「君となら、どこまでも走っていける気がするよ。それこそ”キセキ”のようにね。」
プロフィール
キャッチコピー | エスコートはお任せ!華麗なジェントル娘 |
---|---|
誕生日 | 4月15日 |
身長 | 168cm |
体重 | 増減なし |
スリーサイズ | B84・W58・H82 |
靴のサイズ | 左右ともに26.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 誰かをあっと驚かせること |
苦手なこと | 甘いもの |
耳のこと | 絶対音感の持ち主 |
尻尾のこと | 歌劇の大羽根のように優雅に揺れる |
家族のこと | 舞台一家で、両親は全国を飛び回っている |
マイルール | 握手の時は相手の目を見つめ、ニコッ |
スマホ壁紙 | 母が舞台デビューした時のポスター |
出走前は… | 観客席に向けて、深々と三方礼する |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①シルクハットから鳩が出せるし、何もないところからシルクハットが出せる / ②自分のファンクラブが主催するお茶会によく参加している |
自己紹介 | みんなを楽しませる漆黒のエンターテイナー フジキセキだよ!最高の“キセキ”で、君を必ず笑顔にしてみせるからね! |
CV | 松井恵理子 |
誰の手も優しく取ってくれる、イケメン風のエンターテイナー。
ウマ娘たちに大モテだが、いわゆるタラシではなく、いつも親身に助けてくれる。栗東の寮長も務める。
舞台俳優を母に持ち、同様の感動をレースで与えたいと望んでいる。その先に――幻の三冠を見据えて。
(公式ポータルサイトより)
(リニューアル前)
栗東寮の寮長。人を楽しませることが大好きなエンターテイナー。抜群のプロポーションと時折見せる甘い言動で数多くのウマ娘たちを虜にしている。いたずら好きな彼女の標的となった”ポニーちゃん”は例外なくメロメロに。
ソロ曲
ミラージュのリズムで 今宵は僕と踊りませんか?
『 DREAM JACK 』
作詞:白鷺雪兎 作曲:小高光太郎, UiNA 編曲:藤井亮太
概要
メディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在した競走馬であるフジキセキをモチーフとする。
母親は舞台俳優で、人に魅せる様なエンターテイメント性は母へのあこがれから。その容姿はこの母にしてこの娘ありと思わせるほど似ているらしい。以前は母と同じく役者を目指していたこともあるらしいのだが挫折し、人々を魅せる別の方法として競走ウマ娘としての道に進んできた。
なお、演技力は決して低いわけではないようで、舞台での知人達とは今でも仲が良いらしい。
また、声真似も得意らしく、エアグルーヴの母親の声真似をした時はエアグルーヴが聞き間違える程。
その親しみやすい性格や寮長として他者を気にかける面からトレセン学園内外問わず人気があり、ジャングルポケットを始め多くの後輩から慕われている。
容姿・デザイン
黒髪をショートカットにしており、前髪にはフジキセキ号の額の流星模様をモチーフとした白髪が一房流れている。
パンツスーツのような勝負服を颯爽と着こなしているが、胸周りを大胆に開け放っていてかなり攻めたデザイン。
それ故に見た目には男性的でありながらハッキリと”女性”であることを絶妙に強調してくる。
一応この勝負服のような『パッと見は男装だけど胸元が空いている女性服』は現実にも存在しており、主に海外の女優やセレブ、スポーツ選手などが大規模なパーティーやイベントに出向く際に確認できることがある。
日本ではまず馴染みが無い服装のためこれを知らない人も多いわけだが、エンターテイナーを目指すフジキセキらしいチョイスといえるだろう。
勝負服を直立した状態で正面から見ると、その全身がフジキセキ号の頭部正面に見えるようにもなっている。
ストーリーイベント『今宵、リーニュ・ドロワットで』にて登場した。
- 寝間着姿
『新時代の扉』とバンダイナムコとのコラボで登場した薄着の寝間着姿。他のパジャマ衣装と比べやや露出が多い。
マンガ版
STARTING GATE!
