チームシリウス
ちーむしりうす
チーム曲
Beyond the future!Step into the land of victory!
『 笑顔の宝物 -Beyond The Future!- 』
作詞:遠藤フビト 作曲・編曲:三好啓太
次は君の夢 光り出してる
『 Precious Star Dreamer 』
作詞:新谷風太 作曲・編曲:徳田光希 ストリングスアレンジ:三好啓太
ゲーム版『ウマ娘プリティーダービー』のメインストーリーに登場する、トレセン学園のレースチームの一つ。
創設者は先代チーフトレーナーで、彼の担当ウマ娘・オグリキャップは偉大なエースとして知られる。有馬記念でのラストランですべてを出し切ったオグリと共に引退を決意した先代から、弟子であるサブトレーナーがチームを引き継ぎ、新エースにメジロマックイーンを据えて、新生<シリウス>の物語を紡いでいく。
章を重ねる毎に所属ウマ娘の活躍が目覚ましくなり、第5章では「GⅠウマ娘を何人も輩出しているチーム」と一目置かれる存在となっている。
チーム名の「シリウス」は所謂「冬の大三角」を構成するおおいぬ座の恒星。条件さえ整えば昼間でも観測できるほどの明るさで知られる一等星である。
ゲーム版とアニメ版では根本的に設定が異なっており、アニメではチームスピカやチームリギルに所属していたキャラクターも関係なく<シリウス>に所属している。
なお、ゲーム内ではチーム名は<>付きで一貫されているが、pixivのタグとしては<>無しのものが広く使われている。
先代トレーナーとオグリの引退に伴ってメンバーが一斉に移籍してしまい、学園の規定から一時は解散の危機に瀕していた。学園側の計らいで猶予期間を得てからは、唯一チームに残ったメジロマックイーンの調整に集中、天皇賞(春)で見せた活躍によって新メンバーの獲得に成功する。
第2章以降は主にトレーナーからのスカウトで所属し、クラシック期~シニア期の初年度はチームが一丸となってその時期を迎えるウマ娘をサポートする形式を取る。
- トレーナー
チーム<シリウス>のトレーナー。
元は<シリウス>のサブトレーナーを務めていたが、先代トレーナーの引退を機に昇格した。
温和な性格で、何よりもウマ娘のことを第一に考えている。
既に経験を積んでいるからか、育成ストーリーの新人トレーナーよりも鋭いアドバイスが多い。
トレーナーになってからのマックイーンを始めとしたウマ娘達に次々と結果を出していることから「天才」と称されている。
第1章の主人公。
チーム<シリウス>のエース。
メジロライアンやメジロドーベルと共に競走ウマ娘の名家・メジロ家で育ち、誇りと気品、レースへの強い熱意を兼ね備えた才媛。
天皇賞には特別な思いがあり、メジロとシリウスの両方を背負ってターフを駆ける。
前述の通り先代トレーナーが引退して移籍者が続発した<シリウス>の中で唯一残ったウマ娘であり、一時はチーム再建のため自らメンバー集めに奔走していた。生真面目で気負い過ぎるところがあるものの、新エースとして、他者を導く存在として大きく成長していく。
第2章では、ライスを案じて自身の三連覇がかかった天皇賞(春)にライスを出走させることを提案。同チームながら盾の栄誉をかけて戦う。
第4章では、強すぎて徹底的にマークされた自分の過去とブライアンの現在を重ね合わせるシーンがある。
第5章では、スズカを心配するあまり疲労で倒れたトレーナーに、ウマ娘に託される「想い」の力を信じるように説得する。
なお、元ネタである競走馬はチームで一番年上なのだが、ウマ娘では中学生設定のため、「エースかつチーム最古参だが年齢・学年ともに一番年下」という奇妙な立ち位置にある。
また、史実における彼女の優駿伝説の始まりと言える菊花賞制覇はオグリのラストランよりも時系列が先の出来事のためか、ストーリー内で触れられない他、彼女の2連覇目の天皇賞(春)での最大のライバルとなるトウカイテイオーについても、名前が出るのみで登場はしていない。
