※メイン画像は1964年優勝のシンザン。
概要
中山競馬場で開催される3歳馬限定のGⅡ*レース。皐月賞のトライアルレース。
正式名称は「フジテレビ賞スプリングステークス」。
1952年に創設された伝統の3歳馬限定競走。
創設当初は東京競馬場芝1800での開催だったが、1958年より中山競馬場芝1800mでの開催となる(改修工事や、中山競馬場使用不能時は東京や阪神でも行われた)。
1964年にフジテレビより寄贈賞(スポンサー)の提供を受けて現在の競走名となり、1984年のグレード制導入に際してGⅡに格付された。
1990年までは上位5頭に皐月賞の優先出走権が付与されたが、1991年以降は上位3頭となった。
弥生賞ディープインパクト記念と共に、皐月賞や日本ダービーといった春のクラシック戦線を占う重要な一戦で、また、ここからNHKマイルカップに進む馬もいるなど、3歳馬の試金石と言える。
前述の通りフジテレビは1964年より寄贈賞を提供しており、このため同レースの競馬場内及びグリーンチャンネル使用の本馬場入場実況はフジテレビアナウンサーが担当(2020年を除く)するのが慣例となっている。本馬場入場曲はみんなのKEIBAテーマ曲「Now1」が用いられる。
競走条件
出走資格:サラ系3歳牡馬・牝馬
JRA所属馬
地方競馬所属馬(後述)
外国調教馬(優先出走)
負担重量:馬齢(牡56kg、牝54kg)
優先出走権付与
皐月賞のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は皐月賞の出走候補馬(2頭まで)およびJRAの2歳GI競走優勝馬に優先出走が認められているほか、JRAで行われる芝の3歳重賞競走優勝馬にも出走資格が与えられる。
JRA所属馬は上位3頭に皐月賞への優先出走権が付与される。
歴代優勝馬
※太字はクラシック優勝馬。
※斜体はクラシック以外のGⅠ優勝馬。
昭和時代
1952年(第1回)アサトモ
1953年(第2回)チエリオ ※本競走唯一牝馬で勝利
1954年(第3回)タカオー
1955年(第4回)ナンシーシヤイン
1956年(第5回)キタノオー
1957年(第6回)ヒカルメイジ
1958年(第7回)ダイゴホマレ
1959年(第8回)メイタイ
1960年(第9回)コダマ
1961年(第10回)ユキロウ
1962年(第11回)カネツセーキ
1963年(第12回)メイズイ
1964年(第13回)シンザン
1965年(第14回)ダイコーター
1966年(第15回)シヨウグン
1967年(第16回)メジロフレーム
1968年(第17回)マーチス
1969年(第18回)ワイルドモア
1970年(第19回)タニノムーティエ
1971年(第20回)メジロゲッコウ
1972年(第21回)タイテエム
1973年(第22回)ハイセイコー
1974年(第23回)キタノカチドキ
1975年(第24回)ロングホーク
1976年(第25回)テンポイント
1977年(第26回)ヨシノリュウジン
1978年(第27回)タケデン
1979年(第28回)リキアイオー
1980年(第29回)サーペンプリンス
1981年(第30回)サンエイソロン
1982年(第31回)ハギノカムイオー
1983年(第32回)タケノヒエン
1984年(第33回)ビゼンニシキ
1985年(第34回)ミホシンザン
1986年(第35回)サニーライト
1987年(第36回)マティリアル
1988年(第37回)モガミナイン
平成時代
1989年(第38回)ナルシスノワール
1990年(第39回)アズマイースト
1991年(第40回)シンホリスキー
1992年(第41回)ミホノブルボン
1993年(第42回)マルチマックス
1994年(第43回)ナリタブライアン
1995年(第44回)ナリタキングオー
1996年(第45回)バブルガムフェロー
1997年(第46回)ビッグサンデー
1998年(第47回)クリールサイクロン
1999年(第48回)ワンダーファング
2000年(第49回)ダイタクリーヴァ
2001年(第50回)アグネスゴールド
2002年(第51回)タニノギムレット
2003年(第52回)ネオユニヴァース
2004年(第53回)ブラックタイド
2005年(第54回)ダンスインザモア
2006年(第55回)メイショウサムソン
2007年(第56回)フライングアップル
2008年(第57回)スマイルジャック
2009年(第58回)アンライバルド
2010年(第59回)アリゼオ
2011年(第60回)オルフェーヴル ※東日本大震災のため阪神で開催
2012年(第61回)グランデッツァ
2013年(第62回)ロゴタイプ
2014年(第63回)ロサギガンティア
2015年(第64回)キタサンブラック
2016年(第65回)マウントロブソン
2017年(第66回)ウインブライト
2018年(第67回)ステルヴィオ
2019年(第68回)エメラルファイト
令和時代
2020年(第69回)ガロアクリーク
2021年(第70回)ヴィクティファルス
2022年(第71回)ビーアストニッシド
2023年(第72回)ベラジオオペラ
2024年(第73回)シックスペンス