栗東寮の寮長を務めており、生徒会の面々とも馴染み。
そのイケメンぶりといたずらっぽい笑みで後輩からの人気は絶大。人望があることに自覚的に振る舞う反面、生真面目な性分で、美浦寮のやんちゃな寮長・ヒシアマゾンのお目付け役でもある。
うまよん
面倒見の良さ以外にいたずら好きという面もクローズアップされている。ちなみに流石にエアグルーヴから「4戦くらい走ったらさっさと家庭に入りそう」と元ネタを意識しつつも割とシャレにならない事を言われた際には「そんなことないし走るし!」と慌ててツッコむ姿も見せている。
うまむすめし
第34話に登場。新年の寮合同おかえり食事会にてヒシアマゾンと料理を作っていたのだが、新年から働き詰めの彼女の休憩とサプライズを兼ねてある料理を作り…?
第43話においても再登場。適当な映画を見るために映画館を訪れていた所で相手が待ち合わせに来れないと判明し愕然としていたポッケと鉢合わせし、彼女と共に2人で映画鑑賞していた。
この時2人が見ていたのは応援上映であり、フジは人生で初めて応援上映を体験したらしい。その後は手品を使って自分のポップコーンをポッケに渡すなど、細やかながら頼れる先輩としてポッケを楽しませていた。
アニメ版
TVアニメシリーズ
Season1・season2・season3
「初日から門限を破るなんてどうゆうつもりだ?」
入寮の日に門限を失念していたスペシャルウィークを出迎えた寮長。同室のサイレンススズカにスペシャルウィークの境遇を伝えた上で気にかけてやるよう促すなどの、寮生に対するこまやかな気配りが見て取れる。出番の関係もあるが、アニメではいたずら好きという面はほとんど描かれなかった。
所属するチームはリギル。
RTTTシリーズ
新時代の扉
「……これは私のエゴなんだけど、ポッケにはナベさんを、日本ダービーに連れて行ってほしいんだ」
劇場版の本作においては既に一線を退いた身であり、ほぼ寮長に専念する立場となっているが、かつてフジの圧倒的な走りに強い憧れを抱いてトレセン学園へと入学したジャングルポケットには今も深く慕われている。既に前線から立ち退いたとはいえ、クラシック級でライバル達と切磋琢磨するポッケを暖かく見守っている。ポッケ自身が勝負服のリボンを結べないため、レース前は控室まで来てくれる場面も度々描かれている。
本作における準主役。
憧れの先輩としての立場に加え、かつて自身を担当したタナベトレーナーがポッケの担当になれるように計らい、実質的なサブトレーナー的立ち位置に収まっている(『新時代の扉』小説版によれば、寮長として働く傍らタナベの補佐としてコーチング技術を学んでいるとのこと)。
自身を見出し導いてくれたタナベには現在でも深い信頼を寄せているが、周囲を始め多くの者から期待をされながら彼の積年の夢でもあったダービーには出走すらできなかったことは今でも負い目を感じているらしく、後進となったジャングルポケットにその想いを託すこととなる。
タナベも奇跡の如き才能を持ちながら故障で引退せざるを得なくなったフジに対して後悔の念を持っており、彼女のトゥインクル・シリーズ引退後は自らトレーナーの座を降りポッケの育成まで担当を作ることもなかった(タナベが改めて新人であるポッケの担当になったのも、彼女の才能を引き出せるトレーナーはナベさん以上には思い浮かばなかったというフジの計らいによるものでもある)。
現役期間が短かった故にアプリゲーム版では寮長や産駒の代役としての出番が多かったフジキセキだが、本作では彼女の現役当時にもスポットライトが当てられている。「幻の三冠ウマ娘」と称されたフジキセキ、アグネスタキオン両名とジャングルポケットとの因縁は本作の注目点と言えよう。
ゲーム版
『熱血ハチャメチャ大感謝祭!』
本作でも勿論プレイアブルキャラクターとして参戦。今回は『新時代の扉』に登場したウマ娘の構成であるチームゼラニウムのメンバーとして活躍する。
