経歴
2013年5月9日、北海道浦河町にある日高育成牧場で生まれる。父ヨハネスブルグ、母フローラルフォーム、母父ケイムホーム。
名前の由来は当初の馬主であった仲山誉志夫氏の名前から採られた。
2015年7月に函館競馬場で行われた2歳新馬戦に藤田伸二騎手を鞍上に迎えてデビューし8着。年内に9戦し、3度3着に入ったものの勝ち上がれなかった。
明けて3歳となった2016年3月の3歳未勝利戦で11戦目にして初勝利。その後500万下、1000万下を勝ち上がり、レパードステークスで重賞初挑戦(9着)。
4歳となった2017年、1600万下では苦戦が続いていたが、降級後の1000万下で勝利。しかし、1600万下では再び掲示板にのれない成績が続いた。
5歳となった2018年、苦戦していた1600万下で好走するようになり、下総Sで勝ち上がったのち、交流重賞のマーキュリーカップで2着に入るなどの成績を残すも、同年末に馬主の仲山氏が事故で亡くなるという不幸に見舞われる。
2019年1月、仲山氏名義としては最後の出走となったポルックスステークスを9着で終えると長期の休養に入り、復帰は9ヶ月後の同年10月の太秦ステークスで風早信昭氏名義で出走し、15着で終える。
12月に中山競馬場で行われた師走ステークスからは仲山氏の父親の親友であった岩見裕輔氏が馬主となり出走するようになる。
2020年、年初のジャニュアリーステークスで7歳にしてOP競走初勝利を挙げる。結果的にこれが唯一のOP勝ち鞍となった。
11月29日に東京競馬場で行われた第40回ジャパンカップに勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて出走し15着。 ジャパンカップへ出走することは仲山氏の夢であった。
続いて、翌週12月6日に中京競馬場で行われた第21回チャンピオンズカップに亀田温心騎手を鞍上に迎えて中1週の連闘で出走し、16着で終える。
8歳となった2021年は年初から3戦を障害で使われたが、その後平地に戻っている。12月に中山競馬場で行われたカペラステークスからは加藤志明氏が馬主となり出走するようになる。
2022年は年明け後2戦を使われたが惨敗続きであり、2022年5月11日付でJRAの競走馬登録を抹消され、現役を引退した。生涯成績78戦6勝。
引退後は馬事公苑で乗馬になる予定だったが変更となり、現役時代一度も走ったことのなかった福島競馬場で誘導馬となった。2022年秋より誘導業務を行っていたが、2024年5月11日、腸捻転により死去、11歳没。同月16日に福島競馬場のLINE公式アカウントより伝えられ、同競馬場ではその死を悼み、同月26日までの場外発売日において、献花台と記帳台か設置されることとなった。また、場内の馬頭観音に蹄鉄とたてがみがおさめられた。
アイドルホースオーディション
2021年に京都競馬場の企画で実施された「アイドルホースオーディション」でヨシオは19,434票を獲得、2位のメロディーレーンとは約5000票もの差があった。その他上位にはキセキやライスシャワー、カレンブーケドールの名があったがヨシオは重賞未勝利馬ながらこれらの名馬を押し退け1位に輝いた。ファン投票上位5頭はぬいぐるみシリーズ「アイドルホース」として製作されることになっており、ヨシオのぬいぐるみが製作された。