プロフィール
キャッチコピー | URAからやってきた、厳しくも優しい仕事人 |
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誕生日 | - |
身長 | - |
体重 | - |
スリーサイズ | - |
職業 | トレーナー |
担当ウマ娘 | ビターグラッセ、リトルココン |
ヒミツ | ①コーヒーを2杯以上飲むと夜眠れない |
自己紹介 | 樫本理子です。ウマ娘の健康を預かるのはトレーナーの役目。緊張感をもって業務に当たるのは当然です。 |
CV | 朴璐美 |
URAからトレセン学園へやってきた、熱い思いを胸に秘めた女性。
端的な口調と取り繕わない様から一見冷徹に見えるが、ウマ娘を思う気持ちは人一倍。
優秀で仕事ぶりも完璧、隙がない彼女だが運動だけは大変苦手という噂も……?
(公式ポータルサイトより)
概要
樫本理子(かしもと りこ)は、ゲームアプリ版『ウマ娘プリティーダービー』の登場人物。2021年8月30日に追加された新育成シナリオ『アオハル杯~輝け、チームの絆~』から登場、当シナリオではトレセン学園の理事長代理という肩書と怜悧な第一印象、威圧感溢れるキービジュアルを携え、シナリオの主要キャラクターを務める。本職はURA(ウマ娘版JRA)所属のトレーナー。
なお、アオハル杯以外の育成シナリオで登場する場合は理事長代理としての役職を持たないいちトレーナーとして登場している。
また、同日より彼女をモチーフとしたサポートカードも追加され、駿川たづな・桐生院葵に続く第3の友人枠として実装。
シナリオ中とランダムイベントやサポートカードイベントとの温度差が激しく、評価が人によってはっきり分かれる人物でもある。
家族についての詳細は不明だが兄がいるらしい。
「理事長代理」としての樫本理子
URAの幹部職員にして、かつてトレセン学園に所属していた元トレーナー。秋川やよい理事長直々に任命を受け、アメリカ出張で多忙となる彼女の代理として学園にやってくる。
トレーナー現役時代はトゥインクル・シリーズで優秀な成績を残しており、それは現在の立場が示す通り。
基本的に生徒の判断は「無計画」「情動的」として一切信用しておらず、ウマ娘を肉体・精神その他あらゆる面で徹底的に管理して教育する「徹底管理主義」が彼女の信条である。しかしこれは現在の学園の「生徒の自主性を重んじる」方針とは真逆を行っており、主人公トレーナーを始めとするトレーナーたちやチーム<ファースト>以外の生徒としばしば衝突することになる。一方でその完璧でやや過剰にも思える管理体制がウマ娘の能力を伸ばしている(=このやり方が合っているウマ娘もいる)のも事実であり、リトルココンやビターグラッセといったチーム<ファースト>のウマ娘からは絶大な信頼を得ている。
チーム戦については、生徒の情動的な行動を加速させるとして目の敵にしている模様。
『アオハル杯』では、就任早々に彼女の徹底管理主義をもとにした教育方針「管理教育プログラム」への転換、及びチーム戦であるアオハル杯の中止を宣言する。しかしほとんどの生徒からの反発を受けた結果、一時譲歩してアオハル杯の中止を延期、そこで彼女の育てたチームに勝利できたら上記全てを撤回するという「賭け」を提案する。
無論絶対的な自信があってのことで、彼女は徹底的な管理こそが正しいと証明するために、再びトレーナーとしてチーム<ファースト>の育成に取り組むこととなる。
アプリリリース当時から開放されていた育成シナリオ『新設!URAファイナルズ』における桐生院葵とハッピーミークのコンビは同期であり互いに高め合うライバルとしての側面が強かったが、彼女は思想の対立からレースの勝敗で白黒つけることになるストーリー上における明確な敵と言えるポジションとなっている(ウマ娘においてここまではっきり敵対する存在はこれが初)。
