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ポルシェティーガー

ぽるしぇてぃーがー

フェルディナント・ポルシェが試作したティーガー戦車。試作車両名はVK4501(P)である。
目次 [非表示]

概要

  • ドイツ軍が使用した戦車「ティーガーⅠ」は二種類の試作を経て制式採用された経緯を持つ。ポルシェ社が試作した採用されなかった方がこのポルシェティーガー。
  • 車体はⅣ号戦車の守旧的な構造を引き継ぎ、T-34のような傾斜装甲や曲面化された装甲形状を持たない。
  • 足回りの構造等、幾つかの試験的な設計が施されており、最大の特徴は駆動動力として電動モーターを採用している点である(発電用に普通のエンジンも搭載されている)。
  • これはポルシェ博士が機械式操行装置の信頼性を危ぶんでおり、電動方式にすれば変速等によるギアチェンジ、複雑なステアリング装置が省略でき、電量の調節で無段階変速(極端な例で言えば、グランツーリスモのGTbyシトロエンみたいな感じの走行)が可能なので効率的なのだと考えたため。自動車ではポルシェ自身も電気自動車を開発した実績もあったし。エンジンで発電 → モーターを駆動というコンセプトは昨今のハイブリッドカーの隆盛でわかる通り決して間違ってはいない。…のだが、当時は電圧を高効率で自在に調節できる半導体インバーター(VVVFとか)がないこと、パワーを一時的に蓄積するバッテリーを搭載していなかったこと、モーターが本来は魚雷用で非力だったことがあったためコンセプト通りの性能を出すことができなかった。時代が早すぎたのだ。 (ヒトラーが重装甲の大型車両にこだわり過ぎたせいもあるが)ティーガーはおろかパンターでも大重量故に変速機など足回りの故障が頻発しており、ポルシェの懸念も杞憂ではなかった。
  • さらに、発電機、モーターの両方に貴重な戦略資源である銅を大量に使うということと、発電機とモーターから発生する電磁波により車内・車間通信が非常に難しいということ、さらには採用した空冷エンジンの性能が原因で坂を上る力が非常に弱いという問題もあり、採用には至らなかった。
  • (総統閣下の勝手な判断で)不採用決定の時点で車体部分が既に100両分完成しており、内10台はポルシェティーガーとして完成し、訓練用、指揮車両(砲塔をつけて)として使われ、残り90台はエレファント駆逐戦車等に再利用された。
  • ちなみにポルシェティーガーの車体を利用して作られたエレファントは、エンジンをマイバッハ製に変更したものの、駆動方式はそのままハイブリッド駆動を採用していた。通信にノイズが乗るという欠点は最後まで克服できなかったが、ハイブリッド駆動装置の故障は意外に多くなく、1945年4月まで戦い抜いていることから、コンセプト自体は間違っていなかったことが証明されている。

性能

全車長9.34m
車体長6.7m
車体幅3.14m
車高2.8m
重量57~59t
懸架方式縦置きトーションバー方式
最高速度(整地)35km/h
行動距離(整地)80km
主砲(弾数)56口径8.8cm KwK36戦車砲(70)
機銃7.92mm MG34機関銃×2
装甲前面100mm 側後面80mm
搭載エンジン(馬力)ポルシェ101/1空冷V型10気筒ガソリンエンジン(発電用)×2(320hp)
乗員5名

まさかの復活

  • 戦後、数両のみ実戦投入されたポルシェティーガーが複数出現しているとの噂があった。その噂を調査すると、驚愕の事実が判明。なんとT-34をティーガー戦車風に改造した車両だったのだ!

ニセタイガー

  • 真相はこうである。第二次大戦を題材にした映画の撮影にドイツ軍の戦車が必要であるが実車はレンタルするのにお金がかかる、またはできないという事態が発生した。
  • そこで別の戦車を改造し、ドイツの戦車に見せかけることにしたのだ。その中でT-34を改造した偽ティーガーが車体前方に砲塔があるためポルシェティーガーに見えたという訳だ。T-34以外にもT-55(主に旧共産圏作成の映画)やM47(主に米制作の映画)がドイツの戦車を演じていたが、丸い砲塔に違和感を覚えた人もいた。
  • ソ連映画『ヨーロッパの解放』にはT-44を改造したティーガー戦車が登場したが、この戦車はその後『ヒトラー~最期の12日間~』まで34年もの間使用されていた。
  • 上のイラストの「戦略大作戦」の戦車は比較的ティーガーⅠのイメージを再現している初期の偽ティーガー戦車といわれている。

登場作品

  • 宮崎駿の雑想ノート「豚の虎」

開発者フェルディナント・ポルシェ博士が並々ならぬ情熱を注いで完成させた戦車として登場。

ドランシ大尉とハンス曹長が乗員として選ばれ、その特異な設計から運用に苦心する。


初代PS「コンバットチョロQ」とPS2「新コンバットチョロQ」に登場。

「コンバットチョロQ」の解説にある「革新的な失敗作」は本車を象徴する一文として有名である。

「コンバットチョロQ」では中盤のステージに登場。長めの射程に高い耐久力、オマケに登場するステージは開けた市街地ということもあってうかつに突っ込むと大ダメージを受ける。

「新コンバットチョロQ」では後半のステージで敵タンクとして登場している。


大洗女子学園のレオポンさんチームが使用。


関連タグ

ティーガー Ⅵ号戦車 ポルシェ

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