「ライスはみんなを不幸にしちゃう……。それを……変えたくて……!」
プロフィール
キャッチコピー | 不幸体質? 健気に生きる薄幸少女 |
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誕生日 | 3月5日 |
身長 | 145cm |
体重 | 増減なし |
スリーサイズ | B75・W51・H76 |
靴のサイズ | 左右ともに21.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 美浦寮 |
得意なこと | 絵を描くこと |
苦手なこと | 誰かの不幸、幽霊さん |
耳のこと | 他人の不幸な話を聞くとしゅんと垂れる |
尻尾のこと | 人にぶつけないよう気を付けている |
家族のこと | 昔は、両親の絵本の読み聞かせで寝ていた |
マイルール | 絵本の帯は、取って大事にしまっておく |
スマホ壁紙 | 実家の自室に飾っていた、1輪の青いバラ |
出走前は… | ストレッチには人一倍時間をかける |
得意科目 | 国語(特に現文) |
密かな自慢 | やさしいみんなに囲まれていること |
よく買う物 | 色鉛筆(特に寒色)、購買のおにぎり |
ヒミツ | ①朝食だけはパン派 / ②いつか500色セットの色鉛筆を買うのが夢 |
自己紹介 | ライスシャワー…です。あ、あのね…?ライス、みんなを不幸にする…だめな子なの。でも…か、変われるように…がんばります! |
CV | 石見舞菜香 |
周りで起きる不幸は全て自分のせいと思い込んでいる、臆病で弱気なウマ娘。
実際は単に間が悪いだけだが、完全にジンクス化していて、どうにか拭おうとしている。
趣味は絵本を読むことで、とくにお気に入りの本は『しあわせの青いバラ』。
(公式ポータルサイトより)
ソロ曲
誰かのことを 照らせる人になりたいだけ
『 ささやかな祈り 』
作詞:宮嶋淳子(SUPA LOVE)、作曲:成本智美(SUPA LOVE)、編曲:賀佐泰洋
概要
ライスシャワーは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬「ライスシャワー」号をモチーフとする。
一人称・愛称は「ライス」(なお、劇中ではたまに「私」を使う場面も)。その小柄さやどこか幼い言動とは裏腹に学年は高等部。
ある理由(アプリゲーム版ウマ娘ストーリー参照)からトレーナーを「お兄さま/お姉さま」と呼ぶ。トレーナーを「お兄さま」と呼ぶのは公式サイトの情報で知られていたが、「お姉さま」呼びはゲームが初出。また、内気で礼節があるキャラにしては珍しく、歳上に対しても基本的にタメ口で話す(育成ストーリーでもトレーナーに対して初対面からタメ口である)。
また、キャラクターの紹介文では「臆病で弱気」とされるが、それは自分の「不幸」に周りを巻き込みたくないという優しさから来るものであり、ウマ娘特有の勝利への執念に何ら劣るところはない。アニメSeason2第7話(後述)の「勝っても誰も喜ばない」というセリフは、出走すれば勝てる可能性を示唆したものであり(これはメジロマックイーンからも指摘されている)、アプリゲーム内のストーリーでも、注目を集めようと迷走を繰り返すマチカネタンホイザに「勝てば注目される」という正論を突き付けるなどしている。
料理上手の健啖家
実はかなりの大食い。アプリゲーム版ではホーム画面での会話で、朝食に「ロールパン5つににんじんサラダ、にんじんハンバーグ、ベーコンと目玉焼きにミネストローネ、デザートのゼリー」を食べておきながらすぐにお腹を鳴らしてしまう姿を見せ、育成シナリオ『Make a new track!!』では夏祭りで映るたびに手に持つ食べ物がコロコロ変わっている。
あまりの食べっぷりにトレセン学園のカフェテリアでもスペシャルウィークやオグリキャップに並ぶ大食漢三銃士のひとりとして恐れられている。
アプリゲーム版ウマ娘ストーリーの第2話では、トレーニングをこなしたご褒美として「爆盛メガDXラーメン」なるものを頼もうとしてトレーナーを驚かせた(直前に売り切れてしまい、代わりにトッピング全部のせを食べた)。
ナリタブライアンの育成ストーリー内イベントでは「ちょっとだけ」と言いながらたい焼きを10個食べ、ブライアンに「食べ過ぎだろう」と突っ込まれており、ツインターボの育成ストーリー内イベントでは何の料理かは明かされていないものの「30人前はある」料理を食べきり、他のウマ娘から驚かれている。
アニメ版でもチームスピカに拉致された時に出されたお茶とお茶菓子はさりげなく全部食べ切っていた。
なお、史実のライスシャワーも小柄な割によく食べる馬だったという。
料理は作る方も得意で、バレンタインには「どれか口に合うものがあれば」という理由で複数のチョコレートを手作りしてトレーナーにプレゼントした。
また、美浦寮で同室のゼンノロブロイの育成ストーリーでは料理上手という一面が強調されている。2人で小説に出てくるお茶会の再現をするというイベントがあり、本格的なイギリス料理の数々を作成してかなりの腕前であることが窺い知れる。
福引イベントでも、2等のにんじん山盛りを引いた場合は「フィクションに出てくるお菓子のレシピ本」を再現するためにライスの力を借りている(曰く「すごく手伝っていただいた」)。
「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」でのイベント
育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」では、シナリオリンクキャラクターとして個別のイベントが発生する。「食」に関するシナリオということもあり、ライスの食にまつわるエピソードが展開される。
食いしん坊の理由
シナリオ序盤に発生する「ライスシャワーと山菜御膳」では、トレーナーが用意した大量の山菜料理に舌鼓を打つライスの姿が見られる。トレーナーも驚くほどの健啖家ぶりだが、そのようになった理由は「幼いライスがたくさん食べる姿を見て、両親が笑顔になってくれたから」というものであり、その結果として「ちょっとだけ食いしん坊になった(本人談)」のだという。
なお、このイベント中に言及された料理は「ワラビの炊き込みご飯、いろんな山菜の天ぷら、中華風炒め、煮物、おひたし、和え物、すいとん、サンドウィッチ、アヒージョ、ピザ、グラタン、ポトフ、サラダ」の13品であり、さらに手持ちのアイテム3品も含めると実に16品となる。作るトレーナーも大したものだが、それを完食するライスも凄まじい。また、このイベントで登場した「ハニーマスタードサンド」は後続のイベントへの伏線となっている。
朝パン派の理由
「朝食はパン派」というのはアニメSeason2およびゲーム版リリース時から強調されていたが、シナリオ内の「ライスシャワーと夏野菜サンドウィッチ」でその理由が明かされた。
夏合宿中、合宿所の献立の都合で朝食にパンが食べられず、元気が無いライスを見かねたトレーナーは「ハニーマスタードサンド」を用意する。
それを口にしたライスは嬉し泣きをするほど喜び、朝にパンを食べる理由を語った。曰く、ライスの好きな絵本「おはようパン屋さん」に登場する「おはようパン」は、食べると心に幸せな朝がやってくる魔法のパンであり、ライスもそれに倣って朝にパンを食べることで元気をもらっていたとのこと。本育成シナリオ全体のテーマとして「食とは何か」というものがあるが、食事の一側面である「精神的健康感」に焦点を当てたイベントである。
なお、これに関係するかは不明だが、史実のライスシャワーが活躍した京都競馬場の所在地である京都府は全国でも有数のパン消費量を誇る。
ライスシャワーとバラのアップルパイ
