概要
JRAが運営するトレーニングセンターで、滋賀県栗東市に所在。
かつて競走馬の育成は各競馬場近辺に厩舎を用意し、そこで調教などを行っていた。
しかし競馬場周辺の市街化と競馬の隆盛によって手狭になってきたため、市街地から離れた広大な土地にトレーニングセンター建設が決定。
関西地区では当初滋賀県甲西町(現在の湖南市)が名乗り出たが具体化に至らず、その後各種調査を経て1963年に当時の栗東町が選定される。
1969年11月に開場。
開場に先立つ同年8月に愛知県豊明市の中京競馬場から人馬が移動して調教を開始、1970年12月までに関西の全厩舎が栗東に集結した。
1980年代に入ると設備の充実化が図られ、ウッドチップ馬場・コース、坂路調教馬場、スイミングプールが整備された。
現在は、敷地面積152万2千㎡の敷地内に最大2312頭の収容力を誇る馬房と様々な調教施設を擁する。
調教師や調教助手など関係者およそ2,000人が敷地内の寮・社宅で生活している。
