プロフィール
概要
セーラームーンに変身する月野うさぎの恋人であり、実質的なシリーズのヒーロー。タキシード仮面となってセーラー戦士達をサポートする。
容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能の資産家の御曹司であり、シビアな性格を持つ。金色のオーラと超能力の持ち主でもあった。
うさぎとは腐れ縁だったが、前世からの縁によって惹かれ合っていく。
記憶を求める
6歳の誕生日に交通事故で両親を失った上、記憶喪失になった悲惨な過去を持つ。
その頃から「幻の銀水晶を、お願い……」と語りかけてくる謎の王女の夢を見るようになった。
記憶を取り戻す手がかりの「幻の銀水晶」を求め、タキシードを着て夢遊病者の如く夜の街を徘徊し、タキシード仮面を名乗るようになる。
前世
古代の地球の王国「ゴールデン・キングダム」の王子、プリンス・エンディミオン。現世の衛の超能力も前世に由来している。
月の王国「シルバー・ミレニアム」のプリンセス・セレニティと種族を超えて禁断の恋に落ちた。現世の衛も地球と命を共有しており、地球が重篤なダメージを受ければ倒れてしまう。
未来
30世紀の「クリスタル・トーキョー」の王、キング・エンディミオン。
第二部ではブラックムーンの侵攻で魂だけが分離して幽体になっている。過去の世界に行った娘を見守り、過去の自分に念話でアドバイスを送った。
ミュージカルでは「スペース・ナイト」に変装してセーラー戦士を救援したこともあった。
うさぎとの関係
うさぎとの第一印象は最悪で、彼女が30点のテストの答案を投げ捨て、それが衛の頭に当たって点数を読み上げてしまうというものであった。
衛の正体がタキシード仮面だと判明するまでの間、うさぎと衛は会えば口喧嘩ばかりの腐れ縁だった。
ダークキングダムのゾイサイトとの戦いで正体を明かし合うが、セーラームーンを庇って倒れ、幻の銀水晶覚醒で前世の記憶を蘇らせた。クイン・ベリルの命令でクンツァイトに連れ去られて洗脳を受けてしまうが、セーラームーンの献身で正気に戻り、うさぎと相思相愛となる。
うさぎからの愛称は初期を除いて「まもちゃん」（テレビアニメの交際前は「衛さん」、実写版が呼び捨て）。うさぎへの愛称は交際前が「お団子頭」「お団子」「うさぎ」、交際後が「うさこ」「うさ」（実写版では交際後も「うさぎ」）。
原作漫画版では、前世を思い出して「オレは地場衛としてここに生まれかわってきたんだ。きみと会うために」とうさぎに独白している。
旧作アニメ版の『劇場版R』では、月野進悟が生まれた日にうさぎと入院中の衛が出会い、うさぎに差し出されたバラを親友のフィオレに贈るエピソードがあり、「今は寂しくない。うさこが俺の家族だ。うさこと会うために俺は一人で待っていた。そんな気がするんだ」と独白している。
各作品媒体における差異
原作版・Crystal版
初登場時はタキシードを着ていたが、超エリート校・元麻布高校二年生だった。原作第四部からKO大学医学部に進学、第五部ではハーバード大学に留学。
水野亜美と同じ医者志望であり、キザな台詞とウインクが得意技のクーデレ。ヒーリング、念力、予知、サイコメトリーなどの超能力の使い手でもあり、地球のダメージを治癒したり、元受験生の浅沼一等の合格を予知した。
衛の支えと「地球の命≒衛の命」であることが、不安定なうさぎの最大の戦う理由でありモチベーションの源となっている。全体的にラブシーンが多いが、ちびうさ登場後は父性が出た。ダークキングダム加入時の名前は「遠藤」である。
戦いによって強く綺麗になるうさぎに崇拝に近い愛情を抱き、うさぎを守れないどころか守られてばかりな自分を情けなく思っていたり、うさぎに迫ったプリンス・デマンドや天王はるかに嫉妬したこともある。
旧作アニメシリーズ版
初登場時は東西大学の大学一年生。実は古幡元基と同級生(無印15話より)。遺伝子工学部所属で、アルファロメオとビモータを所持する。セーラームーンの変身に感応したり、魔法のバラの生成とヒーリングの能力を持つ。
影に日向にうさぎの成長を見守るセーラーチームの保父さん的存在で、両親の遺産とは別にアルバイトで生計を立てている。シャイで穏やかだが、かっこよさを勘違いしているのかタキシード仮面になるとテンションがおかしい。セレセレには「自分でも何を言っているか分かってないんですわ」と手厳しいツッコミを受けた。
元々シリアスキャラだったが、だんだんうさぎのドジな性格が伝染ってしまった。第1期では火野レイの押しに負けて何度か出かけていたが、うさぎと交際して優柔不断さはなくなり、フィオレやフィッシュ・アイの想いを撥ねつけている。ダークキングダム加入時の名前は「ダークエンディミオン」である。
「中学生（第五部では高校生）と付き合っている大学生」ということで、よくロリコン呼ばわりされる。当時多くの少女の初恋を奪ったが、後に初恋ブレイカーの顔も持つようになった二重の意味で罪深い男。「変態仮面」というあだ名まで付けられてイジられるようになってしまった。
蚊取り線香柄のTシャツ（袖捲り上げ）など、独特のファッションセンスが語り草になっている。
余談だがEDのクレジットでは他のキャラは名前のみで呼ばれているに対し、衛のみフルネールで載っている。
実写版
初登場時は高校三年生で、オートバイを所持する。日下家の援助で育ち、幼馴染の日下陽菜と婚約している。
原作と旧作アニメを足して割ったイメージの人物だが、旧作のネタ要素は撤廃されている。意地っ張りだが責任感が強く、星を守ろうとする使命感が強い。うさぎとの出会いの場は銀水晶探索中に侵入したアイドルの衣装部屋となった。
前期では婚約者、後期では前世の罪がうさぎとの恋愛の障害になり、ダーク・キングダム四天王との確執と共闘が描かれた。
ミュージカル
旧作アニメ準拠のバンダイ版と原作準拠のネルケ版、乃木坂46のメンバーが主要キャストを演じる乃木坂46版が存在する。
ミュージカル版では以下のキャストが演じている。
バンダイ版：佐野瑞樹、望月祐多、榎本雄太、天野浩成、江戸秀雄、浦井健治、城田優、宮本行
ネルケ版：大和悠河（元宝塚男役）
関連イラスト
関連タグ
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別名
タキシード仮面 月影の騎士 プリンス・エンディミオン キング・エンディミオン
関連性の高いキャラクター
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