ライスに関するイベントで度々言及される「しあわせの青いバラ」という絵本だが、その中には「お兄さま」がアップルパイを作るシーンがあるという。レースに向けて頑張っているライスへのご褒美としてトレーナーがそれを再現したパイを作るというイベントだが、リンゴで作ったバラの蕾への言及がある。バラは蕾と満開の状態で花言葉が異なり、蕾では「希望」や「約束」といった意味になる。
ちなみに、このイベントでは「雰囲気づくり」としてエプロンドレスを着た姿のライスが初めて登場した。後にこの衣装で育成ウマ娘として実装されている。→Yummy Dreamy Fairy
容姿・デザイン
小柄な体躯に大きいウマ耳、右目が前髪で隠れた外巻きの黒鹿毛のロングヘアが特徴。本編では両目が映る場面はほとんどないし、このスタイルは運動時においても何らかの理由で崩れることはない。故に視界が悪くならないか心配である。
メカクレしている右側にかかる様に青いバラが付いたダービーハット様の紺のミニハットを載せているが、これはテイエムオペラオーの王冠同様、学園での制服姿、トレーニング中のジャージ姿、水着を着て泳いでいる時でも取ることは無い。このミニハットは、アニメSeason2第7話の特殊EDによると幼少期から着けている。ちなみにこのミニハットには名前を付けているらしく、名前は「オリィザ」。ちなみにオリィザはゴムバンドやジョイントらしきものはなく、どうやって落ちないようにしているのか疑問が残る。オペラオーもそうだが、明らかに落とさないようにするために全力を割いているようだ。
なお、ウマ娘のキャラクターデザインは元の競走馬の性別によって左右どちらかに耳飾りをつけるが(ライスの場合牡馬なので右耳)、ライスは両耳とも耳飾りを付けておらず、ミニハットが耳飾りの代わりであると思われる。
「みんなを幸せにしたいから…ライス、走るよ!」
アプリゲーム版の呼称は「ローゼスドリーム」。
勝負服は紺を基調として胸元に青いバラを配し、袖がワインレッド、かつ巻いている短剣のホルダーが茶色であるが、これは史実のライスシャワーの馬主である栗林英雄氏の勝負服(青・茶たすき・赤袖)に寄せており、ほぼカラーリングは一緒と思われる。また、名前からの連想からかウェディングドレス風となっている。
なお、ゲーム版ではSSRサポートカード「[あこがれの景色]ライスシャワー」にて白のウェディングドレスを着た姿を見ることができる。
「噛んだら痛いから…噛みつくのは、勝利にだけ!」
2021年のゲーム版イベントストーリー第6弾『Make up in Halloween!』にて登場した2着目の勝負服。ファンの間では「ドラキュライス」「ハロライス」と呼ばれている。寮合同ハロウィンパーティーのために制作されたヴァンパイアの仮装で、背中にコウモリの翼や手袋を付けている。
なお、アニメSeason3や「ぱかチューブっ!」2023年のハロウィンshorts動画でも登場している。
「美味しい料理と幸せ…みんなに届けるね…!」
2024年の新育成シナリオ『収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭』にて登場した3着目の勝負服。ゲーム版において3着目の勝負服を獲得したのはライスが12人目である。厳密には雰囲気作りのためのエプロンドレスなので勝負服として制作されたわけではない(劇中でも「これもライスの勝負服かも?」と本人が疑問形で語っている)が、いつもの如くこの姿でも出走可能。
実装から二ヶ月以上経った「ぱかチューブ」2024年のshorts動画に突如登場。ニシノフラワーと共に多くのトレーナーの心を浄化させた。
- 私服(アプリゲーム版)
ベージュ色のワンピース。ミニハットの代わりに右側にリボンが付いたベージュ色のカチューシャを着けている。
- 夏服(ROAD TO THE TOP)
襟や前立てにフリルが付いたベージュの半袖トップスと、ダークブラウンのロングスカート。右耳には紺色のリボンを結んでいる。
- 私服(Season3)
アニメSeason3のオープニング「ソシテミンナノ」にだけ登場する衣装。上はワインレッドのトップス、下はチェックスカートを着ている。オープニングではミホノブルボンとカフェに訪れた。
- ドレス衣装(ウマ箱2)
アニメSeason2のBlu-ray box「『ウマ箱2』第2コーナー」の表紙で着ている衣装。シースルーのトップスが目立つ衣装。何気に手袋を付けているのもポイント。
- あこがれの景色
ストーリーイベント第14回『『刻限』〜Silks&Three_Riddles〜』に登場したドレス衣装。ビューティー安心沢がライスのため特注で製作した勝負服であり、通常勝負服とは異なり白と青をメインにしたカラーリングとなっている。なお、ウマ娘一番くじ第6弾ではこのライスのフィギュアがA賞の商品として発売されており、サポカ出身の衣装としては異例の好待遇を受けている。
2023年のエイプリルフール企画「BoC'z」にて「オリィザ」というネームで参加した際の衣装。左肩が露出した中々攻めたものとなっている。2024年の育成シナリオ「U.A.F._Ready_GO!」では、普段身に付けている紺色のミニハットに「オリィザ」という名前を付けて呼びかけていることから、おそらくそこからこのネームを付けたと思われる。
マンガ版
うまよん
配信サイトサイコミの方針として連載終了後は全話非公開となっているが、アニメ版「うまよん」のBlu-ray BOXの特典として全話を収録したブックレットが付属する。
- 第22話「不幸体質なんです」で初登場。マチカネフクキタルに「自分の不幸体質からよくないことが起こりやすいので占ってほしい」と持ちかける。
- 第44話「一緒に走ろうっ!」で再登場。ハルウララから「今度長距離のレースに出るので練習を手伝ってほしい」と頼まれる。
- 第57話「もっと悪っぽい怪人で」で3回目の登場。ヒーローごっこで悪役になりきれないスーパークリークと役を代わろうとしたり(これはビコーペガサスが止めた)、役作りのアドバイスをしている。
- 第62話「これがヤングの証明!!よ!」で4回目の登場(1コマだけ)。
- 第72話「りんご飴とにんじんアイス」で5回目の登場。今回はハルウララと2人で縁日を楽しむ姿が見られる。
- 第77話「あの月に向かって走れ!」で6回目の登場(1コマだけ)。
- 第82話「迅速且つ合理的に」で7回目の登場。ついにミホノブルボンとのコンビによるエピソードが描かれた(初登場はどちらも22話)。ライスの帽子が風で飛ばされ、高い木の枝にひっかかってしまったところに通りかかったブルボンが迅速且つ合理的に解決しようとする。
- 第94話「あなただったのですね」で8回目の登場。ゼンノロブロイから「読もうとした図書館の本を先に読まれていたり、気になる本を書店で手に取っていた」ことで同志認定される。
- 第99話「トレセン・バレンタインデー☆その2」で9回目の登場(1コマだけ)。
- 第109話「ボタンおします」で10回目の登場。機械に触ると爆発させてしまうブルボンの代わりに、自販機のボタンを押すライスだったが…。
- 第111話「いつもありがとう!」で11回目の登場。母の日にちなんで、所属する美浦寮の寮長であるヒシアマゾンをゼンノロブロイ、ユキノビジンと共に労う。
- 第126話「(がんばろうね…)」で12回目の登場。今回はマンハッタンカフェ、ハルウララ、アグネスタキオンと一緒にビーチへ。
- 第131話「占い直しましょう!」で13回目の登場。メイショウドトウ共々占いの結果が悪かったライスはフクキタルに相談するが…。
- 第135話「いつも真面目な二人の会話」で14回目の登場。真剣な表情で話し込むオグリキャップとブルボンの姿を見て気合の入るライスだったが、2人の話の内容は全くレースと無関係だった。
