データ
チームデータ
| チーム標章 |  |
|---|---|
| 通称 | 風紀委員チーム |
| 使用車両 | ルノーB1bis |
| チーム方針 | 戦車道精神に則り、風紀委員として正々堂々がんばります！ |
メンバー
| 担当 | 氏名 | 備考 |
|---|---|---|
| リーダー・戦車長・通信手・副砲砲手 / 装填手 | 園みどり子 | 通称そど子。おかっぱの長さはミドル。 |
| 操縦手 | 後藤モヨ子 | 通称ゴモヨ。おかっぱの長さはロング。 |
| 主砲砲手 / 装填手 | 金春希美 | 通称パゾ美。おかっぱの長さはショート。 |
※それぞれの名前（というかニックネーム）の由来は、映画『旧約聖書』に出てくるソドムとゴモラ、同映画を監督したピエル・パオロ・パゾリーニより。
解説
県立大洗女子学園の戦車道チームのひとつ。同校の風紀委員である園みどり子（そど子）、後藤モヨ子（ゴモヨ）、金春希美（パゾ美）の3名で構成される。
3人とも見た目から体格からよく似ているが、三つ子でも姉妹でもない。全員おかっぱなのは「大洗女子学園風紀委員の伝統」とのこと（しかも、ドラマCD『テスト勉強です！』では、身長も145cmと決められているとのこと）。とはいえ中の人が一人三役で演じているため、戦車内での会話シーンは一人芝居状態だったりする。
全国大会2回戦を迎える直前に発見されたルノーB1bisの担当として、準決勝より戦列に加入。なおOVA（アンツィオ戦）での描写によれば助っ人の打診は2回戦前に受けており、この段階では杏から強引に押し付けられたも同然であった。当然「（戦車道に時間が割かれては）風紀委員の仕事が疎かになる」と不満の声がもれたが、結局は「女性を磨く戦車道を学ぶことで、風紀委員としてもレベルアップできるかもしれない」と自分達なりの動機を見出し、納得した上で参加している。
ルノーB1bisは大洗チームの戦車の中でもポルシェティーガーに次ぐ重装甲を誇り、準決勝ではフラッグ車の盾として、ノンナに撃破されるまでアヒルさんチームを守った。
決勝戦前日には戦力強化の戦車探しのため、風紀委員所有（？）の車輌・くろがね四起で広報に回った際、拡声器で「皆さんに愛される、皆さんの風紀委員」と触れ回っていたが、そもそも風紀委員ってそういうものだっけ……？
ちなみにドラマCDにて、風紀委員は彼女たちを含め約100人いるという事が明らかに。しかもあだ名がサド香、マゾ恵、ネロ里などかなりカオスな上、女子のあだ名としてそれはどうかというものも。
『エンカイ・ウォー！』では、チーム対抗かくし芸大会でトップバッターを務めて一発芸を披露。しかしインパクトに欠ける上にどこかで見たようなネタも織り交ぜた結果、完全にスベって皆を引かせてしまう（杏と柚子にいたっては目が死んでいた）。
『劇場版』では、学園艦下船前夜に校門で最後の清掃を行い、パゾ美の提案で大洗の看板を取り外して持っていくことにした（本当は「校門を持っていく？」と提案しそど子が受けれそうになったが、「本気じゃないけど」と言われたため、看板のみとなった）。
学園艦下船後は、どのチームも前向きに過ごしている中、彼女達は風紀委員ではなくなったことに自暴自棄になり、職務を全面的に放棄。朝を普通に寝過ごす、朝礼の点呼が非常に適当、夜にコンビニでたむろし、仕舞いにはよその学校の生徒と喧嘩するなど、非常にすさんでいた。
特にコンビニでたむろする姿はまさに不良みたいであり、黒森峰戦での愚痴が現実となってしまった。風紀委員の誇りをどこへやった……
大学選抜チームとの試合が決まった際、呼集の放送に唯一従わず校舎横の小屋で何故か胡瓜を食べてたむろしていたところを麻子に連れ戻される。
最初は反抗するものの、麻子に「そど子がいないと風紀が乱れる。それに少し寂しい」と言われたことで、そど子とそれにつられゴモヨとパゾ美も涙を流して皆の元へ戻った。その際、そど子は沙織から渡されたハンカチで鼻をかんだため嫌がられる。
