廃墟と少女、そして廻る死
概要
正式タイトルは『htoL#NiQ-ホタルノニッキ-』。
日本一ソフトウェア開発のアクションゲーム。メーカー発表ジャンルは光と影のアクション。
発売日は2014年6月19日。ハードウェアはPS Vita。
パッケージ版は初回生産分のみで、それ以降は全てダウンロード版販売になっている。
公式で配信されているムービーの朗読は坂本真綾が担当。
開発者インタビューによると、『夜廻』は『htoL#NiQ』での背景マップの作成やステージのゲームデザインへの関心が高まった結果企画された物、『ロゼと黄昏の古城』は本作の流れを汲んで作られたと語られている。
ストーリー
あらすじ
9999年12月31日 鉄くずの雨
暗い暗い地下廃墟、その一番底で少女ミオンはふと目を覚ました。けれどミオンは何故自分がこのような場所にいるのか、そもそも自分が何者なのかすら分からない。
そんなとき、一匹の光るホタルがミオンの前に現れる。廃墟の外へ導くように前を行くそれを追って、彼女はひたすら地上を目指していく。
世界観
朗読ムービーによると、2078年6月12日時点では外の世界で戦争が起こっており、生き残った人々は“穴”と呼ばれる地下施設へ逃げ込み避難していた。その名残か(プレイ開始時点では廃墟となっているが)ミオンが進む先には商業エリアや居住区、動力機関が朽ち果てながらも今なお姿を残している。
登場人物
地下深くにある廃墟の一室で目覚めた少女(左)。ホタルとカゲホタルの誘導で、廃墟の外に出ることを目標にする。
ホタル
ミオンを導く不思議な蛍(左側の白い光)。現実世界で操ることができる。
『ミオンを地上に連れていくこと』を目的としているが、何故そう思うのか、己が何者であるかもきちんと理解しておらず自意識は曖昧。
カゲホタル
ミオンを導く不思議な蛍(右側の紫色の光)。影の世界で操ることができる。
ミオン達とは途中で合流し、作中で唯一意思表示をしない。
フィエル
ミオンの母。システム設計士。
「数多の人類よりもミオンを優先する」「彼女のためならなんでもしよう」と断言するほど娘を深く愛し、大切にしていた。
ケージ
ミオンの父。植物学者。
具体的な内面描写は無いが、フィエル同様娘を強く愛しており、とある事件によりその愛情が悪い方向に加速する。
蠢く影
ミオンを襲う影の怪物(右)。
ビジュアルアートブック曰く「廃墟が廃墟になる前の世界の住人」。