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
リリース初期よりR・SRのサポートカードとして実装されており、一部のウマ娘の育成ストーリーなどにも登場。
2021年7月12日のガチャ更新にて☆3ピックアップとして育成ウマ娘として実装された。
これにより、アニメ版におけるチームリギルのメンバーが全員育成実装となった。
意外にもイベントストーリーへの登場はかなり少ない傾向にあり、出演したのはたったの2回。そのため、ゲーム中ではかなり実装時期そのものは早期な部類にも関わらず、彼女のSSRサポートカードが登場したのはゲーム版のリリースから実に3年近く経ってのことである。イベント第12弾『今宵、リーニュ・ドロワットで』ではトレセン学園の恒例行事である「リーニュ・ドロワット」を盛り上げるため自身も参加しており、デート相手としてセイウンスカイをスカウトした。
イベントストーリー第38弾『あなたと仰ぐハーベストムーン』では秋の行事イベントである「お月見交流会」でヒシアマとイベントを楽しんでいたことが語られている。今作では独特の感性と言葉使い故にロブロイに真意を伝えられず苦悩するユニヴァースの相談役としても活躍した。
育成ウマ娘
- ☆3[シューティンスタァ・ルヴュ]フジキセキ
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
96 | 88 | 97 | 82 | 87 |
0% | 0% | 20% | 0% | 10% |
芝 | ダート | |||
バ場 | A | F | ||
短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 | |
距離 | B | A | B | E |
逃げ | 先行 | 差し | 追込 | |
脚質 | C | A | C | G |
覚醒スキル
レベル | 名前 | 効果 | 必要SP |
---|---|---|---|
2 | ギアシフト | レース中盤に前の方にいるとわずかに抜かしやすくなる<マイル> | 160 |
3 | 姉御肌 | 追い抜きが成功しやすくなる<マイル> | 120 |
4 | マイルコーナー○ | コーナーで速度がわずかに上がる<マイル> | 100 |
5 | レースプランナー | レース中盤で疲れにくくなる<作戦・先行> | 180 |
なんと長距離適性がE。継承による補強無しでは菊花賞などの長距離レースは厳しいだろう。
この事に関してはアグネスタキオン同様に史実の産駒の距離適性が反映されているものと考えられる。(ただし、タキオンはある理由でマイルの適性は抑えられている)
故に三冠挑戦は、皐月賞後に発生する目標レースの分岐イベントの選択次第である。
ダービー・菊花賞に出走する三冠路線の場合、是非とも継承で適性を上げて、「幻の三冠ウマ娘」が幻でない事を証明したい所である。
マイル路線の場合、2つのマイルGⅠが目標に設定される。マイラー仕様にしたい場合はこちらを選んだ方が無難か。
エイシンフラッシュの育成シナリオではなんと長距離B・追込Aの状態で出走してくる。これは史実のフジキセキの子、ダノンシャンティ役としての登場と思われる。
- ☆3[シュクセ・エトワーレ]フジキセキ
ストーリーイベント「今宵、リーニュ・ドロワットで」の開催とともに追加された☆3育成ウマ娘。
詳細はリンク先を参照。
固有二つ名
麗しの三冠ウマ娘
メイクデビューで8バ身差以上で勝利し、1番人気で朝日杯FS、皐月賞、日本ダービー、菊花賞を勝利する
- 恐らく、全ウマ娘の中でも最高クラスの難易度を誇る固有二つ名。
- 見ての通り長距離適性がガッタガタなので因子補強は絶対必須。
