概要
サイコメトリーとは、触れた物体に秘められた“記憶”を読み取る透視系の超能力のことである。
綴りは【Psychometry】と書く。
解説
透視できる記憶は断片的なものが多く、能力者の資質にもよるが秒単位の長期的な記憶を読み取ることは難しいとされている。
これは器物に記憶を司る器官が無いこと、そして器物の持ち主がその物体に触れていた際に「最も強く印象にある記憶」が残滓として残りやすい点に関連する。
また「水を含んだもの」のほうが記憶を透視しやすいともされている。
エンパス(共感)やテレパス(念話)、読心術などのように空間を隔てることは出来ない一方、“過去を追跡する”という捜索としての用途ではめっぽう強い。
応用次第では相手に触れてその思考・記憶を読む、読み込んだ記憶を相手に返して認識させる、といった用途も可能らしい。
現実では、海外で行方不明者の捜索や水難事故の被害者(遺体)の位置の特定で知られる。
中には考古学の分野で、発掘品をサイコメトリーして新たな発見へつなげた事例も報告されている。