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ン・ダグバ・ゼバ

んだぐばぜば

平成仮面ライダーシリーズ第一作目『仮面ライダークウガ』に登場した、最強のグロンギ怪人。超古代民族グロンギ族の首領で、現代に多くのグロンギを蘇らせた張本人。
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「どうしたの? もっと強くなって、もっと僕を笑顔にしてよ」

人間態CV浦井健治夏井貴浩(第1話・声のみ)

データ

身長:計測不能
体重:計測不能

解説

未確認生命体第0号あるいはB群第13号に分類されるクワガタ種怪人。
白き闇」「究極の闇をもたらす者」などと称される、グロンギの王にして最強の未確認生命体にして、超古代で先代のクウガによって九郎ヶ岳遺跡に封印されていたグロンギ達を現代に甦らせ殺人ゲームゲゲル」を行わせた張本人、すなわち仮面ライダークウガ」作中における惨禍を引き起こした全ての元凶である。
他のグロンギ同様(あるいはそれ以上)に殺しや破壊を「遊び」としか捉えていない。
仲間意識も極めて低く、同族の命を奪うことすら何とも思っておらず、他のグロンギが個人差はあれど(楽しみながらも)懸命にゲゲルをこなし、ダグバを倒す事を目的としている(その気や自信がないものはゲリザギバス・ゲゲル開始前に申告し、クリアと共にラ=進行役になる)のに対して、ダグバ本人は「ザギバス・ゲゲル(ダグバとのタイマン、勝てば新たな長の就任の宴として大量虐殺=究極の闇が行われる)に来るくらい強い奴なら戦ったら楽しいだろうな」程度にしか思っておらず、グロンギにとっては神聖な儀式であるゲゲルすら文字通り遊び(ゲーム=ゲゲル)としか考えていない。ある意味で、グロンギよりグロンギらしく殺戮を楽しみ、同時にゲゲルを重要視するグロンギらしくない存在。

当然集団行動などという概念などあるはずもなく、後のクロスオーバー作品での客演時にも組織内の上下関係を無視した尊大な態度が目立つ。
また、沢渡桜子は「戦士」のリント文字とダグバが虐殺現場に書き残した血文字の類似性から、リントの「戦士(=クウガ)」はダグバを元に作られたものと推測している。

また、劇中の台詞から、現代のクウガと先代クウガを別人と認識しつつも同一視している節があり、「(クウガが強くなったら)あの時のお返しをしてやるんだ」とも発言していた(「あの時」が先代クウガによる封印であることは想像に難くない)。
彼にとっては、クウガであればなる者は誰でもよかったのだろう。

劇中での活躍

第1話で、夏目教授の率いる九郎ヶ岳遺跡の調査チームが自身を封印していた先代クウガの棺を動かしたために封印が解かれ現代に復活。教授らを殺害した後、手から放つ稲妻状のエネルギー波で封印されていた全てのグロンギを復活させた。
復活してしばらくはベルトを破壊されたままであったため、髪を振り乱したライオンのような格好をしている「中間体」と呼ばれる不完全な姿であったが、それでも(ダグバのベルトの破片を取り込んだ結果)ゴ集団以上のパワーを持ち、クウガを軽くあしらうほどの力を得たゴオマ究極体を一瞬のうちに殺害する等の強大な力を示していた。
またゲリザギバスゲゲルが終了するまでの間は、ゲゲルへの参加資格を持たないズ集団以下のグロンギ達162体を「整理」するために日本全国を巡りながら虐殺を繰り返していた。

ゴオマからベルトの破片を取り返した事で完全復活を果たすと、クウガアルティメットフォームに酷似した白い姿=「究極体」に変身。最後のゴ集団であるゴ・ガドル・バゲリザギバスゲゲルが失敗したのを見届けると、超自然発火能力によって人々を無差別に焼死させる"究極の闇"を行った。
その結果都内で3万人もの犠牲者を生み出し、その途中で遭遇した五代雄介=クウガ アメイジングマイティをも簡単に捻り潰してしまう。
この時クウガにとどめを刺さなかったのは「殺して楽しいくらいに強くなったら殺す」との考えからで、ページ冒頭の台詞を言い、ベルトにヒビが入り、何も出来ないクウガをあえて見逃した。
五代に「今までの奴らより遥かに強い」と言わしめ、テレビで(おそらくこれまでの他のグロンギ達による犠牲者も含めた)数え切れないほどの墓標達を目の当たりにした五代は「凄まじき戦士」となる事を決意する。

その後、長野の松本市で殺戮を開始。警察が完成させたばかりのレーダーシステムを頼りに五代が現場に向かうと、そこでは雪の中、大量の人間の死体が燻り転がっていた。地獄のような犯行現場で、彼は五代に語りかける。