第1章の中盤で加入。マックイーンにしばしばちょっかいを掛けている支離滅裂なムードメーカー。
彼女のことはからかうと同時に気に掛けており、何に感化されてか出し抜けに<シリウス>への加入を宣言する。
シリアスになりがちなメインストーリーで、貴重なコメディーリリーフを担う。上述の通り、マックイーンには相変わらず悪絡みする一方で、「マックイーンそっくりな物真似を披露する」「当然のようにメジロ家限定の新年会に参加する(しかもそのことをマックイーン以外は誰も指摘しないぐらいに馴染む)」など、マックイーンとの不思議な縁を感じさせる一面も見せている。
奇人扱いされがちだが、情に厚く仲間思いである。終始奇人な育成ストーリーとの温度差で比べられることが多い。誰が呼んだか劇場版ゴルシ。
新生シリウスとなってから初めての加入者であるが1人だけ史実の世代が思いきり新しいためか、最終章でもレースどころかデビュー戦も迎えていない(これはアニメ版と同様である)。
ただ史実では、阪神大賞典の三連覇を成し遂げた唯一無二の存在だからか、最終章前編でスペが阪神大賞典に挑む時には、彼女なりに謎かつそれなりにタメになりそうなアドバイスを送っていた。
第2章の主人公。小柄でありながら非常にタフなウマ娘。
走りが伸び悩んでいたところを<シリウス>に迎えられ、ステイヤーとしての能力を開花させていく。
純真で控えめな態度とは裏腹に、執念にも似た勝利への憧れを宿し、無敗の三冠に迫るミホノブルボンの背中に食らいついていく。
第3章以降は、所属するウマ娘をチームメンバーとともに応援している。
第4章では同チームながら史実通りブライアンとともに有馬記念に出走し、ブライアンの圧倒的な強さを見届ける。
第3章の主人公。ダービー優勝を夢見る快活なウマ娘。愛称は「チケゾー」。
幼少期に現地で観戦した日本ダービーを胸に刻み、聖蹄祭で「歴代ダービー展覧会」を企画するほどダービーに魅せられているダービーバカ。
駿川たづなを介して企画の手伝いを引き受けたトレーナーとの巡り合わせでスカウトを受け<シリウス>に加入。先代<シリウス>では遂に叶わなかった日本ダービーの制覇を目指す。
ビワハヤヒデとナリタタイシンは入学当時からの親友であり、ダービーウマ娘の座をかけて激闘を繰り広げる。
第4章では、ブライアンのチームメイト及び彼女の姉の親友として、陰から活躍をサポートする。
第4章の主人公。豪快豪傑でクールなウマ娘。その走りから「怪物」と評される。
姉であるビワハヤヒデを追い越すべき背中だと認識している。
実は既に別のチームでデビューを果たしていたが、性に合わず脱退しており、<シリウス>のトレーナーとは選抜レースで出会う。その類稀な才能を見抜いたトレーナーによって走りが覚醒しその後<シリウス>へと加入。クラシック級にして主要GⅠを総舐めするほどの実力を手に入れる。
それでも勝利への渇望は止まず、来たる姉との対決の日に向けて血の滲む努力を重ねていくが…。
第5章では、意外とチームメンバーにからかわれている様子が窺える。チーム練習では他メンバーより一段高いステータスを持っており、その牙は未だに鋭く研がれているようだ。
なお、チーム・シリウスでクラシック三冠を二冠以上取っているのは彼女だけである(史実も含めるなら、ゴルシも一応皐月と菊花の二冠を成し遂げているが)。
第5章の主人公。自分だけの景色を見ることを求めひた走るウマ娘。
序盤は別のチームに所属していたが、スペシャルウィークとトレーナーのアドバイスを受けた縁で<シリウス>へと移籍する。移籍後に確立した、思いのままに走る圧倒的な大逃げスタイルは見る人々に「夢」のようだと評されていく。
エアグルーヴやマチカネフクキタルなどの同世代のライバルのみならず、アグネスタキオンの関心をも惹きつける走りを体得したが、同時に鮮烈すぎるその姿にタキオンとトレーナーは一抹の不安を抱く事となる…。
なお、第一部最終章前編終了時点で加入している名ありのウマ娘で唯一クラシック三冠のいずれのタイトルも獲得していない。
