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ブラックタイド

ぶらっくたいど

日本の競走馬。ディープインパクトの兄でキタサンブラックの父として知られる。

概要編集

2001年3月29日生まれ。牡馬

気性が激しく、黒鹿毛で立派な体格。

父:サンデーサイレンス、母:ウインドインハーヘア(母父:アルザオ)。

全弟(両親が同じ)にディープインパクトがいる。


名前は英語で「黒い潮」。

同じ金子真人オーナーの馬クロフネがクロシオと呼び間違えられたことが由来だと言われている(黒潮は英語でJapan current)。


体格が良いブラックタイドは9700万円で落札され、弟のディープインパクトは貧相なため7000万円だった(市川明彦厩務員(池江泰郎厩舎)は入厩してきたディープインパクトの股を覗いて本当に牡馬か確認した)。


2004年にスプリングステークスを勝利するも、クラシック初戦の皐月賞後に屈腱炎を発症。2年以上を経て2006年に復帰を果たすが以降は未勝利に終わり、2008年で現役を引退。


弟の方はご存知の通り…なのでいつしか「ディープインパクトの兄」と呼ばれるようになってしまった。しかし、ディープインパクトの活躍で血統の需要を見込まれ、種牡馬入りした。

リーディングサイアーとして君臨する弟の陰で、比較的種付け料の安価な代替種牡馬として人気を集め、安定した成績を収めた。


2014年にデビューした産駒のキタサンブラック菊花賞を優勝し産駒初GⅠ制覇。その後もディープインパクトが持っていた天皇賞(春)のレコードを塗り替えるなど、2017年の引退までにGⅠを7勝する活躍を見せた。


キタサンブラックの活躍でさらに人気が集まり、種付け料は高騰したものの、それでもなおディープインパクトより遥かに安価で人気を集めた。

キタサンブラック以後の重賞馬が少なく、近年は種付け数も落ち着きつつあるが、2019年にはディープインパクトが亡くなったため、種牡馬としての需要はもうしばらく続きそうである。


また、息子のキタサンブラックは2018年より種牡馬入りし、初年度産駒から3歳馬にして天皇賞(秋)有馬記念を制覇したイクイノックスを筆頭に地方・中央で4頭の重賞馬を輩出。自身の後継も安泰だろう(孝行息子が種牡馬としては強力なライバルになったということでもあるが)。

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