一方でシナリオ中に発生するランダムイベントや後述のサポートカードイベントなど主人公トレーナーが何かつまづいている物事があると、どういうわけなのか小言を言いつつも率先して手伝いやアドバイスを寄越してくれる(敵対している上に明らかに方針が異なる相手にこのような行動をする目的や理由は不明。しかし後述の通りの過去があることから、主人公にも徹底管理主義を布教しようとしているのか、あるいは過去への心残りや自分のやり方への迷いがあるのか…)など、ウマ娘の育成に対する強硬な態度を除けば、一見すると常識的かつ良心的な人物のような印象も受ける。
しかし、所詮数年間だけの代理。でしかなく、現在の学園の「生徒の自主性を重んじる」方針を打ち立てている理事長は出張が終われば帰ってきて、また元の方針に戻る。
学園に混乱を起こしてまでそうする理由は、ストーリーを進めていけば明らかになる。
「トレーナー」としての樫本理子
前述の通り、チーム<ファースト>のトレーナーも務めている。トレーナーとしての能力は非常に高いと考えられ、最低でも15名のウマ娘の指導を同時に請け負い、全員をかなり高い水準まで鍛え上げる事に成功している。そのため、「アオハル杯」で敗北を喫するプレイヤーも多い。なお、「アオハル杯」で<ファースト>に勝利し、URAファイナルズ決勝まで勝ち進むと、リトルココンとビターグラッセが参戦する。この2人は高水準の基礎ステータスに加え、レアスキルも数個習得しており、樫本のトレーナーとしてのブランクを全く感じさせない。余談ではあるが、桐生院葵の教え子ハッピーミークも参戦する。しかし、こちらのステータスはお世辞にも高いとは言えず、スキルも全てノーマルであるため、トレーナーとしては名家の出身ではあるが新人トレーナーである桐生院との実力差が浮き彫りになっている。
冷酷にも思える人物だが、練習風景の視察や校内の巡回等、理事長代理としての仕事に加え、トレーニングに必要な物資は自分で買い出しに行く等、トレーナーとしてはかなり情熱的な人物であるようだ。勝利への意欲は人並み以上にはあるということだろう。
過去(ネタバレ注意)
実は彼女の凝り固まった信条は、彼女自身がトレーナー時代に体験した苦い経験からきている。
彼女はトゥインクル・シリーズで共に歩んだ1人の担当ウマ娘と共に、今度はアオハル杯への挑戦を決めた。2人はかつてないチームでのトレーニングに期待を寄せていた。
ところが集まったチームメンバーは全員明らかに格下で、担当ウマ娘との実力差は明らかだった。彼女はメンバーを思いやり、チームランキングを上げるために奮闘することを所望した。樫本は彼女の意志を尊重し、やりたいように任せることにした。
しかしその無理が祟って、担当ウマ娘はレース中に疲労骨折を起こし転倒。幸い命に別状は無かったものの、その後の選手生命を諦めることになってしまう。
樫本は、情動的な判断を放任した自分に非があったとこれを悔恨。以来、ウマ娘の「暴走」によるケガのリスクを抑制することを口実に、取り憑かれたように行き過ぎた管理主義を掲げるようになったのである。
秋川理事長は予めこのことを知った上で、彼女が変われるよう意図的に理事長代理に任命していた。彼女や彼女のチームによる衝突や諸々の事件が起きても敢えて手を出さず、自力での立ち直りの機会を与えていたのはそのためである。上記の過去が聞ける部分の育成イベントを短縮モードにすると、秋川理事長が本シナリオの一連の騒動に込めた願いが端的に表現されている。
とはいえ、自分のチームに適用すべき「1トレーナーとしての育成論」を、ある日突然与えられた権力によって、他所のチーム含む「学園全体」という過剰すぎる広範囲に適用してしまうあたり、やはり極端な思考回路は元々あるのだろう。