最終章の主人公。「日本一のウマ娘になる」ことを目指すけっぱりウマ娘。北海道からの転入生であり、同室のサイレンススズカに憧れている。
第5章でトレセン学園への転入生として登場。転入した当初、トレーニング中のスズカの走りを見て、自分以外のウマ娘を間近で見たと同時にスズカの美しい走りに見惚れ感動する。
その後スズカと同じチームに入ることを希望していたが、選抜レースでゴール位置を間違えるという致命的なミスをやらかして<シリウス>に転がり込むという経緯を辿っており、ゴルシには「滑り止め感覚」といじられていた。ゴルシにはその後も度々無茶ぶりを受けているようだが仲は良好。
アニメやキミの夢へと走り出せ!でも描かれたように、サイレンススズカとの出会いから彼女のレースへの一歩目が踏み出されている。
主人公となる最終章では、自分と産みの母と育ての母3人の夢であり、そして自分を応援してくれ勝利を喜んでくれるチームのみんなのために「日本一のウマ娘になる」という夢を掲げ、同世代のライバルたちと様々なレースに挑む様が描かれている。
その他メンバー
マックイーンの活躍に憧れて<シリウス>にやって来たウマ娘たち。いわゆるモブウマ娘。
第3章以降はレギュラーメンバーの充実もあって出番が減りつつある。第一部最終章前編の13話のスチールにて、口と前髪以外の特徴を描かれない状態だが、一応それらしきウマ娘として3人の容姿(河原毛の前髪ぱっつん・黒鹿毛の長身・青毛もとい黒髪のボブ)が初めて描かれた。
- 前髪ぱっつんのウマ娘
CV:道井悠
活発で、真っ先に会話に切り込んでくる。後述の「カルンウェナン」と同一人物かは不明だったが、先述のスチールで描かれたウマ娘に該当しそうな容姿の娘はいないため、別個体と思われる。
なお、モデル馬がいるかは不明だが、十字架に似た特徴的な流星の形から「ゴルシの大親友では?」という噂も囁かれている。
- タレ目のウマ娘
CV:中村桜
おっとりしていて感動屋。涙もろい。後述の「リボンカプリチオ」と同一人物かは不明だったが、「カルンウェア」同様、先述のスチールに該当しそうな容姿の娘はいないため、別個体と思われる。
- 黒髪ボブのウマ娘
CV:清水彩香
マックイーンを「ちゃん」付けで呼ぶお姉さん気質。セリフあるモブウマ娘の中で唯一、チーム練習にそれらしき娘が出てないが、先述のスチールではそれらしきウマ娘が右端に見切れていた。
- 第2章チーム練習その1(芝・長距離)
- ベーサルシュート(先行)、ジュエルクリスタル(差し)、ビヨンドレブリミ(追込)、ブックオブシュガー(逃げ)
- 第2章チーム練習その2(芝・長距離)
- ハードラッカー(逃げ)、レディアダマント(差し)、スプーキーナイト(追込)、トゥプシマティ(先行)
- 第3章チーム練習(芝・中距離)
- カルンウェナン(ぱっつん・逃げ)、アップツリー(特徴は不確定・追込)
- 第4章ケガ開けトレーニング(芝・中距離)
- リボンカプリチオ(タレ目・差し)
元メンバー
数々の功績を打ち立てた<シリウス>の元・エース。
第1章冒頭で有馬記念に出走。ラストランを勝利で飾り、堂々の引退を迎えた。
OGとしてチームのことは気にかけており、後輩たちの新しい道行きを後押しする。
- 先代トレーナー
CV:西村知道
オグリキャップの担当トレーナーで、チーム<シリウス>の創設者。
現トレーナーにとっての師にあたり、URAから表彰を受けるほどの実績を持つ人物。
開始時点では既に隠居済みだが、現トレーナーは最後まで彼の引退を惜しんでいた。
最後まで自分の担当ウマ娘をダービーに勝たせることはできなかったらしい。
シルエットの類似やオグリのトレーナーだったことからファンからは「北原じゃないのか?」と冗談込みで言われることも。(声の壮年さからは、六平の可能性もあるが)
- SSR[紡がれてゆく想い]チーム<シリウス>
2022年3月18日にメインストーリー第1部 最終章 前編のクリア報酬として初の複数人でのサポートカードが登場。
