概要
1月に京都競馬場で開催される重賞で、格付はGⅡ。一年で最初に開催されるGⅡである。また、GⅡでもハンデキャップ戦であるため、軽量の人気薄馬の激走もあり荒れる傾向にある。前年末の有馬記念に間に合わなかったり、敗戦して体勢を立て直した馬や、同時期に行われるアメリカジョッキークラブカップ(AJC杯)と同じく前年3歳馬が古馬初戦として出走することが多い。また、本競走が重賞初勝利という馬も多い。
1954年に日本経済新聞社から優勝杯の提供を受け、「日本経済新春杯」という名前で創設され、1979年より「日経新春杯」に名称変更されたが、これは前年に当時のスターホース・テンポイントが66.5kgの斥量を負って同レースに出走し、競走中止その後死亡したため名称が改められたといわれる。
レース前、実況で「全馬の無事の完走を祈って」等ということが多いが、これもテンポイントの痛ましい事故から来ていると思われる。
距離は基本的に2400mだが、1987年~1993年までは2200mで開催されていた他、京都競馬場が改修工事していた1994年は阪神競馬場2500m、そして京都競馬場大改修中の2021年および2022年は中京競馬場2200mで開催された。
競走条件
出走資格:サラ系4歳以上
JRA所属馬
地方競馬所属馬(認定馬のみ、2頭まで)
外国調教馬(優先出走)
負担重量:ハンデキャップ
優先出走権
優勝馬には、オーストラリアのG1レース・コーフィールドカップの優先出走権が与えられる。
関連動画
2009年(テイエムプリキュア)
関連タグ
目黒記念 アルゼンチン共和国杯 - ともに日経新春杯と同じくハンデ戦のGⅡ競走。
アメリカジョッキークラブカップ - 同時期に行われるGⅡレースで、こちらは賞金別定戦。