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Z/X-Zillions_of_enemy_X-

ぜくすじりおんずおぶえねみーえっくす

2012年7月27日に(株)ブロッコリーから発売されたTCG(トレーディングカードゲーム)。また、そのメディアミックス作品のタイトルである。
目次 [非表示]

「ゼクス アクティベート」

「…イグニッション!!


概要編集

通称:Z/Xゼクス

Twitterのタグは「#ZX_TCG」。

商品発売前の2012年4月28日にフリーカード冊子(無料体験版)が配布され、2012年7月27日に商品が発売された。

メディアミックス展開として、Vジャンプでのコミック連載やテレビアニメ製作、日本一ソフトウェアなどが開発したゲーム版などの制作も行われている。


ストーリー編集

 -プロローグ-

今からそう遠くない未来。

世界5カ所に突如出現した異世界への門、黒点(ブラックポイント)。

その門が開いた直後、それぞれの門の先から異形の生物の侵攻が開始される。

異形の生物はそれぞれの門の先にある5つの世界の住人であり、

5つの世界は異なる時間軸における地球の未来の姿だった。


侵攻の目的はひとつ。


5つに分かれてしまったために衰退した自分たちの未来を生き残らせるため、

特異点になっているこの次元で、他の異世界の未来を断つことにあった。

異世界の住人達の持つ人知を超えた力の争いに否応なく巻き込まれる人類。


絶望的な状況を覆したのは、1枚のカード型デバイスだった。

反撃の手段を手に入れた人類は、

ある者は自らの野望を実現させるため、

あるものは生き残るため、

あるものは大切なものを守るために、

デバイスを手に戦いの輪に飛び込んで行く。


やがて人類は異形の生物をこう呼ぶようになった。

Zillions of enemy X(数えきれない正体不明の敵)、

《Z/X》と――


(公式サイトより)


特徴編集

流通形態編集

無料体験版である「フリーカード」を配布している。

公式サイトでのダウンロードや、店頭で配布されている冊子で入手可能。

最近では他TCGでも普及しつつある頒布形式だが、Z/Xはその元祖的な存在である。

特に、(使用期限内であれば)公式大会でも使用可能な点で一線を画す。


また、ブースターパック21弾「叛逆の狼煙」以降は、「カードガチャ」という形式を導入。

ガチャを回す感覚で、一定数のパック(※)を、封入カードを確認した上で公式サイトから直接購入可能になった。

(※配送時にはパック単位ではなく、カード(の中身)が纏まって送られる)


ゲームシステム編集

3x3に区切られた「スクエア」と呼ばれる戦場にZ/X(ゼクス)を召喚し、攻防の駆け引きが楽しめる本格戦略バトル。

ゼクスカードは、特殊能力が無い限りそのカードの前後左右(斜めは不可)にしか攻撃できないため、カードを何時、どのスクエアに出すかがカギとなる。

また、メインターンの直前に行える、山札のトップカードをコストなしで使えるかどうかに挑戦する「イグニッションフェイズ」も熱い。


都道府県・イベントに連動した展開編集

「赤の世界」「青の世界」「白の世界」「黒の世界」「緑の世界」という5勢力が攻防を繰り広げるという世界観に準じ、各県ごとに設定された色に準じたイベントやPRカードの配布が行われている。

公式のリアルイベントの結果によっては、所属する世界が変更されたり、配布されるカードの種類が変更されたりもする。


斬新な発想編集

前述のフリーカードだけでなく、うたの☆プリンスさまっ♪回転むてん丸、最近ではアズールレーンなどの一風変わった作品とのコラボや、フィギュアやドラマCDだけでなく、何故か充実した抱き枕カバーやシーツといった布物製品に代表される妙なグッズの数々など、斬新というかトンチキな企画に定評がある。


また、使用するカードの内、「プレイヤー」「デュナミス(エクストラデッキ)」のカードはシャッフルの必要が無いためか、様々な形状で製作されている。


(例)

  • 通常の4倍サイズ
  • 金属製の「メタルカード」
  • 音声付きのタイマー「ボイスタイマーカード」
  • 文字通りの「着るとカードの代わりになるTシャツ」

かっこいいかけ声など編集

(※用法用量を守ってお使いください)