タイプもグループというゲーム内ではこれまた初の新規追加タイプとなっている。
<シリウス>メンバーがシナリオリンクキャラに含まれている、アオハル杯(ライス)・グランドライブ(スズカ)・U.A.F._Ready_GO!(チケット)・大豊食祭(スペ・ライス)では使用できず、史実をなぞった6人の個別育成ウマ娘・サポートカード(<シリウス>メンバーが重複するグループサポカ含む)との同時編成もできない。
「おでかけ」を完走することでレアスキル「日本一のウマ娘」を習得できる。このスキルはメインストーリー最終章 後編の最終レースにおいて重要となる。
なお、ゴールドシップだけはデビュー前ゆえかグループに組まれていないため育成ウマ娘・サポートカードと同時に編成できる。
- 第5章公開時点では名ありの所属ウマ娘7人中5人が長距離適性Aのステイヤー(長距離走者)という共通点を持っており、チケゾーも適性Bと高めの数値である(スズカは適性Eと数段落ちる形だが彼女はチーム内で唯一マイル適性Aを持つウマ娘である)。
- またメンバーの7人中5人がクラシック三冠のタイトルホルダーでもある(ゴールドシップはストーリー中でデビューを果たしていないが、史実通りなら二冠を取っている)。
- 皐月賞:ナリタブライアン(、ゴールドシップ)
- ダービー:ウイニングチケット、ナリタブライアン、スペシャルウィーク
- 菊花賞:メジロマックイーン、ライスシャワー、ナリタブライアン(、ゴールドシップ)
- またメンバーの7人中5人がクラシック三冠のタイトルホルダーでもある(ゴールドシップはストーリー中でデビューを果たしていないが、史実通りなら二冠を取っている)。
- そんな<シリウス>も史実で考えるとまさに強豪の中の強豪が集まったチームであり、章を重ねメンバーが増えていくごとにスピカやリギル以上の厨パになるのではないかという意見もある。
- アニメではスピカやカノープスらの部員募集ポスターに紛れてチーム<シリウス>のポスターも確認出来る。シリウス(おおいぬ座)らしく犬があしらわれたチームロゴで、なぜか非常口看板を模しているスピカ並みに謎なデザインがそれ。
- ただしアニメではマックイーン、ゴルシ、スペ、スズカがスピカ所属、ブライアンはリギル所属なためメンバーはかなり異なっていると思われる。そもそもウマ娘におけるチーム名は(アオハル杯で使われるものを除き)恒星の名前がモチーフという法則を踏襲しているため、単純にメインで使ってない名前が被っただけと思われる。
- ストーリー中でゴール位置を間違えたスペシャルウィークだが、実際の競馬でも騎手がゴール位置を間違え敗北した有力馬として、コタシャーンが知られている。事件の詳細はレガシーワールドの記事の「第13回ジャパンカップ」の項を参照。また、史実においてマルゼンスキーが「逃げて差す(逃げを打った後、減速→そこからの再加速でまた先頭を奪う)走り」をした理由も「賢すぎた故にいつもはゴールとしているエリアを勘違いし止まろうとしてしまった」からとされており、ある意味この祖父のオマージュともいえる(ただし、その祖父は圧倒的実力差からゴール間違いとは何のそのな勝利を見せていたが)。
- 第5章公開時点で、ライスシャワーにサイレンススズカといった涙なしにモデル馬の生涯を語れないほどの史実を持った2人が在籍している状態となっている。2人の史実を跳ね返すほどの運命力をトレーナーが発揮できるかはシナリオを見てのお楽しみとして、ある意味すごいチームであることは間違いないだろう。
- また、スペ・ライス・オグリとトレセン学園屈指の大食漢三銃士が揃っているチームであり、その意味でもすごいチームとも言える(唯一の救いといえば、オグリはOGのため、沖野Tみたいにチームの激励や新年会で一食奢ろうものなら給料数ヶ月分を溶かされることはないことだが)。
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