「来たんだね。今度は僕と同じになれるのかな? だったらあそこで待っているよ。思い出の、あの場所でね」

「思い出のあの場所」が始まりの地・九郎ヶ岳遺跡と理解した五代は、合流した一条と共に九郎ヶ岳に向かう。

「なれたんだね。究極の力を、持つ者に」
空我


そして九郎ヶ岳遺跡にて、アルティメットフォームに変身したクウガと対峙。怪人体に変貌し、互いの能力が通じない相手と寒風吹き荒ぶ中、猛然と殴打の応酬を繰り返した。
途中で腹部の魔石「ゲブロン」をクウガに叩き割られ人間体に戻りながらも、同じく霊石「アマダム」を損傷し変身が解除された五代と、まるで暴力を楽しむかのような凄絶な笑顔を浮かべながら殴り合いを続ける。
最期は爆発することもなく、「人々の笑顔を守りたい」という五代の願いを最悪の形で叶え、人間の姿のまま息絶えた。

能力

劇中では不完全な人間体や中間体ですら瞬間移動や天候操作といった超能力を見せたほか、究極体はクウガアルティメットフォームと同じく、物質の原子や分子を変化させる「モーフィングパワー」によって対象をプラズマ化する超自然発火能力(=パイロキネシス)を持つ。また、アルティメットフォームと互角の殴り合いを展開していた事から腕力脚力といったスペックも同程度のもの(パンチ力80t、キック力100t)を有していると推測される。

殴る際にはバトライドウォーでは炎、ジオウでは闇を拳に纏っている。

ジオウに登場した際は、ディケイドに登場したもう一人の『ン』であるン・ガミオ・ゼダと同じく人間をグロンギ化させるガスを展開した(人間がグロンギ化した描写はないが、映像自体はディケイドからの流用と思われるので能力も同じだと考えられる)。
ほかにもクウガ時点では見せていなかった黒いビームを出したり、手から出した炎を打ち出してほかの怪人の攻撃と合体させていたがこれらが別の能力なのかパイロキネシスの表現の一つなのかは不明。

更には、ダグバを模して作られたクウガや一部グロンギと同じように、全身の装飾武器とする事も出来たのではと推測するファンも多い。

容姿

究極の闇をもたらす者


中間体は長い髪の毛を振り乱す屈強な黒い姿であったが、究極体は全身が白い以外はアルティメットフォームに酷似したシルエットであり、黄金の装飾が全身に施されている。

待ってたよ。


人間体は、無邪気な笑みを浮かべ、額に白いタトゥーを持ち、全身を白い服で固めた青年。
最終決戦での、互いに生身に戻った五代との殴り合いにおいて見せた「戦うことへの快楽」に酔いしれるかの如き凄絶な笑みが印象的。「暴力を振るうこと、振るわれることへの嫌悪感」から泣きながら歯を食いしばって戦っていた五代とは対照的であり、より二人の性質の差が顕著になっている。

なお、今でこそ「クワガタ種怪人」と明記する関連書籍が増えてきたが、放送終了直後の関連書籍などでは、どんな動物の能力を持った怪人なのかはほとんど明言されなかった(後の仮面ライダー555アークオルフェノクも同様)。

その後の客演

HEROSAGA

先代のクウガとの戦いやそれに関するダグバ視点の物語が展開される。
これによればかつてはダグバも常人だったがベルトによって変質したらしい。
最後は先代のクウガであるリクによって封印されることになった。
残虐性は共通するものの、性格がやや異なる点や何故か完全体にならずに戦ったなどの謎が残っている。
もっとも、クウガのプロデューサーの協力があるとはいえ矛盾が指摘されているためパラレルワールドの可能性もある。

スーパーヒーロー大戦

大ショッカー幹部の1人としてグロンギ代表の座に就いている。
しかし、それでも上下関係の意識皆無な尊大な性格は相変わらずで、他の幹部怪人とは違い彼だけ首領である門矢士に対してやたら偉そうな態度を取っていた。

仮面ライダージオウ

最終話に登場。
クウガのライドウォッチが壊れた事で、他の怪人達と共にジオウ世界に出現し、“究極の闇”と思われる現象を発生させて街中で暴れ回っていた。
その後、アナザーディケイドが招集したラスボス怪人達と共にグランドジオウが召喚したライダー達を撃破し、ラスボス怪人達との同時攻撃でグランドジオウを変身解除に追いやった。
しかし、常磐ソウゴが変身した仮面ライダーオーマジオウの圧倒的な力には敵わず、オーマジオウが放った蹴りでクウガの力と思われる封印エネルギーを叩き込まれ紋章と共に爆死してしまった

