「元はと言えば、アンタが踏み込んできたんだ。 —— 逃げるなよ。」
プロフィール
誕生日 | 5月3日 |
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身長 | 160cm |
体重 | レースに支障なし |
スリーサイズ | B91・W58・H85 |
CV | 相坂優歌→衣川里佳 |
無双の走力を誇る、強大で無愛想な一匹狼。
その走りはトレセン学園内で畏怖されており、本人も恐れられている。走り以外に興味はなく己がうちの渇きを癒すことだけを求めて疾走する。
ビワハヤヒデの妹であり、意外にも生徒会において副会長をつとめている。
(公式ポータルサイトumamusume.jpより)
(旧プロフィール)
一匹オオカミなウマ娘。硬派で頑固。我慢強いところもあり、どんなことがあっても感情を表に出すことはない。
めったに笑わないため、周囲からは近寄りがたいと恐れられている。
ソロ曲
溢れる涙たちをこぼさないための誓い
『 シャドーロールの誓い 』
作詞・作曲・編曲:Haggy Rock CV. 相坂優歌
なぜ 燃えている おさえきれないイノチが今
『 BLAZE 』
作詞:安藤紗々 作曲・編曲:大和 CV. 衣川里佳
概要
トレセン学園生徒会の副会長。会長シンボリルドルフに付き従い精力的に働いているもうひとりの副会長・エアグルーヴと違い、ところどころでサボっているらしく、そんなときはグルーヴが行方を探したりもしている。
一応生徒会役員としての仕事をやる時はやるようで、生徒会室に不法侵入しようとした輩をとっつかまえている。
ちなみに咥えている枝は自家栽培らしい。
ビワハヤヒデを「姉貴」、母親を「おふくろ」と呼び、家族とのやり取りにも少々無頓着。特にハヤヒデとは、幼少期の出来事をきっかけにぎこちない姉妹関係を引きずっており、自身が努力で一流にのし上がった天才肌であるが故に、理詰めな姉にうんざりしている様子を隠さない一方、距離のとり方に戸惑う面が描かれるようになった。
入院したハヤヒデを見舞う情の深さも見せており、トレーナーから彼女の実力を問われた際には「私の姉貴だから強いに決まっている」と返すなど、なんだかんだで姉を慕っている。
ヒシアマゾンを「オカン」呼ばわりしつつ、懐いてる節もある。
大の肉好きで野菜嫌い(にんじんだけは好き)、姉のビワハヤヒデもカレーを作る際に、野菜の形がわからないくらいにドロドロになるまで煮込むという涙ぐましい努力で食べさせている。
美浦寮の寮長・ヒシアマゾンとは(彼女の面倒見のよさもあり)懇意にしているようで、時折ヒシアマ姐さん特製キャラ弁を渡されて食べている模様。
ブライアン当人は他人に知られるつもりはなかったようだが、妹思いのハヤヒデにはばっちり把握されており、アプリ版のホーム画面でハヤヒデとの会話で言及された際には驚き慌てていた。
やや面倒くさがりな気性があり、実家の母からメールや電話があった際にも折り返しをせずしばしば放置しているようで、心配した母の相談を受けたハヤヒデからはフォローされたり、上記のアマゾンからの弁当の話も絡めて「ブライアンからも連絡するように」とそれとなく水を向けられたりということもあったりする。
子供の頃は引っ込み思案で甘えん坊なところがあったらしい。
そんな彼女も実は絵がヘタクソという欠点がある(だいたい下のような画風)。
勝負服
ゲーム版においては[Maverick]と冠されており、語義は異端者・一匹狼など。セーラー服の意匠に、腰を覆う丈の白コート(裾がボロボロだが「長かったから自分でちぎった」とのこと)。注連縄を模した装飾がちりばめられ、和のテイストが添えられている。ブライアンの雰囲気と相まって、どことなく長ランを着た番長のようにも思える。右大腿に巻かれた包帯は、ナリタブライアン号が経験した股関節炎の反映と推察されている。
二つ名のシャドーロールは鼻のテープと首元の飾りとで表現されている(シャドーロール由来の装飾についてはキングヘイローも同様)。
ちなみに原案の初期稿では胸のさらしが無かった。
ゲームアプリ版のメインストーリーでは優美なシルエットの新衣装も登場しているが、現時点ではストーリー内でのみ鑑賞可能。
漫画版
STARTING GATE!
