概要
SDガンダム(エスディー-)とは、『ガンダムシリーズ』に登場するキャラクターをSDにディフォルメ、メカの場合は擬人化した姿および作品群。
玩具やゲームなど商品展開は多岐にわたっており、内容も単なるパロディから武者・騎士・ミリタリー、歴代作品のクロスオーバーなど、それぞれが独立した一大ジャンルを形成している。
一時期は子供達のヒーローとして、仮面ライダーやウルトラマンと肩を並べるほどの人気があった。
起源
SDガンダムに限らず、当時は「SDブーム」なるものが起こっていた。これはタカラ(現・タカラトミー)の『チョロQダグラム』に端を発する。
これに触発されたバンダイは、ガンダムをはじめとした自社のロボットアニメをディフォルメさせたプラモデルとして『ロボチェンマン』や『カワルドスーツ』などの玩具を発売。
この流れでSDガンダムに相当するものが生まれたが、商品名は『ひょうきんモビルスーツ』(正式な表記は全て平仮名)であった。
やがて『重戦機エルガイム』の三頭身ディフォルメのプラキットがガシャポンで発売され、後番組の『機動戦士Zガンダム』でも継続される。この三頭身を二頭身に縮めたデザインにして、塩化ビニール人形で展開したのが「Super Deformed」ことSDシリーズの始まりである。
シリーズ一覧
『Gジェネレーション』の一覧はリンク先参照。
武者頑駄無シリーズ
騎士ガンダムシリーズ
コマンドガンダムシリーズ
三国志モチーフのシリーズ
アニメ
その他
余談
- SDはSuper Deformed(スーパーディフォルメ)の略称だが、「Deformed」には「奇形の」という意味がある。これは海外展開では不適切と見なされ、Superior Defender(スペリオルディフェンダー)の略称とされている。
- 玩具展開によって独自の変形をするものも一部あるのだが、SD頭身を準拠にしたものであるゆえに、これを本家ガンダムの頭身で再現するとなると困難なものもある。特に『SDコマンド戦記』のガンパンツァーZZが顕著。
- 初代スパロボは『CBキャラ』とSDガンダムのコラボゲーとして作られており、初期のスパロボに登場するガンダムタイプのロボに黒目があったのもその名残。
- 近年は上述の海外展開などの事情もあるのかは不明だが、SDキャラを取り扱うブランドとしてにふぉるめーしょんが誕生、後にガンダムもにふぉるめーしょんブランドでSD版がリリースされる展開となっている様子。
関連タグ
SDガンダム(表記ゆれ)
カードダス コミックボンボン コンパチヒーロー スーパーロボット大戦
ズゴックぬり絵……イメージレスポンス
関連人物
佐藤元(さとうげん) 横井孝二(横井画伯、鳥山劣) 今石進 寺島慎也