『愛里寿・ウォー』では、島田愛里寿が転校（実際は見学）しに来ると聞いて、彼女を頭が良い不良と勝手に想定し、パゾ美を彼女に見立てて注意の練習をする。その際、パゾ美は何故かタバコを吸っている本物の不良の真似をし、注意しすぎて「こんな学校辞めてやるー！」とキレられて入学する前に退学してしまう結果に…。
学校をアピールする方法として、名誉風紀委員に任命すると提案するが敢え無く却下される。
愛里寿と対面した時は、生徒手帳を贈呈していた。
『選挙活動します！』では、生徒会選挙に立候補することになったパゾ美が「校則違反の生徒をぶち込む座敷牢の設置」や「拷問器具の購入」など物騒なマニフェストを掲げてゴモヨに止められた他、そど子が後輩に人気がある麻子を遅刻見逃しを条件に抱き込んだばかりか、校則に反してピアスの穴を開けた生徒に対して校則違反を黙認する代わりに選挙で風紀委員に投票するよう約束させるなど堂々と不正に手を染めていた。それでいいのか風紀委員…。
投票では立候補した中では最高の230票を獲得するが、殆どが麻子への投票であり、なおかつ有効得票数に達していなかったため選挙自体が無効になっている。
現時点で、大洗女子チームの中で唯一、最後まで撃破されずに生き残っていない。
戦績
対プラウダ高校戦
- 初陣であったため雪の積もった斜面に苦戦し、移動の際に後れを取ってしまう。先んじて斜面を登り終えたあんこうチームより麻子が助っ人として乗車、難を逃れる。
- 試合後半では敵の本隊を惹きつけるために囮となったフラッグ車（アヒルさんチーム）の護衛を務め、後続していたウサギさんチームが撃破されると、代わりに盾となってフラッグ車を守った。なお、彼女らも撃破されるが、アヒルさんチームの逃げ切りはどうにか成功する。
対黒森峰女学園戦
- 決勝戦前夜では、願掛けのためかカツのハンバーガーを用意し、観客向けの注意事項を書いていた。
- 決勝戦では、「パラリラ作戦」で目眩ましのため、不良走りのように広範囲に煙幕を張る。風紀委員なのに。山から撤退する時も最後尾で煙幕を張り、敵の追撃を遅らせた。
- 市街地で敵車輌の追跡中に超重戦車マウスが現れた際は大洗チームの先頭におり、果敢に挑むもまるで歯が立たず撃破されてしまう。マウスの砲撃のあまりの威力に車体は縦回転して吹っ飛んだ。無茶しやがって…
大洗エキシビションマッチ
- 当初はレオポンさんチームおよび、連合する知波単学園所属の2輌と共にプラウダの足止めを担う。
- 本隊である聖グロ包囲部隊の知波単が持ち前の突撃精神を発揮したことに触発された足止め部隊の知波単の名倉節子が無謀にも前進し被弾。それを目の当たりにして後に続こうとする知波単の福田はるが指揮する九五式軽戦車の突撃を車体で押しとどめ、無理矢理反転させてせっつくように後退させる。
- フラッグ車のあんこうチームとともに市街地へ後退し、機動力に長ける聖グロのクルセイダー部隊に先回りされそうになったところをみほの指示で先行し、車体の重量差を活かした体当たり「ウルトラ風紀ダイナマイト」で強引に突破する。
- 大洗町役場の防衛線崩壊後は、トンネル上部の道でカメさんチームのヘッツァーに乗っかって十分な俯角をとり、トンネル下を通過するアリクイさんチームを追っていたプラウダのT-34/76を上から砲撃して撃破する。ちなみにカモさんチームの初撃破でもある。
- その後、あんこうチーム達と合流し、砂浜で敵フラッグ車のチャーチルを追い掛けていたが、砂浜からアクアワールド・大洗の駐車場に乗り上げようと手こずっていたところをノンナのIS-2に撃たれて撃破される。
対大学選抜チーム戦
- たんぽぽ中隊に配属し、「203高地」の右翼を進行し、ルミの中隊と交戦する。
- 遊園地跡地に後退後は、南正門の防衛に就くが、東通用門から敵の主力が侵攻して来たため、そっちの増援に向かう。
- 野外音楽堂の包囲網突破後は、カバさんチームとローズヒップとともに「なつかし横丁」に進入する。カバさんチームの「マカロニ作戦ツヴァイ」に協力し、M26パーシング2両の撃破に貢献する。