- 第137話「怖い夢を見ないように」で15回目の登場。ホラー小説を読んで不安がるロブロイに添い寝をしてやり「お姉さんぽいことができて嬉しい」と喜ぶが、結局2人仲良く悪夢にうなされてしまった。
- 第145話「不幸な二人は元旦に願う」で16回目の登場。初詣でドトウは大吉のおみくじを引き、ライスは福引が当たるなど幸運が続くが、普段ツイてない2人は不安になり…。
うまむすめし
第10話に登場。本作はゲーム版に近い性格設定であり、ミホノブルボンとは共に買い出しに出掛ける友人。彼女とクッキーを買ったものの不慮の事故でクッキーが割れてしまう不運に見舞われるが、一度謝罪としてクッキーを自分に預けて欲しいと頼み込んでいる。なお、その後は割れたクッキーを利用しクランチチョコを自作しており、ブルボンには大変好評だったそうな。
アニメ版
※以下、第1期OVA・第2期・RTTT・第3期・新時代の扉のネタバレにご注意ください。
TVアニメシリーズ
OVA『BNWの誓い』
Season1の番外編「BNWの誓い」ではビワハヤヒデがリーダーを務めるチームBの一員として登場。駅伝では第一走者としてチームNのミホノブルボン、チームWのアイネスフウジンとしのぎを削る。劇中、解説のグラスワンダーから「黒い刺客」と評されるが、その由来は下記の競走馬の概要を参照のこと。
Season2
オープニング、エンディングに1カットずつ登場。
また、第7話のエンディングはライスシャワーに焦点を当てた特殊エンディングとなっており、つづく第8話のオープニングは登場カットがオーラを放つ姿に差し替えられた(後述)。
- 4話~6話
第4話で本編に初登場。ただし名札付きでの紹介はなく、ミホノブルボンを付け狙う「謎のウマ娘」として描かれている。
第5話でも4話と同様、ブルボンをぴったりとマークしていた。トウカイテイオーとメジロマックイーンの直接対決の舞台となった京都レース場にも(ブルボンの後を付けて)足を運んでいる。
第6話「なんのために」では菊花賞を前についにブルボンからライバル視され、無敗三冠ウマ娘を目指す彼女の前に立ちはだかる。レースシーンでは史実でも同じく出走していたマチカネタンホイザも交えての三つ巴の接戦を繰り広げ、ライスは2人を押さえて優勝。晴れて菊花賞ウマ娘の栄誉を勝ち取った。
しかし、ブルボンの無敗三冠達成を阻止する形となったライスに対する観客やファンの反応は冷ややかだった。
- 第7話「祝福の名前」
天皇賞(春)の三連覇を目指すマックイーンの対抗バとして注目されるライスであったが、ブルボンの三冠を阻止したことをきっかけに彼女はいわゆるヒールとして世間に注目されるようになっており、マックイーンのファン達からは天皇賞三連覇を阻む邪魔者として認識されていた。
無論、純粋に勝利を得たかったライス本人にとってこれらの反応は耐え難いものであり、「もうレースは嫌なんです」「勝っても嫌な顔をされるだけ」と口走るほど精神的に追い込まれてしまう。それが窺えるようなシーンは以下の通り。
- 第7話冒頭において、マックイーンの大阪杯の観戦中に自身が菊花賞の際に受けた罵声の幻聴が聞こえるような描写がある。
- 第7話終盤で描かれた菊花賞後のウイニングライブの回想シーンにおいても、1着のライスを差し置いてブルボン、タンホイザのみに声援が送られているように描写されている。
- 史実においても2番人気(単勝支持率は1割強)であったことを踏まえれば、ファンが1人もいないという状況はありえない。つまり声援が耳に入らないほどの精神的ショック状態にあった。
- なお、ゲーム版メインストーリー第2章第7話でも菊花賞後のウイニングライブの様子が描かれているが、アニメと同様トレーナーとチームメイト以外にライスの勝利を称える声は無く、さらには「三冠おめでとう」というブルボンの勝利を確信していたかのようなアドバルーンが(手違いとはいえ)上がるなど、手ひどい仕打ちを受けている。
- 当該シーンはスタンドにいるチームメイトやトレーナー視点で描写されているため、周囲にいる観客の多くがライスの勝利を望んでいなかった事がより強調されている。
- ちなみに、個別の育成ストーリーでも似た様な対立描写こそされているが、こちらでは実力次第で徐々に注目されていくといったマイルドなものとなっている。
一方、たまたまライスと会った際にレースには出ないことを告げられたマックイーンは、新進気鋭のステイヤーであるライスと対戦できないことを残念がっていた。そんなマックイーンの意を汲んだテイオーたちは、ライスに出走するよう説得することを決意する。しかし、チームスピカ総出の説得もライスの固い決心を崩すことはできず、ついには奥の手の拉致に至るも「お願いだから放っておいて」と意に介されることはなかった。
そもそも、ライスの競走ウマ娘を志すきっかけの根本的部分が今までの主要キャラクターらと異なり、『勝ちたい』ではなく『自分が勝つことでキラキラと輝き、見てくれる人々に新たな希望を与えたい』という心構えで取り組んでいた以上、勝利することが目標のスピカのメンバーが、己が勝つことで観客を不快にさせてしまうという行為が彼女にとってどれだけトラウマになるかを理解できないのも致し方ない事とも言える。
それでも彼女をなんとか説得できないかと悩んでいたテイオーは、かつてライスに三冠の夢を破られた張本人であるブルボンの力を借りてもう一度ライスと話し合おうとする。
テイオーとブルボンの二冠ウマ娘2人を相手に逃げ回るライスであったが、その道中でメジロパーマーやタンホイザたち一部のウマ娘にはブルボンを倒した実力を高く評価されていることを知る。
「自分は走っても良いのか」と揺れている中、遂に2人に追い付かれてしまったライスは、なおもブルボンの説得を強く拒んで問いかける。
ライス「ライスが走っても誰も喜ばない、勝ってもガッカリするだけ、走る意味なんてどこにもない、それなのになんで!?」
ブルボン「……あなたが私の『ヒーロー』だからです」
菊花賞の後に大きな怪我を負ったブルボンにとって、ライスは自分の夢を奪った相手であると同時に、新たな「走る理由」を見つけてくれた「ヒーロー」であり、誰にも負けたことのない自身を負かした「ライバル」でもあった。
彼女の必死の説得に心動かされたライスは彼女の思いに報いるべく、天皇賞に出走することを固く決意する。
- 第8話「ささやかな祈り」
「精神は肉体を超越すると思います」
天皇賞に向け、ライスは早速ブルボンの時と同じくマックイーンをマークする形でトレーニングを再開する。しかし天皇賞(春)二連覇の経験を持つマックイーンに連日引き離される形となり、並の努力では勝てないと痛感したライスは山籠もりを決意。様子を見に来たブルボンに「走力や経験値で劣る部分を精神力でカバーする」と語り、寸暇を惜しむようにして走り込む。
それはかつて「坂路の申し子」と言われるほどにハードなトレーニングをこなしたブルボンでさえも驚くほど過酷なものだった。
迎えた天皇賞当日。京都レース場はマックイーンの三連覇を見ようと詰め掛けた観客で超満員。マックイーンもファンの期待、そしてテイオーとの約束を背負って地下バ道を進む。しかし、その背後から現れたのは……。
マックイーン「何なんですの…まるでわたくしを食いちぎらんばかりのこの気配……!?」
一目でこれまでのライスとは全くの別物であると察知したマックイーンだったが、自身とは対照的にマックイーンを歯牙にもかけずに通りすぎていくライスに底知れない不気味さも感じていた。コースに出てもなお動揺を隠せないマックイーンだが何とかゲートに収まり、ライス他の出走バもゲートに収まって天皇賞のスタートが切られた。