  • 「ゼクス、アクティベート、イグニッション!(開始時)」
  • 「イグニッションオーバードライブ!(イグニッションアイコンが出た時)」

登場人物・世界観編集

いわゆるプレイヤーキャラクター。

「カードデバイス」と呼ばれるアイテムを使用しパートナーゼクスを使役する。

キャラクターの名前は基本的に所属世界の地名からとられることが多い。


赤の世界編集

肉体的に退化した人類が、新たな器を作り出そうとしている未来。

実験と称し、生み出した器たちを戦い競わせている。

地域は中国・九州。ゲーム版では南アフリカ。

主な種族はブレイバーギガンティックミソスマイスターグロリアスドラゴン


カードとしては追加ダメージやリムーブゾーン(除外)の操作が得意。


主なプレイヤーとパートナーゼクス編集

※ドラマCD「ニグたんの呼び声」以降


その他登場人物編集

ブラックポイントを通ってやってきた未来世界の世羅。

  • マリー・アントワネット

マイスター「ラグジュアリィ」の元主人で「九大英雄」の一人。

彼女を巡る争いでミサキと友情を築く。

  • 妲己

ミソスに近い特性を持った特異なブレイバー。

妖狐型ミソス達の纏め役。

  • 織田信長

天下統一を狙う強大な力を持ったブレイバー。

その実力・組織力はかなりのもの。

生前からク・リトの存在を探求していたブレイバー。

独自の魔術理論によって作成した使い魔を魔導書から召喚し使役する。

「最強」であると同時に「最悪」である禁断のブレイバー。

名も無き英雄たちの魂を材料に造り上げた「式神」を操る。

赤の世界に留まっていた未来世界の神門。

現代の神門がコンタクトを取り、味方側の協力者となる。


青の世界編集

科学技術の発展に狂騒している未来。高度に発達した技術により、

人と機械の境、物質とデータの境が失われつつある。

地域は中部・北陸。ゲーム版ではアメリカ。

主な種族はバトルドレスメタルフォートレスキラーマシーンマーメイドギアドラゴン


カードとしては手札操作やバウンス効果が得意。


主なプレイヤーとパートナーゼクス編集

※発声機能がない。


「アドミニストレータ」編集

ソルを中心人物としてスーパーコンピュータ『シャスター』を開発した天才エンジニア達。

その他登場人物編集

ベガによって造られた最高の13体のバトルドレス、全員があづみをベースとしている。

  • フェクダ

「三神器プロジェクト」の「セイントレイ」チームの司令官、重装甲マニアの女性で、支給品とは別の汎用型バトルドレスを常用している。

シャスターのバックアップ兼ベガ直轄の特務部隊「アステリズム」の一員でもある。

  • レーベ・エンデ

ブライトロンの搭乗者とすべくアルクトゥルスによって製造された65人目のnanaoナンバーズ。

ナンバリングは「nanao_00」で他の個体より肉体年齢が幼い。

  • シェスパティエ

「XIフラッグス」9番艦提督、ガチで怜亜を狙っているショタコンマーメイド。

ブライトロンとの初遭遇時、怜亜達は彼女のおかげで窮地を脱することができた。


白の世界編集

精神生命体へ進化しようとしている未来。

精神力の強さが翼の形に具現化した天使達を信奉している。

地域は近畿・四国。ゲーム版ではアルゼンチン。

主な種族はエンジェルガーディアンセイクリッドビーストケット・シーエンジェリックドラゴン


カードとしてはパワー減少などの防御効果や、最近ではライフ操作が得意。


主なプレイヤーとパートナーゼクス編集

※アニメ1作目(ミカエル)のみ日笠陽子


四大天使編集

飛鳥がエンジェル化した姿、白の世界を統べる存在だったのだが…。

とある人物がエンジェル化した姿でウリエルの恋人、現在行方不明となっているが…。