- 終盤では、ジェットコースターのレール上にいたアンチョビ達を拾ってともに行動しているとパーシングの残党を発見し、独断で撃破に掛かる。その際、ゴモヨは勝手なことしては規則違反になるのではと危惧していると、そど子は………
「規則は破るためにあるのよ！」
- ………と、風紀委員が言ってはいけないとんでもないことを言い放った。パゾ美は思わず感心していたが……
- 囮となってパーシングを引き付けていたアンチョビ達が「T型定規作戦」で水切りの要領で釣り堀を渡り、パーシングがぎりぎり釣り堀の目の前で止まったところを背後から容赦なく砲撃して釣り堀に落とし、水没させて撃破する。
- しかし、その直後に現れた愛里寿のセンチュリオンと交戦するも、あっさり返り討ちに遭い撃破される。
- エンディングでは、フェリーの客室のベッドで姿勢よく就寝していた。
対BC自由学園戦
- 開始当初は本隊の一員として行動する。
- 橋を渡る際は最後尾にいたが、そど子が嫌な予感をして一旦立ち止まって周囲を確認する。そして、右側の川岸に敵影を発見し、すぐにみんなに知らせるも間に合わず砲撃を受けて橋の両端を破壊される。その際、危うく落ち掛けた。
- ボカージュ戦では、B1bisがソミュアS35の砲塔に似ていたことから欺瞞作戦の要を担う。生垣で車体を隠しながら押田隊のARL44を狙い、安藤隊が裏切ったと思わせて仲間割れを起こさせる。
- しかし、マリーによって存在がバレてしまい、押田と安藤に囲まれて最早これまでと観念して撃破される。
- 試合後は、いつもの通り大洗港で出航前の生徒のチェックを行っていた。なお、その時ゴモヨとパゾ美はBC自由学園から御馳走されたスイーツを食べていた。
対知波単学園戦
- 密林地帯を移動中、雨の所為もあって深めの水たまりの泥濘に嵌って立ち往生してしまう。レオポンさんチームのポルシェティーガーで引っ張ってもらうも抜け出せず、そど子とパゾ美も戦車を降りて押しても効果が無かったが、見兼ねた麻子がIV号戦車で後ろから体当たりして押したことで抜け出すことに成功。麻子はお礼として遅刻3日分取り消しを要求したが、却下される。
- 川辺での戦いでは、川から上西千代子の特二式内火艇(カミ車)の交戦していたが、別のカミ車(西原車)の存在に気付き、カバさんチームを狙っていることに気付くと、カバさんチームを守り西原車と交戦するも、至近距離で撃たれて撃破される。
対継続高校戦
- あんこうチームが序盤で脱落し、指揮を引き継いだ杏らカメさんチームもヨウコの狙撃で脱落した後、誰が指揮官を引き受けるかと話し合いになった際、そど子が「もしかして、私？」と思わず期待してしまうが、パゾ美とゴモヨから「そど子先輩はむしろ憲兵」「それか秘密警察」と酷評されて絶叫する。
- そど子はとにかく自身の視力を活かしてヨウコ探索に尽力する（途中でパゾ美に双眼鏡を渡され、ゴーグルの様に細工して取り付けられるようにする）。
- ダム穴を開通させた後、最後にトンネルの中を入るが、入った直後に停車して待ち伏せし、最初に突入してきたT-26を撃破する（これによって追撃は不利と思ったのか、継続チームはトンネルへの突入を止めて出口に向かった）。
- カバさんチームとフラッグ車のアリクイさんチームとともにヨウコ撃破のための部隊に加わり、予想される狙撃ポイントに向かうとヨウコのIII号突撃砲G型の発見し、撃破に向かう。途中、敵もユリのKV-1が駆け付けて交戦する。途中、ヨウコが行進間射撃が苦手だと見抜き、停車した時は狙撃を狙っていることを知らせていた。
- その後、アリクイさんチームを囮にし、KV-1を引き付けている間にカバさんチームが「マカロニ作戦ドライ」でロッジの看板で偽装して待ち伏せしてヨウコを撃破することに成功。そのままKV-1を至近距離で砲撃して撃破しようとするも、KV-1の想像以上の装甲の厚さの前に返り討ちに遭う。
関連イラスト
