から退役している。
陸上自衛隊にも少数が供与されており、87式自走高射機関砲の配備まで現役を務めた。