CV:谷山紀章
概要
6月28日生まれ。星座は蟹座。血液型はA型。身長185センチ、体重72キロ。
バベルの医療研究課の医師で、ザ・チルドレンの担当医。初登場時22歳、現在24歳。中学生編からはオールバックにしていた前髪を下ろすようになった。
コードネームは「ザ・イクスプロレイター(診察者)」。サポートチームへの参加に伴い、特務課のエスパーとしての肩書きも付与された。
能力
レベル6の接触感応能力者(サイコメトラー)。他に、合成能力としてサイコキネシスの変形発動により、生体内の生命活動をある程度制御する生体コントロールも持つ。こちらは最初サイコメトリーと違い不完全で不安定とされていたが、中学生編では使いこなしている様子。治療でなく攻撃に転用すれば簡単に息の根を止められる。
役割
普段は本部詰めで、チルドレンの体調管理の他に、バベル職員やエスパー関与事件関係者などの検査診察、治療を主な仕事としているが、現場ではスパイ発見のための捜査に加わったりと、その能力を生かした任務もこなす。読み取る能力は紫穂に劣るものの道具の扱いに長け、飛行機や船も乗りこなすことができ、拳銃ではるか遠くの敵を狙撃するなど常人離れした能力を発揮する。戦闘時は銃器による攻撃の他に棒術も使用することがある。中でもサイコメトリー用にチューニングされた仕込み棒を駆使し、相手の動きを先読みしての攻撃を得意としているが、2年前の対コレミツ戦では日ごろの運動不足と女遊びが災い(アニメ版では九具津にやられて入院していたのが原因)し、通用しなかった。それに懲りたのか、中学生編では野生でのサバイバルもこなすほどになっている。
超能力も併用したその医師としての腕も確かで、紫穂を助手にして世界記録を遥かに上回る速さで動脈瘤破裂の手術を成功させた。ただし、外科的処置には長けるが精神的治療は出来ないため、ヒュプノや記憶強盗といった皆本の危機に打つ手がないことも多く、それを評して兵部達パンドラからはカニ頭、ヤブ医者などと揶揄されている。
性格
紫穂曰く「女ったらしで有名なESPドクター」、皆本曰く「下半身の管理がいい加減」と呆れられるほどの女好き。合コンが大好きで彼女の二股・三股は当たり前、ダブルブッキングやトリプルブッキングがバレて修羅場になるのはお約束。アニメ版ではそれが原因で九具津のプライドをズタズタにし、悪に染めてしまっている。明るく派手で遊び好きの軽薄な男といった風だが、とても仲間思いで正義感の強い一面も持っており、医療に関しては気に入らない相手であっても手は抜かない。また敵に対しては腹黒く、激しい気性も覗かせる。
チルドレンに対しては、基本的にはエスパーの先輩として温かく見守っているが、同じサイコメトラーである紫穂に対しては時々大人げ無いところを見せることもある。が、それはエスパーゆえに少年時代から孤立していた自分とは違い、チームメイトや皆本という守ってくれる存在に恵まれている事がうらやましいからである。薫とは女好き・明るい性格という共通点から気が合い、仲がいい様子。
辛い食べ物が苦手。リミッターは色々な種類を持っており、アクセサリー感覚で付け替えている。
愛車(バイク)はスズキ・カタナ。趣味は釣り。料理は得意不得意が激しい模様。
ナオミの身辺調査時に皆本の身代わりで女子校の制服を着せられて以来、女装癖をネタにされている(本人にその気があるわけではない)。
過去
バベルの小学校全国一斉ESP検査で能力者であることが判明した後も、長く普通人の中で過ごす。しかしその境遇は孤独だった模様。12歳時に弱って隠れていた兵部を偶然見つけ、バベルに通報して不二子を呼んだことが、兵部逮捕に繋がった(20巻の「さぷりめんと」より)。
東都大学病院外科医局にインターンとして勤務したが、権威主義に嫌気がさしたのと、片っ端から女性看護師に手を付けたことで、3ヶ月で居づらくなってコメリカの大学に留学。そこでも陰口を叩かれ荒れていた彼を変えたのが、サイコメトラーに対しても全く物怖じせず、偏見も持たない皆本との出会いであった。
以降賢木と皆本は親友となり、帰国後は皆本と同時に静岡にあるバベルの研究施設に入局。皆本が本部特務課に転属した後に彼も本部勤務となる。ちなみにチルドレンの3人とは皆本が出会う前から医師として面識があった。