「静かなガッツ、硬派な男」
概要
硬派で「男は背中で語れ」を地で行くストイックな強面の三塁手。相談すると特訓を行ったりと仲間思いではあるが、内気な者や悩みの多い者を余り好ましく思わないと言う一面も。
パワプロのサクセスに於いて過去作からのその後の変遷が明確に描かれているが、いずれの作品でも主人公を支える「良き先輩」と言う立ち位置に居るのは変わらない。
また昨今のパワフェスでは、彼の関わるコンボイベントに於いて主人公以外の選手の悩みに対し救いの手を差し伸べている。
モデルはあしたのジョーの力石徹とのこと(「実況パワフルプロ野球5 サクセスモード 公式完全ガイドブック」サクセスモード用語辞典より)。
- パワプロ5
主人公より1年上の先輩であり、主人公の2年目に野球部のキャプテンとして就任する。この頃から強面であり、本人はその事を少し気にしている。
先代キャプテンの谷田と同じくプロ入りを目指すものの、スカウトの編成部に急な変更がありドラフトから漏れてしまう事となり・・・
- パワプロ6等
ドラフトから漏れたのちはするめ大学に入学。するめ大学の野球部の一員、「サダメナイン」のサダメファイブとして主人公と共に闘う。
近年のサクセスで登場するするめ大学でも勿論、サダメファイブとして登場。後付けでキャラクターが確定した他のサダメナインの面々の中では珍しく、田中まさると共に過去作から変わらずの登場。
- パワプロ99開幕版、パワプロ2001
大学卒業後も腰痛の為プロ行は出来ないが、「ガッツマスク」の名で鉄ゲタ等のアイテムを渡し主人公達をサポートする。99開幕版では鉄ゲタをたんぽぽ製作所の社員に渡したり、パワプロ2001では球団職員となり、相談に来た主人公に特訓をつけてくれたりする。
- パワプロ2012
パワフル大学編のみに登場するするめ大学の一員で登場。主人公から「顔が怖い」と表されている。
するめ大学の三塁手として参戦。練習場所が限られている為練習量を増やす為に思案する木場嵐士(2016版)や、船の揺れに対応出来ない諸井清和(2018版)に「ガッツマスク」の名で鉄ゲタを渡す。
能力
ポジションは三塁手、右投げ左打ち。
どの作品でも「逆境〇」や「サヨナラ男」、「ヘッドスライディング」等の気迫を見せる青能力を持っているが「流し打ち」も備え巧みな打撃も可能。
初期の頃はALLDか、それに近いステータスで纏まっていたが、少しずつパワー等が伸びており最近の作品ではパワーAに加え、肩・守備・捕球もCと中々の水準で纏まった三塁手に強化されている。
・・・見た目に関しては。
弾道が実装された以降の作品ではパワーが高く設定されているにもかかわらず、弾道が2しかないと言う欠点がある。この弾道の値は4段階の数値に分かれ、打撃時の打球の角度に大きく関わる。高ければ打球に角度が付きスタンドに球を運びやすくなるのだが(但し、当然ながらそれに伴うだけの高いパワーが必要)、困った事に鮫島は弾道の値が低い為せっかくの高いパワーを有効に活かせていないのだ。
加えて、守備機会の多い内野手としては送球が逸れにくくなる「送球」能力も高い方が良いのだが、よりにもよって送球はEと若干逸れやすい為、守備に関しても少々不安が残る。
所持する青能力も低い弾道の欠点を補える「パワーヒッター」等の特殊能力を習得していない上、有志の検証ではオートペナント等ではこの弾道の値が打撃成績にも影響している事が判明しており上記の高い能力通りの打撃を中々発揮できない事がままある。
纏めると、有能そうなスペックの割に要所の欠点が手痛い為、ステータス程の活躍が出来ないがっかり選手と言うのが本音であり、三塁手の競争率が激しいパワフェス等では上記の欠点を抱えた鮫島には中々お呼びが掛からないのが辛い所。
流石にこのステータスでは問題があると見越してか、パワプロ2020ではレベル13の時点では送球の改善(EからDに)、更にパワーヒッターが付き、ようやく他の三塁手に追いついた…が、他の有力な三塁手もパワーヒッター持ちが多い事、絶不調時の場合はやはり素の弾道の低さから他の三塁手に比べ不利を強いられるのは痛い。それでも高いパワーが最大限に活きる様になった事や、守備での不安がなくなった事でこれまでの作品に比べ使い勝手が大きく上がったのは朗報であると言える。
逆に説明文にある「ラインドライブ」は習得できない。
また本作では、大会ルールによりパワフル高校のOBとして星井スバル世代に加勢する。