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経歴

馬名は「イタリアの幻のデザートワイン」の意。

2014年のセレクトセールでディープインパクトキングカメハメハなどを有する個人馬主の金子真人氏が落札し、栗東トレーニングセンター角居勝彦厩舎へ入厩。

デビュー前の骨折がスケジュールに遅延を招き、新馬戦が終わった2016年6月の3歳未勝利戦でデビュー。しかしデビューの遅れなど何ともせずに勝利し、ノーザンファーム空港牧場R厩舎で育成中に「サトノダイヤモンド双璧」と佐々木厩舎長から評価された素質を見せた。

その後2戦目の美濃特別での3着を経て、500万下条件、境港特別と勝利を積み重ね、4戦3勝で競走初年を終えた。

2年目は日経新春杯より始動し2着。日経賞で重賞初勝利を挙げた。

そして遂に天皇賞(春)でかつて切磋琢磨したサトノダイヤモンドとの対決が実現することになった。2頭を育てた佐々木厩舎長はレース前に「2頭が同じレース、しかも天皇賞(春)(G1)に出走するとは夢のようです。2頭共にいい競馬をしてくれると思いますし、ゴール前で併せ馬をしながら先頭争いをしてくれたら最高に嬉しいでしょうね」と語っている。結果はサトノダイヤモンド3着、シャケトラ9着と、共にキタサンブラックに破られた。そしてこれが2頭の最初で最後の対決となった。

その後宝塚記念、天皇賞・秋、ジャパンカップ有馬記念GⅠレースを転戦するも宝塚記念以外では掲示板にすら載らない結果に終わってしまった。

3年目となる2018年は春に左前脚を骨折。治療のために年内は全休した。なおこの間に管理していた角居調教師が酒気帯び運転で調教停止処分となったため、7月から翌年1月まで中竹和也厩舎へと転厩している。

骨折から回復した2019年は1月のアメリカジョッキークラブカップより始動。鞍上を務める予定だった戸崎圭太が不運にもインフルエンザに感染したため、テン乗りの石橋脩へ乗り替わりが発生するも見事勝利。続く阪神大賞典でも勝利したが、天皇賞・春を目指しての調整中、朝の調教追い切りで左前第一指骨を粉砕骨折。予後不良と診断され、安楽死となった。享年6歳。

その後

かつての僚馬サトノダイヤモンドが種牡馬入りし、シャケトラの半妹である産駒トラミナーが2022年にデビューしている。

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