概要
「コロブチカ」(カローブシュカ/Коробушка)はロシアのフォークソング「コロベイニキ」(カラビェーイニキ/Коробейники)の通称。
ニコライ・ネクラーソフの長編詩「行商人(コロベイニキ)」にメロディーがつけられたもので、「コロブチカ」は行商人の荷物の意。行商人の若者と村娘カーチャの恋の行方を辿るもので、悲劇に終わる。
日本にはフォークダンスの曲として紹介され、小中学校の体育の授業でお馴染み。
ソ連で開発された落ちものパズル「TETRIS」のゲームボーイ版でBGMとして採用され、世界的に知られるようになり、その後もテトリスと言えばコロブチカというイメージが出来上がっている程様々なテトリス関連のゲームで採用されている。
余談だが、このゲームボーイ版のテトリスの初期ROMにはコロブチカは採用されておらず、後期ROMが出た際に曲が差し替えられたことでコロブチカが採用されたことは意外と知られていない(バーチャルコンソール等で遊べる場合はこの後期ROMの方が採用されている。ちなみに初期ROMは代わりに任天堂オリジナルの楽曲であるメヌエットが採用されていた)。
2024年11月8日に、ボカロPの柊マグネタイト氏から公開された重音テトSVの楽曲「テトリス」のサビのフレーズは、この曲と酷似している。もちろんパクリではなく、本人曰く「タイトル・曲共に権利チェックOK」とのこと。