人物像
CV:小笠原早紀
OVA「スノー・ウォー」に登場。
カチューシャ隊長お気に入りの「頼れる同志」こと、重戦車・KV-2の搭乗員でアリーナと共に装填手をつとめる。
KV-2搭乗員の間ではカチューシャの事を「ちびっこ隊長」と呼んでいる。
140㎝とかなり小柄で言葉遣いに東北訛りがある。
中の人が青森県出身のためか、訛りはネイティブに近い。
好きな戦車はオブイェークト279。
活躍
- 戦車道全国高校生大会の準決勝で、包囲した大洗女子学園への降伏勧告後の3時間の猶予時間中、KV-2の足回りに降り積もった雪を一人で除去する形で登場。
- 偵察のためプラウダ校生に変装した大洗女子チームの秋山優花里とエルヴィンに声を掛けられ、先輩と思い込み対応する。二人からのココアの差入れで一息ついたニーナは気を良くし、優花里からの何気ない質問に疑うことなく素直に答え、「食べたら寝るなんて、子供ですよねぇー」とカチューシャに聞かれたら確実に粛清されそうな発言をしたり、「大丈夫ですよ、あんな弱小校ですから」と完全に油断しきって大洗女子チームを馬鹿にした発言をする。
- その後、優花里からプラウダ高校側の布陣について聞かれ、「私達のカーベーが後衛で、前にフラッグ車、その側面援護に76が居ます」とフラッグ車を含む布陣状況を説明してしまう。その後、無類の戦車マニアである優花里のKV-2談議で意気投合するほど盛り上がる。
- だが、戦時中ソ連兵に変装したドイツ人が、風貌や仕草がソ連兵らしくないと気付かれた様に、プラウダ校生らしくないエルヴィンに不信感を抱く。しかし、優花里がニーナに考える時間を与えず話を振ったことで誤魔化されてしまい、最後まで二人の変装に気付くことはなかった。最終的に、その場を立ち去る優花里とエルヴィンを優しい先輩だと思い込んだまま、礼を言いながら手を振って見送ってしまう。
- 見送り後、KV-2から出てきた搭乗員仲間のアリーナに二人のことを尋ねられて「そんなことも知らねぇだぁがー、先輩に決まっているべぇなぁー」と答えるが、疑わしそうに眉を寄せられた。
- しかし皮肉にも、大洗女子チームが大聖堂から逃走した後、フラッグ車を狙いに引き返してきた優花里のあんこうチームとエルヴィンのカバさんチームにKV-2は撃破されてしまった。
- 『劇場版』でもKV-2に搭乗。
- エキシビションマッチでは終盤に伏兵として浜辺の海中から登場するが、足場の悪い場所で砲塔を旋回したために、バランスを崩して横転し自滅する。頼れる同志ェ…
- 大学選抜チーム戦にもKV-2に搭乗して参戦。
- ひまわり中隊に配属し「203高地」に向かって進行するも、坂道を登ることに向いていないために遅れて後ろがつかえてしまい、カチューシャに怒られる。
- その後「203高地」を確保するも、カール自走臼砲の砲撃にさらされて陣形が崩れ、敵も攻撃を始めたためにやむなく撤退する。
- 撤退している途中、最後尾のカチューシャが敵の砲撃にさらされているのを見て、これを救おうとしたクラーラが敵に突撃するが、カール自走臼砲の砲撃を受けて撃破される。それを見たニーナ達は今度は自分達が盾になってカチューシャを逃がすことを決意し、「街道上の怪物(元ネタはラシェイニャイ市の街道での奮闘から)」の名のもと、その場に立ち止まって応戦する。
- 履帯を破壊されるが戦い続け、さらにノンナも加わって敵を足止めし、仲間を見捨てることが出来ず立ち止まるカチューシャを必死に説得して撤退させることに成功。その後、奮闘空しく撃破されるも、異名に恥じない役目を果たした。
- ドラマCDではカチューシャとノンナから、アリーナ共々後継者として期待されている様子が覗える。
- 別のドラマCDでは、ロシア語でしか話さないノンナとクラーラに業を煮やしたカチューシャにアリーナ共々呼び出され、「何を話したか言わないと二人が酷い目に合う」と人質にされてしまった。
- その際、ノンナとクラーラにどうでも良さそうな目をされてしまった。頼れる同志ェ…
