概要
1965年にハンデ重賞として創設。当初はダート1800mだったが、1970年より芝1800mとなる。(なお、この年のみ小倉競馬場で開催され、競走名も「博多ステークス」だった。)
1984年にグレード制が導入されるとGⅢに格付され、1996年にGⅡへ昇格するのと同時に、距離が2000mに延長。この年にGⅠに昇格した高松宮杯(1998年より「高松宮記念」)を事実上引き継いだ。
開催時期は時期によって大きく異なり、当初は7月や8月での開催だったが、1987年から1996年まで6月、1997年から2011年まで5月、2012年から2016年まで12月、2017年以降が3月開催。
2016年までは3歳馬も出走出来たが、3月になった2017年以降は4歳以上に変更された。
2025年より、これまで東海ステークスに寄贈賞を提供していた東海テレビが本競走に提供を変更、「東海テレビ杯 金鯱賞」として施行される。
競走条件
出走資格:サラ系4歳以上
JRA所属馬
地方競馬所属馬(後述)
外国調教馬(9頭まで、優先出走)
負担重量:別定
56kg、牝馬2kg減
GI競走(牝馬限定競走を除く)1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走(牝馬限定競走を除く)1着馬1kg増
優先出走権付与
大阪杯のステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は大阪杯の出走候補馬(3頭まで)に優先出走が認められている。また、地方競馬所属馬は本競走で2着以内の成績を収めた馬に大阪杯の優先出走権が与えられる。
中央競馬所属馬は、1着馬に大阪杯の優先出走権が与付与される。
優勝馬
※馬齢は2001年以降の現表記に統一。
GⅢ時代(1984年~1995年)
1984年(第20回):トーワカチドキ(牡5)
1985年(第21回):キャノンゼット(牡5)
1986年(第22回):イズミスター(牡4)
1987年(第23回):ノックアウト(牡4)
1988年(第24回):パッシングパワー(牡5)
1989年(第25回):マルブツファースト(牡7)
1990年(第26回):マロングラッセ(牝6)
1991年(第27回):ムービースター(牡5)
1992年(第28回):イクノディクタス(牝5)
1993年(第29回):ウィッシュドリーム(牡4) ※京都開催
1995年(第31回):サマニベッピン(牝5)
GⅡ時代〈5月〉(1996年~2011年)
1996年(第32回):フジヤマケンザン(牡8)
1997年(第33回):ゼネラリスト(牡4)
1998年(第34回):サイレンススズカ(牡4)
1999年(第35回):ミッドナイトベッド(牡5)
2000年(第36回):メイショウドトウ(牡4)
2001年(第37回):ミッキーダンス(牡5)
2002年(第38回):ツルマルボーイ(牡4)
2003年(第39回):タップダンスシチー(牡6)
2004年(第40回):タップダンスシチー(牡7) ※2連覇
2005年(第41回):タップダンスシチー(牡8) ※3連覇。同一重賞を3連覇したのは史上3頭目。
2006年(第42回):コンゴウリキシオー(牡4)
2007年(第43回):ローゼンクロイツ(牡5)
2008年(第44回):エイシンデピュティ(牡6)
2009年(第45回):サクラメガワンダー(牡6)
2010年(第46回):アーネストリー(牡5) ※京都開催
2011年(第47回):ルーラーシップ(牡4) ※京都開催
GⅡ時代〈12月〉(2012年~2016年)
2012年(第48回):オーシャンブルー(牡4)
2013年(第49回):カレンミロティック(セ5) ※「サイレンススズカメモリアル」の副題が付いた。
2014年(第50回):ラストインパクト(牡4)
2015年(第51回):ミトラ(セ7)
2016年(第52回):ヤマカツエース(牡4)
GⅡ時代〈3月〉(2017年~)
2017年(第53回):ヤマカツエース(牡5) ※2連覇
2018年(第54回):スワーヴリチャード(牡4)
2019年(第55回):ダノンプレミアム(牡4)
2020年(第56回):サートゥルナーリア(牡4)
2021年(第57回):ギベオン(牡6) ※三冠牝馬デアリングタクトを破った。
2022年(第58回):ジャックドール(牡4)
2023年(第59回):プログノーシス(牡5)
2024年(第60回):プログノーシス(牡6) ※2連覇
関連動画
1998年
2005年
2021年
関連タグ
(東海テレビと同ネットワーク局提供のJRA重賞)