概要
火事になると、口から水を吐きだして消してくれるという伝説がある。
そのため、この動物を象った飾り物が城などの建物の屋根に付けられる事がある。
また、うつ伏せになり下半身を上向きに反らせたポーズを指す事もある。
起源は金毘羅権現と共にインドや東南アジアの寺院の装飾として用いられるインド神話の幻獣「マカラ」を中心に影響を受けているほか、中国の屋根の装飾「鴟尾」、龍の子である竜生九子の螭吻の伝承が組み合わさり日本で変化したものだといわれている。
名古屋グランパスのイメージモデルにもなっている。
創作での扱い
天守閣の金鯱は、忍者や怪盗が狙う財宝として登場することが多い。
また幻獣としてモンスターに採用する作品もある。
『Sa・Ga2秘宝伝説』
大江戸世界を支配していた黒幕を退治した後に、天守閣の鯱を調べると戦うことができる隠しボスとして登場した。オリジナル版では倒したとしても実入りが少ない残念なボスだったが、リメイク版では高価かつ実用的な装備品をドロップするようになり、実入りが大きく上がった。
『サンサーラ・ナーガ』
獅子舞顔の魚のモンスターで、ウロコは集めるとヘルメットなどの装備の材料になった。2では仲間を呼ぶ「しゃちほこーる」と尻尾で3回攻撃の「しゃちほこんだー」を持ち、名古屋弁の「しゃちほこ使い」に使役される。
『超神ビビューン』
第34話「超神がのまれる?真赤な地獄の家」に登場する、妖怪城跡を探るビビューンの前に立ちふさがる妖怪「ジゴクモドキ」のモチーフになっている。
『巨獣特捜ジャスピオン』
第40話「リッチマン作戦・ダイヤ流星群の謎」に登場する「巨獣ダイヤゴラス」は金の鯱ならぬダイヤの鯱の姿で、ダイヤに似た鉱石を造り出し地球人を堕落させる作戦に使われた。
『侍戦隊シンケンジャー』
第二十八幕から登場した公家のような外道衆「筋殻アクマロ」のモチーフである。
『SSSS.GRIDMAN』
第5回「挑・発」に登場した山のように巨大な「多事多難怪獣ゴーヤベック」の監督・雨宮哲による原案モチーフで、名前は名古屋のもじりである。
『けものフレンズ』
金鯱をモチーフにしたフレンズが登場。→キンシャチ(けものフレンズ)
関連イラスト
関連タグ
黄金鯱伝説グランスピアー チームしゃちほこ 仮面ライダー煌鬼 シャチホコイダーG