曖昧さ回避
- パワプロ及びその姉妹シリーズに用いられているモードの総称、「サクセスモード」
- 1987年に登場した花王の男性化粧品。
- ゲームメーカー「株式会社サクセス」。代表作におさわり探偵小沢里奈など。
- IOSYSによる東方のアレンジ楽曲『Club Ibuki in Break All』に出てくる台詞→サクセス!
- 成功(意味)→Success
パワプロ及びその姉妹シリーズにおけるサクセス
物語に沿って一人又は複数の選手を育て上げるのが目的の、今では定番のモードの一つ。
基本的には何もかもどん底の状態からスタート(さらに2016の独立リーグ編では全部の赤特習得かつオールGからのスタート)。3年間(シリーズによっては異なることも)で結果を残さなければクビと突きつけられ(シリーズやシナリオによっては結果を残せないと廃校あるいは廃部、2016の草野球編では事件に巻き込まれプロを引退し草野球で再起をはかるため大会までに9人集めないといけないという設定もある)、そこからのし上がっていく形となっている。
主人公は高校、大学、社会人、プロなどの野球チームに所属しており(シリーズにより設定が異なる)、ただ練習するだけではなく恋愛・人間関係、怪我などの様々なイベントが用意されている。
一人の人間として成長していく通常のサクセスの他に、パワポケシリーズでは基本的に野球やらない裏サクセスが存在。
パワプロ14/Wiiからは、監督として教え子を世に送り出す栄冠ナインが登場。後の作品にも搭載されていった。
パワプロアプリ及びサクセススペシャル・パワサカではイベキャラの概念が登場しセットしたキャラのイベントをこなすことでコツが入手可能。
彼女について
サクセスの途中で何人かの女性との出会いが有り、そこで出会った女性を、サクセス一回につき一人だけ(作品によっては二人以上)彼女とする事が出来る。
付き合っていくうちに好感度を上げていけば、やる気が上がったり、
エンディングでレアな特殊能力を取得するイベントが発生したりとメリットもあるが、
しばらくほったらかしにしたりすると彼女からの警告を受けてやる気等に悪影響が出たり、最終的には一方的に別れ話を切り出されて振られてしまう(ただしパワプロアプリ、パワサカ、サクセススペシャルでは一部のイベキャラの選択肢次第。パワプロアプリの討総学園高校ではさらに選手兼彼女が退学の対象になった場合も退学してしまい事実上振られてしまう)。
なおマイライフが実装されているシリーズでは彼女をマイライフに引き継げる。
評価システム
高校・大学編及びパワサカでは試合の出場に関わる監督評価(シリーズやシナリオによっては監督評価に関係なく必ず試合に出られたり監督が存在しない場合もある)、ドラフトに関わるスカウトの評価(スカウトが現れないパワプロアプリの支良州水産高校、戦国高校のみ例外)、それ以外のシナリオでは契約更新の成否に直接関わってくる一軍監督の評価の他、チームメイト・コーチ・彼女(※彼女が入れられない青道高校・新青道高校(いずれもダイヤのAコラボシナリオ)を除く)にも評価システムが存在する。
チームメイトの場合、その人と一緒に練習する等で評価が上がり、その評価が一定以上の時に特定の練習を行うと友情が芽生えるイベントが発生し、友情の芽生えた相手とその得意練習を一緒にすることでより高い練習効果が得られる「友情タッグ練習」が行えるようになったりする。
また同様に、コーチが見ている練習を行い評価を上げ、コーチの評価が一定以上の時に、特定の練習をコーチが見ている下で行う事で発動する「師弟タッグ練習」が存在。
能力の高い選手を作っていくには、基本的にはこれらを駆使していく必要がある。
シナリオ特有のシステム
近年のパワプロではシナリオごとに各シナリオ特有のシステムが用意されている。
爆弾について
爆発すると再起不能として即ゲームオーバーになる可能性があり(作品によっては確実にゲームオーバーもしくは一切ゲームオーバーにならないケースあり)、それを免れても大幅なステータス減少と長期入院が余儀なくされる危険なバッドステータス。
肩・ひじ・足爆弾の三種類があり、それぞれ付きやすい練習が異なり、体力の減少する練習を行うと低確率で爆発する。
作品によっては意図的に取る事は難しく、基本的には一度抱えたらエンディングまで抱えっぱなしになるのだが、救済処置として爆弾を除去するイベント、パワプロアプリ及びパワサカでは爆弾を除去するアイテムが用意されている。
ダイジョーブ博士とか(近年のパワプロシリーズでは「通院」コマンドが存在し「通院」することで爆弾のみならず不眠症・サボりぐせ・虫歯も除去できる。)。
ゲームクリアについて
パワプロは野球ゲームであるのでゲームクリアできるかどうかは主人公が野球が続けられかどうか決まる。つまり芸能や農業の才能に目覚めてその道で活躍しても、結婚して幸せな家庭を気づいても、シナリオの問題が解決しても野球を続けられない場合はゲームクリアとならずバッドエンドである(ただしパワプロアプリ・サクセススペシャルの瞬鋭高校、十門寺東高校の所定の条件を満たせない場合、討総学園高校でセクション終了時(セクション制ではないサクセススペシャルでは10月4週・1月4週・4月4週終了時)または6月4週終了時に主人公が退学の対象になった場合、海堂学園高校(MAJORコラボシナリオ)の紅白戦で敗北した場合、花丸高校(パワポケコラボシナリオ)の練習試合で勝利できなかった場合(その際「し_あ_わ_せ」も入る)はその時点で育成終了となるため選手登録は可能)。
逆に変な宗教に洗脳される、妹の病気が悪化する、元いた野球部を裏切り悪堕ちする、エビルキャップを着用し悪堕ちする、学校が統廃合される等といった各シナリオの問題が解決しないといった場合でも野球は続けられるのであればゲームクリア扱いでグッドエンドである(ただしパワプロ2013の私立パワフル学園では廃校になった場合はバッドエンドである)。ただしパワプロアプリ・サクセススペシャルの円卓高校の期間限定強化である円卓高校 Braves of the Roundでは戦力が一定を下回った状態で決勝戦に入った場合やフリート高校期間限定強化シナリオのゲノム大学(第46実験サンプル群)戦で勝利できなかった場合は事実上のバッドエンドとなりドラフトやエピローグが一切発生しない(選手登録は可能)。
あれ?何かに似ているぞ?
ここまで見て、同じコナミ作品の何かのシステムとよく似ていると思った方もいるのではないだろうか?実はサクセスのベースとなったのは「ときめきメモリアルの主人公の育成」である。
何を隠そう、サクセスの考案者は当時のパワプロスタッフの中にいたときめきメモリアルを遊んでいた者だったらしい。→参考
また、みんなのGOLFとの対談で、本モードは「トルネコの大冒険」を意識していたことが明らかにされた。
そのせいか初期のサクセスでは結構ときめきメモリアルのヒロインにそっくりな容姿の女の子が出ているのが多い。
ちなみにときめきメモリアルと明確に違うポイントもある。セーブ・ロードに制約が敷かれているため、気に食わないバッドステータス等でリセットして途中からやり直す事がほとんど不可能になっている(セーブデータ強制消去など)。
関連タグ
ときめきメモリアル…サクセスのシステムのベースになった作品。
花王(サクセス)
1987年に登場した男性化粧品。
育毛剤、シャンプー、シェービングジェルなどいろいろな分野で販売されている。
花王サクセスのCM
2000年「蟹江敬三」出演
[nicovideo:sm14659830]