大方の予想通りパーマーがレースを引っ張る形となったが、ライスはマックイーンを徹底的にマークする形で後ろにつけプレッシャーをかける。1周目の直線あたりでようやく落ち着きを取り戻したマックイーン。しかしパーマーの逃げと掛かり気味のマックイーンも相まって長距離戦とは思えないハイペースとなり、マックイーンやライス以外の後続各バは追走するのもやっと。やがて隊列は京都名物「淀の坂」がある3コーナーに差し掛かる。
ここでマックイーンがスパート。3~4コーナーで早めにスパートをかけ、先頭で最後の直線に入りそのまま押し切るというのがマックイーンの必勝パターンだが、ライスは引き離されることなくマックイーンについていく。逃げ粘るパーマーを直線で交わしたマックイーンだが……。
実況「メジロマックイーンだ!メジロマックイーン先頭……あっ、いや……」
実況「外から!外から!ライスシャワーだ!ライスシャワーが迫ってきた!迫ってきたあっ!!」
マックイーンの背後から「黒い刺客」が文字通り最後の勝負を仕掛けて来た。ラストスパートの鍔迫り合いのさなか、観客たちのブーイングを跳ね返すかのようにライスは叫ぶ。
「……ライスは『ヒール』じゃない……」
「__『ヒーロー』だっ……!!」
一瞬のうちにマックイーンをちぎり捨てたライス。なんとか差し返そうとするマックイーンだがその差は埋まらず、ライスが先頭でゴール板前を駆け抜けた。
レコードタイムでの決着となり、ライスの完勝とも言える戦いではあったが、またも大記録を阻止する形となりスタンドの観客からは動揺、そして落胆の声が聞かれた。それでも気丈に振る舞いスタンドに一礼して去ろうするライスだが、一部の観客、そして一緒に走ったウマ娘たちは拍手で称えた。
そして地下バ道へ戻ったライスを1人ブルボンが出迎える。ターフの上では涙を見せなかったライスも泣きながらその心情を吐露するが、ブルボンは「ブーイングが歓喜と祝福の声になる日は必ず来る」と慰め、ライスもまた走り続けることへの決意を新たにした。
なお、第8話限定でOP「ユメヲカケル!」のビワハヤヒデのカットがライスシャワーに差し替えられた特殊OPとなっている。ゲーム内のライブシアターでもメジロマックイーンをセンターにして「ユメヲカケル!」を再生すると第8話限定カットに変化する。ライスシャワーが実質的な主役級として描かれた第7、8話の放送と、アプリゲームのリリースと大ヒットによってアニメにも注目が集まったタイミングが偶然重なったこともあり、視聴者に強い印象を残した。
- 第9話以降
第9話では天皇賞の結果を受け、テイオーからも「いつか勝負してよね」と声を掛けられる。ただし劇中でもライスが言及していた通り、実際には第6話の有馬記念の時点で両者は対戦している。結果は第7話終盤で語られた通り、ライス8着、テイオー11着。
第10話「必ず、きっと」では、オールカマーに出走するツインターボの前に立ちはだかる有力バとして挙げられ、テイオーにも「ライスたち強いウマ娘が沢山出るのに(ターボが)逃げ切れるわけない」と言及されていた。しかし、レースは予想外の展開を見せる。
続く第11話では食事中をテイオーに偵察される、テイオーとスペシャルウィークの食事シーンに映り込むなどのチョイ役として登場。偵察シーンではレースに向けての偵察であるにもかかわらず、何故か朝はパン派という情報もメモされていた。
なお、この情報は放送の3週間前にサービスが開始されたゲーム内でライスシャワーの「ヒミツ」として開示されている。
最終話「夢をかける」では、年末のグランプリ有馬記念でファン投票3位に選ばれ出走、1年ぶりのレースとなるテイオーの前に立ちはだかる強敵の1人として描かれ、レース後にはテイオーに労いの言葉をかけた。
競走結果
話数 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 枠番/馬番 | 着順 | 1着ウマ娘(2着ウマ娘) |
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7話 | ? | ? | ? | 芝?m | ? | 1着 | (?) |
7話 | ? | ? | ? | 芝?m | ? | ?着 | ? |
5話 | 中山 | 皐月賞 | GⅠ | 芝2000m | 5/9 | 8着 | ミホノブルボン(?) |
6話 | 東京 | 東京優駿 | GⅠ | 芝2400m | 7/13 | 2着 | ミホノブルボン |
6話 | 京都 | 菊花賞 | GⅠ | 芝3000m | 4/8 | 1着 | (ミホノブルボン) |
6話 | 中山 | 有馬記念 | GⅠ | 芝2500m | 8/16 | 8着 | メジロパーマー(?) |
4話 | 京都 | 天皇賞(春) | GⅠ | 芝3200m | 2/3 | 1着 | (メジロマックイーン) |
10話 | 中山 | オールカマー | GⅡ | 芝2200m | 6/8 | 3着 | ツインターボ |
13話 | 中山 | 有馬記念 | GⅠ | 芝2500m | 8/16 | 8着 | トウカイテイオー(ビワハヤヒデ) |
全競走成績:9戦3勝(2着①3着①着外③)
※着順の太字はレコード勝ち
※第10話のオールカマーは史実ではグレードが上がる前なのでGⅢ
Season3
「ライスだよ!美味しいご飯…頑張るね!」
第1話ではモブとしてミホノブルボンと並んで歩く姿が見られ、第2話以降放映されているオープニングでは1カットのみ登場している。
第4話ではきたる天皇賞(春)に臨むため、ハードトレーニングを志願したキタサンブラックの強化合宿で食事係として登場。コーチ役のブルボンに比べると登場シーンは少ないものの、山盛りのご飯や朝食に飯盒パンを焼いてドヤるなど彼女らしい姿が見られた。
なお、CM前のアイキャッチではブルボンと並んで珍しく不敵な笑みを浮かべるライスが描かれている。
ちなみに、天皇賞ウマ娘であることは触れられなかった。
次話でもブルボンと一緒に宝塚記念に出走するキタサンの観戦に阪神レース場を訪れていた。
第10話のトレセン学園地域合同イベントでは、ブルボンやライスと共にお化け屋敷を開催していたらしく(ゲーム版のイベントストーリーの縁か)、劇中では「Make up Vampire!」の姿で登場。お化け屋敷という題材故に、血糊を口に塗るなど怖がらせる工夫はそれなりに頑張っていたようだ。
RTTTシリーズ
ROAD TO THE TOP
1999年のクラシック世代の活躍を描く「ウマ娘プリティーダービー Road to the Top(RTTT)」では、ハルウララと共にサブキャラクターとして登場。
ナリタトップロードと親しい友人の1人で、後半からは菊花賞ウマ娘の先輩としての存在感を見せた。
- 第2話「栄光の舞台」
日本ダービー出走を前に食堂で物思いに耽るトップロードを心配し、声をかける。第1話でもセリフこそ無いものの談笑するカットがあり、また「ニンジンを残すのは珍しい」とウララが指摘する程度には普段から親しくしているようだ。
ダービー当日は観客席からトップロードを応援。マーク戦法を得意とする彼女らしく、テイエムオペラオーに対するマークについて言及している。
- 第3話「走る理由」
トップロードやウララ達と一緒に夏合宿へ向かう。ただしトレーニングする姿は見られず、海辺でウララと水遊びを楽しんだり、合宿所近くの縁日を満喫している様子が描かれた。また、半袖の私服姿が全メディア展開を通して初めて公開された。
縁日に行く前にトップロードに出会った時は、無意識にプレッシャーをかけるウララの口にチョコニンジンを突っ込んで黙らせ、気晴らしのために花火に誘う気遣いを見せた。
なお、私服での登場シーンでは全て何かしらの食べ物を持っており、大食いの設定も改めて強調されている。