「……お前ら…」
副会長として登場。今作ではビワハヤヒデがほぼ登場しないので、もっぱら絡むのはヒシアマゾンやウオッカたち後輩ウマ娘となる。ぶっちゃけ出番はたまに出てくるルドルフの横に無言で立っているぐらいであまり目立った活躍はない。
本編ではウオッカとダイワスカーレットの喧嘩を止めようとした所で誤ってスカーレットがウオッカにかけようとした水が狙いが外れたせいで何の非もないのに水浸しにされるという割と酷い目にも遭っている(本人は殆ど気にしていなかったが)。
アニメ版
season1
学園の最強チーム「チームリギル」の一員。ミスターシービー、シンボリルドルフと共に「最近の三冠ウマ娘」として授業でも名前が上がるほど。
OVA『BNWの誓い』
姉であるビワハヤヒデ、同じ「ナリタ」のナリタタイシン(とウイニングチケット)が物語の中心となり、ブライアンも4人目の主人公と言えるほど出番が多い。
ブライアンが経験した怪我からの復帰劇として、マヤノトップガンに勝った阪神大賞典(元ネタは1996年阪神大賞典)の回想が描かれている。
この頃はまだ設定が固まっていなかったのか目上の他人に敬語をつかったりハヤヒデの事を「姉さん」と呼んでいた。
ゲーム版
2021年5月17日のガチャ更新で育成ウマ娘として☆3[Maverick]が実装。
メインストーリーでは第4章の主人公としてチーム<シリウス>に加入、他を圧倒する暴力的なまでの才能と、それゆえに満たされない渇きを抱えながらもがく様が描かれる。
同時にストーリークリア報酬とサークルptで交換可能なサポートSSRが追加された。
育成ウマ娘
- ☆3[Maverick]ナリタブライアン
スピード スタミナ パワー 根性 賢さ 93 89 100 89 79 +10% +20% +0% +0% +0% バ場適性 芝 A ダート G 距離適性 短距離 マイル 中距離 長距離 F B A A 脚質適性 逃げ 先行 差し 追込 G A A D
習得できる覚醒スキルはLv.2から順に「末脚」、「ハヤテ一文字」、「一匹狼」、そしてLv.5で「全身全霊」を使えるようになる。レイに余裕があるなら是非とも解放させておきたい。
成長率は上に記載されている通りスピードに10%、スタミナに20%配分されており、ステイヤーとして申し分ない配分となっている。
育成シナリオとしては史実同様にクラシック三冠の達成を目標に掲げることとなるのだが、その程度では渇きが満たされないのがこのナリタブライアンである。
ジュニア・クラシックの2年の間に「クラシック三冠を達成する」、もしくは「G1で合計5勝する」ことで育成イベント「岐」が発生。その内容は、ブライアンが年度代表ウマ娘として選ばれ、授賞式に参加するかどうかを決めるというものである。ちなみに、上記のクラシック三冠達成かG1合計5勝のどちらかを満たしていないとそもそもこのイベントが発生しない。
そして、この授賞式に参加するということは、シニア期の難易度を大幅に上げる、すなわちハードモードに移行することとなり、後述のウマ娘を目標レースにて全員倒さねばならない。
第一関門:天皇賞(春)
お馴染みの大差負け量産レース。ほかのウマ娘同様、スタミナを鍛えておかないと門前払いは免れない。このレースで出走するウマ娘は、サイボーグという異名を持つミホノブルボンと、テイオーやライスのトレーナーにトラウマを植え付けた名優メジロマックイーンである。ブルボンは圧倒的なスピード、マックイーンは無尽蔵のスタミナをもってブライアンを全力で潰しにかかる。
第二関門:天皇賞(秋)
夏合宿も終わり、体への追い込みをかけた矢先、その怪物は襲来する。
そう、オグリキャップである。ここに来てまさかの「葦毛の怪物」と「シャドーロールの怪物」の怪物対決が行われるとは誰が予想しただろうか。
先述のブルボンとマックイーンが特定のステータスに特化していたのに対し、オグリはまんべんなく高いステータスをもって夏合宿の成果を試してくる。春天と違いスタミナはそれほど重要視されないが、今度はパワーも鍛えておかないと加速が間に合わずそのまま差される可能性があるので注意。
第三関門:ジャパンカップ
怪物を討伐してから1か月後、そこで待ち構えていたのは「皇帝」の異名を持ち、ブライアンと同じ三冠ウマ娘のシンボリルドルフであった。
ルドルフの強さは他の育成ウマ娘が出走するレースでNPCとして登場した際に実証済み。オグリと同じく無駄のないステータス配分に加え、もはや言うまでもないぶっ壊れ固有スキル「汝、皇帝の神威を見よ」も当然引っ提げてくるため、固有スキルのトリガーにされてそのまま突き放されぬよう速度・加速度関連のスキルを多めに積んでおくと良いだろう。
最終関門:有馬記念
皇帝を打ちのめしたのも束の間、最後に待ち受けるのは菊花賞を勝ち取った2人のウマ娘がタッグを組んでブライアンの秋シニア三冠を阻んでくる。
1人はマヤノトップガン。変幻自在な脚質と見かけによらない豊潤なスタミナをもって年度代表ウマ娘としてのプライドをかけた戦いを仕込んでくる。
