「 任しといて~。秘孔この辺りに多分あるし!」
プロフィール
キャッチコピー | 世界から熱『刺』戦?超天才??笹針師 |
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誕生日 | 11月11日 |
身長 | - |
体重 | - |
スリーサイズ | - |
職業 | (自称)伝説的笹針師 |
ヒミツ | ①衣装は自作 |
自己紹介 | 凄腕笹針師(の弟子)、安心沢刺々美よ。あたしにかかればブスッとパワーアップ!ワォ、あんし~ん☆ |
CV | 井上喜久子 |
誰が呼んだか、超天才の次世代笹針師。
ある伝説の笹針師、唯一の弟子として修業を積みついに神の業を手にした。らしい。
彼女の手にかかれば、どんな不調も絶好調に。驚異的なカを宿すこともある。かもしれない。
信じて賭けてみるかどうかは、アナタ次第。
(公式ポータルサイトより)
概要
アプリゲーム版『ウマ娘プリティーダービー』の育成モードで発生するランダムイベント「あんし~ん笹針師、参☆上」に登場する、どう見ても怪しい自称笹針師の不審な女性である。口癖は「ワォ、あんし~ん☆」。誰もが思いつくだろうが元ネタは『実況パワフルプロ野球』シリーズに登場するダイジョーブ博士。
「失敗したことなんて一度もないんだから!」(……師匠は。)
「伝説の師匠の元で10年間お茶くみ……じゃない、修業した経験もあるんだから」
「ぜ~ったい失敗しないからぁ~!!」(……多分。)
と、こんな具合に怪しさ全開の彼女だが、「トレーニングの助けになりたい」と熱弁し、渋い反応をされると一応それっぽく聞こえる理屈を並べて食い下がる。我々トレーナーは担当ウマ娘を彼女に委ねるか、丁重にお帰り頂くか選択することになる。
選択肢とその効果
※成功率はあくまで有志の統計に基づく推測であり、正式に公表された数値ではないため鵜呑みにしないこと。
選択肢 | 推定成功率 | 成功時 | 失敗時 |
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強いウマ娘になれる秘孔を狙う | 20%以下 | 全ステータス+20 | 全ステータス-15、やる気3段階ダウン、「夜ふかし気味」取得 |
レースで勝てる秘孔を狙う | 50%前後 | スキル「コーナー回復」「直線回復」を取得(ヒントではなく直に獲得できる) | やる気2段階ダウン、体力-20 |
元気で健康になれる秘孔を狙う | 70%前後 | 体力+40、体力上限値+12、マイナスコンディションを除去 | やる気1段階ダウン、体力-20、「練習ベタ」取得 |
魅力アップの秘孔を狙う | 90%前後 | やる気1段階アップ、体力+20、「愛嬌○」取得 | やる気1段階ダウン、体力-10 |
不安なのでやめておく | - | 「秘孔を狙う」を選んだ後に不安を煽るように確認が入るため、ここで拒否すれば体力が10回復、3回ほど考え直すとたづなさんに見つかってリターン無しにイベントが終了する | - |
上の項目ほど成功率が低く失敗したときの被害も大きいが、成功したときの見返りも大きい。
正直信用しない方がよさそうだが有志の情報を見る限り、彼女を信用するならば
- 序盤で出たときは「魅力」を狙うのが推奨されるようである。
- 序盤でもギャンブルするなら「レース」、成功すればコーナー回復と直線回復のスキルが手に入る。失敗しても体力-20とやる気2段階ダウンだがバッドコンディションは付かないのでリカバリーは出来る。(魅力も失敗時にバッドコンディション付かない)
- 後半に出たときは完全にバクチである。
