概要
『S.I.C. HERO SAGA』のうち、『仮面ライダークウガ』をベースにした作品に付けられる副題。
現在発表されているのは、『月刊ホビージャパン』2002年2月号から2002年5月号に掲載された『MASKED RIDER KUUGA EDITION -オデッセイ-』と、『S.I.C.HERO SAGA vol.2』書き下ろし作品である『MASKED RIDER KUUGA EDITION -DARK SIDE-』の2篇。
いずれも、『クウガ』本編では明確に描かれなかった、古代におけるリントとグロンギの戦いを描いている。
『オデッセイ』
本編の古代の戦士をベースにしたリクが変身するクウガの戦いを、リクの妹のミオらの視点を中心に描く。
『クウガ』本編のプロデューサーを務めた髙寺成紀が協力しているが、『HERO SAGA』は東映公式ではないためパラレルワールドである。実際、本編の設定と根本的に異なる要素も多々見られる。
ストーリー
太古の昔。リント民族はある存在の脅威にさらされていた。狩猟民族グロンギである。彼らはとある不思議な隕石の力によって怪人に変身して略奪や殺戮を繰り広げていた。
リントはそれに対して徹底抗戦を決意、そしてそれに立ち向かう戦士として優しい青年リクが選ばれた。
リクは妹を守るために異形の戦士クウガに変身してグロンギとの戦いを繰り広げる。
『DARK SIDE』
『オデッセイ』と対照的にン・ダグバ・ゼバを主人公としており、クウガとダグバの決戦の直前を描く。
なおダグバの人物像は本編と大きく異なっており、やはり本編と関連しないパラレルワールドであることがわかる。