さくらがエンジェル化した姿、ウリエル、ラファエルと共にサタンと戦ったメンバーの一人。

ガムビエル、ハナエル、バキエルの養父。

反乱を起こしたガムビエルによって殺害され、彼の死後はハナエルが「ガブリエル」を継ぐ。

その他登場人物編集

ガルマータの元部下、後にミサキの二人目のパートナーゼクスとなる。

エンジェル化の際の人格の変貌で残忍な性格となったエンジェル、綾瀬の両親の仇。

重度のカニ好きな十二使徒。

ただしカニが絡まなければまともなので、ミカエルからは最有力の後継者候補とされている。


黒の世界編集

暴走した死の概念が支配している未来。他者の寿命を吸い取る仮面を使った結果、

死こそが何よりも優先とされ、

殺し合いを続けた結果消滅の危機に瀕している。

地域は関東。ゲーム版では日本全域。

主な種族はディアボロスプレデタートーチャーズノスフェラトゥクルーエルドラゴン


カードとしては破壊効果やトラッシュ利用が得意。


主なプレイヤーとパートナーゼクス編集


その他登場人物編集

飛鳥の「人を惹きつける」素養に惹かれ現れた正体不明のディアボロス。

「アトラクナクア」のトップを務める七大罪、とある理由で度々剣淵相馬にちょっかいをかけている。

「百目鬼財団」のトップを務める七大罪、だがかなりのアホの子で、仕事自体は殆ど部下のアイファゾートがこなしている。

「ロイガー・ダイナミクス」のトップを務める七大罪、数少ない常識人故に実質的に「円卓会議」のリーダー役を担っている。

ディアボロスとなった際に人格の変化が起こっていない稀有な存在で、読心、霊魂の口寄せといった特殊能力を持つ。

名古屋で偶然大和と遭遇、共闘した後に彼と行動を共にすることとなる。

偶然生まれた、本来存在しないはずの「黒の世界」の飛鳥の姿で、黒の世界で唯一自治領を持つ権力者。

青の世界から離反したソルの協力者を務めていた正体不明の黒剣の女王。

ダゴン・カルテルの関係者であるという点以外の全てが現時点では謎。


緑の世界編集

植物が全てを飲み込もうとしている未来。

ありとあらゆるものが植物に取り込まれており、人類も半ば寄生されている。

地域は北海道・東北。ゲーム版ではフランス。

主な種族はホウライライカンスローププラセクトリーファーヴァインドラゴン


カードとしてはリソース操作やパワー増加が得意。


主なプレイヤーとパートナーゼクス編集


その他登場人物編集

過去世界のルクスリア/ピュアティ。

カードとしての扱いはフィーユのもう一人のパートナー。

ライカンスロープとなったユーリの姿で、相馬を守る為に長期間モウギの付近にいたためか不老不死となっている。

フィーユの幼馴染で、彼女の過去を知る数少ない人物。

  • 和修吉

他の八大龍王から「別格」と称される最強の八大龍王。

龍王となってから外見が全く変わっていない謎の人物で、原初の力を取り戻すために「緑の世界」の相馬の肉体を狙っている。

  • ナズナ

「緑の世界」におけるほのめの姿。

ユグドラシルに吞み込まれた状態から生還したリーファー第一号かつ、自称「最初のリーファー」。


無色編集

上記5色に所属しないカードに設定されている。

カードゲーム内では「色のステータスを持たない」扱いになるため、

色の種類や枚数を参照する能力においてカウントされないという特徴がある。

トゥルードラゴンや、ク・リトの大半は無色に属している。


主なプレイヤーとパートナーゼクス編集

プレイヤーパートナー
名前始まりの竜の巫女エアラストゼオレム
CV桑島法子未定
イラスト竜の巫女滅天竜ラストゼオレム
名前夜刀うららアスツァール(画像左)
CV小松未可子河野ひより
イラスト§♯$%(&)コズミックイースター アスツァール
名前スイ※イース
CV松田颯水松田利冴
イラストスイちゃんイース

