茨に魅入られ、少女は血を捧げる――
概要
日本一ソフトウェア開発のアクションゲーム。メーカー発表ジャンルは古城探索アクション。
発売日は2016年4月26日。ハードウェアはPS Vita。
『htoL#NiQ』の流れを汲んで作られた作品で、キャラデザやディレクターが続投されている。そのためか、公式では本作と『htoL#NiQ』がコラボしたLINEスタンプやオリジナルメニューが展開されている。
温かみや可愛らしさを感じるグラフィックが、赤とモノクロで鮮烈に彩られているのが特徴。
ミステリアスな古城を舞台に、多彩なギミックを利用した謎解きやアクションが求められる。
ストーリー
あらすじ
どこかから落ちてきた赤い雫が頭にかかり、そこでロゼは目を覚ました。見回してみると、そこは廃墟と化した見覚え無き古城の地下牢。しかもふと自分の背中を見てみると、なんと大きな花が咲き誇る呪いの茨が生えていた。
あてどなく古城を彷徨っていた先で出会った奇妙な姿の巨人と助け合いながら、ロゼは血と茨に覆われた古城からの脱出を目指す。
用語
- 茨の力
呪いによって人体に生える謎の植物の力。茨に寄生された人物は、血(赤色)を宿した物質の時と色を操れるようになる。特に古城内ではあらゆる存在の時間が停止しており、たとえ落下中の瓦礫であっても色が無い状態(白色)であれば空中で止まったままになりびくともしない。
他にも血液を吸収するとその血の持ち主が最後に見た記憶を覗くことができたり、どんな方法で死亡しても寄生者を蘇らせる力を持つ。
茨は遥か昔からあるもののようで、いばらの研究日誌曰く、国中の人々から忌み嫌われていた力らしい。
- 血の封印
「処刑ノ間」にある巨大な茨が絡みついた扉。
封印を解くには普通の時が止まった物質に与えるよりも大量の血を捧げる必要がある。
- いばらの研究日誌
古城内に散らばる研究日誌。
何らかの事態で呪いの茨が生えてしまった人物が、研究と解放のために茨の力について調べた内容が記されている。
登場人物
廃墟の古城、その地下牢で気を失っていた少女。巨人と共に古城からの脱出を目指す。
血を使うことによって物体の時間を操る呪いの茨と花が背中に生えている。しかし何故自分に茨が宿っているかは分かっていない。
普段は修道院で暮らしている。
結構こわがり。
古城の崩れた壁に埋まっていたところをロゼが蘇らせた(下)。以降彼女と共に脱出を目指す。
顔の部分が渦巻状の模様になった、目も口も無い一頭身が特徴。加えて腕が四本生えた奇妙な姿をしている。
かなり古い年代に作られた存在で、公式紹介曰く「手触りはしっとりしている」。