「故郷の人たちのために…まずは腹ごしらえだ」
プロフィール
キャッチコピー | 地方生まれの、素朴なクールドリーマー |
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誕生日 | 3月27日 |
身長 | 167cm |
体重 | 微増(食べ過ぎた) |
スリーサイズ | B82・W57・H82 |
靴のサイズ | 左右ともに27.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 美味しくご飯を食べること |
苦手なこと | 泳ぐこと |
耳のこと | 歓声の中でも故郷の人たちの声は聞き分けられる |
尻尾のこと | 体が柔らかいので手入れできない場所がない |
家族のこと | 家族旅行と言えば温泉で、ある秘湯の常連 |
マイルール | 『いただきます』はどんな時でも忘れない |
スマホ壁紙 | やり方を学んだ際に設定した、母との写真 |
出走前は… | 応援してくれているみんなの笑顔を思い出す |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①爪を綺麗に切るのがとても上手い / ②将来の夢は『どて煮』だった |
自己紹介 | 私はオグリキャップ。故郷のみんなに喜んでもらえるよう、精一杯頑張るつもりだ。よろしく頼む |
CV | 竹達彩奈(2016年発表時点のクレジット)→高柳知葉 |
地方から転入してきたマイペース娘。地元で連戦連勝し、期待を背負ってトレセン学園へとやってきた。
地元の期待を一身に背負い、頑張ろうと思っているが、その言動は天然全開でとぼけている。トレセン学園一の健啖家であり、一瞬で米びつも鍋も空にする。
(公式ポータルサイトより)
(旧プロフィール)
いつもクールな表情をしている芦毛のウマ娘。地元の期待を背負ってトレセン学園へとやってきた。常に近寄りがたい雰囲気を漂わせているが、それは不器用で口下手な性格のため。実際は少し天然なところもある純朴で素直な少女。
ソロ曲
こんな私の背にも 翼があるってこと
『 unbreakable 』
作詞:中村彼方 作曲・編曲:田村ジュン
※ちなみに実際のオグリキャップの高祖父の名前と同じである。
概要
オグリキャップは、メディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。スピンオフ漫画『ウマ娘シンデレラグレイ』では主人公を務める。実在の競走馬「オグリキャップ」号をモチーフとするキャラクターである。
地方の学園からトレセン学園へ籍を移した転入組で、その実力は折紙付き。どっしりと落ち着いているように見える雰囲気と、仏頂面で少々ぶっきらぼうなため独特の圧があるが、人当たりが悪いわけではない。
ネオユニヴァースの育成ストーリーによると、トゥインクル・シリーズの年代誌には、クラシックとは無関係の裏ルートで走り続け後に「最強」の1人へと呼ばれる程と載っているという。人呼んで「常識外のスーパーウマ娘」。
その実力からかそれとも性格からかトレセン学園のウマ娘達の中でも特に人気が高い。
とにもかくにも「食欲」が作中トップクラスのウマ娘で、各媒体で登場する時は大抵何か食っている。彼女曰く食べるのは強くなるのに必要なコツらしく、後輩にもよく食べることを勧めている。
「とにかく食べて、走って、食べる。これさえやれば、たいてい勝てるから」
容姿・デザイン
銀髪の芦毛のウルフカットのロングヘア。頭頂部だけが黒いのは、史実のオグリキャップ号が全身白くなり始めても鬣だけが黒い時期が長かったためと思われる(この特徴は子孫の芦毛馬にも遺伝している)。
発表当初からお馴染みの、白いセーラー服に、赤・黄・青(中央移籍後の馬主の勝負服の色)を配置したオーソドックスなもの。アプリゲーム版では「スターライトビート」と呼称される。
母からプレゼントされた特徴的なデザインのカチューシャやセーラー服のボタンは、馬主の勝負服の胸元のデザイン(黄菱山形)が由来。
漫画『ウマ娘シンデレラグレイ』では第4巻から登場する。
2021年のゲーム版イベントストーリー第8弾『聖なる夜に重なるキセキ』で初登場した勝負服。ファンにはもっぱら「クリスマスオグリ」や「クリオグリ」と呼称されている。
元々オグリの数々の功績を称えてURAが新しく設計した勝負服案の中で、ファンが中心で考案したデザインをオグリ本人が採用する形で作られた。クリスマスのパーティー衣装を参考に製作されており、頭飾りの色も赤と白の二色に。
- 私服(アプリゲーム版)
アプリゲーム版においてストーリー中やお出かけに連れて行った際に見ることができる私服。淡い丸模様が描かれた白生地シャツにベージュ色の羽織、ライトブルーのジーンズを身にまとっており、一部トレーナーからは「しまむらで適当に選んだ服」「いかにも田舎人っぽいファッションセンスで落ち着く」など、意外と好評だったりする。 むしろ後述の『シングレ』の変装服が色々アレだったのに比べれば充分真っ当とも言えるが。
- 私服(シンデレラグレイ)
漫画『シンデレラグレイ』29Rのカラーページにのみ登場する、黒のジャンパーを着た姿。差し色はブラウン。よく見ると髪も結んでいる。
- 変装服
漫画『シンデレラグレイ』第31Rに登場する、身分を隠すための変装服。帽子と伊達眼鏡に加えてニンジンが描かれたTシャツを着ている(『シングレ』作画担当の久住太陽氏にはクソダサ人参Tシャツと呼ばれていたが)。
ただ、この姿でも原宿の食べ物屋を次々と食い尽くしていたので結局目立っていた。
- 駆けよ、駆けよ、駆けよ!!
2022年のゲーム版イベントストーリー第19弾『おもいより、おもいかけ』で、ウマ娘の神事の神馬駆に選ばれて着た巫女装束。赤とオレンジの新衣装イナリワン、青と紺の新衣装タマモクロスと比べるとオグリには珍しく緑が多め。白い耳カバーを付けているのも特徴。何気に黒タイツ。
- やったれハロウィンナイト!
タマモクロスのSSRサポートカードでだけ見られる、ミイラハンター・オグリの姿。地域交流会の「ミイラハント」というイベントに参加した際の姿と思われる(ゲーム的には大人の事情もといCGが作られていない都合で通常の制服だったが)。
最初はやはりいつもの永世三強+1人で緩い雰囲気で進んでいたが、流石に一応ホラーイベントなんだからということで、タマの案により焚き付けられたオグリもお客様を守るミイラハンターとして活躍した。なお、観客にはそのあまりの頼りになる姿に「オグリ様」と呼ぶ者もいた。
- ドレス衣装(リーニュ・ドロワット)
2024年のゲーム版イベントストーリー第34弾『彗星蘭の君へ〜Let's dance now!〜』にて登場した衣装。バンブーと共にトレセン学園の行事の一つである「リーニュ・ドロワット」に参加した白いドレス。詳細は明かされていないが回想にてバンブーとデートを組んで踊っていたようだ。
- ハロウィン衣装(うまよん)
漫画『うまよん』の第83話にて登場したドラキュラの仮装。一応ミイラハンター・オグリとは別物である。タマモクロスと協力して後輩たちにお菓子を配ろうとした…のたが、逆にお菓子を渡されてしまったので断わる訳にもいかずにやっぱり食べ尽くした。オグリの服装の中でも黒をメインカラーになっている結構貴重なファッション。
- 幼少期
漫画『シンデレラグレイ』の一部回想シーンやゲーム版ストーリーイベント『聖なる夜に重なるキセキ』で見られる、幼少期のオグリキャップ。
現在と比べると髪色がまだ茶色がかっている。
- カサマツ時代
ちなみに、幼少期と『シンデレラグレイ』の序章となるカサマツトレセン学園在籍時には髪型はポニーテール姿であったが、後に現在と同様の髪下ろしに変わった。
マンガ版
STARTING GATE!
