概要
アイドルの定義は親記事を参照。
日本では競走馬のぬいぐるみというジャンルを生み出したオグリキャップ、「東京都 ハイセイコー様」の宛名でファンレターが届いたというハイセイコー、負け続けて人気となったハルウララ、目立った勝利も記録もないがサラリーマンのように走り続けていつしかファンの心を掴んだヨシオ、競馬場で走る前から脱走して首都高で走り交通安全のお守りになったスーパーオトメなどが挙げられる。
マイナーな障害競走界では、圧倒的強さと人気を誇るオジュウチョウサンが初のアイドルホースと言えるだろう。
アメリカではジョンヘンリーやシービスケットなどの名前が挙がる。
そして、ナリタブライアンやディープインパクトのように優れた競走成績の馬は人気も兼ね備えているので、トウカイテイオーもアイドルホースと呼ばれる条件は満たしている。
アイドルホースとは「歌ったり踊ったりする馬」という冗談は散々言われてきたが、
遂に、そういう商業作品が世に出てしまった。
テレビアニメ「ウマ娘プリティーダービー」が2018年4月~6月に放送。
この中では、ウマ娘がレースの後に応援してくれたファンへ感謝の気持ちを表すためにウイニングライブを行うという設定。
ちなみに、現実の競馬でもキタサンブラックが勝った時に馬主の北島三郎が応援してくれたファンへ感謝の気持ちを表すために歌っている。
競走馬のぬいぐるみ
JRAの競馬場やウィンズで売られている競走馬のぬいぐるみの商品名も「アイドルホース」である。トップ画像の真ん中に座っているデフォルメされた馬がそれである。
中央競馬ピーアール・センターが開発・販売を行っており、作られる基準はG1競走を2勝か、オークス、日本ダービー、有馬記念を優勝した馬とのことだが、明確な基準は存在しないとのこと。
また、同一馬のぬいぐるみでも優勝時に付けていた馬具や矯正具などが再現される(※アーモンドアイの場合、オークス優勝時は何も付けていなかったが秋華賞優勝時のものは後ろ足にバンテージがついている)など細部に拘りが見られる。
2021年に行われた京都競馬場主催のアイドルホースオーディションでは、名だたる過去の名馬や現役の人気馬を押しのけ、19434票を獲得したヨシオが堂々の1位に輝き、重賞勝ちも無いのにぬいぐるみ化された。
2024年のハロウィンには、幽霊やゾンビをイメージしたのか全身が紫色のオリジナルホースのぬいぐるみ(非売品)が登場し、その体色から、「毒アイドルホース」と話題になった。
関連項目
スマートファルコン(ウマ娘) :ウマ娘の中でも特にアイドル活動を重視するウマ娘。自称ウマドル
ばあちゃる:アイドルをプロデュースしてる馬