- さらにその後カチューシャに「なら二人(ノンナとクラーラ)を酷い目に合わせなさい」と命令されるが、悲鳴を上げながら「そんだら事できるわけない」「ノンナ副隊長に後から何をされるか」と拒否する。逆に「隊長がやったほうがいいんでねーが?」と提案するも、「そんな怖いこと出来るわけないでしょ!」と拒否された。
- 『最終章』では、「冬季無限軌道杯」の二回戦の黒森峰女学園との試合で、超重戦車マウスをショットトラップ(砲弾が砲塔に弾かれて上部装甲に命中すること)で撃破する戦果を挙げる。ちなみに、作中で初撃破である。
『もっとらぶらぶ作戦です!』での活躍
- 『もっとらぶらぶ作戦です!』では登場すると高い確率で粛清されている。
- 前述の準決勝の際に優花里に情報を漏らしてしまった件では尋問の際にようやく優花里が大洗の生徒と知り、自分がとんでもないことをしてしまったことを思い知る。
- カチューシャに粛清される寸前にノンナの助言でジャミラのようなポーズでカチューシャより背が低いように見せかけることでカチューシャの機嫌を取り、釈放される。
- …と思いきや、自分を助けたと思ったノンナに引き留められてしまう。この時のノンナは口元からも笑いが消え表情が見えておらず、ニーナも顔を青くしている。
- また別の話では前年度の優勝を記念してカチューシャが自身の石像を製作したが、その石像が背が高くスタイルもよいというものだったため(本当は本人そっくりの石像が製作されていたが、カチューシャが気に入らず作り直させた。なお職人は粛清された)吹き出してしまい、さらには不注意でその石像を破壊してしまう。
- スパイ容疑を再びかけられ粛清されかけるも、カチューシャが自慢するために各高校の戦車道部メンバーを呼んでおり、破壊してしまった石像の代わりに最初に製作された石像を使うように提案。
- 素直に自分の姿を模した石像を作っていた、ということで来賓からは好評。ノンナからも褒められたが、その時に不注意でまたしても石像を破壊してしまい…
- その後もノンナとクラーラによって色々と酷い目に遭わされるが、地味に重いKV-2の砲弾を軽々と持つ怪力を披露する場面もあり、カチューシャを軽々とリフトしたり上に投げるなど力技を披露している。
『リボンの武者』での活躍
- 『リボンの武者』ではアリーナと共に「カチューシャ義勇軍」指揮官に任命され、T-70軽戦車に搭乗して非公式の戦車戦「タンカスロン」に参加。全国大会で因縁のあるボンプル高校との試合に挑み、カチューシャ直伝の戦闘教義でボンプルチームを追い詰めるが、フラッグ車を安全圏で遊ばせてしまうというカチューシャの悪い癖までも受け継いでしまった事を突かれ、ヤイカの強襲によって討ち取られてしまった。
- 「大鍋(カルドロン)」にも参戦し、一回戦ではアンツィオ高校と戦い、用心棒にカバさんチームのエルヴィンと左衛門佐を指名する。
- 森の中を進軍していた際、相手の「マカロニ作戦2.5」(激怒したノンナの看板や死神に扮したクラーラの人形など)でこちらの戦意や陣形を乱される。さらにカエサルとカルパッチョがカチューシャの人形を使った「マカロニ作戦3」で人質作戦に出たが、「私達が怖いのはこんな木偶人形じゃない」と返り討ちにした。それにはカチューシャ本人は感心していたが、逆にノンナとクラーラには敬意が足りないと怒りを買っていた。どうすればいいんだよ…
- その後、待ち伏せに遭って全滅して敗北し、カチューシャに謝罪するが引き続き試合を学びなさいと許される。ちなみに、カチューシャの人形はノンナとクラーラに奪われている。
『プラウダ戦記』での活躍
- 『プラウダ戦記』の予告編では、昨年の全国大会の時にカチューシャの車輌に搭乗していたが、本編では一年生であるため登場していること自体が矛盾しており、連載第一話では修正されて別の人物になっている。……が、何故か単行本では修正前に戻っている。
- 作中では、アリーナとともに中学3年生の時の彼女達が登場。小中学生を対象としたプラウダの戦車道講座に出席している。