「私自身の目指す未来もあれば、応援してくれる人たちが私たちに託す未来もある」
いわゆるゲストキャラとして登場しており、食い意地は健在…なのだが、なんと人前で大盛りのご飯を食べるのを恥ずかしがるという現在の彼女を踏まえると信じられない姿を垣間見ることができる(参考までに書くと、後述の『ウマ娘シンデレラグレイ』版オグリは第1Rから食料の在庫を食いつくして周囲をドン引きさせた)。
アニメ版やゲーム版と性格が違うのも、『STARTING GATE!』自体が割とシリーズ全般でも連載時期などの関係でキャラクターの設定が現在と比べあまり固められていなかったという事情もあると思われる。
なお、こちらではタマモクロスやスーパークリークなどの同世代ウマ娘がほぼ登場しないので、割とツッコミもそこそこ担当する。フジキセキやトウカイテイオーを初め周囲から「学園内最注目ウマ娘」と呼ばれているようだ。
なお、
など、掲載順でいうとこちらの方が先なのだが細かい設定は『シングレ』の世界と共通している。転入後のお披露目レースからの活躍(『シングレ』でいうこの人戦)にも言及されるなど、サブキャラクターとしては結構背景が説明されている。
なお、学園に転入してきたのは作中の時系列から約1年前とのことなので、少なくとも『シングレ』の既巻と時間軸は異なるようだ。
今回は基本主人公組からちょっと年上な先輩枠としてダイワスカーレットやウオッカにアドバイスしたりと要所要所で活躍している。
ウマ娘シンデレラグレイ
「立って走る…私にとってはそれだけで奇跡だ」
アニメでは本編・BNWの誓い、共にサブキャラクターだったが、週刊ヤングジャンプで連載されているコミカライズ作品「ウマ娘シンデレラグレイ」では主人公に抜擢される。
この作品では当初は中央ではなく地方であるカサマツトレセン学園に通っていた。
性格的な面ではアニメやゲームなどの他媒体で見られる通り、天然キャラであるという点は相変わらず。生来の天然さで、遠回しな嫌味や揶揄は流すので悪意やプレッシャー等の自分に関する事にはあまり頓着しないタイプ。
幼少期は足の具合が悪くまともに歩けなかったが、母がマッサージを続けてきたことで常人・常バよりも柔軟な足を手に入れた。そんな経緯で自分を育ててくれた母親を尊敬している。
当初は走ること自体を純粋に愛するだけだったのだが、これは子供の頃はまともに歩くことすらできなかったオグリにとっては「立って走れるだけで奇跡」であったため。
しかし、最初のデビュー戦でカサマツの特待生・フジマサマーチに負けた時に、握り締めた拳から血が流れる程の自分でも自覚しえなかった無意識の悔しさを感じた事、そしてトレーナーである北原穣やサポーターのベルノライトといった、自分達を支えてくれる人たちの期待を背負って走ることの嬉しさを知るにつれ、ウマ娘の本能たる「勝利への渇望」に覚醒。
徐々にただのランナーから勝負に勝つことを目指すアスリートとしての意識に目覚め、様々な強敵たちと死闘を繰り広げる中で、田舎育ちの灰被り娘(シンデレラグレイ)はやがて競走ウマ娘界を、ひいては日本全土を沸き上がらせる”怪物”へと変貌していく。
カサマツトレセン入学までは母と年代物のひなびたアパート(同室のノルンエースから嫌がらせで物置部屋を寝泊まりするように追い出された時に、アパートの部屋は物置部屋以下だったため、個室をもらえたとむしろ喜んでいた)で暮らしているなど、実家はお世辞にも裕福といえないようで、オグリ自身も学費を心配する場面があった。もっとも、母曰く「あんたの食費に比べれば大した事ない」らしい。
髪型は最初のころはポニーテールだったが、途中からアニメやゲームでおなじみの髪を下ろしたスタイルになる。黄色い菱模様を横に連ねた特徴的な髪飾りは、母がトレセン入学祝としてプレゼントしてくれたもの。
同封の手紙にあった「レース、ラジオで聞きます」との母の言葉を意識したのか、公式戦において実況や観客らの見ている中で初めてつけた。なお髪飾りを付けた際には「ブッピガァアン!!」とオノマトペが書き込まれていた。
入学するまでは競技に関しては自主練こそ積んでいたものの、才能任せに「とにかく速く走ればいい」としか理解しておらず、レース中の戦術・駆け引きについて何も知らず、トレーナーやゲート、レース制度の知識も皆無だった。
ウイニングライブでも既存のライブの練習をしていなかったとはいえラジカセ持参でカサマツ音頭を真顔で披露する場面も見られたが、同期のノルンエースとの練習の成果もあってかライブも少しずつ完成度が上がっていった。
カサマツ時代は制服ではなくジャージ(トレーニングで汚れたまま)で授業を受け、スカートが苦手らしく「腰布」扱いして着用を拒む一面も。しかし、靴選びでファンシーなデザインに惹かれ、無骨な靴を選ばれたときは閉口するなどオシャレに全く無頓着と言う訳ではない。
性格面でゲーム版と比較すると主人公でありながらギャグをこなす場面が多くなっている(ゲーム版が「天然」だとしたらこちらはボケ役といったところか)
一方で上記の勝利への欲求の目覚めから見られるように、真剣勝負を目指すアスリートとしてのシリアスな側面も強く強調されている。だが同時に応援する人間を意識するようになってしまい良くも悪くもそれが走りに影響するようになってしまっている。
また怒りや憔悴といった他の媒体のオグリキャップでは見られない表情もよく見せており、全体的には感情表現がより豊かになってると言えるだろう。
「浅いプールでも溺れてしまうほど泳ぎが苦手である」という設定は本作が初出であり、本人は泳げないことを恥ずかしがっている。マスコミが殺到して外で走れなかった際は北原に文句を言いながらプール特訓をしていた。
タマモクロスとの有マでの決戦で勝利して以降は「世代最強」と称されるようになり中央3年目になってからはシンボリルドルフの頃を越える社会現象となり世間を騒がせている。
なお寮室が描かれることが皆無なので誰と同室かは不明。
うまむすめし
第3話より登場。タマモクロスと共演。体重が増えてしまったためにおかわりの量を(9回から8回に)減らした影響でずっとお腹が空いていたらしく、就寝時にタマが寝れないと愚痴る程の腹の音が鳴っていたために彼女に即席お好み焼きを作られていた。オグリもタマの料理は大層気に入っていたらしく、「あと30枚…いや50はいけるか?」と呟き流石に彼女にはキレられていた。
タマ「節約料理の意味ないわドあほゥ!!はよ寝ろ!」
ウマ娘ピスピス☆スピスピゴルシちゃん
