ギガンティック
ぎがんてぃっく
地球侵攻作戦において、強大な力をチラつかせる事で拠点を無傷で占拠する為の「抑止力」となるべく建造された機体で、白と紫の2色でカラーリングされている。(メイン画像15枚目参照)
星の屑作戦の鍵となったガンダム試作2号機のネオ・ジオン版とも言える機体で、大まかな機体構成は耐熱、耐衝撃に特化した重装甲を持ち、尚且つ核弾頭を発射後すぐに離脱できる高い機動性を持つ機体であるとされる。
ネオ・ジオンの機体らしく丸みを帯びたフォルムをしており、下半身には3基の大推力のブースターを搭載、核発射後の高速離脱はこれらで行う。
試作2号機と違い、この機体は装甲そのものが試作2号機のラジエーターシールドの役割を果たす為、弾頭さえ用意出来れば本体のみで核攻撃が実行可能となっている。
ただしもうひとつの反省点である「核弾頭攻撃後の武装の貧弱さ」に関しては全く改善されておらず、弾頭を発射する装備も固定式である為、核攻撃を行った後の事は全く考慮されていないことがうかがえる。
ゲーム内の設定においては地球侵攻にて交渉が難航したダカールで連邦首脳部に核弾頭を叩き込み捩じ伏せる切り札として投入する予定だったとされるが、ダカールの占拠が円滑に進んだ事で出撃する必要がなくなり、もうひとつの連邦拠点であるダブリンもコロニー落としによる攻撃を実行する事が決定。
挙句本機が使う予定だった核弾頭はルナツーからの奪取作戦で用意する算段だった様だが、肝心の奪取作戦自体が失敗に終わった事で本機の存在意義も消滅、試作機は日の目を見ることなく解体されたという。
初出はGジェネレーション ZERO。
各種性能は試作2号機の上位互換という位置付けだが、通常攻撃手段がビームサーベルのみだったり、シールド防御が出来ない等完全な上位互換というわけではない。
加えてMAP兵器のアトミックバズーカはサイサリスの物と性能が丸々同じ。
F IFでは高難易度のスーパーチャレンジステージにてなんとカリウスが搭乗、更に腹心と思われる名も無き兵士も本機に搭乗し2体で現れ、ジオン残党を引き連れてジャブローに攻め入ってくる。
しかもこのうちカリウスの搭乗するギガンティックはチョバムアーマーによって1度撃墜しても蘇ってくる。
無慈悲に核を連射して来るのでなるべく早く撃墜しておきたいところ。
ポータブルにも登場し、こちらではフェニックスガンダムやキュベレイとウィンダムで設計を行う事で生産登録される。
ゲーム序盤であれば十分戦局をゆさぶれる機体ではあるが、中盤に差し掛かるとやはり手数不足に悩まされる。
これが現状最後の出番であり、宇宙世紀にフォーカスしたGジェネレーションジェネシスにも出演は叶わなかった。