概要
Twitterでは誕生日は3月27日としているが、これは漫画でも取り扱っているオグリキャップ号の誕生日であり厳密には本人の誕生日ではないと公言している。
麻生情報ビジネス専門学校出身(後に漫画作品を発表後に本校の在学生であると公式アカウントで言及されている)
Twitterアイコンは自身の連載作品に登場した壁画の流用。
2015年では30回シンマン賞にて『2000年後の世界征服』で佳作を受賞し、漫画家としての道を本格的にスタートさせる。
2016年では週刊ヤングジャンプの連載争奪杯「シンマンGP」のエントリー作品『仇霧のエデン』にて本誌デビュー。
その後は2018年に読み切り作品『ヒロイン事情』の作画を担当するなどの活動はしていたが、当時ではあまり知名度は高いとは言えなかった。
転機となったのは2020年に連載が開始された『ウマ娘シンデレラグレイ』であり、当時ウマ娘シリーズの新作を企画していた杉浦氏らにヤングジャンプ側が紹介する形で久住氏と合同で漫画作品を製作することになった。
本作では原作の高い構成力と相まって久住氏の画力が遺憾なく発揮され、当時のアニメーション作品『ウマ娘プリティーダービーseason2』やアプリゲーム『ウマ娘プリティーダービー』の大ヒットと呼応する形で氏の知名度を飛躍的に上げる作品となった。
人物・逸話
基本的に(休載などを除けば)毎週『シンデレラグレイ』のオマケイラストを書いて投稿したり裏話や設定資料を公開するなど、できうる限りで本作をより楽しめるよう尽力している。
『シンデレラグレイ』の連載前はオグリキャップ号の活躍していた笠松町に実際に入念な取材を行い、序章「カサマツ編」のクオリティアップに貢献。
本人は「ウマ娘シリーズ」における実名のキャラのデザインには関わっていないと前置きしつつ、公式でデザインが存在しないキャラクターに関してはサイゲのチェックありで自らがデザインを手掛けていると説明している。
具体的には本作におけるディクタストライカやロードロイヤル、ブラッキーエール、トニビアンカやオベイユアマスターなどの海外ウマ娘も久住氏のデザインによる物である。
久住デザインのウマ娘は「長身」や「巨乳」、「筋肉質」キャラが多い傾向にあり、ミシェルマイベイビーに至っては195cmもの巨体の持ち主。一応本人曰く「脚本に合った役割とイメージでキャラデザしているのであって個人的な趣味はぶちこんでいない」と発言しているが、『シンデレラグレイ』を読んでみれば彼の性癖についてより理解を深められることだろう。なんなら男性キャラもガタイの良い連中が多い。
無論、オリジナルキャラはなんでもかんでもそういうデザインばかりというわけではなく、ディクタストライカ、フジマサマーチ、エラズリープライドなどのようにあくまでもスレンダーな体型のウマ娘を描くことも少なくはない。
ちなみに、本人はあくまでもライブ感を楽しみたいという理由から、Cygamesには直接どのキャラがゲームに登場するのかなどの情報は敢えて聞かないことにしているらしい(久住氏も何度か「要望などは集英社さんかサイゲさんに出してほしい」と念押ししており、あくまでも自身は「作画担当」であると言及している)。
また、『シンデレラグレイ』は別バージョンの表紙カバーが他作品の漫画と比べ非常に多いことも特徴で、対応した単行本の発売と同時期にヤングジャンプに付録として同梱されることも少なくなかった。本人曰く最初は思い付きで始めた企画であったそうだが思っていた以上の好評だったらしく、いつしか恒例行事と化していた模様。
本人としては「第2候補まで表紙描けるし、原稿料もいただけるので助かっている」とのことで、ここまで来たら人気がある限り最後まで続けるとも語っている。
別カバー版は本編ではやや出番が少ないキャラクターや別の角度から描かれた主人公など、店舗販売のカバーとはまた違った魅力のあるカバーをいくつも描いた(2023年4月時点では既刊10巻中別カバーがないのは第1巻と3巻のみ。なお、本人はいずれこちらの2つもいつか描くと言及している)。
デジタルでは「凝り性になってしまうため作業が終わらない」という理屈から本編はもっぱら実際の紙に描くアナログ方式。ただ、デジタルが嫌いという訳ではなく背景や仕上げなどは流石にデジタルで行うなどの使い分けをしているとか。
『シンデレラグレイ』50万部を突破した頃に「100万部突破したら洗濯機を買います」と(恐らく冗談も込めて)宣言した約1ヶ月後に本当に100万部を突破してしまい実際に洗濯機を買うことになったという実話がある。
また、何故か『シンデレラグレイ』キャラクターに限ってゲームではよくジュエルを溶かされることに定評があり、これまで幾度となく天井の景色を味わってきた。
・クリスマス版オグリキャップ
・サクラチヨノオー
・メジロアルダン
久住氏本人も筋金入りのオタクであるらしく、ウマ娘シリーズはおろかFGOなどのアプリゲーム、仮面ライダー、スーパー戦隊、ゴジラなどの特撮作品にも精通している。オマケイラストではちょくちょく特撮作品の小ネタが仕込まれている。
もっとも、ウマ娘シリーズは元より媒体を問わず特撮作品のパロディやオマージュが随所に見られる作風であることも知られており、後に2024年5月17日には劇場作品『新時代の扉』が同時期に公開された本家本元の『ゴジラxコング:新たなる帝国』とコラボレーションしている。
なお、『シンデレラグレイ』の連載前にはFGOシリーズのファンアートを描いたこともある。