第19話にて、みどり町で行われる大食い大会へ参加する形で登場(なお、本人は食べ放題イベントと勘違いしていた)。一応本作の設定上オグリも幼稚園児なので、劇中では幼少期の夢であった「どて煮になりたい」という願いも口にしている。
なお、幼稚園児とはいえやはりその食欲は一般人やウマ娘を遥かに凌駕する域に達しているらしく、一度ゴルシがスペ対策として送り出した巨大パン食い競走でパンを丸々一斤食べ切ってしまうという相変わらずの規格外ぶりで、参加者達の心を折る程の姿には「怪物」とすら名付けられていた。
そのあまりの強さにはゴルシどころかあのスペシャルウィークすら太刀打ちできず余裕の表情で次々と料理を胃袋に収めていくオグリであったが……。
「よくやった…、二人とも…。」
「あとは私に任せてくれ。」
「私を倒せるのは_____、」
「私しかいない_____」
なんと、力尽きたゴルシの頭にある舟形帽を割って『ウマ娘シンデレラグレイ』のオグリキャップが登場。ゴルシとスペの代理という形で次々と料理を口に収めていき、『スピゴル』のオグリにすら追い抜いて大食い大会を優勝。その後は再び舟形帽を経由して元の『シンデレラグレイ』世界へと戻っていった…。
なお、『スピゴル』世界のオグリは平行世界の自分にもあまり驚きを見せなかったが、内心いつか自分もあんな風になれるのだろうかと想像する場面もあった。
この『スピゴル』第19〜20話はとりわけ『シンデレラグレイ』のパロディシーンや小ネタが詰め込まれており、あちらを読んでいるとより再現度の高さに驚くことだろう。なお、劇中の『シンデレラグレイ』版オグリに関しては無論作画担当である久住太陽氏の全面協力で執筆された。
その後、コラボを記念して『スピゴル』作者である柴田直樹氏から感謝イラストなども公開されている。
アニメ版
TVアニメシリーズ
Season1
第1話から登場しているもののセリフの無い回も多く、名前付きのモブのような扱いを受けている……と評するには些か強過ぎる印象を与えている。
というのも、ほぼ全ての登場シーンにおいて山盛りの食事と共に登場しているためである。
元ネタであるオグリキャップ号が「よく食べ、よく走る」競走馬だったことに由来したチャームポイントだが、ギャグレベルの食事を食べきって下っ腹を出しているのは乙女として如何なものか。そんなこんなでOVA『BNWの誓い』では彼女1人だけ少し周囲のレースとは別のチャレンジをするようで…?
そんなよく食べる様子から名前をもじって「モグリキャップ」とタグが付けられたイラストもしばしば。
外伝であるサイドストーリーにおいてはタマモクロスやスーパークリーク、イナリワンとも仲が良い様子が描かれており、イナリ曰く「隠してるけど結構傷つきやすい」らしい。サイドストーリー内でも事情があってタマに少しぶっきらぼうな態度を取られたことに対してクリークへ相談してたりもする。
Season2
Season2でもモブとして登場。相変わらずの大食いであり第1話では授業中にお腹が鳴り至急食堂行きのアナウンスがなされた。
Season3
相変わらずあまり本筋には関わらないが、第10話では「バナナ大食い対決」を羨ましそうに見学していた。大会そのものには参加していないので「出禁にされたのでは」とネタにされているが。
RTTTシリーズ
Road to the Top
第1話に登場。
テイエムオペラオーの毎日杯での走りを称え、クラシック戦線への挑戦を促した。史実にて勝利した毎日杯を、「私も思い入れのあるレース」と語っている。
これは史実にて、オグリキャップ号を手掛けた瀬戸口勉調教師がクラシック追加登録制度を利用してでもオペラオーをクラシックに出走させることを勧めたという逸話から来ていると思われる。このエピソードは『ウマ娘シンデレラグレイ』のほうでも取り上げられている。
ちなみにテーブル一つ独占するほどの量を食べている。Season1とは比べ物にならない。
新時代の扉
本作ではほぼモブキャラではあるが一応セリフありで登場。夏合宿中に相変わらずご飯を食べ尽くしていたのか劇中では料理不足になっていた。一応EDの「うまぴょい伝説」にも歌唱役として参加している。
その他のアニメ
うまよん
第5話でスペシャルウィークやタイキシャトルら名うての大食いウマ娘に混じって、ラーメン完食競争「ラーメン杯(二郎風店舗「ラーメン三ハロン」/GⅡ/メガ増しニンニクカラメ1杯。実況トウカイテイオー、解説ファインモーション)」に出走。
うまゆる
第22話、「スペとオグリのうまうまキッチン」にて3分クッキングをスペシャルウィークと一緒にすることに。
もっとも、この二人(マチカネタンホイザもいるけど)がいてまともに調理番組が進むわけもなく…。
シンデレラグレイ(アニメ版)
8月23日のパカライブで発表された情報でついに主人公として登場。
ゲーム版
『熱血ハチャメチャ大感謝祭!』
「ふー……美味しい。試食に来て正解だった。こんなことならお昼も抜いておくんだったな…。」
本作でも当然の如く登場。ストーリーモードでは特に何のチームに参加しているかは不明だがその暴食ぶりは健在であり、ハチャメチャGPの競技である大食い競争「大食いダービー」でもスペ達と戦うことになる。なお、本作ではよくスペとは食事を楽しんでいるらしく、プライベートではよく共に遊びに出掛けていることが示唆されている。
ハチャメチャGPでも相変わらずの食べっぷりを見せており、スペからは「食堂で見てた時と全然違う」、「もしかして普段は本気じゃなかったってこと…!?」と驚愕されていることから、普段はある程度食事量を(オグリ基準で)抑えていることも判明した。
商店街の食べ放題ではオグリと並んで制限時間が短くされていることが判明した(それ程の制限を掛けてもなお恐ろしい量を食べている様だが…)。ちなみに、スペ曰く「自分でもハンデが付いてようやく勝てるくらいの相手」と言及されており、その爆食ぶりは同族であるスペにも警戒される程である。
プレイアブルキャラクターとしては、チームコスモスのストーリーをクリアするとスカウトが可能になる。なお、パラメーター的には「大食いダービー」での食べるスピードに関わるパワーが最高値の「S」であり、食べるスピードの上昇量に関わる根性も「A」なのでプレイアブルキャラクターとしてもその大食いぶりを見せつける。
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