- 第4話「想いはひとつ」
ダービーと同様にスタンドから菊花賞を観戦。史実での菊花賞ウマ娘らしく(劇中でのライスの菊花賞とRTTTの前後関係は不明)ペースやレース展開などを冷静に分析している。レース終盤ではウララと共にトップロードの勝利を素直に喜んだ。
アニメシリーズ最終話恒例の「うまぴょい伝説」でも、他のキャラクター達と共に歌唱参加している。
新時代の扉
冒頭に歴代ウマ娘の1人として一瞬だけ登場する。劇中ではハルウララ達と合宿中に遊んでいる場面もあった。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
リリース当初から育成・サポートカード共に実装されている。
育成ウマ娘としてはゲームリリース当初より☆3育成ウマ娘[ローゼスドリーム]が実装。さらに2021年9月29日にはストーリーイベント『Make up in Halloween!』開催に伴って☆3育成ウマ娘[Make up Vampire!]が、2024年7月9日には☆3育成ウマ娘[Yummy Dreamy Fairy]が追加された。
メインストーリーではチームシリウスに所属。第2章では主人公として活躍し、史実における日本ダービー前~2度目の天皇賞(春)までの時期をモチーフにしたストーリーとなっている。このため一部はアニメSeason2中盤の展開と概ね共通するが、こちらはその後の低迷期・復活まで描かれる。第4章ではナリタブライアンと共に有馬記念に出走している(史実における'94年有馬記念)。
なお、第2章のラストでは「春の天皇賞で2度目の優勝を飾る」様子が描かれるのだが、史実における2度目の天皇賞(春)の勝利は'95年の出来事であり、第3章のウイニングチケットが制した'93年日本ダービー、先述した第4章の'94年有馬記念など、章立てと史実の時系列は異なる。
また、史実における1997年~1998年頃をモチーフとした第5章にて、サイレンススズカの故障を危惧したトレーナーが調べた「過去のウマ娘たちのレース中の故障」の事例にライスらしきケースは無く、作品世界の中では故障していないことになる(ケイエスミラクルのシナリオでは最期となるレースに出走しないことで、悲しい史実は回避するという処置が為されており、ライスもこれと同様、宝塚記念に出なかった可能性もある)。
2022年のストーリーイベント『『刻限』〜Silks&Three_Riddles〜』では、カレンチャンやファインモーションらと共に『ビューティードリームカップ』に挑む姿が見られる。これまでの各ストーリーでも度々描かれた「自分の走りでみんなを笑顔に、幸せにしたい」という強い意志のもと、憧れの『ミューズ』を目指して奮闘する。
なお、ストーリー第8話の終盤には、ウエディングドレスに身を包んだ彼女の姿を見ることができる。彼女自身の思いを踏まえると非常に感慨深いイラストであり、アニメSeason2第7話のエンディングを想起したプレイヤーもいるだろう。
2022年の『アオハル杯』、2024年の『収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭』の2つの育成シナリオでシナリオリンクキャラクターとして登場している。複数のシナリオに関わるウマ娘はライスが初めてとなる。
ゲーム内の「ヒミツ①」によれば朝食はパン派である。これを目撃したらしいゴールドシップは「自分へのアンチテーゼか?」などと言及していた。また、アグネスデジタルの育成イベントでも「ウマ娘ちゃんクイズ☆~嗜好編~」で触れられている。なお、後に育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」にて朝パン派である理由が明かされた(概要の項を参照)。
育成ウマ娘
- ☆3[ローゼスドリーム]ライスシャワー
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
71 | 117 | 70 | 102 | 90 |
+10% | +20% | |||
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
E | C | A | A | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
B | A | C | G |
- ブルーローズチェイサー
「誓います…。大好きな人と…。幸せの青いバラに。…ライスだって…咲いてみせる…っ。」
レース終盤に追い抜いて先団につけると最終直線で強い意志を持って速度が上がる
- 発動条件はレース終盤区間で追い抜き、先頭~4番手の位置で直線を迎えること。
- 2023年2月24日のアップデート以前はレース終盤ではなく、最終コーナー以降に追い抜くことが条件となっていた。
- 2022年2月24日のアップデート以前は「最終直線で追い抜く」ことが条件となっていた。スパート開始位置が早くなる長距離戦においては3~4コーナーですでに先頭に立つことが多く、スキル発動に難があった。
- 発動条件はレース終盤区間で追い抜き、先頭~4番手の位置で直線を迎えること。
進化スキル
- 黒の刺客
- 決意のヒーロー
「クールダウン」「決意の直滑降」からの進化。いずれも速度がわずかに上がる効果が追加された。
ライスシャワーの代名詞とも言える「ヒールか、ヒーローか」にちなんだスキル名となっている。
ステータスとしてはスタミナ、根性に優れる一方でスピードとパワーが不足気味。距離適性はステイヤーらしく長距離Aで、史実では重賞の勝ち鞍が無い中距離も適性Aである。固有スキルも適性Aである先行を意識したものになっている。
育成の難易度はやや難しめで、史実通りメジロマックイーンが立ちはだかる天皇賞(春)の1着が壁となる。また、最終目標の有馬記念は史実で再戦が叶わなかったミホノブルボン、マックイーンとの夢の対決となる。2人とも強力だが、ライスのシニア級のローテーションは余裕があるためパラメータ上げ自体は難しくない。シナリオを完走できない場合は出走数を控え、しっかりとトレーニングを積もう。
なお、シニア級の育成目標に宝塚記念が含まれているが、通常開催される阪神レース場ではなく京都レース場でのレースとなる。これはライスシャワーが出走した1995年の宝塚記念が阪神淡路大震災の影響により京都競馬場で開催されたためだが、それにまつわるエピソードは下記の「競走馬ライスシャワー」の項を参照(ネタバレ等に注意)。ただし、ゲーム内においては史実と全く関係のない出来事により使用できなくなるストーリーとなっている。
このレースで1着になると史実に絡めた特殊実況を聞くことができる。天皇賞に向けてスタミナ重視の育成をしているとスピードが不足しがちだが、ぜひライスと一緒に夢を掴んでほしい。
- ☆3[Make up Vampire!]ライスシャワー
ストーリーイベント第6弾「Make up in Halloween!」にて実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
- ☆3[Yummy Dreamy Fairy]ライスシャワー
2024年7月9日に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
固有二つ名
黒い刺客
重賞に23戦以上出走し、うち菊花賞、天皇賞(春)を2番人気以上で勝利し、ファン数が320000人以上になる。
- 目標レースに重賞は7戦しか含まれないため、残り16戦をどこかでこなす必要がある。中長距離GⅠのみでは全く足りないため、積極的にGⅡ・GⅢレースを使おう。条件は「出走」なので勝つ必要は無い。なお、URAファイナルズ3戦は重賞にカウントされない。
