プロフィール
本名 | ??? |
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所属校 | プラウダ高校 |
学年 | 3年生 |
担当 | 副隊長・戦車長 |
身長 | 172cm(劇場版では176cm) |
出身 | 北海道網走市 |
現住所 | プラウダ高校女子寮 |
誕生日 | 11月21日(さそり座) |
年齢 | 17歳 |
血液型 | O型 |
好きな食べ物 | ビーフストロガノフ |
好きな教科 | 物理 |
趣味 | 歌 |
日課 | カチューシャ日記 |
好きな花 | ひまわり |
好きな戦車 | SU-100 |
CV | 上坂すみれ |
人物像
- 昨年の全国大会の決勝戦で「黒森峰」の10連覇を阻んだプラウダ高校の副隊長。
- クールな性格をしており、そのことから「ブリザードのノンナ」の異名を持っている。また、誰に対しても敬語を使い、他校の生徒を年下でもさん付けで呼んだり、試合中に神社の境内に入った時はわざわざ社殿に向かって一礼したりなど非常に礼儀正しい。
- 戦車道の試合では、副隊長としての仕事のみならず、砲手としても度々活躍している。その詳細は別の項目で後述するが、劇中キャラクターの中でも屈指の戦果を挙げている。
- 隊長であるカチューシャの素質を見抜いて以降は常に行動を共にし、彼女を多方面でフォローする。
- だが一方で、彼女をおちょくることも多く、ドラマCDではあえて冷泉麻子ばかりかまったり、助け船を出さなかったりなどしていた。それで彼女が拗ねた際、学園艦を操って機嫌を直させた。………あんた何者?
- また、麻子を肩車している時にカチューシャが拗ねながらも肩車を強請った時は、「今まで見たことねえたまげな笑顔」になっていたらしい。そして、黒いオーラが見えていたらしい。
- シリアスな場面でも、いざとなればカチューシャの意に逆らってでも彼女を守る行動に走る場面もある(後述)など、カチューシャの忠臣ではあるが、単なるイエスマンに徹するような真似はしない。
- 登場する高校生キャラクターの中では最も身長が高く、たびたびカチューシャを肩車して、彼女の威厳を保つことに貢献(?)している。この記録は、劇場版でクラーラが登場してからも、更に身長が伸びたことで守られた。TV版と劇場版の間に作中ではそれ程長い時間経過は無いはずなのに4cmも伸びてるってどういうことなの・・・。
- ちなみにスタイルの良さもトップクラスである。有志の研究によると主要人物中でも一番デカいのでは、という話も。
- 二次創作でカチューシャを溺愛する物はいくらか見受けられていたが、総集編にて日課はカチューシャ日記であると判明。公式が病気かもしれない。
- ロシア語も非常に堪能(下記の中の人も参照)で、クラーラとは普通にロシア語で会話しているが、そのことをロシア語がわからないカチューシャに叱られている。でもやめない。
- クラーラとは同じカチューシャを崇拝している者としてライバル視しているが、同時に『同志』として固い友情も結んでいる。ドラマCDではカチューシャがロシア語が分からないのをいいことに、本人の目の前でロシア語でカチューシャ様萌え談義(ついでにコレクションの取引)を行うという高度な変態プレイに勤しんでいる。
- ちなみにノンナは本名なのだが、どういった字を当てるのか、それとも片仮名そのままなのかは全く不明。なお、旧ソ連諸国にноннаというラテン系の名前は存在し、ブルガリアの「第九」に由来する男性名Nonnが女性形に変化したものがビザンツ帝国のキリスト教徒によって持ち込まれたという。
登場と活躍
本編第8話で、プラウダ高校は大洗女子の対戦相手として初登場。
- 試合前、カチューシャとダージリンのお茶会で給仕係をしたり(差し出したお茶菓子の名前をロシア語で読み上げる時の発音がやたらなめらか過ぎて、初見では何と言ったのか聴き取れないこと請け合いだが、これはまだほんの序の口)、大洗女子と対面する(背の低い)カチューシャを肩車したりと、まさに「リーダーを陰で支える副官」的ポジに徹していた。
- このように、本来であれば役的にそれほど目立つわけではない立場のノンナであるが、いざ試合が始まると意外な形で全国の視聴者の目を釘付けにすることになる。
- T-34を始めとしたソ連の名戦車を引き連れたプラウダチームは、カチューシャの言葉に続いて「Ураааааааааааааа!!!(ウラー、ロシア語で言うところの万歳の意)」と鬨の声を上げる。この時点でインパクト抜群だが、その直後、ノンナが突如としてロシア歌謡『カチューシャ』を流暢なロシア語で歌い出したのである。しかも重厚なオケ付きで。このシーンは評価が高かったが、海外版では著作権の関係で、歌なしの『コロブチカ』(テトリスのBGMでおなじみ)に差し替えられてしまった。
- 挙句の果てに、2番に入ると隊長のカチューシャ(同名でややこしいが)までもが同様にロシア語でこれに続く。最後のフレーズに至ってはチーム全体でのロシア語大合唱という徹底ぶり。ソ連戦車の雪中での大行進+ロシア語でのカチューシャ歌唱という、いくらミリタリー要素が強いとは言え、一介の萌えアニメでここまでの演出というのは共産趣味者もビックリである。