「見ていてくれ、これが…私の…全力だっ!!」
リリース初期より☆3の育成ウマ娘、Rのサポートカードとして登場。2023年6月3日にはテレビCM「Glories」にて第5弾の主役として登場している。
「葦毛の怪物」
一応上記の『シンデレラグレイ』版やアニメ版とは別時空のパラレルワールドが舞台なので、性格もより他の媒体より天然寄りとなっているが、食い意地は相変わらずのようで、育成時での人参ハンバーグに対する反応は必見。
2024年9月24日にはゲーム版CMのセンターとして一世風靡ウマ娘篇として一世風靡セピアのパロディも行っている(メンバーは全員『シンデレラグレイ』に登場したウマ娘達で構成されている)。
人気キャラということもありイベントストーリーへの登場回数も非常に多く、イベント第8弾『聖なる夜に重なるキセキ』や第19弾『おもいより、おもいかけ』には実質的な主人公として登場している。
他には台詞自体ないものの第18弾『テイズ・イン・ア・フラッシュ』や第24弾『されば君、かなし』、弾34弾『彗星蘭の君へ〜Let's dance now!〜』にも少しだけ登場しており、名前を言及されるパターンも多い。
何気にトレセン学園の名物イベントである「リーニュ・ドロワット」関連のイベントで妙に登場することが多く、『されば君、かなし』ではヤエノからドロワのデート(相手に踊ってくれる人)の権利を掛けられ勝負をしていた様子。
この時には何故かバンブーも在籍していたのだが、一応後に公開された『彗星蘭の君へ』ではバンブーとデートを組んでドロワでダンスを踊っていた模様(「デート権を掛けたオグリさんとの勝負」の具体的な内容は不明だが、色々あってオグリとバンブーが踊ることになったようだ)。
イベントストーリー第35弾『下剋上、兵どもが鬨の声』では〈ろ組〉の大将として登場し、シンボリクリスエスやタニノギムレットと共にヤエノ達と対決している(作中では台詞がないが)。
育成シナリオ『Make a new track!!』のとあるイベントでは、意外にもカフェテリアの注文は一メニューのみだが、その代わり彼女が選んだメニューは原材料を食い尽くされその日の提供がストップするレベルでおかわりをされることが明らかにされた。
ウイニングライブの腕も他のウマ娘と遜色のないものに仕上がっており、シンデレラグレイを読んだ後にライブシーンを見ると感慨深いものがあるだろう。クリスマスイベントでは母親と安アパートと思われる建物で二人暮らしをしていたらしくシンデレラグレイ同様、裕福な家庭ではなかった模様(なお、この時のスチル写真で描かれたクリスマスの一枚は、後にシンデレラグレイ本編にて明かされたオグリママが部屋に飾っている写真とリンクしていることが判明した)。
都会慣れしていないせいで極度の方向音痴。ウマ娘ストーリーにおいては道に迷って困っていたところをトレーナーが声を掛けたのが出会いのきっかけとなった。
一方で自然の溢れる場所ではたとえ初めて訪れた林の中でも道なき道を進み、日が暮れてしまっても迷うことなく帰ってこれる。
こちらではタマモクロスとは寮のルームメイトでオグリのデビュー前から親交がある。アニメ版では彼女をフルネーム呼びだったものが「タマ」とニックネーム呼びになっていたりとより友人関係は良好である。ゲーム内においてはタマモクロスのツッコミの真似をしたりする場面もある(しかも妙に上手い)。
メインストーリー
メインストーリーではチームシリウスに所属していたが、第1章の冒頭で先代トレーナー共々競走から引退している。
トレーナーは彼女のラストランである有馬記念での奇跡の勝利を、担当するウマ娘メジロマックイーンと目撃するところから物語が始まっていく。その後も後輩やトレーナーに先輩としてアドバイスを贈るなど、メインストーリーにおいてはかなりの重要人物。
育成ウマ娘
- ☆3[スターライトビート] オグリキャップ
ゲーム開始当初から実装されている☆3育成ウマ娘。
詳細は該当項目にて。
- 勝利の鼓動
残り200mで前の方にいると道を開いてすごく抜け出しやすくなる。
- 厳密な発動条件は残り200mで順位が50%以上かつ2位~5位。
- 普通は2位~5位の間なら発動するが、チャンピオンズミーティングのような9人レースだと2位~4位で発動なので注意。
初期実装の☆3育成ウマ娘として登場。
「マイル・中距離がA、長距離がB」と幅広い距離適性を持ち、初期実装勢では貴重な「ダート適性B」持ち。唯一短距離適性だけはEであるが、初期継承時にダート・長距離を1段階ずつ、短距離因子を4段階上げれば、「育成開始時点で距離適性とバ場適性をすべてAにする」ことも可能である。
脚質は「先行・差しがA」で、あらゆる場面と戦法に対応できる万能なウマ娘となっている。
固有スキルは前述の通り、残り200m地点で前の方にいると道を開いてすごく抜け出しやすくなるというもので、距離・脚質問わず使える万能型であり、継承しても使える優良スキルの一つ(発動時の演出が超サイヤ人にしか見えないのは気にしてはいけない→ウマ娘ドラゴンボールダービー)。
また、勝利ポーズの腕を高々と掲げ天を見上げた場面も一部では『北斗の拳』のとある場面に似ていたりと(厳密には90年有馬記念での「右手を上げた武豊!」が元ネタであるが)、何かとジャンプ作品のネタに事欠かないキャラである→北斗の拳ニンジン味。
目標はマイル・中距離・長距離と幅広いが、上記の固有スキルが元々優秀な上に覚醒レベルを3まで上げれば強力な回復金スキル「食いしん坊」を自前で持ってくるので、しっかりと育成すればファイナルズ優勝も苦ではない。注意する点は目標の一つにGⅠレースで2回3着以内に入るというものがあり、期間中にGⅠレースは7回しか無い為スケジュールをしっかり見て出走しよう。
天皇賞(春)に出走するとタマモクロスと対決し、隠しイベントが発生する。この隠しイベントはやる気が1段階上がる。早いうちから「芦毛の怪物・白い稲妻」対決を望むトレーナーは天皇賞(春)への参戦をおすすめする。
史実や漫画版に準拠すると差しで戦いたい所ではあるが、固有スキルと覚醒スキルが先行と相性が良い上に慣れない内は差しはやや育成が難しい部類なので、サポートカードが少ない初期ならばなるべく脚質は先行向きにした方が戦績が安定する。
その使い勝手の良さと育成のし易さからチャンピオンズミーティングでの採用率も高く、特にマイルクラスの距離においてはオグリが3人いる状況も珍しくない。