ちなみに彼女は自分を怪しむトレーナーやウマ娘に対して「ファン」と名乗っており、その真偽はともかくとして、少なくともウマ娘ごとにその素性や目標に対して理解のある言動をとっているのは確かである。…と思いたい。
そして、彼女のイベントが発生するタイミングは完全にランダム(何らかの条件があったとしても現状不明)であり、時にはメイクデビュー前でファン数が1人しかいない時に発生する事もある。メタ的にはゲームシステム上の都合なのだが、プレイヤーの間では「ファンの最初の1人は安心沢刺々美の事では」と冗談交じりで言われたりもする。(実際にはトレーナーのことなのだろうが…)
なお、この笹針処置イベントでトレセン学園の保健室に彼女が姿を現すのは完全に「職員でもなんでもない部外者の勝手な不法侵入」であり、上記の通り「笹針コース選択→キャンセル」を3回繰り返すと、安心沢の侵入に気づいたたづなが現れ、保健室から逃げ出す安心沢を追うのだが、なんだかんだ逃げおおせたりしているようである(余談だがたづなも門限違反をしたタイキシャトルを追いかけっこの末捕まえるなど「実は人間のふりをしているウマ娘?」疑惑がかかるほどの超人的な身体能力の持ち主)。頭部にウマ耳がないと確認できる存在でありながら、GⅠスプリントウマ娘の全力疾走に追いつける脚力、あるいは短距離を得意とするスプリンターとは言え身体能力は人間以上に高いウマ娘相手にスタミナ切れして逃げられなくなるまで追走し続けられる持久力を持つたづな相手に逃げ切れるあたり、安心沢は身体能力(あるいは気配遮断・隠れ身能力か?)も(非ウマ娘という意味でも)ガチの超人といえる…のかもしれない。
たづなさんからの逃走で鍛えられた(?)結果、彼女の1コマ漫画ではフルマラソン大会で優勝していることが語られている。
他シナリオでの登場
これ以外にも、メイショウドトウのメイクデビュー後のイベントで女性医師に変装する形で登場する。「本格化」についての説明を本業の医師に代わってしてくれるあたり、ウマ娘についての最低限の知識は一応持ち合わせている様子。それにしても、トレセン学園に侵入するときも含めて、毎回変装でやり過ごしているのだろうか…
(ちなみにこの時ドトウのトレーナーからは「不審者は置いておいて」と、一蹴されるどころか見向きすらされていない。)
また、タマモクロスの育成シナリオ終盤、最後の大勝負として臨む有馬記念の直前、自身の心身をレースへ向け追い込んでいったタマモはもともと競走ウマ娘としてもすごく食が細い部類であったにもかかわらず極限まで食欲が低下し、タマモ当人が走るのに必要なエネルギー分だけでも必死に食べようと思っても体がそれを受けつけてくれないという状態に陥った際、トレーナーはそんなタマモを救おうと、自身の思いつく限りの、食事への知識やタマモの生活、ウマ娘の肉体に詳しい人々のもとを奔走。スーパークリーク、ヒシアケボノ、タマモの両親……学園から他県まで方々を訪ね、タマモを救う知恵を借りるためトレーナーが行脚する行き先の中には、トレセン的には不法侵入および生徒への素性の怪しい治療行為常習犯であるはずの違法笹針師・安心沢の隠れ家の一つすら含まれていた…。
サポートカード
- R[笹針師]安心沢刺々美
- SSR[ブスッといっとく?]安心沢刺々美
2022年1月11日になんとR・SSRのサポートカードとして実装された。
史上4枚目の友人タイプのサポートカードであるがこれまでの友人とは全く異なり、ほぼ全てのイベントにマイナス効果が起こる可能性がある他、獲得できるレアスキルが「博打うち」(レース終盤に速度がすごく上がるが、すごく疲れてしまう場合がある。Rではその下位スキルの「あやしげな作戦」が入手可能)と、とことんまでにギャンブルに特化した性能。お出かけイベントの内容も色々ぶっ飛びまくっている。
間違いなくウマ娘史上最高にロマンなカードのため、思い切り上振れを狙う人に良いだろう。