- 23という数字は、史実のライスシャワーが4年弱の競走生活で出走した重賞の数である。
- トレーニング回数が求められる「アオハル杯」と「グランドライブ」シナリオは取得に不向き。両立は不可能ではないがおすすめしない。
- 「Make_a_new_track!!」シナリオは多数のレースに出走することを求められる都合上、達成しやすいのでこちらで狙うといい。
サポートカード
- SSR[『幸せ』が舞う時]ライスシャワー
リリース当初から実装されているSSRサポート。メインストーリー第2章13話の報酬として手に入り、2枚目以降はショップでサークルPtと交換できるようになる。
サポート属性はスタミナで、ヒントが貰えるレアスキルは「火事場のバ鹿力」。これ以外のスキルも長距離先行向きのものがほとんどである。他の先行バを妨害するスキルが多数あるため、チーム競技場に向けた育成に向いているといえる。
- SSR[幸せは曲がり角の向こう]ライスシャワー
2021年8月30日、新育成シナリオ「アオハル杯~輝け、チームの絆~」と同時にサポートカードガチャで実装されたSSRサポート。
ヒントが貰えるレアスキルは「円弧のマエストロ」。言わずと知れた強力なスキルであり、ヒントがもらえるサポートカードとしては「[一粒の安らぎ]スーパークリーク」に次ぐ2枚目となった。
パワー属性であることから「パワーライス」「力飯(ちからめし)」と呼ばれることも。
イベントは花にまつわるストーリーを中心に構成され、ハルウララやゼンノロブロイとの会話が楽しめる。ライスたちは協力してプリザーブドフラワー(色褪せたり枯れたりすることなく保存できるように加工した生花)の作成に挑戦するが、その途中、通りかかった結婚式であるトラブルが発生し…。
- SSR[あこがれの景色]ライスシャワー
2022年5月30日、ストーリーイベント「『刻限』〜Silks&Three_Riddles〜」にて報酬として実装されたSSRサポート。タイプは賢さ。
ヒントが貰えるレアスキルは「くじけぬ精神」。「まき直し」の上位スキルだが、発動条件や効果の関係で活用は難しい。
イベントはライスが両親の結婚記念を祝おうとするところから始まるが、度重なる不幸に見舞われ計画は台無しに。諦めきれないライスは、改めて両親に感謝を伝えるため友人たちの力を借りる。
なお、3つのイベント名をつなげると「まだ幼いと思っていた君が」「いつの間にか大きくなって」「嬉しさと少しの寂しさで胸がいっぱい」となる。ライスへの両親の親心が窺えるタイトルである。
ぱかチューブっ!版
2023年の夏休みも終わろうかと言うときに、久々にゲーム企画をすると言うことで、暇そうなやつとしてゴールドシップによってメジロパーマーと一緒に連れられてこられた。
しかし、今回の企画は「PACIFY」と言うホラーゲーム。
途中まではグイグイと進むライス達だったが、館の幽霊によってゴルシとパーマーが人形にされる事態に。
気弱なライスは、果たして無事に生還できるだろうか…
「ライスもうダメかもしれない…」
2024年4月30日にはゴールデンウィーク企画の「ゴチウィーク」の一つとして「ライスシャワーのふわウマオムライス」のレシピが公開された。チキンライスを作った上にスクランブルエッグをかける。薄切りにんじんを丸めて作ったバラの花が彩りを添えている。
2024年7月、育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」実装からしばらくして、シナリオリンク4人と共にゲーム企画に参加。
今回の企画は「ブーメランヒュー」と言う対戦ゲームで、ライスは牛乳役でプレイ。
のだが、いきなり緒戦から川に落ちるところから始まり、2度目はキャラソンを流されながら水没していった。
その一方で、海苔巻きエースでサッカーしていたり、フリーダムな様子を見せていた。
中編では、チーム戦となり味方も増えたが、落下回数も加速。
4度にもわたる「ささやかな祈り」の歌唱に、視聴者は某ウマ娘を思い起こすことに。
一方で接近戦では無類の強さを発揮。瞬く間に2人の胴斬りを達成するダブルキルを2回も達成。
「ライス、今日いちばん…スッとした」
本は、ケイエスミラクルから紹介されたとのこと。
その他
公式GⅠイラスト
(※呼称は便宜上のもの)
ウマ娘プロジェクト公式アカウントはGⅠレース開催週にそのレースに関連するウマ娘のイラストを投稿しているが、2020年の菊花賞の週は'92年の勝ち馬ライスシャワーと、'01年の勝ち馬マンハッタンカフェのツーショットが投稿された。リンク
関連人物
史実におけるライバルその1。
実は「BNWの誓い」では「ライスシャワー」、Season2では「ライス」、「うまよん」・アプリゲーム版では「ライスさん」と呼び方が微妙に異なる。ブルボンにとっては懸命な走りで自身を打ち倒した尊敬すべき「ヒーロー」。奥手な面のある両者だが、波長が合うのかプライベートでもよく遊びに行く仲。
ゲーム版ではサクラバクシンオーと三人で同じクラスメイトのようで「RRI」というグループを作ったこともある。ミホライタグも参照。
アニメ版やゲーム版で意外にも絡みが多い(というか一方的に絡んでくる)相手。メインストーリー第1部の世界線では同じチームメイトでもある。ライスの持つ悲観的な性質のためかゴルシが励ましてくれることも多い。上述の通り「ぱかチューブ」でも何回か共演している。
初GⅠが菊花賞で誕生日が同じステイヤー繋がり。史実で両者に接点は無いが、劇中ではサポートカードイベントやホーム画面のカフェの誕生日、クライマックスシナリオのイベントなどで絡みはそこそこ多い。一度ライスがカフェを登山に誘ったこともあるらしい。変な連中に絡まれることが比較的多いカフェにとっては幾分話しやすい相手のよう
美浦寮の同室。アプリゲーム版のストーリーイベント『Make up in Halloween!』ではライスの元いた部屋に後からロブロイが入ってきた形だったようで、最初は中々打ち解けなかったが現在では良好な友人関係へと落ち着いている。
彼女曰く(描いたのは誰かは知らなかったとはいえ)ライスの描いた絵は商業レベルでも通じるレベルらしい。ロブライスなども参照。
「うまよん」での共演をきっかけに、アニメやアプリゲーム版のシナリオ等で行動を共にする姿が度々描かれている。自身と対照的に負け続けても物事を前向きに捉え、笑顔を欠かさないウララの姿には元気付けられる事が多い模様。
親愛度ストーリーにおいてハルウララの行動がライスシャワーの重大な転機となっており、結果的に彼女に救われている。 ウラライスなども参照。
ハルウララの育成イベントではそんな彼女がある出来事をきっかけに迷いを見せた際に、ライスシャワーが自身の経験に基づいた助言を送り、それが立ち直る一助となるという重要な役割を果たしている。
同期にして何度か対戦経験もある組み合わせ。
アニメ劇中ではあまりライスに意識されていないが、タンホイザからは要注意人物として警戒されながらもライバルの1人として高く評価されている。なお、アプリゲーム版では一応それなりに会話する程度には仲は良いらしく、エイプリルフール企画「BoC'z」では共に帽子を被る者として共演を果たしたことも。
ちなみにこちらもマックイーン同様に中等部であり、学年的にはライスの方が上となっている。
だ。
史実の血統では母父(母方の父)と孫の関係に当たる。
絡み自体は少ないが、マルゼンにとっては可愛い後輩ちゃんの1人らしく、度々気にかけている様子。チーム競技場で二人を組み合わせると掛け合いが発生することもある。
史実におけるライバルその2。