しかし、育成しやすいとは言ってもファン3000人には細心の注意を払う必要があるが。
あと育成時初期作戦が差しなのでそのままにしていると事故が起きやすくなるので注意が必要。
また、Bとはいえダート適性をデフォルトで持ち、また中長距離も適性があることから、スマートファルコン未所持トレーナーの方々は、ダートGⅠトロフィー回収を主に彼女とエルコンドルパサーで成し遂げると思われる(この2人がそれぞれ出走できない「東京大賞典」「帝王賞」は、どちらかは出走可能であるため)。
- ☆3[キセキの白星] オグリキャップ
2021年12月のイベントガチャで実装された別衣装。
詳細は該当項目にて。
スキル構成は覚醒スキルを含めて大半が青スキル(回復スキル)となっており、成長率もスピードとスタミナにそれぞれ15%と長距離向けのステータスになっている。
習得する覚醒スキルはLv.2から順に「小休憩<差し>」「食いしん坊<先行>」「スリーセブン」「内的体験<長距離>」となっており、たとえ衣装が変わろうと意地でも食いしん坊を手放さないことが少し話題となった。
固有スキル「聖夜のミラクルラン!」は、持久力を三回以上回復させることで発動し、スピードと加速力の向上と(青スキルによる)スタミナ回復を得られるという発動すれば非常に強力なスキルである。
特に、長距離レースで終盤までに二つの青スキルを発動してなおかつ終盤でスリーセブンを発動すれば爆発的な加速力とスピードで他のウマ娘達をぶっちぎることも可能。
しかし……
- スキル枠にサポートカードでの青スキルのフォローもしくは覚醒レベルアップ前提ともいえる仕様となっている。
- 自前で用意できる青スキルがほとんど先行(or差し)・長距離に片寄っているため他の距離及び作戦では発動しづらい。
- スキル発動は賢さのステータスが影響するので賢さもある程度は必要である。
そのためチャンミではグレートリーグはともかく、育成ランクに制限のかかるオープンリーグでは採用される可能性は低いと思われていた。
だが、能力やスキルを調整すればオープンリーグでも固有スキルが発動する条件を揃えた上で十分に戦えるため、サジタリウス杯のオープンリーグでもクリスマスオグリが猛威を振るっていた。
ちなみに勘違いされることもあるが発動条件は「スキルで持久力を三回以上回復する」なので、青スキルでなくでも「スタミナイーター」など、周囲のウマ娘から奪うといったスキルでもオグリの持久力がとにかく回復すれば一回とカウントされる。そのため青スキルが三つ以上必須という訳では無い。
なお、育成中に「さあがんばるぞオグリキャップ」と自分を鼓舞するセリフを言うが、これはラストランである有馬記念での白川次郎アナの実況からの引用と思われる。
オグリキャップ全冠
2022年2月24日に実装されたシナリオ「Make a new track!!~クライマックス開幕~」に伴い、特定のウマ娘でGⅠ~GⅢ全てのトロフィーをコンプする事で獲得できる「(ウマ娘)全冠」という称号が追加された。難易度はウマ娘の適性によって変わるのだが、初期段階の因子継承しかされていない状態で、ジュニア級およびクラシック級3月までの重賞を制する必要がある。
シナリオリリース当初はこの期間にある重賞は芝レースのみであったが、2022年8月19日に地方レース場が追加されると同時に、ジュニア級12月後半にダート・マイルのGⅠレースとして全日本ジュニア優駿が追加されており、スーパークリークのように難易度が跳ね上がった事例もある。
だが、芝適性A・ダート適性Bで、距離適性もマイル・中距離がA、長距離がB、そして短距離はEだが因子を積めばAでスタート可能な幅広い適性を誇るオグリは、最も全冠を獲るのが簡単なウマ娘である。
「キャラ指定とかはしないからとにかく誰か一人でトロフィー総なめしたい!」というトレーナーはまずはオグリキャップから挑戦してはいかがだろうか。
ちなみに、クリスマス版だとその固有スキルの性質上、実質スキルなしになってしまうため、全冠狙いの場合は通常版の方が有利。
固有二つ名
アイドルウマ娘
GⅠを1番人気で6回出場し、マイルCS、安田記念、有馬記念で勝利してファン数が240000人以上になる。
- 特に無敗とかの厳しい条件もなくファン数の条件も厳しくなく、固有二つ名としては易しめの難易度。指定の3レースは全て2回ずつ挑戦が可能であり、有馬記念に至ってはシニア期の最終目標で1着を求められるため、嫌でも達成できるのが難易度の低下に拍車をかけている。
- マイルCSと有馬記念は目標に含まれてるが、史実で勝っているはずの安田記念だけは何故か目標に入っていないのでうっかり忘れない様に(安田記念はクラシック期にも出走できるため、ステータスに自信がある場合はファン数稼ぎも兼ねて早めに勝っておくのもアリ)。
- ちなみに、「プロジェクトL'Arc」でもスケジュールが被っていないため、問題なく達成可能。
特殊実況
「シニア級の有馬記念で一番人気で1着になる」と特殊実況が発生。該当レース外で満たす必要のある条件はなくレース自体もシナリオで1着必須な目標レースなので特殊実況の中でも聞きやすい。
元になった実況は1990年有馬記念の大川和彦アナのもの、のちに「神はいる、そう思った」とさえ讃えられた伝説のオグリキャップの引退レースである。ちなみに目標の関係で東京大賞典には絶対に出られないのでトロフィーコンプを目指すときはそこも注意。
NPCとしてのオグリキャップ
他のウマ娘の育成シナリオでも登場するが、そこで敵として出た際はかなりの脅威となる。
というのも、野良オグリはプレイアブル版と違って芝・ダートA、長距離以外A、長距離Bという、アグネスデジタルも真っ青な非常に幅広い適性に魔改造されており、芝からダートの短距離から中距離、そして有馬記念に出走してくる。
バ群にブロックされなかった場合は固有スキルと金スキル「昇り龍」でセーフティリードを取ったウマ娘の足元を掬いにくるのだ。たとえそれが全然ストーリーと関係ない場面であっても。
サポートカード
- SSR[『愛してもらうんだぞ』] オグリキャップ
ストーリーイベント『キミの夢へと走り出せ!』の開催と同時期に追加で実装されたSSRサポート。タイプはパワー。
「コーナー巧者◯」、「集中力」、「末脚」、「アクセラレーション」といった加速系やマイル関連のスキルが豊富。貰える金スキルはレース終盤に後方にいれば追い抜く力が上がる「豪脚」であり、差しマイラーのウマ娘からすれば喉から手が出る程強力なカードとなっている。
