「本気なら 誰も勝てない万能選手」
概要
壱琉大学の野球部に所属する好青年。ランキングシステムのある壱琉大学野球部のランキング上位に君臨する才能ある遊撃手。
要領が良くアプリのバグをすぐさま再現したり、主人公を合コンに誘って楽しませたりの他、他の部員の衝突を柔らかな口調で治めたりランキング落ちした主人公にも変わらずの態度でフレンドリーに接する等、人当たりも良い。
野球の実力も無論高く、選手の観察眼も優れており、その選手の実力と伸びしろを一目見ただけで見抜く程。
しかしその一方で野球への姿勢はそれ程積極的では無く、投手から遊撃手にコンバートしたのも「投手は面倒だから」と言った理由。遊撃手も中々に大変なのだが…また向上心に欠ける一面もあり、頻繁に練習をさぼる、「勝つ見込みの薄い相手に挑む事に何のメリットがある」と格上の相手に挑まない等選手として問題のある部分も(パワフェス(2016版)では田中まさるにこの事を諫められた)。
観察眼により自分ではどう足掻いても敵わない相手を見出してしまった事、それにより自分の限界を決めつけてしまう一面が2014のサクセスでは多くみられる。
味覚音痴な一面もあるのか、「何を食べても同じ味に感じる」との事。何故か友沢達と一緒に焼き肉を食べに行った時は肉だけ食べてはいるが…
またアプリ版では投手を辞退した理由が語られており、「マウンドでは誰もが孤独」と言うプレッシャーに耐えられなかった事から遊撃手へ転向している。こちらでは比較的練習にも真摯に取り組んでいる様子。
実力
弾道は3、全てのステータスがCに収まっている…と言えばそれ程圧倒的な実力には聞こえないが、実質はBに届きそうなC。更に特殊能力も歴代のサクセスキャラの中でも他の追随を許さない程多くの青能力を持つ為、総合的に他のサクセスキャラの遊撃手と比較しても上位クラスの実力を持つ。
特にパワフェスでは重宝される選手の一人。壱琉大学の固有選手は他にも三塁手トップクラスの実力を誇る雷轟、抜群の変化量を誇るスローカーブを操る暮羽と実力者が揃っており、戦力補強には非常にうってつけな相手。
また遊撃手の他にも二塁手や一塁手を能力劣化なしで守れる点も大きなメリットとなっており、パワフェスの終盤で他の選手が揃って来た場合でも使い回しが利く。
2016版では有力な遊撃手が少なかった事から良くお呼びがかかる遊撃手の一人であったが、昨今のパワフェスでもその実力は健在で2020版では初期レベルの時点でも高い実力を誇る事から「即戦力性も抜群で、使い回しがしやすい」便利な選手となっている。
関連人物
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恐ろしい本性
以下、ネタバレ注意
観察眼によりどうしても雷轟に敵わないと悟った風薙であるが、雷轟を破った主人公の姿を見て彼にも向上心が芽生える事となる。
…しかし、壱琉大学のランキング制度、主人公の姿を「弱者を踏みにじってでものしあがるべき」と危険な解釈をしてしまった事、そして主人公に挑みたくなった思いが最悪の方向に拗れてしまい蛇島桐人にも匹敵する程の外道となってしまう。
壱琉大学のランキング制度では下位ランカーが上位ランカーの練習の手伝いをする事になっているが、そのランキング制度を良い事に自らの練習の為に暮羽に練習を手伝わせる。
しかし暮羽の腕はその時点で既に限界に達しており、更に暮羽も母の手術費を稼ぐためにプロ入りを目指していた。
しかし風薙は「誰かの為にプロ入りなど甘い」と断言。過去にも同類の事情でプロ入りを目指すサクセスキャラも多い事から、大きな批判を受ける事に。
その所業を主人公が止め、風薙が勝負に敗北した場合もボロボロの暮羽を「興味がない」と一蹴した挙句、この様な事をした理由も「主人公に挑戦したくなり、怒らせて本気にさせる為にダシにした」旨を伝え、更には「負けたのに今は充実している」と、ボロボロの他者を目にも止めず自己中心的かつ残忍な一面を見せている。
少しだけ擁護すると、全く悪行を行って(確認でき)ない人物であれば100%風薙が悪いと批判もできるが、被害者が暮羽であった事が一つのポイントになる。
暮羽はこの件だけ見れば被害者ではあるものの、暮羽もサクセス中に主人公を潰そうとしたり、勝利の為に細工を施したエメリーボール(ボールの表面にヤスリで傷をつけること、またはそのような細工をしたボール。当然反則行為であり、発覚するとボークをとられる)を使用する等の悪行をしており、今までの行いを省みると目的の為とは言え暮羽に同情の余地があるかと言われると難しい。
そのため、暮羽に関しては『今までの行いが自分に返ってきた』という反応や意見もあり、『風薙が制裁の意味も兼ねて暮羽に無茶な事をさせた』という解釈も出来る。
だからと言って大学が定めたルールを良い事に暮羽をボロボロにしていいわけではないが・・・。
何よりこの後、監督も風薙の行為を咎めるどころか野球部のシステムに相応しいと評する等余りに後味の悪い展開となっており、ユーザーの間ではパワプロサクセスキャラの中でも悪人・外道は誰かと言われたらほぼ名前が上がるキャラクターとなってしまった。
幸い、パワフェス等ではそう言った一面はほぼ影を潜めているため、いずれは風化する事を願うばかりである…