三宮紫穂
さんのみやしほ
「ザ・チルドレン」の一人。レベル7の接触感応能力者(サイコメトラー)。
大人びていて落ち着いた性格の少女。
彼女の能力サイコメトリーは相手の思考を読み取ったり物から使い方を読み取ったり犯人追跡の手がかりを探すなどというもので、戦闘能力はないので主に戦闘では拳銃を用いる。
能力
レベル7の接触感応能力者(サイコメトラー)。
全力でサイコメトリーを使うと、他のサイコメトラーでは感知できない小さな痕跡でも見付けられる。しかし相手が高レベルエスパーになるほど読み辛くなるらしく、その場合に使用されていた物体に関しては表面的な強い残留思念しか読み取れない。事前にサイコメトリーする機会は段々減っており、結論を先回りすることが多かったのに対し、後付けや確認の意味ですることの方が多くなった。
その他触れたもののサイズや質量過去の使い手 など事細かく知ることができ、初めて触れる武器や道具でも使い方を完璧にマスターし射撃の腕は超能力を使えば100発100中という凄まじい精度を見せるが 超能力でどーん!が多い本作ではこの性能でも活躍は地味目、なぜか超能力が切れると一度読みとているはずの武器でも扱いが下手になる
その他ゲームなどがプロゲーマー並みの腕にもなれるため能力発動時は自身の手先が極端に器用になる能力もあるのかもしれない
役割
「ザ・チルドレン」のサブリーダー格。コードナンバー「C-03」。任務では主に、犯人追跡用の手掛かりを探したり、敵の思考や過去を読み取ったり、周囲の情報を収集する等のサポートをする。超能力自体に攻撃性がないため、戦闘では主に拳銃を用いる。また、原作初期の時点からレミントン・ダブルデリンジャー(本人は子供用と言うが、殺傷可能な立派な武器である)を持ち歩いていると明言している。より殺傷力の高い皆本の銃を奪うことも。サイコメトリーで弾道を予測できるため、目を閉じても命中させられる。拳銃だけではなく、サイコメトリーで道具から使い方を読み取ることができるので、ありとあらゆる道具や機器・乗物を使いこなすことが可能。他にもスタンガンを太腿に隠し持ち、吹き矢などの武器を所持していることもある。最近になり専用装備のワイヤーガンが支給されたが、拘束した上でサイコメトリーまで出来、おまけに電撃を放つことも出来る(ただし雨の中では使えない)という凶悪なシロモノ。
服装
リボン、ネクタイとベレー帽の色は紫。ESP リミッターは指輪型(指先で触れるため)で星の意匠。髪の色は紫を帯びた銀色。なお、短期集中連載から本連載に移る際に髪型が変更されたのは、作者が『綿の国星』のチビ猫に影響を受けたからである。
性格
性悪(サンデー誌上の登場人物紹介より)。触れた物からその背景を読む能力の為、10歳で現実の清濁・シビアさを承知していた。それゆえ一見穏やかだが腹黒で、涼しい顔で真っ黒な毒舌を吐き、洒落にならない嘘をつく事も多々ある。作者によると、それは彼女の自己防衛でもあり、実際には中身は人一倍甘えん坊で手のかかる難儀な子なのだとのこと。薫への依存度も葵に比べて高く、彼女を傷つけた者には容赦のない殺意を向けたほど。高レベルエスパーは自分の強過ぎる力を嫌う傾向が強いが、心を読む自分が破壊力を振るう薫よりも恐れられていることに幼い心を深く痛めていた。
行動もかなり過激で、周囲の被害や後先を考えない攻撃を繰り出すことがあり、銃の発砲や虫殺し程度では躊躇せず、必要ならば殺人をも厭わないような発言まで飛び出す。猟奇殺人などの現実的な物は平気だが、幽霊やホラー映画の類いは気絶するほど苦手。恋愛事に関しては耳年増な面もあって、よく皆本をたじろがせているが、何だかんだと結局は薫や葵同様、お子様である面が強い。