アニメSeason2とゲーム版両方で対決。特にアプリゲーム版メインストーリーでは同じチームシリウスのメンバーのため、他の媒体よりも距離感は近い。基本的にフレンドリーに接することも多いが、距離適性の近いステイヤー同士、天皇賞(春)を巡って彼女と熾烈な戦いを繰り広げることとなる。
マックイーンは中等部、ライスは高等部であるためこう見えてライスの方が年上である(史実ではマックイーンの方が年上、キャリアそのものはマックイーンの方が長い)。その事もあって、マックイーンは普段「ライスさん」呼びだが、改まった場では「ライス先輩」呼びで接している。
競走馬『ライスシャワー』
'93年 天皇賞(春)
極限まで削ぎ落した体に、鬼が宿る。
王者・メジロマックイーンの三連覇を阻んだ、漆黒のステイヤー。
ヒールか、ヒーローか。悪夢か、奇跡か。
その馬の名は…
― JRAプロモーションCM 「The WINNER 天皇賞(春)編」 より
君の場所、君の瞬間
自分の強みを
もっともいかせるのは
ここだと信じられる
舞台に立った君よ
倒すべき相手は誰か
しっかりと見さだめて
勝つためのアイディアを
心に描いた君よ
その場所で咲け
その一瞬に賭けろ
《「名馬の肖像」2021年天皇賞(春)》
1989年3月5日生まれの黒鹿毛の牡馬(92世代)。父リアルシャダイ、母ライラックポイント、母の父マルゼンスキー。
父のリアルシャダイはアメリカ生まれの外国産馬で、社台グループ創設者の吉田善哉氏に購入された後はフランスで現役生活を送りドーヴィル大賞典を制した他、フランスダービー(ジョッケクルブ賞)と凱旋門賞2着という成績を収めた。日本で種牡馬入り後は本馬以外にも桜花賞馬シャダイカグラや阪神3歳ステークス(現:阪神ジュベナイルフィリーズ)馬イブキマイカグラといったGⅠ馬の他、多くの重賞馬を輩出し、母父としても実績を残している。
母父のマルゼンスキーは先述したようにウマ娘でもお馴染みの馬であり、競走馬としても種牡馬としても活躍した名馬である。
馬名はキリスト教式の結婚式の祝福として新郎新婦に米を振りかける「ライスシャワー」から取られた。「この馬に触れる全ての人々に幸せが訪れるように」という願いが込められた、いわゆる「祝福の名前」でもある。牡馬としては小柄な馬体であったが、3000m以上の(超)長距離レースでGⅠを3度勝利した生粋のステイヤーだった。
管理調教師は飯塚好次(美浦トレセン所属)、主戦騎手は的場均。
※以下、馬齢は旧表記。
- 現役時代
4歳時にはミホノブルボンの無敗三冠を、5歳時にはメジロマックイーンの天皇賞(春)の三連覇を阻んだことからヒールとしてのイメージがつき、「刺客」などのあだ名で呼ばれた(勝利時の記事のWeb復刻)。一方、マックイーンを破った天皇賞以降はスランプに陥り勝ち星を挙げることができず、その年の秋古馬三冠は全て着外、明けて6歳の春には重度の骨折を負い引退も検討された。しかし、馬体が小柄であったことと、中距離GⅠでの実績に乏しく産駒に期待が持てないことから種牡馬としての受け入れ先を見つけることができず、現役続行となった。
その年は有馬記念よりレースに復帰し、シャドーロールの怪物・ナリタブライアンと女傑・ヒシアマゾンの3着に入る。復帰戦としては上々の滑り出しであったが、年が明けて重賞を2戦しいずれも6着と、もはや往時の力は残っていないかのように思われた。
7歳の春、雌伏の時を経て出走した天皇賞(春)では中盤からロングスパートを展開、ゴールの瞬間まで他の馬と競り合ったものの譲らずハナ差で勝利。競馬ファンは2年ぶりの勝利を成し遂げたライスシャワーを暖かく迎えた。なお、天皇賞(春)を2度優勝している競走馬は2024年現在で6頭いるが、ライスシャワー以外はいずれも連覇であり、同レースにおける隔年制覇は唯一の記録となっている(そもそも7歳時の天皇賞制覇を成し遂げた競走馬はいずれも初優勝であり、過去優勝経験者が7歳時に2度目の優勝を果たすこと自体、今でも唯一である)。
そしてこの年の春のグランプリ・宝塚記念は阪神淡路大震災の影響で阪神競馬場が閉鎖されたため、京都競馬場で代替開催されることとなった。このレースの出走馬はファンの投票で選ばれるのだが、ライスシャワーは見事1位を獲得。また陣営は、
- 3つのGⅠ勝利の全てを京都で上げている
- それまでのレースに比べ斤量が軽い(前3走は60kg→59kg→58kgだったが今回は56kg)
- 2200mという距離のレースで勝つことで「3000m以上しか走らない」という評判を覆すことができ、引退後の種牡馬生活に有利に働く
などの理由から、出走を決意した。
ライスシャワーは天皇賞の疲労が抜けないまま、レース当日を迎える。鞍上の的場騎手はいつもと様子が違うライスシャワーに違和感を覚え、スタート後から勝ち負けより走り切ることを優先して慎重に走らせていた。
(1:30から当該シーン。故障が発生した瞬間が流れるため閲覧注意)
ところが第3コーナーでライスシャワーは左前脚を開放脱臼、粉砕骨折を発症し転倒、競走を中止。投げ出された的場騎手は軽症で済んだものの、ライスシャワーは診療所に運ぶことすらできない程の重傷であり、予後不良としてコース上に張られた幔幕の中で安楽死の処置がなされた。
軽症で済んだ的場騎手はその最期を看取り、ライスシャワーの亡骸を運ぶ馬運車に深く礼をして見送った。
なお、勝者のダンツシアトルは当時の芝2200mのレコードタイムを叩き出し、これが初のGⅠタイトルとなったのだが…突如として起こってしまった名ステイヤーの最期に素直にその勝利を喜べない雰囲気であったことだろう…
7歳(現表記6歳)没。通算25戦6勝、主な勝ち鞍は'92菊花賞、'93・'95天皇賞(春)(以上GⅠ、この他にも'93日経賞(GⅡ)を制した)。死後、JRAによって1995年のJRA賞特別賞が追贈されている。
- 非常に聡明な頑張り屋
本馬には賢い馬だったという回想が多い。代表的なエピソードとして「レースに勝利した日は『どんなもんだい』と言わんばかりに馬房から首をのぞかせているが、敗北した日は馬房の中で首をうなだれ、声をかけても拗ねたように無視する」というものがある。
- このように「勝った時には上機嫌になるが負けた時には機嫌を悪くする」というエピソードは、直近の活躍馬では障害競走で活躍したオジュウチョウサンも有している。詳細は当該記事を参照して欲しいが、彼もまた関係者から賢い馬であると評されることが多い。
また、主戦の的場騎手はNHKの番組「課外授業ようこそ先輩」に講師出演した回にて「('95年の)天皇賞では仕掛けどころと思われた中盤で、指示することなくライスが自分から動いてくれた」としてこのレースを「最もライスと心通わせた瞬間」と小学生たちに語っていた。そして、最期となった宝塚記念について「無事レースを終わらせたいと思う一方で、心のどこかで思っていた『大舞台でライスを勝たせたい』という思いをライスが汲み取り、無理をした結果だった」と回想していた。
- 「淀を愛した、孤高のステイヤー」
この見出しはJRAが毎年製作しているポスター「ヒーロー列伝」のライスシャワーのキャッチコピーからとっている(ポスター一覧、ライスはNo.39)。
「淀」とは、京都競馬場の異名である。前述の通り、ライスシャワーは生涯3つのGⅠ勝利を全て京都競馬場で挙げており、そして最後は京都で散った。ライスシャワーの死の翌年の1996年7月、職員の発案により京都競馬場にライスシャワーの遺髪を収めた記念碑が建立された。「疾走の馬、青嶺の魂となり」と句が刻まれたその碑には、ライスシャワーの死から四半世紀以上が経った今日でも花などが途切れることなく供えられている。