- さらにさらに、カチューシャが、追い詰めた大洗女子に降伏勧告を発すると共に3時間の猶予を与えている間におねんねを始めると、ノンナはロシアの伝統的な子守唄であるコサックの子守唄を歌うのであった。当然ロシア語です。
- 戦闘面では、囮役のカメさんチームを撤収しようとした隙を突いて遠くから砲撃して撃破。JS-2(IS-2)に乗り換えた際には行間射撃にもかかわらず、ウサギさんチームとカモさんチームを撃破した。だが、フラッグ車のアヒルさんチームには攻撃を命中させるも撃破までには至らず、先に味方のフラッグ車が撃破された。
- 試合後、悔し涙を流すカチューシャにすかさずハンカチを渡す姿を見せる。優しい。
- ちなみに、プラウダ戦において、撃破された大洗チームの車両は全てノンナによるものである。何この鬼スナイパー。
- 大洗女子と黒森峰の決勝戦当日、カチューシャとともにみほを激励しに行き、引き続いて試合を観戦した。そして、優勝した大洗女子の表彰式の際は「Поздравляю!(バズドラヴリアーユ、ロシア語でおめでとうの意)」と叫んでいた。ブレない。
- ドラマCDでは、サンダース大学付属高校との練習試合で同じ射撃の名手のナオミに興味を持ち、お互いにライバル視する。試合では、彼女と対決して相討ちとなる。
- 『劇場版』では、大洗チーム及び知波単学園とのエキシビションマッチにおいて遺憾無く実力を発揮し、ウサギさんチーム、レオポンさんチーム、カモさんチーム、そして知波単の西絹代を撃破している。また、フラッグ車のダージリンたちを除いて唯一生き残っている。
- ロシア民謡の「一週間」の鼻歌を歌っているシーンがある(♪日曜日は市場に出かけ~、のアレ。ちなみにこの歌の詞訳は「楽団カチューシャ」…またカチューシャか!)。
- 大洗連合チームと大学選抜チームとの試合では、最初からJS-2に搭乗して参戦。
- ひまわり中隊に配属され、中央の「203高地」を確保すべく進行。無事、これを確保するも、カール自走臼砲の砲撃を受けて陣形が崩れてしまう。さらにそこを狙ってM26パーシングの一群が攻勢を掛けてきたため、中隊はやむなく撤退する。
- この際、最後尾にいたカチューシャが敵の追撃を受けて危機に陥ってしまう。これに対し、クラーラとニーナたちがカチューシャを助けるべく決死の足止めを敢行し、ノンナもそれに続いて殿を務める。
- 敵陣に突っ込んで行くノンナをカチューシャは必死に止めようとするが、ノンナはこれを拒み、一刻も早くカチューシャに撤退するよう告げる。「あなたはウラル山脈よりも高い理想と、バイカル湖のように深い思慮を秘めている。ですから早く、撤退を!」
- JS-2はパーシングを1両撃破(これが大洗連合チーム側の初撃破)したが、別のパーシングから砲撃を受けて補助燃料タンクが破損・炎上。負けじとそのパーシングに体当たりするも機銃で炎上箇所を撃たれて深く損傷する。
- ノンナは、カチューシャに勝利を託しつつ、後方にいた別のパーシングに狙いを定めて砲撃。相討ちの形で行動不能となった。全国大会準決勝戦にてあれほどの強敵ぶりを発揮した彼女が、まさかの早期脱落である。
- 試合開始早々に直属の部下たちを丸ごと失ってしまったカチューシャは深く落ち込むが、中盤以降、彼女はそれを雪辱する活躍を見せており、「せめてカチューシャだけは生き残らせて最低限の指揮系統を保持する」というノンナたちの判断は間違っていなかったという結果になった。
- 『最終章』第1話では、ロシア留学を控えたカチューシャにロシア語を教えているそうなのだが、カチューシャがすぐに寝てしまうためになかなか捗っていないらしい。
『プラウダ戦記』での活躍
本作ではカチューシャとともに主人公を務める。新入生の時から注目されるほどの選手であり、当時は今より髪が短かった。しかし、当時はまだ面識が無いカチューシャに主席入学を取られたことに納得しておらず、今では考えられないほど快くない印象を抱いていた。
だが、カチューシャが他の新入生達に絡まれているのを見かけた時、体格や人数にも臆さない度胸と、知恵を駆使してボロボロながらも返り討ちにしたのを見て、認めるようになる。
小学生の頃から身長が高く、大人びていたため周りから過剰に頼られていたことに悩んでいた。
中の人
中の人の上坂すみれは、上智大学外国語学部でロシア語を専攻しており、しかも重度のロシア・ソ連ヲタという、ある種異彩を放ちまくっている声優業界のニューフェイスである。
よくよく考えてみれば、彼女がいたからこそあのような演出も可能であったのかもしれない。
前述の合唱シーンでは、彼女だけが流暢すぎたために、監督から「もう少し拙く歌ってくれ」とリテイクが入るという珍事があった。また、子守唄を歌うシーンはすみれ女史のアドリブである。つまり素で歌詞を覚えてらっしゃるんですか。
なお、Blu-ray初回限定版第4巻のオーディオコメンタリーにおいて「キャストコメンタリー」ではなく「スタッフコメンタリー(ミリタリーコメンタリー)」に、鈴木貴昭(考証・スーパーバイザー)、岡部いさく(軍事評論家)、杉山潔(プロデューサー)とともに出演している。
余談だが、ノンナの異名は「ブリザードのノンナ」であり、そして中の人からして、ブリザードを和訳すると…頭の中で何かが…