- 因子をクリアしたとしてもメイクデビューで8バ身差以上で勝利、しかも悪名高い新潟1600m、と過酷な条件が含まれる。特に新潟1600mは先行がメインのフジキセキにとっては完全に逆風であり、二つ名を狙わない場合でも事故るなんてこともザラ。更にそれを超えても菊花賞ではマヤノトップガンがべらぼうに強く、1番人気を取られやすい。勿論、距離が距離なだけに野良クリークなどに足元を掬われることも。
- 以前はハルウララの「ハルウララがんばる」と並ぶ難易度だったが、そのハルウララはプロジェクトL'Arcで大幅に難易度が下がっており、晴れて(?)フジキセキが最難関となってしまった。
- プロジェクトL'Arcでも取得可能と言えば可能だが、菊花賞のマヤノトップガンがいなくなるだけであり、新潟1600mのメイクデビューという根本的な問題は依然として残る。
サポートカード
- SR[やれやれ、お帰り]フジキセキ
リリース初期よりサポートカードガチャから入手可能なSRサポート。タイプは賢さ。
フジキセキのショータイム
2021年11月15日から26日と2022年6月20日から6月30日までの期間限定で開催された高難易度モード。
本モードは、育成シナリオの進捗に応じてSHOWTIMEゲージを得ることができ、ゲージが100%になるごとに様々な報酬がもらえる。
難易度は全部で五段階あり、低いものからクリアしていくことで高難易度が解放されていく。
レベルが高くなるほどライバル達のステータスが増加するうえ、レベル4からはライバルが常時絶好調になり、レベル5ではさらに目標未達成時にコンティニュー不可の一発勝負になるなどかなり歯応えのあるものになる。(※)
2回目のイベントでは、イベントブーストの実装とLV5時にコンティニュー可能になったため、より周回しやすくなっている。
当然、高難易度でクリアするほどSHOWTIMEゲージの獲得倍率が上がるので、腕に自信のあるトレーナーは是非挑んでみるとよいだろう。
※参考として、アオハル杯を制した際、URAファイナルズ決勝で対戦するリトルココン、ビターグラッセのレベル5でのステータスは、複数項目S以上などという、メインストーリーのレースに時々現れる、勝利を前提にしていない相手レベル。育成における最後のレースとは言え、前述の通り、これを一発勝負で破らなければならないレベル5がいかに高難易度かを如実に物語っていよう。
また、サクラチヨノオーの育成シナリオの有馬記念に登場するミスターシービーに至っては、ステータスが一部カンストしている。
競走馬『フジキセキ』
1992年生まれの青鹿毛の牡馬(95世代)。その名の由来は、富士山の「フジ」に、「キセキ」には奇跡、軌跡、輝石など様々な意味がかけられている。
父は1989年のアメリカクラシック二冠馬にして、日本を代表するリーディングサイアーとして一時代を築いたサンデーサイレンス。フジキセキはその初年度産駒だった。
姉にはマーメイドステークスを勝ったシャイニンレーサーがいる。ちなみにそのシャイニンレーサーは1996年のエリザベス女王杯でヒシアマゾンに走行妨害されており(ヒシアマゾンは降着)、そういった意味でもヒシアマゾンとは因縁があったりする。
1994年、デビュー戦を出遅れながらノーステッキで8馬身圧勝すると、続くもみじステークスでは同じ父サンデーサイレンス産駒で、翌年日本ダービーを制することになるタヤスツヨシを完封し連勝。
3戦目の朝日杯3歳ステークス(現:朝日杯フューチュリティステークス)では圧倒的な1番人気に推され、武豊騎乗のスキーキャプテンを抑えて勝利。フジキセキにとってのGⅠ初制覇を飾るとともに、これがサンデーサイレンス産駒初のGⅠ制覇となった。
(※理論上サンデーサイレンス産駒がG1に出られるほぼ最速のタイミング)
クラシック制覇はおろか、クラシック三冠馬への期待も高まる中、翌1995年は弥生賞から始動。ホッカイルソーに一度並ばれながらも再度突き放す強い競馬で勝利。クラシックに向けて絶好のスタートを切ったかに見えた。
