概要
バンダイがスポンサーを務めてきた作品とのコラボ。最初は東宝怪獣から始まった企画だが、バトスピのターゲット層的に圧倒的に仮面ライダーシリーズが多い傾向にありライダーコラボのガイドブックが出版されるほどである。意外にもアニメ系統のガンダムシリーズは遅めのコラボとなった。こうした背景にはコラボ元の作品が参戦していたカードゲームが終了してしまったという事情もあるようである。
実はバトルスピリッツが低迷した時期でコラボブースター・スターターを出したところ売り切れが出るほどの人気が出ており、バトスピの終了を回避し人気を回復したタイトルが存在している(主な例は、デジモン、仮面ライダー、ガンダム)。
コラボカードはバトスピのみの描きおろしが多く存在するため集めるだけでも買う価値はある。
バンダイがデジモンカードゲームを復活させるに伴い、競合を避けるためか、デジモンシリーズとのコラボは事実上終了している。その一方でウルトラシリーズは新たに『ウルトラマンカードゲーム』がリリースされる予定であるが、バンダイではなく円谷フィールズからのリリースになる為、コラボは継続予定。
仮面ライダーシリーズに関してはバンダイが2022年に立ち上げたTCG『ユニオンアリーナ』に参戦しており、コラボが打ち切られるかは未定。
既にブシロード社がTCGヴァイスシュバルツに参戦させている『ペルソナ3リロード』ともコラボ予定との事である。
一覧
ゲーム上における扱い
属性について
原作のバトスピと同様にモチーフや効果にあった属性が選ばれる事も少なくないが(仮面ライダーブレイド、仮面ライダーディケイド、ウルトラマン、袖付きなど)、中には外見の色でカテゴライズされているパターンや(仮面ライダーカブトや機動戦士ガンダム00など)、明らかにその属性じゃないだろというなりのキャラクターも存在する(仮面ライダーバースなど)。
なのでこのシリーズにおいてはメカモチーフ=白属性になるという保証は無い。(仮面ライダーアクセルは一見赤属性か白属性に見えるが、風都の仮面ライダーである為、緑属性に割り当てられている。一方で仮面ライダースカルは見た目通り紫属性も兼ねているなどややこしいキャラクターもいる。)
とこのように属性のカテゴライズは通常シリーズとは少々趣きが異なる。
ウルトラマンは当初こそ青属性専用だったが、途中から赤属性(新世代ウルトラマンに多い)や白属性(M78スペースのウルトラマンに多い)が多くなった。
系統に関する扱い
ちなみに怪獣をテーマとしたコラボブースターには新規系統は登場せず、既存の系統が割り当てられているが、仮面ライダーコラボからはコラボブースター専用の新規系統が登場し始め(ただし、「仮面」の一つだけだったが、各ライダーが活躍した年号が系統になったり、敵キャラをモデルにした「仇敵」も登場し、こちらはウルトラマンのコラボ弾でも適用された)、デジモンコラボでは世代が新系統(成熟期など)として、ガンダムコラボではドル箱シリーズ故か、所属に由来した新規系統(袖付きやCB)が歴代最多で登場する破格の待遇を受ける事に。P3Rコラボでは大アルカナ(愚者、魔術師、恋愛など)が新規系統として実装された。
既存の系統の割り振りの一例
※あくまでも傾向なので、系統と特徴が一致するわけではありません。
系統 | 傾向/該当カード |
---|---|
異合 | ガタノゾーア系譜、ゾイガー系、仮面ライダーオーズ、仮面ライダービルド、デ・リーパー、合体怪獣など |
怪虫 | モスラ系譜、メガギラス、カマキラスなど |
機獣 | メカゴジラ系譜など |
機人 | 特空機、イズ、ヒューマギア関連怪人&ライダー(滅亡迅雷.netを除く)など |
剣使 | 『仮面ライダーセイバー』登場ライダー |
光導 | ホロスコープス |
古竜 | ゴジラ系譜、一部の地球怪獣など |
詩姫 | 『アイカツ』シリーズ登場キャラクター |
獣頭 | 『仮面ライダーリバイス』登場ライダーなど |
呪鬼 | 『仮面ライダー響鬼』登場ライダーなど |
樹魔 | ビオランテ、マタンゴ、植物系デジモンなど |
神皇 | デーヴァ |
刃虫 | バトラ系譜、アントラーなど |
造兵 | エヴァンゲリオン、キングジョー系譜など |
四導 | 『仮面ライダー剣』登場ライダー |
主君 | 仮面ライダー鎧武 |
星竜 | スペースゴジラ、キングギドラ、マガオロチ系譜、ゼットン系譜など |
戦騎 | 『仮面ライダー龍騎』登場ライダー、ロイヤルナイツなど |
戦姫 | 女性ライダー(仮面ライダーポッピーを除く)、ウルトラウーマン |
想獣 | 幻獣・聖獣型デジモン |
地竜 | アグモン系譜、ゴモラ系譜など |
天霊 | 天使系デジモン(堕天形態やシャッコウモン含む) |
動玩 | 『仮面ライダーエグゼイド』登場ライダー |
動器 | ディスクアニマル、ゴジラシリーズのライドメカ |
闘神 | ウルトラマン、闇の巨人、エースキラーなど |
忍風 | バルタン星人、仮面ライダーニンニンコミックフォーム |
爆蒼 | 『仮面ライダードライブ』登場ライダー |
漂精 | テリアモン系譜(ラピッドモンまで)、ピグモン |
武装 | 『仮面ライダーフォーゼ』登場ライダーなど |
魔影 | 『仮面ライダーゴースト』登場ライダー |
無魔 | 仮面ライダーゲンムゾンビゲーマーレベルX-0、仮面ライダースカル |
冥主 | ダークライダー、擬似ライダー、怪人、闇の巨人、敵宇宙人、七大魔王、ケラモン系譜など |
滅龍 | ギルモン系譜 |
勇傑 | ウルトラ6兄弟 |
妖戒 | レナモン系譜 |
翼竜 | ラドン系譜 |
夜族 | 『仮面ライダーキバ』登場ライダー(イクサ除く)、グロンギ、ヴァンデモン系譜 |
カードのカテゴライズ
各作品に纏わるフィールドはネクサスになっている点は従来のシリーズと同様だが、それ以外のカテゴライズは事情が異なる。
ゴジラシリーズでのライドメカはスピリット扱いとなっており、コラボ元に登場する武器やイマジン、ガンダムのパイロットはブレイヴ扱いとなっている(ガルーダやズバモンといった武装に変化するメカやキャラクターもこちらにカテゴライズ)。
ただし、ライダーマシンやウルトラシリーズのライドメカはネクサス、変身アイテムや必殺技はマジック(エヴァの名シーンもこの扱いである)、変身者は創界神ネクサス扱いとなっている。
また、基本的にアルティメットは収録されないが、仮面ライダークウガ(アルティメットフォーム)やン・ダグバ・ゼバは例外的にアルティメットにカテゴライズされている。
コラボが続いていくと同じキャラクターをモデルとしたカードが収録される事があるが、カード名に番号を振ったり、称号が付く、系統や効果が変わるなどして全くの別カードとして扱われているのでそれぞれ3枚ずつデッキに入れる事ができる。
コラボブースター成立以前
コラボブースター以前にはケロロ軍曹や天海春香がコラボするなど、他作品とのコラボがなかった訳ではない。そのうちアイマスのコラボブースターとか出るのかもしれない。