概要
パワプロ3で初登場。『2020』以降に声優が付けられた(CV:堀内賢雄)。
初登場作品では黒ひげに眼鏡をかけていないなど今とイメージが異なる。
『2011』のアンドロメダのイベントでドイツ出身である事が明かされた。
ちょくちょく主人公の前に現れては改造手術を薦める謎の博士。全身に布のようなものを被って姿を隠している助手のゲドーくんと共に、研究成果を試す為に実験体をあの手この手で確保している。
ただ、悪人というわけではなく純粋に科学の発展を願っての事である。しかしリスクに対して無責任すぎるため、巻き込まれる側は災難以外のなにものでもない。
このコンビのみで活動しているという訳ではなく、外部の人間との繋がりがあるようだ。
パワプロ8では選手になる場合もある。ただし能力は最低レベル。
人体実験以外にも偽名や変装で素性を隠しながら別の活動することもあり、『パワプロ99』では冥球島の野球大会を主催していたり、『パワプロ2011』及び『パワプロアプリ』ではアンドロメダ学園高校の監督に就任している。
『パワプロ2024』のパワフルフューチャーズでは50年後の世界で肉体を捨て機械と融合しどこぞの博士のようになった。本人曰く悠久の時間を使えるとのこと。
最初は故障の救済措置での登場の予定だったのだが「やっぱり罠って欲しいよね」というスタッフの思惑によりこんなキャラになったらしい。また、そのスタッフからはダイジョーブ博士はサクセスモードで最初に考案されたキャラクターだったことを明かしている。
たいていの作品では「悩みはない」や体力回復など無難な選択肢や爆弾除去などほかのリスクを除く選択肢もあるため、能力強化を選択するのは自己責任であり、失敗したからと言って彼を叩くのは筋違いである。
しかし、スタッフが罠と言い切るだけあり代償の高さと引きかえに、その能力強化の効果は絶大である。そのため、悪魔の囁きに唆されるプレイヤーは後を絶たない。
同じくシリーズのレギュラーキャラクターである加藤理香と加藤京子は助手であると同時に養女でもある。
上述のゲドーくんの正体は彼女たち(大半は京子、一部作品では理香も)であり、そもそも「ゲドー」という名前自体偽名などの類ではなく、単に博士自身が「加藤(かとう)」を正しく発音できないことによる訛りである。
基本的にはゲドーくん姿の京子と一緒に実験材料を探すことに奔走しているが、アンドロメダ学園で監督業をしているときは自身が変装している分素顔の加藤姉妹と共に行動している。
パワポケシリーズにおいて
1,2では従来のように改造手術を行っていたが3では主人公がサイボーグという事もあり、手術は行わない。
代わりにパーツをくれたり自身の過去、人体実験を始めた理由や博士の過去に何があったのかを語っている。
その内容は当時ドイツに居た博士は宇宙ロケットの打ち上げ能力の低さをロケットに乗る乗員を低酸素や衝撃に耐えられる強靭な肉体に改造する事よってロケット打ち上げの成功率を上げようとしていた。
最初は本人の許可のもと人体実験が行われていたが、戦争が始まると組織から「戦車より強い兵士を造れ」と命令(ロケット自体の研究をしていたと思われる同僚には「ロケットに爆弾を積め」と要求。V2ロケットが開発された史実と重ねると、この『同僚』はヴェルナー・フォン・ブラウンである可能性が高い)される。
さらに本人の意思と関係なく集められた被験者による人体実験を行う事を強要されるようになり、自身の研究が戦争に利用される事に嫌気がさした博士は研究所を爆破してドイツから逃亡した。
※但し上記の設定はパワポケ独自の設定である為、本家パワプロシリーズとは一切関係無いので悪しからず。
とはいえ現在のダイジョーブ博士の基本設定を考えたのはパワポケ制作班の西川直樹氏なので、パワプロもある程度準拠している部分はあるかもしれない。
「・・・全部、昔ノコトデス。」
パワポケ3以降はパワプロのキャラが出しにくいという理由から黒野鉄斎が彼の後任のポジションについている。
余談
声優の堀内賢雄氏はモデルとなったジョーブ氏のことをもちろん知っており、「ドンピシャ世代」とインタビューで答えてる。
また、ガンダムZZのマシュマー・セロやメタルギアシリーズの雷電を演じている。
どちらも実験や改造などに縁があるキャラだが、配役はこれを意図した物なのだろうか?
関連タグ
安心沢刺々美:ウマ娘プリティーダービーにおける博士的ポジション。
オーキド博士:CV:堀内賢雄(後任)の博士キャラ。