平成初代のラスボスで歴代怪人最強候補の一角、更にキャラ単独としての人気も高いがゆえにある種「聖域」扱いされていたと思われるダグバが(前述の通り配下にされていたことはあるが)、必殺技でも何でもない蹴り一発で吹っ飛び瞬殺されたことは視聴者に大きな衝撃を与えた。
一方上述の通り原典では最後までやりたい放題、死ぬ直前まで満面の笑顔だったダグバが、戦いを楽しむ時間すら与えられず倒された様にある種溜飲が下がる想いをした視聴者もいたようである。

なお、ダグバのみ他のラスボス怪人と違い原典のクウガの力で倒されていることから、これでも優遇されているとも考えられる(設定だけで言えば、召喚された怪人の中でダグバが特別強いわけでもない)。
他の怪人を倒したオーマジオウの力は設定面でも高く、キック力は設定上324.9tであり、本編で互角だったアルティメットフォーム(キック力100t)の3倍以上である。
封印エネルギーには原典の五代雄介だけで無く、小野寺ユウスケライジングアルティメット、先代クウガのリク、下手をすればクウガ・プロトタイプや漫画版の力も上乗せされている可能性があり、更にそこに他の全平成ライダーの力まで加わっている可能性もある。

バトライド・ウォーシリーズ

無印よりボスとして登場。威力も高く効果範囲の広い超自然発火能力による爆発攻撃を繰り出してくる。原作の最終決戦を再現した雪原ステージもあり(無印、「Ⅱ」のみ)、クウガで挑むとアルティメットフォームになるといった演出もある。
だが馴れれば攻撃も回避しやすく、ステージにボスひとりだけという短い構成からレベル上げの回転効率も高め。そのためゲーム中でもっとも多く倒されることになるボスであり、同ステージは「ダグバ道場」という俗称で呼ばれる事に。
「創生」ではタイマンステージが削除されたので別の怪人達にその役を譲ることになった。

ガンバライジング

まさかの参戦。
仮面ライダークウガ20周年を記念して敵キャラとして登場。

余談

その圧倒的な強さやデザインなどの要因、更に「最強最後の敵なのに戦闘シーンがただ殴り合うだけ」というインパクトから人気はかなり高く、2014年に行われたライダー怪人総選挙ではモモタロス蜘蛛男ナスカ・ドーパントなどを押しのけて堂々の3位(平成では1位)に輝いた。ちなみに1位はシャドームーン、2位はショッカー戦闘員
ファンからは「ダグバ」と呼ばれることもある。

ただし、そこまでの人気を誇りながらも2011年公開の「レッツゴー仮面ライダー」ではショッカー傘下となったグロンギ代表の座をもう一人の王に奪われてしまった。
それ以降の作品でも、クロスオーバー系の作品ではグロンギの長の座はガミオとダグバが交互に担当しており、一定していない

演じている浦井健治氏は彼の性格を「無邪気」としており、ラストシーンでの五代を演じるオダギリジョーとの殴り合いでは、
「本当に殴っている間、楽しくってなにも考えていなかった」
と後に語り、最後は本当にダグバになったかのような錯覚を覚えたという。
ちなみにこのシーンでは、服の下に30枚ものカイロを使って撮影したとか。

また、常に笑顔を浮かべていたダグバだが、ラ・バルバ・デが一条の銃撃で海に没したときのみ、彼女の状態を感知してか、一瞬ではあるが笑顔が消えて真顔になっている。
確認可能なグロンギの中ではこの2人のみタトゥーが白い、またタトゥーが額にあることから、ファンの間ではバルバとの特殊な関係が囁かれているが真相は不明(姉弟という説もあり、グロンギにも血縁があることは劇中で証明されている)。

ちなみにクウガ終了後の半年後、浦井氏は東映・バンダイ主催のミュージカル『美少女戦士セーラームーン』で六代目地場衛タキシード仮面役に選ばれ、同舞台でラスボスのダークカインとラガーマンの二役を演じた富永研司氏(クウガのスーツアクター)と善悪逆転する形で共演している。

関連イラスト

大雪ザギバスゲゲル
キュグキョブン ジャリ



関連タグ

特撮 仮面ライダークウガ 怪人 ライダー怪人 未確認生命体
グロンギ グロンギ語  クワガタムシ

ライジングアルティメット:よりデザインがダグバに近くなった「最後のクウガ」。

平成ライダーラスボス

ン・ダグバ・ゼバ →オーヴァーロード/テオス

関連・類似キャラクター


『仮面ライダークウガ』公式サイト kuuga dimension GURONGI(インターネット・アーカイブ版)

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