一方で前述の通り、シナリオ中のランダムイベントには、根の性格は案外優しいのではないかと(少なくともプレイヤーたちに)感じさせるエピソードが多い。シナリオ終盤ではリトルココン達が(彼女の方針が間違っていない事を証明=アオハル杯優勝する、そのためには次々と限界を超えていくチームキャロットを突き放す必要があり、彼女の設定した目標タイム=これ以上速くはなれないという想定を超える為)独断で自主トレを始めた事を目撃すると、最初は咎めこそしたが決して彼女達を叱りつけたりはせず、むしろ自分の過去の失敗(というよりトラウマ)と重ねて自己嫌悪し狼狽してしまう程だった。
総括として、彼女は元々両極端で考える、自己肯定感の低い人物と思われる(この自己肯定感の低さは後述の運動能力の低さと関係があるかもしれない)。基本的に両極端でしか考えず柔軟性のない言動ばかりするあたり、そのままでは指導者としての素質も根本から問われかねないが、何度も言うように彼女の極端な育成論が合っているウマ娘もいる。実際アオハルストーリー中リトルココンが漏らしているが「みんなで仲良く」が性に合わない者もいる(彼女は幼いウマ娘のチームで「お揃いのシューズを買おう」となったとき、「シューズをお揃いにする意味がわからない」と自分は遠慮したが、それ以降仲間はずれにされ、監督する大人も「ココンが意地を張っている」と決め付けココンの自主性をカケラも重んじず協調ばかりを求めた、結局チームを辞めそれ以降ココンは誰かと歩調を合わせる事自体を嫌うようになっていた。チームファーストに参加したのは樫本代理の「こちらで全部管理するから仲良くする必要はない、そもそもプロは無駄にお互いに干渉せず自分の役割をこなすモノだ」という発言あっての事。)
しかし、だからと言って全てのウマ娘に当てはまる訳でもなく、彼女の育成論を学園の方針として定める必要性はない。トレセン学園は自由主義である以上、彼女の育成論も内包されるはずだからである。
認められないのはせいぜい「ウマ娘の体調や実力を毛ほども考えず、根性根性と無為を通り越して有害な特訓を課す」ような前時代的自己中心的な最低の育成方針くらいだろう。
結局、彼女は「理事長代理」という大きすぎる権力と、ウマ娘の持つ強い闘争本能、それぞれの個人が持つ優しさや思いやり、そして自らの過去のトラウマの4つにひたすら振り回される、悲しい人物ということになる。
サポートカード
- R[トレセン学園]樫本理子
- SSR[徹底管理主義]樫本理子
2021年8月20日に、友人枠のR・SSRサポートカードとして実装。スタミナ・根性系のステータスが上がりやすい。
たづなや桐生院と比べるとトレーニングに関わる基本的なステータスは低めで、SSRではもらえるレアスキルも直線で発動するという効果でタイミングが制御しづらい「一陣の風」である。その代わり、友人枠としては初めてレースボーナスとファン数ボーナスが上昇する仕様となっている。
またイベントによるスタミナ・根性の配布量はかなり多く、特にスタミナの成長率にボーナスがないウマ娘の場合は補強要因としてかなり優秀。根性も通常の育成では意識して伸ばす事が少ないものの決して軽視すべきステータスではないため、最低限の数値まで補ってくれるのはありがたい。
育成シナリオ『アオハル杯』のシナリオリンクキャラクターでもあり、アオハル杯で使用すると一部の効果が高まる。
イベント
お出かけでは、トレーナーなのに運動がとことん苦手であったり、意外と世間知らずだったりなど、弱点を顕にする一面も見ることができる。
主人公トレーナーとの仲は第一印象にそぐわずなぜか良好で、まだクラシック級なのに温泉旅行に行く展開も(しかも朝帰り)。なんだかんだで主人公の担当ウマ娘達との信頼関係も築けている様子だが、一体何が起きたのだろうか…?
実はポンコツ?
