概要
人間大の神々が騎乗できる程のサイズを持つ水棲の神獣または幻獣。
どちらも水と縁の深い神々である。
その姿・造形は一定していないが、主にワニや魚がデザインの主体になっている。ギリシャ神話のケートスが竜(東洋龍とドラゴン)とマカラのデザインに影響を与えたともされる。
東南アジアでは魔除けとして門や建物にデザインされている。
黄道十二宮の一つ「カプリコーン」の漢字表記「磨羯宮」の磨羯とはマカラのことである。
本来は神話の生物なのだが、近年インド洋で象のような海獣が目撃されており、これがマカラなのではないかと言われている。
仏教に取り入れた際の名前は「宮毘羅」と表記され、水運の守り神として扱われた。
薬師如来の使いである十二神将の一人に数えられた際には「宮毘羅大将」と呼ばれ、干支の子に対応させられた(この為、鼠頭の武将として描かれる事も)。
一般的には香川県琴平町で信仰される「金毘羅権現」(「こんぴらさん」とも)としての側面が有名。こちらでは山岳信仰と結びついた影響で天狗を眷属としている。
姿の例として
・単にでかい魚
・哺乳類のような足つきをした大蜥蜴
・地上の生き物のような前肢と象の長鼻を持つ魚
・ガビアルのような牙の並んだ長い口と魚の尾を持つ獣
などがある。
創作での扱い
ベルセルク
鯨を素体に生み出した魔法生物。とにかくでかい。
女神転生シリーズ
初出は『ソウルハッカーズ』で種族は“龍神”。
鹿の頭と脚を持つ魚の姿で登場した。後の作品では種族“龍王”とされることもある。
磨羯宮が山羊座を表すという事で偶蹄類の上半身を持つに至ったのであろうか?
ナイツオブグローリー
ロードオブヴァーミリオン
※下側
東京放課後サモナーズ
サンサーラ・ナーガ
1作目ではシャクンタの村で飼われている山羊のこと。
2では通常は出現しない古代魚の様な没モンスター。エンカウントではなく敵を前世に戻し弱体化させる特殊マントラ「サンサーラ」を使うと出現することがある。リメイク作『1×2』では通常出現する。
wizardry
シナリオ#5『災禍の中心』、B3の一角にある『血の色の泉』の最深部で固定出現。デザイン的には半魚人。
マカラ自体は一体のみだが、お供としてシーコブラの群れを引き連れている。
Z/X-Zillions_of_enemy_X-
関連タグ
吸血鬼ピー・・・タイ王国のマカラ像をモデルにした『ゲゲゲの鬼太郎』の南方妖怪。