しかし、厩舎で暴れて足を痛めたことが原因で屈腱炎(脚の腱が腫れ上がる怪我のこと。治癒したとしても競走能力に悪影響を及ぼすうえに再発の可能性が高いことから、「不治の病」「競走馬のガン」と言われる)を発症してしまう。クラシック出走は叶わず、通算勝利4戦4勝にて無念の引退となった。
底を見せぬまま引退し、さらに3歳時に完封したタヤスツヨシが日本ダービーを制したこともあってか、フジキセキは一部より「幻の三冠馬」と呼ばれるようになった。
ただ後から考えてみると、産駒成績を見る限り長距離適性があったかはかなり怪しい。
「怪我がなければ三冠を取れた」というファンもいるが、ダービーは勝てても菊花賞でマヤノトップガンに勝つことは困難だっただろう。
しかしそうしたタラレバだけの馬ではなく、後の大種牡馬サンデーサイレンスの凄さを見せつけ、サンデーサイレンス旋風の嚆矢となったのがこのフジキセキである。そして今でも、かのディープインパクトすらも遥かに凌ぐサンデーサイレンス産駒の最高傑作としてフジキセキを評価する競馬評論家も少なくない。
まさに『エンターテイナー』だったと言えるだろう。
アグネスタキオンとは、同じサンデーサイレンス産駒・怪我のために早期に引退・競走成績は4戦4勝という共通点がある。
またマルゼンスキーとは、3歳王者・無敗・(原因は異なるが)クラシックに出られず・怪我のために早期に引退という共通点がある。
引退後は社台スタリオンステーションにおいて種牡馬として活躍。
何しろ初年度から本馬のみならず、皐月賞馬ジェニュイン、オークス馬ダンスパートナー、ダービー馬タヤスツヨシを輩出したサンデーサイレンスは当然のように大人気種牡馬となった。
その中で、初年度産駒にして「幻の三冠馬」と呼ばれた本馬は、父の後継……と言うより、代用種牡馬として大きな存在感を示すことになるのである。
- もっとも代用種牡馬としての種牡馬入りも馬産においては珍しいことではない。例えばキタサンブラックの父であるブラックタイドは、ディープインパクトの全兄という血統も手伝って種牡馬入りし、年々種付け料が高騰していく弟の代用種牡馬として人気を集めている。
当初はG1戦線を賑わす産駒がなかなか出なかったものの、サイアーランキングはTOP10を12年間キープし続ける(2位3回)。
2000年代に入るとダートで活躍したカネヒキリ、スプリント~マイル戦でGⅠを3勝したストレイトガール、南半球の生まれでスプリント戦線で活躍したキンシャサノキセキ、そして父が出走することが出来なかったクラシック・皐月賞を制したイスラボニータなど、芝・ダートを問わず活躍馬を輩出した。
産駒の通算勝利数1527勝はJRA通算6位、通算重賞勝利数78勝はJRA通算9位。
競合相手が全盛期の親父殿だったことを考えれば、ディープインパクトやステイゴールドに勝るとも劣らない偉大な種牡馬だったと言えるだろう。
その後、頚椎狭窄症の治療もあって2013年を以って種牡馬を引退。以後は種牡馬として過ごした社台スタリオンステーションで功労馬として余生を送っていたが、2015年に頚椎損傷のため死亡した。23歳没。
現在はキンシャサノキセキ、イスラボニータなどが後継種牡馬となっている。
また娘であるシュシュブリーズは、引退後、川上量生(ドワンゴ会長)が購入、ニコニコ動画の企画「リアルダービースタリオン」で繁殖牝馬としてニコ生配信されながら後継者を生み出そうと頑張っている(1頭目はホッコータルマエを種づけし出産したが、腸炎ウイルスで死亡、2頭目はクロフネを種づけし、クールフォルテの馬名で大井競馬場にてデビュー。3頭目はモーリスを付け、モーメントキャッチの馬名で中央にてデビュー予定。4頭目はサンダースノーをそれぞれつけている)。
ちなみに、ゲート試験において「ゲートには入るが、ゲートが開いても突っ立ったままスタートしない」ということをやらかし、4度も試験に落ちているというお茶目なエピソードがある。(ちなみに新馬戦でも出遅れている)
調教師からも「こんな楽しい奴はいなかった」と言われるような、いたずら好きのヤンチャ坊主だったそうである。