そんな彼女だが、上記のような様々な一面を見るごとにプレイ前からの厳格で独裁主義的なイメージから変わっていくプレイヤーが多くなってきた。
特にプライベートでは、あの冷徹な姿からは想像もつかないほど違った一面が見えて来る。上記の温泉旅行もそうだが牧場見学で牛に触ってみてはと言われて驚きちょっと怖がったり、アルパカをアルカパと言い間違え(ハルウララの言い間違い、「フンイキ(雰囲気)」と「フインキ」に似ているかもしれない)たり、餅つきをするにも杵を持つとフラフラして支えが必要になったりとかなり貧弱でコミカルな面を多く見せてくるのだ。
特に前述の運動音痴は筋金入り。本人曰く学生時代は「マラソン大会は最下位、ボールも上手く取れない、跳び箱で追試」とのこと。成績も頭脳明晰な彼女らしくオール5である中、体育だけが2だったらしい(『シンデレラグレイ』の作者である久住太陽先生もサッカーボールを豪快に空振りするイラストをTwitterにあげていたりする)。1ではないのは恐らく筆記は他と同じく優秀だったのだろう。つまりその優秀な筆記を2に落とすぐらいの悲惨さという事である。
更に現在でも外出後に睡魔が襲ってくるという悲しいまでの体力の無さ(ここまでくると日常生活に支障をきたしかねないレベルの貧弱さである)で、ダンス系のリズムゲームをやればノーツを一度も踏めずスコア0という有様であった。
ココン曰く「最近前転(でんぐり返し)が一回出来るようになった」らしいので改善の努力はしており、前述のダンスゲームも(選択肢次第だが)反復練習でコツを掴んである程度は上達するものの、つい最近まで前転すらできなかった辺り絶望的に低レベルなところに居るのが分かる。
とはいえ何度も反復練習を繰り返したり練習すること自体は出来ているので、体力がないとか貧弱すぎるというよりは身体の動かし方がわからない。というべきかもしれない。ウマ娘風に言うなら、賢さ(身体の動かし方)が非常に低いが、他の項目は人並み程度にはあるというほうが近いかも。
そのため一部からは、運動神経悪い芸人でおなじみフルーツポンチ・村上健志氏になぞらえ、「トレセン(学園)のヒザ神」などと呼ばれ始めている。
また、所持スキルに「おひとり様〇」と「一匹狼」があるためか独身疑惑も浮上。サクラバクシンオーの名前に似せてミソジドクシンオーなるタグまで発生した。
こうした思わぬ弱点の情報が明るみに出るにつれ「実は心身共にポンコツ」という認識が相当数のプレイヤー達の間で共有されるようになった。
リリース前は同じサイゲームスの厳格で一方的に方針を定めてくる女上司として美城常務との類似性が指摘されていたが、蓋を開ければ同じアイマスはアイマスでも大人になった風野灯織っぽいと評価がひっくり返る事に。
ヒミツに書かれている通り「コーヒー二杯飲むと眠れなくなる」ことから「実質ロリ」扱いされ、「理子ちゃん」やら「かっしー」やら愛称まで出来始めたりと、何だかんだ(ネタキャラとして)多くのトレーナーたちに愛されはじめ、あまりのか弱さに「俺が守護らねばならぬ……」と大いに庇護欲を刺激されている模様。
無論、この事をよく知らない人たちがこれといった前情報無しにアオハル杯のストーリーを観たら、彼女のことを「とんでもない人物」と認識するだろう。
彼女は思考回路だけでなく、人物像やプレイヤーたちからの評価もまた、両極端なのである。
アニメ版
劇場版『新時代の扉』にてアニメ初登場。桐生院葵とその担当ウマ娘であるハッピーミークと共にホープフルステークスを観戦していた。
マンガ版
『ウマ娘シンデレラグレイ』160Rに登場。シリアスな世界観からか秋川理事長を差し置いての登場。
理事長が多忙で出張中のトレセン学園理事長代理を務めオグリ目当てに不法侵入したマスコミの対処を行っていた。
余談
彼女のサポートカードをアオハル杯シナリオで使用する場合、本編のシナリオストーリーでは主役ウマ娘達とトレーナー側に彼女に対する疑念と不満が満ちていて事実上対立していた序盤~中盤の段階でも問題なく交友イベントを進められるため、じっくりシナリオを読んでいると相当な違和感が出てくる。公私をしっかり分けていると考えれば生真面目で不器用な彼女らしいともいえるのかもしれないが。
一方、アオハル杯以外のシナリオで使用する場合はいち同業者として登場し、それらでは特に対立する理由も無いため、どちらかといえばこちらの方が違和感は少ないかもしれない。
登場当初はその風貌や彼女たちの前例から、サンデーサイレンスがモチーフと言われており、きなこ棒のエピソードはこれがモデルではないか、という声もあった。
関連イラスト
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ウマ娘プリティーダービー ウマ娘プリティーダービー(ゲーム)
メジロアルダンのトレーナー:ある意味彼女が目指すべき管理主義の極致。いつ壊れるともわからないガラスの脚を持つ彼女の自主性を重んじつつ限界ギリギリを走らせ、危なそうになったら引き留めるという理想形を完璧にやり遂げ、彼女を三年間走り抜かせている。曰く「壊す覚悟と壊さない決意」
東条ハナ:考え方は近いが、こちらの方は柔軟性がある。
結ヶ丘女子高等学校理事長:ウマ娘のゲームで理事長代理が初登場した時期に絶賛放送中だったアニメの同じ中の人演じるれっきとした理事長。こちらは至って常識人である。