また、2010年の菊花賞当日に京都競馬場で行われた「京都クラウンプレミアム(3歳以上1600万円以下・ダート1800m)」は、歴代菊花賞馬からのファン投票の結果「ライスシャワーメモリアル」の競走名で開催された。当日はライスシャワーへのメッセージが募集され、集められたメッセージは故郷のユートピア牧場にある墓前に供えられている。
没後26年が経過した2021年に京都競馬場が主導となって行われたぬいぐるみ制作企画「アイドルホースオーディション」では、当時の現役馬であるカレンブーケドール、ヨシオ、キセキ、メロディーレーンの4頭に混ざり、既に引退・逝去した馬としては唯一ぬいぐるみ化される運びとなっている。京都競馬場で活躍を残した馬は数多あるが、それでもこの結果は「淀といえばライスシャワー」というファンの思いが結実した結果と言えるだろう。
上記の通り、ライスシャワーはミホノブルボンの無敗三冠やメジロマックイーンの天皇賞(春)三連覇阻止でヒールのイメージが定着し、その上長期のスランプに陥ったことで「ブルボンやマックイーンに勝っておきながらだらしがない」と非難を浴びることとなった。ウマ娘となったライスシャワーの性格はこれに因るところが大きいと言えるだろう。
そのような世間の逆風に晒されながらも競走生活を続け、ついには天皇賞(春)で2年ぶりの勝利をあげたことで一転してファンに広く愛されるようになった。そして、ファン投票1位の後押しを受けて出走した宝塚記念で非業の死を遂げ、人々に鮮烈な印象を残して彼はターフを去ってしまったのだった。
ウマ娘として生まれ変わった彼女に、多くの人々からの祝福がもたらされんことを切に願うばかりである。
余談
アニメSeason2 放送後のよもやま話
「Season2」最終話の有馬記念は1993年のレースであるが、史実でのライスシャワーはこの後約1年半に渡り競走生活を続ける。今シリーズでそれらが描かれることはなかったが、「週刊ファミ通」2021年4月15日号に掲載されたゲームウマ娘開発スタッフに対するインタビューにて「皆さんの応援があれば、アニメ版ライスの"その先"が描けるかもしれない」という発言があった。
"その先"がいかなるものかは上記の競走馬の概要に記載されている通りであるが、トレーナー諸氏はこれからもウマ娘プロジェクト、そしてライスシャワーを信じ、応援してほしい。
関連イラスト
関連項目
- ミホノブルボン(ウマ娘):史実では5戦中、ライスの1勝4敗。クラシック二冠の名馬。菊花賞後は相次ぐ故障により出走できず、そのまま引退となった。
- サクラバクシンオー(ウマ娘):史実では後述のスプリングステークスで1度だけ対戦。ライスとは真逆のスプリンターで、'93・'94年のスプリンターズステークスを連覇するなど日本競馬史上最強の短距離馬との呼び声も高い。
- マチカネタンホイザ(ウマ娘):史実では10戦中、ライスの6勝4敗。GⅠ勝ちこそないものの重賞戦線で安定した成績を残した名脇役。マチカネ軍団とノーザンテースト産駒で最も賞金を稼いだ馬でもある。
※史実の'92年のスプリングステークスでは上記の3頭とライスが揃って出走した。結果はブルボン1着、ライス4着、タンホイザ5着、バクシンオー12着。この後ブルボン・ライス・タンホイザはクラシック路線へ、バクシンオーはマイル・短距離路線へ進んだため4頭再戦の機会はなかった。
- ニシノフラワー(ウマ娘):こちらは牝馬のスプリンター。牝馬かつ4歳(現3歳)ながら'92年の最優秀スプリンターを獲得した韋駄天娘。ライスとは対戦していない。
史実でライスシャワーと戦ったウマ娘たち
- メジロマックイーン(ウマ娘):血統の盛衰激しい競走馬の世界で、親子3代天皇賞制覇という大偉業を成し遂げた超一流の名ステイヤー。史実でのライスとの対戦は'93年天皇賞(春)のみ。ライスに敗れたことで史上初の天皇賞(春)三連覇の夢は潰えたが(2024年現在でも達成されていない)、次走の宝塚記念は1番人気に応え見事勝利。夏の休養を挟んで出走した京都大賞典でも勝利したものの、直後に故障を発生し引退した。
- ナイスネイチャ(ウマ娘):史実では6戦中、ライスの2勝4敗。'91年~'93年にかけて有馬記念3年連続3着という珍記録を達成したが、'94年はネイチャに代わってライスが3着に入り、ネイチャは5着だった。
- ビワハヤヒデ(ウマ娘):『BNWの誓い』ではハヤヒデが率いるチームBにライスが参加している。チームBは菊花賞馬で構成されたチームであり、加えて両者とも天皇賞(春)を制覇している。ライスが怪我で出走できなかった'94年の天皇賞(春)の勝者であるという点でも縁がある。史実では2戦('93年有馬記念、'94年京都記念)している。
- ツインターボ(ウマ娘):アニメSeason2第10話のモチーフとなった'93年オールカマーで初対決し、1番人気のライスを抑え優勝。その後は3戦しているが、いずれもライスが先着している。
- ヤマニンゼファー(ウマ娘):そのオールカマーの次走として出走した'93年天皇賞(秋)で対決。ゼファーとセキテイリュウオーの叩き合いの後ろでライスは6着に敗れた。
- イクノディクタス(ウマ娘):史実では5戦中、ライスの4勝1敗。
- メジロパーマー(ウマ娘)史実では4戦中、ライスの1勝3敗。
- ダイタクヘリオス(ウマ娘):史実ではライスの1勝。
- トウカイテイオー(ウマ娘):史実では2戦中、ライスの1勝1敗。
- ナリタタイシン(ウマ娘):史実ではライスの1敗。
- ウイニングチケット(ウマ娘):史実では2戦中、ライスの1勝1敗。
- ナリタブライアン(ウマ娘):史実ではライスの1敗。
- ヒシアマゾン(ウマ娘):史実ではライスの1敗。
関連するウマ娘
- マンハッタンカフェ(ウマ娘):誕生日が同じ3月5日で、菊花賞馬かつ春の天皇賞馬のステイヤー。ライスと同じく『BNWの誓い』でアニメに初登場し、同じチームBの一員として駅伝に参加した。
- マルゼンスキー(ウマ娘):母の父。ちなみにマルゼンスキーを母父に持つウマ娘は現時点で4人おり、ライスとスペシャルウィーク(ウマ娘)、ウイニングチケットに加えてメジロブライト(ウマ娘)が該当する。父としてはサクラチヨノオー(ウマ娘)を直仔に持つ。
- サイレンススズカ(ウマ娘)・ケイエスミラクル(ウマ娘):ライスと同じく、モデル馬がレース中の故障で予後不良と判断され、安楽死措置を受けている。このうちミラクルはライスの1世代上だが、短距離マイル路線が主戦場だったため対戦はなかった。
- グラスワンダー(ウマ娘):ライスと同じく的場騎手との名コンビ(お手馬)で知られた。徹底したマークで主人公格を打ち破った、という点でも共通する。「相手はこれと決めた時の的場均は怖いぞ!」
- アグネスデジタル(ウマ娘):同じく的場騎手繋がりがあり、一時はヒール扱いされていたという共通点もある。2024年の夏コミでは、【青バラ書房】というサークル名で自作の絵本を販売していたライスと共に売り子として参加している公式イラストが会場に展示されていた。
ゲーム版関連
- カレンチャン(ウマ娘):「龍王」ロードカナロアと互角に渡り合った快速娘。こちらはトレーナーを「お兄ちゃん/お姉ちゃん」と呼ぶ。史実で接点は無く適性距離も短距離と正反対だが、「『刻限』〜Silks&Three_Riddles〜」にて共演を果たした。
- メイショウドトウ(ウマ娘):「世紀末覇王」テイエムオペラオーと共に2000年の競馬界を席巻した不屈の挑戦者。ライスと同様、弱気でネガティブ思考な性格のウマ娘。
- ゼンノロブロイ(ウマ娘):美浦寮でのルームメイト。同室ということもあり互いの育成シナリオに登場する。
- ハルウララ(ウマ娘):親友。「アオハル杯」や「『刻限』〜Silks&Three_Riddles〜」、アニメ「ROAD TO THE TOP」などあらゆる媒体で揃って登場している。
関連リンク