なお、カードイラストにもチラッと見えているが、初めて素顔を拝めるようになった。もちろん絆を深めれば温泉にも……
ちなみに
2021年5月28日から開催されたイベント「花咲く乙女のJunePride」では、イベントストーリー内にて「ビューティー安心沢」なるよく似た見た目の勝負服デザイナーの存在が語られている。彼女はパリで活躍していたが、「日本で暮らす姉からの手紙にインスピレーションを受け、日本に活動拠点を移した」と語っており、ぶっ飛んだ思考回路やそのインパクト満点の見た目も相まって安心沢刺々美との関連が推測されていた……が、上記の通り2022年1月のガチャ更新で安心沢刺々美がまさかのSSRサポートカード(友人タイプ)実装。彼女の固有イベント内でもビューティーは登場して実際に刺々美を「姉さん」と、刺々美はビューティーを「衣咲美(いさみ)ちゃん」と呼んでおり、実の姉妹かそれに近い親族であることと、ビューティーの本名と思われる名前が判明し
アップデートで新一コマ漫画が追加されその中で「姉さん」と呼んでるので姉妹であることが明らかとなった。
こちらは中の人である井上喜久子氏によるコスプレ。
やたらと似合うのは何故だろうか・・・
ついにアニメにも
ショートアニメ「うまゆる」第4話に登場。
アグネスタキオンの手により100%ツヨシと化したツルマルツヨシが更なる力を求めて彼女の笹針を受けるが……
実際の笹針
ゲーム中では秘孔を狙うと表記されたり、人間の針治療同様にツボを刺激するような描写がなされているが、現実の笹針は競走馬が極度の疲労によりうっ血した際に、体内に溜まった老廃物を血液ごと直接排出する瀉血療法である。
人間の治療にも用いられることがあり、アメリカ初代大統領•ジョージ・ワシントンの死因は施術のミスによる大量出血死とされているが、医学的な根拠が不確かな一方、症状が改善された例もあるため、瀉血がどのような症状にどの程度有効なのかは未だに議論されている(中には「迷信」と切り捨てる論もある)。
馬体の鬱血に起因するコズミ(筋炎や筋肉痛)が改善されない場合、歩様に異常をきたすこともあるため、外厩の設備が未整備だった頃は、疲労の除去や新陳代謝の促進などを期待してよく使われた。現在は代替の治療法の普及もあって、かつてほど盛んに行なわれてはいない。
乱刺手術と呼ばれるように、馬体の肩や腰、場合によっては全身に傷をつけ、時には出血を促すために塩を擦り込むという激痛を伴う相当な荒療治であり、行われた馬はしばらく衰弱し、長ければ1ヶ月以上の休息もとい療養を必要とするのみならず、たとえ馬でも前述のジョージ・ワシントンではないが命に関わる可能性すらある、非常に大きなリスクの伴う危険な治療法となる。休養前のタイミングで施術されることが多く、笹針と放牧がセット扱いだった時期もある(シンボリルドルフは宝塚記念直前に跛行を発症。放牧後も回復が思わしくなかったため、イチかバチかで治療を行いレースができるまでに回復したというエピソードがある)。
なお、馬体への乱刺手術は日本独自のものだったが、2022年4月から中央競馬においてソエ(管骨骨膜炎)治療名目の焼烙療法(焼きごてを当てて焼く)、ブリスター(薬品塗布で科学的に焼く)とともに動物愛護の観点並びに化学的効果が認められないとして禁止された。
少なくとも針を刺した途端にたちまち元気になり、すぐにトレーニングが可能な状態になるというのはあくまでゲームとしてのファンタジーである。
なお、針治療は別物として存在し、こちらは馬の療養のために通常の施術として用いられている。
関連項目
アストンマーチャン(ウマ娘):中の人が実の娘。このためか、安心沢のことをアストンカーチャンと呼ぶ、謎の非公式呼称が誕生していたりする。