ただし、サポートカードに共通する仕様として、サポートカードになっているウマ娘自身の育成に使用できないため、オグリキャップ自身がこのカードの恩恵に預かれないというのが最大の欠点となっている。特に「豪脚」の取得先はこれ以外だと扱いの難しい根性SSRグラスワンダーのみ(しかも1周年バランス調整までは「あげません!」された)とあって、オグリ自身の評価にも影を落とす遠因となっていた。
- SR[好きなんだ、ご飯が]オグリキャップ
2022/6/20にイベント「フジキセキのショータイム」の開催とともに実装されたSRサポート。タイプは根性。
- SSR[駆けよ、駆けよ、駆けよ!!]オグリキャップ
ストーリーイベント「おもいより、おもいかけ」の開催と同時に実装されたSSRサポート。タイプは賢さ。
ぱかチューブっ!版
ゴルシ主催のゲーム企画に参加。
挑戦するゲームは「みんなで空気読み。3」という協力ゲーム。
このゲームはお題に沿って2人で協力して取り組むゲームだが、天然ボケのオグリによって珍プレイが続出。同じゲームでやったスペとは正反対にゴルシが困惑する事態となってしまった。
また、シングレ・スタブロ単行本同時発売記念として、クリークらと共に焼き肉シミュレーターをプレイすることに。
大食い設定で有名なオグリだから、さぞかし、たらふく食われるだろうと視聴者から思われたが…
実際にはローレルに焦げ肉をどんどん渡されるわ、他のウマ娘達に肉を取られたり焦げ肉を押し付けられるなど散々な目に遭ってしまう。
点差もぶっちぎりの最下位と言うありさまで、まったく焼き肉にありつけないと言う事態に。
しまいには、か細い声て翻弄される弱弱しいオグリと言う状態になってしまう。
関連人物
シリーズの顔の1人だけあって、交友関係・ストーリーへの影響共にかなり幅広い。意図せず他者を心を動かしてしまうのは、流石スーパーウマ娘と言ったところか。
ルームメイトにして最大の友、そしてライバル(オグタマ)。基本的にどの媒体でも仲が良い様子が見られ、オグリの天然ボケに対してタマがツッコミを入れるのは最早日常茶飯事。良くも悪くも決して始まりの境遇が恵まれていないという点は同じではあるが、タマが「飢え」をバネにしてきたのとは真逆にオグリは「食べて」力を手に入れてきた。
同じ逆境で同じ芦毛という共通点こそあるものの、ある意味対となる点も非常に多い。オグリにとってのタマモクロスは頼りになる「親友」であり、いつも強さを見せつけてくれる「憧れ」でもあり、互いに互いのことを知り尽くした「宿敵」である。
永世三強の一人にして親友。クリークと意外と天然な所も強いおっとりした性格が共通しているからか、タマのように赤ちゃんにされることは殆どない健全な友人関係(ビート板勢繋がりでもある)。料理の達人である彼女にはたまにご馳走になることもあるらしい。また、勝負服の洗濯もして貰っている様子。
永世三強の一角にして親友。ゲーム版では育成ウマ娘として実装されたのが最も遅いこともあって、まだ絡みは上記の面々と比べて少ないが、しょっちゅう共に食事する間柄。サクラチヨノオーの感謝祭イベントに起こる「早食い大食いグランプリ」でも激突している。特に超のつく早食い型のイナリをオグリもちょっぴり心配しているそうだ。史実では地方から中央へ移籍した繋がりもあってか、オグリと同様、ユキノビジンからは憧れと尊敬の念を持たれている。
『ウマ娘シンデレラグレイ』における、オグリと最初にトレーナー契約を結んだ人物。オグリに合った走法や基本を伝授し、彼女のためにできうる限りのアドバイスやバックアップをした。北原にとっては自身を常に熱くさせてくれるスターウマ娘で、彼女の走りには並々ならぬ熱意を抱く。
自身を導いてくれた彼には大きな恩義を感じているらしく、オグリにとっても大切な人物。彼から貰った御守りを劇中でも大事に持ち歩いている様子。
『シンデレラグレイ』における、オグリのサポート担当のウマ娘。スタッフ研修生としてトレセン学園に入学した、カサマツ時代からの同級生。ボケ倒すオグリに対してはタマに次ぐツッコミ係。元々実家がスポーツ用品店ということもあってオグリを様々な局面で支えていく。劇中では二人で原宿にお出かけすることもあった。
『シンデレラグレイ』における、カサマツ時代のライバル。北原が走りの基本でベルノがサポートだとすれば、マーチはオグリへ「何のために走るのか」という目標を作らせた存在。劇中では紆余曲折あったものの、オグリにとっては中央に転入してからもかけがえのない友人の1人。
- カサマツ三馬鹿
『シンデレラグレイ』に登場する、ノルンエース、ミニーザレディ、ルディレモーノのカサマツトリオ。最初期には良くも悪くも目立つ存在であるオグリを毛嫌いし苛めていたが、彼女の天然ぶりとあまりの実力に骨を抜かれて大ファンに。オグリとも無事に和解した(なお、オグリはノルンたちを最初から友達として見ていた)。
特にノルンは最初あまりにもあんまりなオグリのダンスを見て共にダンス特訓をし、腕前を人前に出しても恥ずかしくないレベルにまで仕上げた。カサマツ時代からオグリを応援している所謂古参のファンである。
同期の武道派ウマ娘。ゲーム・漫画共にオグリへはあらゆる意味で執着心を抱く。強敵との戦いで人々を次々に魅了してしまう彼女と自身の差に大きなコンプレックスを感じている所がある。彼女曰くオグリの走りは「我々の世代でも異質」「無我の境地」らしく、感情を強みに走るヤエノとは真逆のスタイルだという。
ウマ娘界の名門・メジロ家出身の令嬢…とは言っても中央に来たてで直ぐ様戦果を残したオグリにはいの一番でお祝いの言葉を送ったり『シンデレラグレイ』3巻のオマケでは食事に誘ったりとクリークを除けばクラシック組の中でもかなり良好な仲。
オグリと同時期のクラシックに活躍したウマ娘。元々史実の両者も対戦経験がないためか、実はクラシック組の中でもあまり絡みはなかったりする。ただ、チヨノオーとしてもやはり上級生の面々と一歩も譲らぬ激戦を繰り広げるオグリに対しては「正直私たちよりも彼女の名を知る人の方が圧倒的に多いだろう」とも溢している。
『シンデレラグレイ』に登場する、オグリが転入した当時の学園のエース。最初は地方から変なヤツが来たという程度の感情だったが、自身と同じくマイラーとして高い適性を持つ彼女にシンパシーを強めていく。仮にも敵である彼女がスランプ気味になった際に叱咤する場面もあるのだが…?