(サンデーサイレンス産駒ということで身構える人も多いだろうが、いわゆる気性難と呼ばれるようなタイプではなかったようだ)
ウマ娘におけるいたずら好きな性格も、この辺がモチーフになっているのかもしれない。
余談
漫画のモデル
フジキセキは漫画みどりのマキバオーに登場する主人公の宿敵「黒い帝王」こと「カスケード」のモデルである。
ただし、青鹿毛とサンデーサイレンス産駒という属性だけを継承したまでで、戦績に関してはシンボリルドルフがモチーフのようだ。なお、フジキセキ同様にカスケードも早期引退してしまうが前者が屈腱炎だったのに対してカスケードはマリー病という遺伝性の病である。(マリー病や追込の脚質などダンシングブレーヴがモチーフな面もある)
CVについて
CVの松井恵理子氏は、当初は気性難の三冠馬・オルフェーヴルと思われるウマ娘の声を担当する予定だった。
口癖と距離適性
他のウマ娘をポニーちゃんとよく呼んでいるが、自身の距離適性はBABEになっている。
関連イラスト
関連項目
ヒシアマゾン(ウマ娘):トレセン学園の寮長繋がりであり、キャラデザ原案が共にさいとうなおき(寮長コンビ)。
テイエムオペラオー(ウマ娘):王子様風イケメン女子繋がり(フジオペ)。
マルゼンスキー(ウマ娘):チームリギルのチームメイト、史実では共に朝日杯勝ち馬繋がりも。『うまよん』でフジキセキ、オペラオーと一緒に芝居を披露。
スマートファルコン(ウマ娘):『うまよん』でフジキセキ、オペラオー、マルゼンと一緒に芝居を披露。
カワカミプリンセス(ウマ娘):厩舎で暴れたエピソード持ち繋がり。
同期(95世代)
※いずれも一度も対戦していない。
ヒシアケボノ(ウマ娘):角田騎手がスプリンターズステークス初勝利を掲げたときに騎乗。原案がさいとうなおき繋がりもある。
マーベラスサンデー(ウマ娘):原案がさいとうなおき繋がり。
さいとうなおき原案繋がり
この内、タマモクロスはマキバオーのモデルなので両者がライバルとして描かれる事もある。
角田晃一騎手繋がり
モデル馬の新馬時代の主戦が角田騎手。デビュー当初はフジキセキと同じく渡辺栄厩舎所属。渡辺調教師の定年退職に伴い鶴留明雄厩舎移籍後は、主戦が角田騎手から池添謙一騎手に乗り替わった。ゲーム内では自身がゲート試験に何度も落ちたことや転厩に伴う主戦変更などに思うところがあるのか、かなり根気強く接している描写が見受けられる。
「フジキセキの活躍に感銘してトレセン学園に入学し、フジを慕っている」設定は共通であるものの、メディアによってはフジキセキの呼び名が微妙に異なる。ポッケを主演とするアニメ映画『新時代の扉』でもフジキセキが重要キャラクターの一人として登場する。なお、史実においては渡辺栄厩舎所属であるほか、主戦が角田騎手、同じ厩務員・調教助手が担当した共通点があり、ウマ娘誕生以前より両馬の関係を親子のようになぞらえるファンも少なくなかった。
ヒシミラクル(ウマ娘):角田騎手が菊花賞・天皇賞(春)・宝塚記念初勝利を掲げたときに騎乗。
サクラバクシンオー(ウマ娘):調教師に転向した角田騎手がバクシンオーの娘・ベルカント号で重賞初制覇を飾っている。
史実勝ち鞍繋がり
※モデル馬がクラシック3冠レース未勝利または出走していない場合は◎。
<朝日杯フューチュリティステークス・弥生賞両方制覇>
<朝日杯フューチュリティステークス制覇(弥生賞未勝利)>
アイネスフウジン(ウマ娘):原案さいとうなおき繋がり。弥生賞ではライアンの4着に敗れた。
ミホノブルボン(ウマ娘):原案さいとうなおき繋がりであるが、史実ではスプリングS出走のため弥生賞には未出走。
ナリタブライアン(ウマ娘):スプリングS出走のため弥生賞には未出走。
グラスワンダー(ウマ娘)◎:3歳(旧表記4歳)の前半は休養のため一度も出走していない。
<弥生賞制覇(朝日杯未勝利)>
アグネスタキオン(ウマ娘):史実のキャリアが共に4戦4勝同士。