※設定上の名称、カードとしてのスイは基本的に「イース」名義。


その他登場人物編集

並行世界に関する独自の理論を持つ研究者で獅子島七尾の父親。

1年で伊賀流忍術を免許皆伝の域まで修めた達人で、ゼクスと生身で戦えるのみならず、ディンギル「ナナヤ」の攻撃すら無傷で回避できる逸般人

  • テオゴニアス

ラストゼオレムと組になる「竜域」の竜。

「テオゴにゃん」という少女の姿の人間態を持つ。

ク・リトの一人で自称「ニグたん」。

ヨグからは「場合によっては地球人類を滅亡させても構わない」と告げられているが、本人にその気がないため無害。

  • ヨグ・ソティス/トネリ・マジョーリ

ク・リトの一人。

イリューダ・オロンドの娘「トネリ」の体を「ヨグ」が依り代として乗っ取っていた。

それによって「トネリ」の人格は失われているが…。

  • ニャルラト

ク・リトの一人。

とある出来事の後ルクスリアと意気投合し、彼女の経営する「アトラクナクア」に就職しアイドルユニット「iDA」のマネージャーに。

性格故にジョークが度々滑る。

世界の混線によって本編世界に現れた『Code OverBoost』のナビゲーター。


神(ディンギル)編集

現代や5色の世界とは別の領域「神域(デュナミス)」に住まう存在。

始まりの竜と対立し、竜や竜が生み出した人間やゼクスを根絶せんと暗躍する。

それぞれの名前はメソポタミア神話に由来している。


カードゲーム上ではいわゆるエクストラデッキ枠。

共通して種族:ディンギルのパラメーターを持つ。

各色に対応するだけでなく、2色以上の色を保持するキャラも居る。


キュレータ編集

青の世界を離反したソルが率いる、幻夢郷及び五つの世界に対する侵攻の為に組織した「学芸員」の名を持つ集団。

五つの世界から「悪しき進化の頂点」として選抜した5人と数名の実行部隊によって組織されている。


竜の姫君編集

ディンギル達との戦いで敵前逃亡を行った始まりの竜の眷属「トゥルードラゴン」達がたどり着いた原初の世界「星界」にてある人物の思念を核に誕生した概念体。

使い魔「アストラルドラコ」と共に5色の世界の争いを止めようという思いの元行動を開始する。

だが、その思想は他者と相容れないものであり…。


プリンセス・マギカ レヴィー編集

「星界」の管理者の座を乗っ取った悪意と虚無の化身。

ディンギル達の行動によって誕生した破滅を望む世界の意思「ワールドアバター」と共に、全てを否定し無に帰すべく行動を開始する。


SHiFT編集

作中に登場するアイドルユニットの一つ。

現実においても、担当声優をメンバーとしたユニットが活動している。



iDA編集

「墓城」を訪れた倉敷世羅と黒崎春日の姿から着想を得たルクスリアが、酒場で意気投合したニャルラトと共に立ち上げたアイドルユニット。

メンバー全員が歌に対し特別な思い入れがある他、何らかの事情を持つ重要人物であるのが特徴。


それぞれの事情は以下の通り。

エンジュ:「ホウライであってホウライでない」謎の存在(ホウライ特有の角を持っていない)。

アラネ:「墓城七姫」の「参の姫」でネイの姉。

カナ:「極麗六鳥」の6女「カナリア」、迦陵頻伽とセマルグルの妹。


漫画編集

2作品ある。両作とも掲載誌はVジャンプ


Z/X編集

作者は土屋彼某。全6巻。

オリジナルキャラクター「城戸アラト」を主人公に据えつつ、TCG版の主要キャラクターを交えて独自のストーリーを展開した。TCG版とはパラレルワールドの設定。

一部の重要キャラクターの容姿や設定はこちらから逆輸入されている。


主な登場人物編集

  • 城戸アラト
  • 竜野ミ子
  • 城戸卿一郎

Z/X Code reunion編集

同名のテレビアニメのコミカライズ。詳細はZ/X_Code_reunionを参照。


アニメ編集

「Z/X」を原作としたテレビアニメは、これまでに2作品が制作されている。

いずれも世界観を元にしたアニメなので、作中でカードゲームは一切行われない。

おい、デュエルしろよ


ゲーム編集

TCG以外のコンピュータゲームも制作されている。

ちなみに、どの作品もTCG版のゲームシステムとは別物のシステムであり、

現状、TCG版のシステムを体験できるゲームは制作されていない。


Z/X 絶界の聖戦編集


読みは「ぜっかいのくるせいど」

キャラクターデザインは清水栄一×下口智裕

日本だけでなく、世界各地のゼクス使いを描く外伝的な作品。

何名かのキャラはTCG版でもカード化されている。


主な登場人物編集


Z/X IGNITION 五世界の輪舞(ロンド)編集


アニメ1作目「Z/X IGNITION」を元にしたブラウザゲーム。

評価についてはサービス期間の長さから察してほしい。


Z/X Code OverBoost編集

サービス期間2019年10月8日2020年7月20日
プラットフォームiOS / Android
開発元AMATA

アプリゲームとして発表された作品。2019年7月18日にティザーサイト公開・事前登録開始。

TCGに登場した様々なプレイヤー・ゼクスが参戦する模様。

この作品で新規に担当声優が設定されたキャラも居る。

残念ながら2020年7月20日、事前登録から1年と2日という短い期間でサービス終了となってしまった。


主な新規キャラクター編集


外部リンク編集

アニメ編集

各アニメ記事を参照。


ゲーム編集


関連タグ編集

TCG ブロッコリー(企業) 日本一ソフトウェア

Z/Xご本人

別名・表記ゆれ編集

Z/X ゼクス

種族一覧編集

コラボ先編集

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