同期のウマ娘なのだが、一応ゲーム版だとバンブーの方が後輩となる。バンブーにとってオグリは憧れの目標らしく、彼女から積極的にアプローチしてくる場面も多い。ゴールドシチーやヤエノムテキの育成ストーリーでもオグリへ対抗心を燃やす描写が見られる。
史実でも対戦経験がある組み合わせ。ゲーム版だとオグリの方が先輩なのだが、『シンデレラグレイ』では転入するタイミング上オグリが後輩になるので微妙に紛らわしい。漫画版では「頼もしいルーキー」とも評している辺り、やはり少なからず思うところはあるようだ。イベントではシチーが捌き切れない量の差し入れを貰っていたりもした(オグリは食べきれないというのがよく分からないと話しているが)。
アルダンと同じメジロ出身のウマ娘。彼女から見たオグリは「あんなにユーモアがあるけど怖い」、「でもかっこいい」らしい。偉大な大先輩としてオグリを尊敬しているらしく、育成ストーリーでは彼女を『天に愛されたウマ娘』と称している。
史実でも対戦経験があるが、それ故に『シンデレラグレイ』では最後に戦う強敵としてオグリに立ちふさがると思われる。
トレセン学園の生徒会長にして、七冠の最強走者。史実での対戦歴はなく、モデル馬が3歳時に岡部幸雄騎手を鞍上に有馬記念を制覇した同士以外に大きな共通点はないが、トレセン内でも珍しくルドルフを呼び捨てで呼べるぐらいの関係。基本的にどの媒体でもルドルフには目をかけられており、「常識もルールも覆す夢を見せてくれるウマ娘」と高く評価されている。
なお、初期に公開されたPVでルドルフとオグリが何故かスケートを共にする場面は、今でもちょっとした語り草。ちなみに『うまぴょい伝説』をバックにPVは流れるのだが、「ドキドキドキドキ」で口づけしながら二人が画面外に去り、「君の愛馬が!」でルドルフ産馬が元ネタのトウカイテイオーが現れるのが何とも意味深。そしてクリスマスオグリの会話で「アイススケートはちょっと得意」と語っているため、完全な黒歴史にはなっていない様子。
皐月賞・日本ダービーの二冠ウマ娘。ユニヴァース曰く「自分はオグリキャップと似ている」とのことで、彼女の育成ストーリーにも何度か共演の機会がある。三冠レースに出走せずに裏のレース街道を走った者として、彼女にアドバイスを送ることもあった。夏合宿では共に壮行会を開くなど、それなりに親しい仲らしい。ユニヴァースの言う“SETO”というワードに懐かしさを感じたようで…?
北海道から上京してきたけっぱりウマ娘。同じ地方からやって来た境遇や食べることが大好きな点で趣味が通じ合ったのか、同じ食べ友(?)としてプライベートでもよく一緒にお店へ出かける仲良し。ゲーム版や『STARTING GATE!』、『うまよん』、『ハチャウマ』と絡みも結構多い。なお、『スピゴル』や『ハチャウマ』などの作品を参考にするならば一応胃袋に関してはオグリの方が1枚上手の様で、彼女からもリスペクトされている。
オグリと同じ芦毛のウマ娘。デビュー時期の関係上か、ハヤヒデの方が年下の後輩。オグリ曰く常識人寄りのハヤヒデは「タマに似てる」とのこと。ハヤヒデもハヤヒデで身内が寡黙な連中も多いのか、素直に話を進めてくれるオグリとは結構楽に話せるらしい。
同じく芦毛のウマ娘ではあるのだが、実はストーリーでもあまり絡みがなかった組み合わせ。『ぱかチューブっ!』においてはオグリが出張する形で共演を果たした…が、ゲームではオグリ本人の天然ぶりにゴルシが振り回されるという結構珍しい絵面も。ある意味ゴルシ相手にもペースを乱されないのは流石か。
ただ、近年では『シンデレラグレイ』などを通してゴルシとは絡む機会も多くなってきており、『スピゴル』などでは実際に共演も果たしている。なお、『シングレ』作者である久住先生によれば、「シングレ本編に出てきてない実名キャラで一番描いてるのはゴルシな気がする」とも言及されている。
競走馬『オグリキャップ』
「ありがとう。」
駆けた全4万1100m。燃えた全41分16秒6。
あの有馬記念、あのマイルチャンピオンシップ。無念の天皇賞、ジャパンカップ、そして復活の有馬記念。
数々の感動と記録を残して怪物はターフを去って行った。
心に刻み込まれた栄光と惜敗の全ドラマ。その感動は決して消えはしない。
オグリキャップ、これからも、そしていつまでも、その名は心のなかで永遠に走り続けて行くだろう。
ありがとう。夢を、感動を、ありがとう。
怪物との日々
栄光と挫折と
熱狂と失望と
そしてあの
奇跡のような結末。
常識も退屈も
すべてを吹き飛ばす
怪物に魅せられた僕ら。
競馬には一生を懸けて
追いかける価値があると
教えてくれたのが彼だった。
- 「名馬の肖像」2018年有馬記念
90年 有馬記念
オグリキャップ復活、ラストラン
父ダンシングギャップ、母ホワイトナルビー、母父シルバーシャークという血統の持ち主。半妹に、同じく笠松競馬出身で1994年の桜花賞を制したオグリローマン(父ブレイヴェストローマン)がいる。
地方競馬(笠松競馬)出身ながらもその実力でJRA入りを果たした不屈の名馬で、「オグリ」「芦毛の怪物」などの異名で知られる。
無名な血統、地方競馬出身、そして当時「弱い」「走らない」という認識があった芦毛馬であり、当初は誰からも見向きもされなかったが、中央でスーパークリーク、イナリワン、同じ芦毛であるタマモクロス等数多くの名馬相手に激闘を繰り広げ、数多くの勝ち星を獲った実力と、その美しい芦毛の毛並みから一躍人気を博した。
絶頂期のその人気は競馬を知らない主婦層ですらオグリキャップの名は知っている程で、ぬいぐるみ等のクッズも作られており、1970年代のハイセイコー以来の大人気を博し、オグリキャップは後に「第二次競馬ブーム」と呼ばれる流行の中心となる程のアイドルホースになる。
なお、地方競馬出身ということもあってクラシック登録がされておらず、皐月賞・日本ダービー・菊花賞のクラシック三冠競走への出走は出来なかった。
その腹いせとばかりに、後の皐月賞馬ヤエノムテキを毎日杯で破る、ニュージーランド4歳ステークスでは余裕を持たせたまま同日開催の古馬GⅠ安田記念の走破タイムを上回る、毎日王冠で1985年度のダービー馬シリウスシンボリを破る、気が付けばハイセイコーの4連勝を越える地方出身馬による重賞6連勝(メジロラモーヌと並ぶJRAタイ記録)……とまあ、凄まじい暴れっぷりを見せつけていた。
その後、オグリキャップがクラシックに出走できないことについての批判を受けて、クラシック登録制度についての見直しが行われ、追加料金を支払うことでクラシック出走権が与えられることになった。
(このクラシックの追加登録枠から勝利した競走馬で、おそらく最も有名なのがテイエムオペラオー(追加登録により1999年の皐月賞に出走して勝利)。奇しくもオグリキャップらの重賞6連勝の記録は本馬の8連勝に破られることになる)。
このことから、「オグリキャップはクラシックに出られなかったが、クラシックの制度そのものを変えさせた」と言われる。
ちなみに同期のダービー馬は、絶大な実力を持ちながら持込馬であるが故にクラシック出走権の無かった『スーパーカー』マルゼンスキー産駒のサクラチヨノオー。
先述の皐月賞馬ヤエノムテキの父はマルゼンスキーの代用種牡馬として導入されたヤマニンスキー。
そして菊花賞馬は後に『平成三強』の一角として鎬を削ることになるスーパークリーク。
なんとも不思議な巡り合わせがあったものである。
オグリ一着!オグリ一着!
右手を上げた武豊!オグリ一着!オグリ一着!
見事に引退レース、引退の花道を飾りました!!