当初は暴走する機会の多い二人を「やめなよー」と棒読みで制止していたが、特に皆本を巡る話では三人揃って、あるいは薫抜きでも暴走することが多くなった。小学生編では敬語口調が基本で慇懃無礼な台詞が多かったが、最近では感情的になりがちで言葉遣いも乱暴になっている。また、薫が暴走(特にエロ嗜好で)した際には、バットで後頭部を殴る等、過激な阻止行動に出る事も多い。
野菜類全般を避けて食べるなど偏食気味でポッキーと思われるスナック菓子を好み、度々1人で食べている。出前での好物はピザ。肉や魚が好きだが、その理由は殺されたときの断末魔の思念にゾクゾクする為であるらしい。金品や心情に訴える言葉では釣られないが、美味しい食べ物には反応する。
名前の由来は女三宮と紫の上から。
家族
警察庁長官の父親と母親がいる。父親は厳格で捜査の為なら娘に凄惨な現場を透視させるのもやむなしと考えているが、冷酷なわけではなく娘との信頼関係は築けている。母親は紫穂の幼少時、接する経験不足からノイローゼ寸前まで追い詰められていたが、隠し事をしないよう努力した結果、何事も全て本音で話す裏表のない人になってしまった。
仲間内
皆本を「皆本さん」、メンバーは「薫ちゃん」「葵ちゃん」と呼ぶ(読切版では「薫」と呼んでいるが、葵を呼ぶ場面はなかった)。
自分に触れると心を読まれてしまうかもしれないということを承知しながらも、ごく自然に手を繋ぐ皆本に対しては全幅の信頼と好意を寄せている。後にチルドレンだけで兵部と接触した時も、皆本に対する気持ちをはっきりと主張し、中学生編でも自分達が将来パンドラのリーダーになるという兵部の発言を強く否定している。この事から、チルドレン三人の中でも、皆本に対する好意と信頼には最も迷いや疑いが無いと取れる。
葵曰く「かなりのヤキモチ焼き」らしく、皆本だけでなく薫に対しての独占欲も強い様子。薫がファントムに幻覚とはいえ大怪我をさせられた際には一時的にパニックに陥り、幻覚と分かった後は彼女と皆本がおびえるほどの怒りを見せ、いつもよりも激しい爆弾発言を連発した。
薫達や親しい仲間、友人に対してはなるべく心を読まないようにしているが、同じサイコメトラーの賢木に対しては対抗心を持っており、賢木も紫穂に対しては大人げない態度や行動をとる。もっとも彼には反発心もあるものの共感を覚えてもいる(お互いにそれを認める気はないようだが)。
過去
その能力のために、一緒にいた葵には「心を読まれて深刻に怖がられるよりも、普通に嫌われた方がいい」とひどく意地悪に接していた。しかし薫が来てその心に触れたことで、拗ねた心を解き三人共がかけがえのない親友になった。赴任前の皆本にはスタンガンで脅してリミッターを改造させようとした。この頃から毒舌、過激な行動は健在。皆本のことを当初は人畜無害で使える人間にしか思っていなかったが、彼の人となりを知るにつれ、彼を認めた。
未来
実際の描写はまだないが兵部の命名通りなら20歳時「禁断の女帝(アンタッチャブル・エンプレス)」と呼ばれていると思われる。皆本を裏切った薫と再会した際には激怒していたが、後に薫に懐柔されたのか、P.A.N.D.R.A. の一員となっている模様。フェザーの記憶の中に彼女の姿が見られており、不二子と共に「ファントム・システム」へと組み込まれたユーリを操るギリアムのアジトに潜入し、不二子が倒される場面に遭遇している。
なお、10歳の時に一度未来の自分の姿を見た際には、(それが未来の自分とは知らず)「底意地の悪そーないやらしい感じの女」と評した。
体型・B93、W57、H87。服装はフリルの多いロングスカート。薫曰く「発育がいい」という言葉通り、実際未来での彼女は、3人の中では一番の巨乳。
現代、兵部からは「女帝(エンプレス)」と呼ばれている。
コメント
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