概要
競走馬において母の父に当たる馬。
母方祖父ではなくこの単語が使われる理由として競走馬の父系と母系の規則に関係があり、血統表上としては赤の他人ならぬ赤の他馬とされる為。
ただし、血のつながりがある以上影響がないわけがなくブルードメアサイアーとして活躍があれば母父枠としての評価も上がる。(例としてステイゴールドのステイヤー適性は母父ディクタス経由と言われている)その為父系直系としてでなく母父として多くの血統表に名が残る馬も少なくない。
英語ではBMS(ブルードメアサイアー/Broodmare sire)と表記される。
母父として実績がある競走馬
メジロマックイーン
生粋のステイヤーとして名高い芦毛の馬。
クロフネ
こちらはダートを走って結果を出した方の芦毛。
ヴェラアズールやノームコア•クロノジェネシス姉妹、レイパパレが著名。
ノームコアやクロノジェネシス、アドマイヤミヤビのように自身由来の芦毛も多い。
アルザオ
自身は重賞1勝に終わったが種牡馬としてある程度成績を残した。
母父としては無敗三冠を含めたG17勝馬ディープインパクトやジャパンカップダートなどダートで活躍したタイムパラドックス、日本国外ではフランス2000ギニー勝者オージールールズなどを輩出した。
キングヘイロー
高松宮記念を勝った競走馬。
母父としてはイクイノックスやピクシーナイト、ディープボンドにウォーターナビレラなどを輩出。またこの母父としての活躍から今後も期待されている。
ミスワキ
ミスタープロスペクター産駒。競走馬としては重賞数勝だった。
母父としてはサイレンススズカ、ガリレオ、シーザスターズ、ダラカニ、デイラミなどを輩出。ガリレオの影響で血統表に名があるG1馬は多い。
フレンチデピュティ
先述したクロフネの父。
母父としてマイネルホウオウ、ショウナンパンドラ、マルシュロレーヌ、マカヒキ、レインボーライン、ゴールドドリームなど。
マルゼンスキー
スーパーカーと評された競走馬。
母父としてウイニングチケット、ライスシャワー、スペシャルウィークなど
アファームド
アメリカ三冠馬。
母父としてナリタトップロード、メイショウドトウ、スティンガーがいる。