スーパーホースです!オグリキャップです!!
(実況:大川和彦(フジテレビ))
特に有名なレースはラストランである1990年の有馬記念。
この年のオグリは安田記念をレコード勝ちし宝塚記念でも2着となるが、秋に入ってからは天皇賞(秋)6着、前走のジャパンカップに至っては11着と惨敗するなど既に全盛期の実力を殆ど失いかけており、「既に終わった馬」と見なされて人気は集まらなかった。
しかし、本番では終盤に怒涛の追い上げを見せ、並み居る駿馬を尽く追い抜いて見事一着。有終の美を飾った。
来場者の多くは馬券を外したが、その顔は喜びと感動の涙で溢れ、ウイニングランでは割れんばかりの「オグリ」コールに包まれていたという。
引退後のオグリは種牡馬入り。1991年には喉嚢炎で生命の危機に瀕したが回復し種牡馬を続けるも、自身最初の産駒で2歳オープンのききょうステークスを制したオグリワンやクイーンステークス2着のアラマサキャップが代表産駒と種牡馬としてはあまり目立った活躍はできなかった。子孫ではアラマサキャップの孫に当たるラインミーティア(ラインクラフトと同馬主)がアイビスサマーダッシュを制した他、産駒のノーザンキャップ(中央3勝)が種牡馬しその唯一の産駒であるクレイドルサイアー(地方未勝利)も種牡馬入り。2024年現在クレイドルサイアー産駒の現役競走馬(オグリの直系曾孫に当たる)が存在しているためオグリのサイアーラインは健在である。
2010年に25歳で永眠。「芦毛の怪物」は大往生を遂げた。
ラストランの当時を振り返れば、誰もが思うだろう。「神はいる。そう思った。」と。
余談
ヒミツの元ネタ
とある情報によると、爪を切るのがとても上手いらしい。これは史実において幼い頃に蹄を矯正したり、笠松から中央に移籍する際に装蹄師を呼んだり、なにかと蹄に拘ったことからと思われる。
スキルの元ネタ
固有スキル『勝利の鼓動』の名称はオグリキャップ号が抱えていた独特の不整脈が由来と思われる(ゲーム版で絶好調時に発する「ほっほっひっふ〜っ」も同様)。この不整脈の発生と終息は、オグリの勝敗と不気味なほどリンクしており、ラストランの時には再発していたことから論理的証明はできないが因果関係は確実にあるとされている。
オグリとぬいぐるみ
勝負服イベントやサポートカードなどよく自分のぬいぐるみと絡むことが多いが、これは史実のオグリキャップ号のぬいぐるみがバカ売れしたのが元ネタ。現在では一般的な競走馬のぬいぐるみ化を定番化させる程(およそ300万個ほど)売れたという。
アイドルエピソード
よく固有二つ名が「芦毛の怪物」でないことをツッコまれるが、オグリキャップ号は第二次競馬ブームを巻き起こした稀代のアイドルホースで、上述のぬいぐるみのバカ売れをはじめ、「オグリギャル」と呼称される程の女性ファンを競馬場に呼び寄せたり、応援馬券があまりにも換金されなかったり(単勝・複勝馬券に馬名が表記されるようになったのはこのため)、さらにはクラシックに出走できなかったことを考慮されて追加登録制度が生まれたり…などなどエピソードには事欠かない。
ちなみに現在も繁殖牝馬として活動してる産駒の1頭の名はミンナノアイドルである。そしてそのミンナノアイドル産駒、つまりはオグリの孫娘であるレディアイコも現在繋養されてるヴェルサイユリゾートファームでみんなのアイドルとして人気者であるという。(yogiboCMメーカーの職業欄がみんなのアイドルだったり公式グッズのTシャツにも彼女はみんなのアイドルと英語で綴られている)
「ハツラツ」と幼名
地元にハツラツという名前のネコがいるらしく、トレセン学園近くの公園に居たそっくりな個体を見て懐かしさに浸っていた。このハツラツという名前はオグリの幼名が元ネタ。
なお、こんなほっこりした内容とは裏腹に、最悪の場合なまけ癖が付くこともあるれっきとしたやる気ダウンイベントである。
ネコ派ウマ娘
上述のイベントでネコと戯れていたり、『ぱかチューブっ!』で「(イヌとネコ)どっち派?」と聞かれた際に「ネコ、がいいな」と答えたり(これは半分中の人の好みの可能性もあるが…)と、どうやらネコ派のようである。史実のオグリもネコと仲が良かったらしい。(猫と仲のいい競走馬は意外と多く、ネイティヴダンサーやノーザンテースト、キンチェムが代表的。ウマ娘ではメイショウドトウ等)
母親について
シンデレラグレイにて幼少期の回想等に母親が登場しており、電話や手紙での存在示唆ではなく、母親としての容姿がハッキリと描かれている数少ない存在である(2022年3月時点で、彼女以外に母ウマ娘の容姿が登場しているのはスペシャルウィーク(※)、タマモクロスの母親のみである)。
史実のように我が子に無関心なわけではなく、「生まれつき足が悪く走ることはおろか立つこともままならない筈だったオグリに毎日欠かさず足のケアを施す」、「我が子とのクリスマスの思い出の写真を後生大事に写真たてに飾り続ける」、「我が子の活躍をテレビで見守る」など、むしろ一人娘のオグリを大切に思っているようである。
基本的にはスペ、タマモの実母と同様、姿は描かれていても顔自体は口元しか描写されないのっぺらぼうだったが、第73Rにて初めて目元が描かれ、詳細な姿が描かれた母ウマ娘となった。
モデルは芦毛の名牝ホワイトナルビー。その繁殖成績成績は産駒勝ち上がり率100%、勝利数133、中央GⅠ馬2頭(オグリキャップ、オグリローマン)含む重賞馬4頭輩出という驚異的なもので、1996年にはホクトベガとともにNARグランプリ特別表彰を贈られている。
(※)養母のことではなく、「産みのお母ちゃん」の方。なお、「産みのお母ちゃん」のモデルと思われるキャンペンガール号は、スペを産む3年前にオグリキャップとの子も産んでいる(競走登録は成されなかったが)。
オグリと焼肉
現在オグリキャップのモデル馬の馬主は名古屋にて焼肉店を経営しており、2023年9月の5thライブの際には多くのトレーナーさんが訪れたかのような投稿もあった。
後に、ぱかチューブっ!にてシングレとスタブロの単行本同時発売を記念して、関係者3人と焼き肉シミュレーターをプレイすることになったのだが、そこでオグリを待っていたのは、壮絶な焼き肉の取り合いだったのだ…
関連イラスト
関連項目
オグリキャップ(元ネタ)
ビート板勢…史実のオグリキャップ号も泳ぎが苦手だったことで知られている。
ネイティヴダンサー…実馬のオグリキャップ号の父父。芦毛でありオグリキャップと同様アイドルホースとしても人気があった。また、ウマ娘のオグリキャップが使う領域の名前「グレイファントム」は祖父の異名でもある。