概要
正式名称は「実況パワフルプロ野球10」。
対応機種はPS2とニンテンドーゲームキューブ。wii(GCソフトの互換)でもプレイ可能。
PS2版はメディアがDVD-ROMに変更された。
パワプロ7の続編。今作からオリジナルの球団が登場した。マイライフも初搭載。
サクセスは前作同様にシンプルな内容だが、初登場の第二世代に関する謎がいくつか存在する。
これらは後の作品で少しずつ明かされていく形となった。
超決定版(正式名称:実況パワフルプロ野球10超決定版2003メモリアル。何がメモリアルなのかはお察しください)ではサクセスオールスターズという新サクセスが追加された。また一部試合BGMの変更がなされている。
主題歌
Catch Up Dream!
歌・作詞/仁科かおり
サクセス
頑張パワフルズ
かつては強かったが現在ではチームが低迷しており解散の噂もある球団。
他チームが強豪揃いの中、球団存続のために優勝を目指す。
プロ野球らしく王道ながらもハードなシナリオとなっている。
上記の理由で本作の中では最も難易度が高く、クリアの条件も厳しい。
優勝決定戦で猪狩カイザースと戦う事が確実な条件。一応、順位が低くても可能性はある。
猪狩カイザース
チームは強いが、実力主義のため2軍から1軍に上がるのが厳しい球団。
2軍のまま話を進めるとゲームオーバーになるため、絶対に1軍を目指す必要がある。
また契約更改時に社長から目標を聞かれ、達成できなくてもゲームオーバーになってしまう。
一方で1軍に上がって達成できそうな目標を選べば確実にクリアできるため、
こちらもハードだが難易度自体はパワフルズより低め。
猪狩守か友沢亮のどちらかと練習する事ができ、それによってシナリオも進んでいく。
...が、まず1軍に上がらなければいけないため完走するのは割と至難の業である。
キャットハンズ
球団が貧乏であり頻繁に会社が変わるため、親会社と交渉して球団の存続をするシナリオ。
練習機材も変化する。ちなみに、親会社の交渉は何故か主人公に任される。
その他でも監督が変人で急に2軍から1軍に上げたり、またその逆もあったりなど運要素が強い。
1軍では早川あおいと橘みずきのややシリアスな話が進むが、同じく完走は難しい。
本作で語られるみずきの話は後の作品でも重要になってくるのだが...
おそらくまともに見れた人は少ないだろう。
極亜久やんきーズ
名前のまんまで不良っぽい球団。阿畑やすしが登場する。
チームリーダーは番長と呼ばれる。
立場によって権限が変わり、番長になると他球団のキャラを洗脳して奪い取る事も出来る。
ちなみに奪い取ったキャラはしばらくすると我にかえって帰っていく。
これだけ書くとダークに見えるが、実際はコメディ要素が強い話。
ちなみに難易度は本作の中で一番楽。
サクセスオールスターズ
超決定版で追加されたサクセス。歴代のキャラを雇ってチームを結成して試合をする内容。
パワプロ3の麻生など初期シリーズのキャラや、パワポケのキャラまで使う事ができる異色さが特徴。
その他のモード
本作の特徴的なモードを解説する。
対決!伝説選手
従来はホームラン競争で獲得していたプロ野球OBを獲得できる、OBと対戦するモード。4つの年代と野手・投手に分け、それぞれの時代に選手と対戦する。プレイヤーが打者の場合の勝利条件は3打数以内に安打を打つ、投手の場合の勝利条件は1打席を抑える。敗北してチャレンジ失敗しても特定のセーブポイントからやり直しできる。パワプロ11超決定版でも登場した。
ペナント・マイライフ
外国人枠が導入され、2003年当時の外国人枠である「1軍登録選手は投手・野手合計4人、ただし投手のみ・野手のみ4人は不可」という制限を設定できる。また日本ハムファイターズが2004年から札幌ドーム(札幌ドームが登場するのはシリーズ初)を本拠地にするようになる(ユニフォーム・球団旗・球団名は2003年のまま)。
登場人物
※矢部明雄は4つのサクセスで共通して登場する。
彼女候補 | エミリ=池田=クリスティン 藍沢空 藍沢海 姫野カレン |
---|---|
共通して登場する人物 | 橋森重矢 若手育生 佐久越発太郎 真中郁生 広尾健太 |
その他人物 | 影雄 陽子 古葉直 猪狩静 芹沢茜 ダイジョーブ博士 加藤理香 加藤京子 希保田響子 |
マイライフ | 香織 隠岐志保 エミ さゆり まゆみ 実花 秋子 友香 陽子 |
サクセスオールスターズ