そしてもう1人は、BNWの一角にして己の姉でもあるビワハヤヒデである。こちらは知恵という名の妹とは異なる武器を引っ提げ確実に勝利への道を切り開く厄介な立ち回りを行ってくる。
これらの目標は、難易度が飛躍的に上昇している代わりに、レースで勝つたびに貰えるステータスやスキルポイントも比例して上昇するため、育成に自信のあるトレーナーなら挑戦してみるのもアリかもしれない。
サポートカード
- SSR[Two Pieces]ナリタブライアン
メインストーリー第4章のクリア報酬として登場したSSRサポート。タイプはスピード。
- SSR[天嗤う鏑矢]ナリタブライアン
競走馬「ナリタブライアン」
94年、菊花賞。
ナリタブライアン、七馬身差の衝撃。
群れに答えなどない
―2011年JRA菊花賞CMより
※この年にオルフェーヴルが史上7頭目の三冠馬となった。
1991年5月3日生まれの牡馬(95世代)。二つ名は「シャドーロールの怪物」。
南井克巳騎手とのコンビで1994年に皐月賞、日本ダービー、菊花賞を制しシンボリルドルフ以来の三冠馬となり、同年年度代表馬に選出される。
1995年、阪神大賞典を楽勝した直後に股関節炎を発症。
休養し、復帰して出走した同年の天皇賞・秋では主戦の南井が落馬負傷したため的場均が騎乗するも歴代三冠馬最低着順である12着に惨敗し、続くジャパンカップより武豊が騎乗するも6着、有馬記念は4着に敗れて低迷してしまう。
最後の年となる1996年は阪神大賞典をマヤノトップガンとの激闘の末に復活勝利を挙げるが、鞍上が南井に戻った天皇賞・春ではサクラローレルの2着に敗れてしまう。次に選んだ1200m戦の高松宮杯に出走するも、フラワーパークの4着に終わり、この後に屈腱炎を発症してついに引退。
種牡馬となるが、引退後は体調が良くなく、1998年6月に腸閉塞を発症。緊急の開腹手術によって一旦は快方に向かったが、同年9月18日、胃破裂を起こして急死した。7歳没。
歴代の三冠馬ではもっとも早く早世してしまい、更には産駒も2世代しか残せずその中から重賞勝ち馬も出なかったことで、唯一後継種牡馬を残すことはできなかった。
半兄ビワハヤヒデ、全弟ビワタケヒデ、近親ファレノプシス。
ビワハヤヒデとの兄弟対決(1994年当時の現役最強馬決定戦)は期待されながらも実現せず。
ビワタケヒデは1995年生まれでスペシャルウィークが勝った弥生賞にも出走している。
1991年生まれは他にヒシアマゾン、ビコーペガサス。
より詳しくは当該記事を参照。
余談
キャストの変更
初代キャストを務めた相坂は2018年の短期休養を経て復帰したものの、協議の結果『ウマ娘』での収録継続については困難と判断。2020年12月のアナウンスで衣川へのキャスト交代が発表された。なお、2021年9月に発売された『STARTING GATE Unit Song Collection』に収録されている集合曲の一つ『大好きのタカラバコ』は、『STARTING GATE 06』(2017年5月)当時の音源が用いられている。
キャラクターの変遷
初期に展開されたメディアでは、ビワハヤヒデを「姉さん」と呼んでおり、体調を崩したハヤヒデを心配したり、レースで好成績を出した際には「流石」と嬉しそうにするなど、姉想いな面や感情を素直に出していた。生徒会での立場相応に敬語も使ったり、コミカライズ版では後輩の粗相にも気さくに応対したりと、クールな先輩としての役回りも見られる。
キャスト変更後にあたるゲーム版では粗野な印象が強くなっており、「怪物」と呼ばれた孤高ぶりが押し出されている。生徒会の仕事を億劫がる様子を見せたり、無意識に後輩を怖気づかせてしまうなど、とっつきにくいタイプ。
変更前と違って、先輩に対してもアンタ呼びをしてため口をきいている。
漫画のモデル
競馬漫画『みどりのマキバオー』では主人公マキバオーのライバルの一頭として、ナリタブライアン号をモデルとした「不屈の闘将」アマゴワクチンが登場する(ちなみにマキバオーはタマモクロス、カスケードはフジキセキがモデル)。
関連イラスト
関連タグ
- ビワハヤヒデ… 姉。ビワハヤヒデ号は1歳上、父親違いの半兄弟だった。
- ナリタタイシン… ハヤヒデの親友で先輩。ブライアンは身内として接しているようだが、冠名としての「ナリタ家」があるのかは不明。
- ヒシアマゾン / ビコーペガサス/サクラローレル… 競走馬が同期。コミカライズ版『STARTING GATE』ではヒシアマゾンとのコミカルなやり取りが描かれている。
- エルコンドルパサー… アニメではチームリギルの後輩。ゲームではトレセン学園内で鷹が飛んでいたのを見て「珍しいものが見れた」とほほ笑んでいたが、恐らく彼女のペットが脱走したものと推測される。
- マヤノトップガン… 1年後輩の年度代表馬。『ウマ娘』においては1996年の阪神大賞典での激突が大きく取り上げられている。担当声優が交代したのも共通。
ナリアマ/ブラアマ ビワブラ マヤブラ/ブラトップガン… CPタグ